歯科医師国家試験に落ちる人の特徴3選!受かる人になるための方法
- 公開日:2023.06.01
- 更新日:2024.04.11
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歯科医師国家試験を受験するあなたは、
「自分が本当に受かるか自信がない…」
「今年も落ちそうな気がする…」
「落ちる人と受かる人の違いを知りたい!」
「受かる人になるためには何が必要?」
といった疑問や悩みをお持ちではありませんか?
歯科医師国家試験は約3人に1人が不合格となる試験です。
自分がその不合格の1人になるかもしれないと考えると、とても不安になりますよね。
しかし、じつは歯科医師国家試験に落ちる人にはこのような特徴や傾向があるのです。
たとえば、質の低い勉強ばかりをしている人などはこの落ちる人に当たります。
そこでこの記事では、
- 落ちる人の特徴
- 受かる人はこんな人
- 落ちる人から受かる人に変わるための方法
を詳しく解説します。
あなたがこの記事を読めば、自分が落ちる人になってしまう未来を回避できるでしょう。
ぜひ、最後まで目を通してみてください。
目次
1章: 歯科医師国家試験に落ちる人の特徴3つ
当メディアを運営する「60日合格塾」では、毎年多くの受験生からの相談が寄せられております。
相談内容を調査した結果によると、歯科医師国家試験に落ちる人に共通する特徴として、大きく分けて以下の3つのパターンがあることが分かりました。
- 勉強の質が低い
- マインドが低い
- 勉強環境が適していない
もしあなたが「自分は落ちるかもしれない」と思っているとしたら、このどれかには当てはまっていないか、ぜひ考えてみてください。
1つずつ解説していきます。
1-1:勉強の質が低い
落ちる人に共通する特徴の1つ目として、「勉強の質が低い」ことが挙げられます。
この「勉強の質」こそが、もっとも合否に直結するとも言えます。
しかし、落ちる受験生の多くは、
・時間に追われ、「勉強の質」を見直そうとしない
↓
・劣る勉強の質を「量」でカバーしようとする
↓
・質が低いので頭に残らず時間だけが掛かってしまう
といった負のサイクルに入ってしまっている傾向にあります。
以下ではそのような質の低い勉強の具体的な例を挙げていきます。
1-1-1:暗記中心の勉強法
テキストをノートにまとめたり、ひたすら書いて暗記しようとしたりしていませんか?
これまで大学の定期試験を、暗記や一夜漬けで乗り越えてきた生徒は、その癖が抜けないまま同じやり方で国家試験に挑んで失敗することが多いです。
もちろん、歯科医師国家試験の6割近くの問題は、知識を暗記していなければ正解できないことが多いため、「覚える」こと自体は欠かせない行為です。
しかし、合否を分けるような問題については、暗記だけでは対応できないように出題側が対策を凝らしているため、注意が必要なのです。
たとえば、この103D-26の問題
この問題を解くには、以下のような「歯胚形成〜石灰化〜歯冠完成〜歯根完成の時期」の表を覚えていることが前提となります。
ですが、たとえこの表を完璧に暗記していても、適切な使い方を分かっていなければ正しい選択肢を選び取ることができません。
この表で重要なポイントは、「それぞれの間の時期に異常が起きたら何が起こるか」を正確に把握しているかどうかなのです。
当たり前ですが、
- 歯胚形成〜石灰化の間=歯冠の形態異常
- 石灰化〜歯冠完成=石灰化異常
- 歯冠完成〜歯根完成=萠出異常・歯根の形態異常
というような事実を把握してれば、
前歯の石灰化異常かつ乳歯列期には見られなかったという条件から、
1.5年〜8年という対象時期が割り出すことができます。(正答肢はその時期にギリギリ被るか被らないかのCです)
このように、その表が意図することや、使い方を含めて理解していなければ、暗記したことは国試本番で水の泡となってしまいます。
したがって、暗記中心インプット型の勉強ではなく、その知識の使い方にフォーカスした「アウトプット中心の勉強」でなければならないのです。
アウトプット中心の勉強法についてはこちらの記事に詳しく記載しておりますので、ぜひ読んでみてください。
【歯科医師国家試験】効率的な勉強法を解説、科目・分野別のおすすめ勉強法
1-1-2:過去問を有効活用できていない
受験生であれば誰もが取り組んでいることの一つに「過去問」がありますよね。
この過去問ですが、ただ単に解いて答え合わせをして解説を読むだけでは全く意味がありません。
答えを丸暗記していれば、ほとんど同じような問題に当たれば正解できる可能性はありますが、当然、国試の出題側はそのような偶然性で解いてしまう受験生を排除しようとしてきます。
過去問というものは、問題一つを解くにあたって、
- 問題文と写真から適切な解釈をする
- 選択肢の正誤の根拠を検討・検証する
- 関連する知識を引き出す
- 改変を想定してイメージする
- 国試本番での思考方法を訓練する
これらの作業を行うことができる極めて優れた教材です。
それらを全て意識しながら取り組んで、初めて自分のものとして活かすことができるのです。
過去問を使った適切な勉強についてはこちらの記事に詳しく記載しておりますので、ぜひ読んでみてください。
【歯科医師国家試験】効率的な勉強法を解説、科目・分野別のおすすめ勉強法
1-1-3:計画的に勉強できていない
落ちる人に共通することは、勉強を行き当たりばったりで進めていることです。
受験勉強における「計画」というものをしっかりと把握していますか?
これは、毎日の勉強計画だけでなく、試験本番までの日数を考慮して、国家試験の出題傾向や出題基準を把握した上で適切な勉強方針が立てられているか、ということです。
したがって、
「この科目はどちらかと言えば得意だから後回しにしよう」
「今回の模試ではこの科目の出来が悪かったから集中的に勉強しよう」
などと、正しく分析をしないまま「何となく」で勉強計画を立てている人は要注意です。
国試で問われるポイントと自分の苦手や弱点を適切に把握し、「ここまで分かるようになったら次に進む」という自分の中の判断基準を持ってはじめて、効率的な勉強ができるようになります。
1-2:マインドが低い
落ちる人に共通する特徴の2つ目としては、「マインドが低い」ことが挙げられます。
ここで扱うマインドとは、国試直前や本番のメンタルではなく、それまでの日々の勉強や過ごし方における意識や姿勢のことを指します。
そして、このマインドの低さは、自分自身で克服、もしくは上手くコントロールできるものです。
しかし、落ちる人はマインドの低さを自覚しながらも、その対策を打たずにずるずると国試本番まで過ごしてしまい、結果落ちてしまうのです。
以下ではその具体的な例を挙げていきます。
1-2-1:他責思考
「自責思考」「他責思考」という言葉は、勉強に限らず色々なシーンでよく扱われる言葉ですが、
一般的に、何か物事が起きた時に
- 自分のせいだと捉える=自責思考
- 他人や環境のせいだと捉える=他責思考
のことを指します。
受験生にとって、この「他責思考」は非常に危険だということをお伝えします。
例えば、日々の勉強の中で、
「この科目はちゃんと教えてもらってないから分からない」
「模試の成績が良くなかったのは変な問題ばかり出たから」
「自分が勉強のやる気が湧かないのは、周りの人や環境のせいだ」
などといった考えが浮かぶことはありませんか?
受験勉強で上手くいかなかった際に、自分の改善点よりも先に、他人や環境の良くないところばかりを探してしまう人は、学力が上がらないだけでなく、その時間の分だけ周りから大きく遅れを取ってしまうのです。
このように「他責思考」は、自分の欠点を見て見ぬふりをしてしまうメンタルの弱さの表れともいえます。
また、仮に自責思考であっても、自己否定ばかりを繰り返す人は注意が必要です。
自分の行動を改善できるのは、「できるようになるためには自分をどうするべきか?」と自己を肯定的に捉えた時だけなのです。
1-2-2:周りに惑わされやすい
受験生は、大学や予備校の先生、周りの受験生やインターネットから得られる様々な情報に日々触れています。
例えば、
「この時期に模試順位が◯位ないと厳しいよ」
「必修は運も絡むからそこまで対策しなくていい」
「とにかく何回も書いて暗記した方がいいよ」
などという情報やアドバイスがそれに当たります。
マインドが低く、メンタルが弱い人は、周りの受験生の言葉に惑わされたり、自分に合わないアドバイスを鵜呑みにしたりする傾向が見られます。
もちろん、自分に足りていない情報などを積極的に取りに行く姿勢は重要ですが、その情報の取捨選択ができず、結果として自分の軸がブレてしまうことになっては元も子もありません。
合格するために必要なことは、確実に自分に合った情報だけを信頼できる情報源から得て、それだけを信じて取り組んでいくことです。
1-2-3:歯科医師になるという意志が薄い
落ちる人がよく言う口癖として、
「そこまでして歯科医師になりたくない」
「親に言われたから仕方なく勉強している」
「自分は本気度が足らないからどうせ落ちる」
などと、自分が歯科医師を目指すことそのものを否定するような言葉が挙げられます。
これは、本当にそのように思っているケースもありますが、大抵は目の前の辛い状況から逃げるために、自分が落ちた時の言い訳として思いこんでいることがほとんどです。
ですが、一度歯科医師国家試験を受けると決めたならば腹を括って取り組まないと、本気で歯科医師を目指している他の受験生に追いつくことは難しいでしょう。
したがって、頭の中でこのような考えが浮かびそうであれば、グッとこらえて目の前の勉強だけを必死に取り組んでみてください。
仮にもし、本当に歯科医師を目指したくないのであれば、受験自体を辞めるか一旦時間を置くことをおすすめします。
1-3:勉強環境が適していない
落ちる人に共通する特徴の3つ目として、「勉強環境が適していない」ことが挙げられます。
自分に合わない勉強場所や予備校で勉強し続けたり、周りから悪影響を受けやすい環境に属していたりすることがこれに当たります。
以下ではそのような適していない勉強環境の具体的な例を挙げていきます。
1-3-1:勉強しやすい環境を作れていない
落ちる人に共通するのが、まとまって集中できる勉強環境を自分で構築できていない傾向があります。
受験生にとって、長時間集中して勉強できる環境や、定まった勉強場所を確保することは何よりもまず取り組むべきことです。
以下に当てはまる場合は対策が必要です。
■騒音環境
・周囲の雑音が多く集中できない
・静かすぎて逆に集中できない
■居住環境
・予備校や塾に通うのに時間がかかる
・自習室や図書館がないor遠い
・繁華街が近く、誘惑が多い
■心理的環境
・勉強に適したデスク、チェアでない
・勉強机とベッド、ソファが近い
・人目がなくサボりがちになってしまう
もちろん、努力次第でこれら勉強環境のマイナス面を払拭できる人もいますが、勉強しやすい環境でないことは、勉強すること自体のハードルを上げてしまう原因になりますので、改めて見直してみることが必要です。
1-3-2:落ちる人のグループに所属している
現役生や予備校に通っている浪人生は、常に周りに受験生がいる状況であり、その人間関係によって合否が左右されるといっても過言ではありません。
その中で、落ちる人の傾向として見られることは、落ちやすい人たちが固まるグループに属しているということです。
このグループの特徴としては、
- 学校や講師の悪口を言っている
- 講義や模試を真面目に受けていない
- テストや模試の点数が良い人を邪険に扱う
- 勉強時間に対して休憩回数が多い、長い
- 遊びや飲み会など勉強以外への誘惑が多い
など、主に受験に対してネガティブな言動や周りの受験生の足を引っ張るような行為が挙げられます。
もちろん、ここまで極端な例は少ないとは思いますが、本気で合格したいのであれば、そのようなグループからは意識的に距離を置くことをおすすめします。
1-3-3:予備校や塾が自分に合っていない
落ちる人にありがちなケースとして挙げられるのは、今通っている予備校や塾が自分に合っていないことに気づいていない、もしくは気づいていてもそのまま通い続けてしまっていることです。
あるいは、親や周りの友達に言われるがままに予備校に入った場合などは、「辞めたい」「他の予備校に移りたい」と言い出すこと自体が難しくなってしまうケースもあります。
そもそも、予備校や塾の合格率は大手でも6-7割であり、言い換えれば予備校や塾との相性が合わずに落ちてしまう人は毎年2-3割いると言うことです。
つまり、その予備校や塾のやり方に従えば誰でも100%合格できる訳ではないのです。
このように、予備校や塾には相性とのいうものが必ず存在し、自分に合った予備校や塾を選ぶことで始めて効果が発揮され、合格率が上がるものと考えています。
自分に合った予備校・塾の選び方については、こちらの記事の「3章:自分に合った予備校・塾選びのポイント」にて詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてください。
【歯科医師国家試験】大手・中堅予備校と個別指導塾の違い、適切な選び方
[コラム] 落ちる人の具体的な1年間の流れ
ここまで落ちる人の特徴3つを解説してきましたが、ここではそれらを踏まえた「落ちる人の具体的な1年間の流れ」について現役生・浪人生に分けて紹介していきます。
■落ちる現役生の1年間(私大生のケース)
・春(4-6月)
国試対策を見据えるも、まずは学校の定期試験に向けた勉強が中心。周りの同級生もやる気に満ちており、徐々にクラス内が受験モードの雰囲気になる。
・夏(7-9月)
過去問を何となく解き、解説を読みながら1周目を解き終える。定期試験が本格化し、この頃からクラス内に留年確定の生徒も出始めて焦りが生まれる。
・秋(10-11月)
卒業試験が近づき「まずは卒試対策!」と大学のレジュメや卒試過去問をベースに勉強する。徐々に大学の講義を取捨選択して受けるようになるが、その時間を有効活用はできていない。
・冬(12-1月)
卒業試験は再試or直前の再々試でやっと合格する。第3回目模試で思うような結果が出ていないことに焦って過去問を解き続ける。暗記中心の勉強しか知らないため、覚えていない箇所を逐一ノートにまとめるなどを繰り返し、国試本番までに勉強が間に合わない。
■落ちる浪人生の1年間
・春(4-6月)
周りに勧められた予備校に入学。予備校のテキストを使って「まずは基礎固めから!」と暗記中心の勉強を始める。徐々に残り半年以上も勉強を続けることに嫌気が差し、一旦モチベーションが下がる。
・夏(7-9月)
過去問を本格的に始める。科目別の集中講座などを受けるが、「この講師の講義は分かりにくい」といった不満が出始め、苦手をなかなか克服できない日々が続く。1回目の全国模試では比較的上位の成績が出て少し安心する。
・秋(10-11月)
模試結果を受けて苦手科目の対策に取り組むが、この頃から同じグループの生徒の出席率が低くなる。2回目の模試では。得意科目の出来が悪かったり、必修が8割を切るなどして、自分の苦手や勉強法が分からなくなり、焦り始める。
・冬(12-1月)
国試本番までの残り日数を意識し始める。過去問の解説を読めば大抵は理解できるようになったが、初見の問題に対する不安は残ったまま。また、現実逃避する言動が増え始める。特に年末年始は気が抜けてしまう。
2章: 歯科医師国家試験に受かる人はこんな人!
この章では、歯科医師国家試験に「受かる人」の代表的な特徴を紹介していきます。
受かる人と落ちる人の違い意識しながら読んでみてください。
2-1:成長を実感しながら勉強できている人
全く勉強をしていない一部の受験生を除けば、多くの受験生は毎日4〜10時間ほどは勉強していることがほとんどでしょう。
では、同じだけ勉強しているのにも関わらず、なぜ合否が分かれてしまうのかというと、「成長を実感しながら勉強できているかどうか」にかかっていると私は考えています。
成長というものは、「昨日の自分には〇〇が分からなかったが、今日勉強して分かるようになった。だから成長した。」というように、過去と現在の状態を正確に把握してはじめて意識できるものです。
この行為を毎日繰り返していくと、単に苦手や弱点を克服できるようになるだけでなく、「自分はこれだけ成長したから大丈夫だ」という確固たる自信を手に入れることができます。
受かる人の多くは、このような確固たる自信を持っているので、最終的に国試本番でベストを尽くすことができるのです。
2-2:必要な情報やアドバイスを見極められる人
受かる人は、自分に何が足りていないかを把握できている人です。
そのため、自分にとって本当に必要な情報やアドバイスが何かを見極めることができ、そうではないものは参考程度に留めてあとは受け流すことができます。
落ちる人に多いのは、「勉強法を教えてください」や「どのテキストを勉強すればいいですか?」というような曖昧な情報やアドバイスを求めてしまうことです。
このような漠然とした質問は、答える人によって差が大きいため、それが自分に合っているかを見極めることが非常に難しいのです。
2-3:「今年受かる」という覚悟を持っている人
受かる人は、「自分は今年必ず受かる」という覚悟を1年間持ち続けられる人だとも思っています。
もちろん、受験生活は辛いことがほとんどであり、誰しもが毎日のように「自分は本当に合格できるのか」というような不安が頭によぎることでしょう。
しかし、そのような時に心が折れそうになる人と、立ち直れる人の違いは、「今年必ず受かって歯科医師になる」という目標に常に立ち返ることができるかどうかなのです。
3章: 落ちる人から受かる人に変わるための対策
この章では、今すぐ取り入れることができる「落ちる人から受かる人に変わるための対策」を解説します。
正直なところ、1章で紹介した落ちる人の特徴である
- 勉強の質が低い
- マインドが低い
- 勉強環境が適していない
に当てはまる人でも受かることは十分にあり得ます。
例えば、勉強の質が低い人でも、人一倍の勉強時間をかければ受かりますし、マインドが低い人でも、周囲からの強烈なフォローを得られた場合などは合格できる可能性があります。
ですが、そのような無駄な努力や偶然性を排除し、最小の努力で確実に受かるための対策というものは存在します。
その対策とは、
- 勉強の質を上げて
- 合格するためのマインドを持ち
- 努力を継続できる方法を選ぶ
たったこれだけです。
もし、あなたが1章で紹介した落ちる人の特徴に当てはまっていた場合は、これらの対策をすぐに試してみることをおすすめします。
順を追って解説します。
3-1:勉強の質を上げる
落ちる人から受かる人に変わるためには、効率的な勉強法を知り「勉強の質を上げる」ことが非常に重要です。
その効率的な勉強法とは、
- 勉強時間・勉強の仕方を見直す
- 予備校・個別指導塾を上手く活用する
- 適切なテキストを選ぶ
- 国試本番を意識した勉強法を行う
の4つに大別されます。
効率的な勉強法については、こちらの記事にてより詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてください。
【歯科医師国家試験】効率的な勉強法を解説、科目・分野別のおすすめ勉強法
3-2:受かる人のマインドセットを身につける
落ちる人が受かる人に変わるためには、受かる人のマインドセットを身につけることが非常に重要です。
「マインドセット」とはあまり聞きなれない単語ですが、「その人の考え方や姿勢、習慣など」を表す言葉です。
第2章でも解説したように、受かる人には共通して、受かる人なりの考え方や勉強へ取り組む姿勢などが存在します。
多くの受験生は「どこの予備校に通ったか」や「何のテキストを使ったか」など、手っ取り早いアドバイスを求める傾向にありますが、そうではなくまずは受かる人のマインドセットにできるだけ近づけることが合格への近道なのです。
身近な大学の先生や先輩、予備校の講師などに積極的に「どのような考え方や姿勢を持って受験生活を過ごしていたか」を聞いて、自分のものにすることをおすすめします。
もしあなたの身近にそのような人がいなければ、4章で紹介する「60日合格塾」の無料相談に申し込んでみてください。
3-3:努力が継続できる環境を選ぶ(予備校・塾など)
受かる人になるためには、自分にとって「努力が継続できる環境」を選ぶことが大切です。
例えば、現役生で大学内ではなかなか勉強に集中できない人や、宅浪生で勉強と勉強以外の時間の切り替えが上手くいかない人などは、努力が継続できないことに悩むことがあると思います。
そのような際は、予備校や塾に入り、思い切って環境を変えてしまうことをおすすめします。
大手・中堅予備校では、自習室や図書室が完備されていたり、チューター制度や臨床実技面のサポートを実施しているところもあります。
また、個別指導塾で担当講師に毎日の学習状況を管理してもらったり、毎日何をやらなければいけないかを明確にしたりしてもらうことで、努力を継続できる可能性が高まります。
自分に合った予備校・塾の選び方については、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてください。
【歯科医師国家試験】大手・中堅予備校と個別指導塾の違い、適切な選び方
4章:受かる人になるためには「60日合格塾」に相談を
もし、あなたが「最短で受かる人になりたい」と感じているのであれば、ぜひ一度、当メディアを運営する「60日合格塾」に無料相談してみてください。
60日合格塾は
- 1単元1枚のオリジナルテキスト
- アウトプット中心の個別カリキュラム
- 完全オンライン全国対応可能
といった特徴のある全く新しい形式の塾です。
そんな60日合格塾の無料相談でできることを以下にあげていきます。
4-1:苦手・弱点を無料で診断します
自分自身の苦手や弱みを把握するためには、客観的な視点が欠かせません。
60日合格塾では、模試順位や成績などの様々な情報から、あなたの苦手や弱点を無料で診断しています。
LINEやメール、電話での問い合わせに対応していますので、お気軽に相談してみてください。
4-2:効果的な勉強法を無料で教えます
LINEやメール、電話でご相談頂いた方には、無料Zoom面談のご希望もお伺いしています。
このZoom面談では、簡単な質問への受け答えを通して、あなたがどのような思考パターンかどうかを分析し、そのパターンに合った効果的な勉強法を教えています。
体験授業なども随時実施していますので、お気軽にZoom面談にお申し込みください。
4-3:今後の勉強計画をアドバイスします
60日合格塾の無料相談の大きな特徴としては、今後どう勉強していけば良いかといった具体的な勉強計画を国家試験のプロがアドバイスしていることです。
60日合格塾では、入塾する・しないに関わらず全ての受験生をサポートするをモットーにしていますので、他の塾の面談では得られないアドバイスを受けることが可能です。
4-4:LINEで気軽に相談を!
60日合格塾では、LINEでの相談を一番おすすめしています。
LINEでは、簡単かつスピーディーに塾長をはじめとした国試のプロに相談できます。
またLINEでは、「模試の解説・国試予想問題・メンタルの保ち方」といった受験生活に役立つ様々な情報や動画を定期的にお届けしていますので、ぜひ下記のリンクからLINE友だち登録をしてみてください。
5章:【親御様向け】お子様が受かる人になるための適切なサポートの仕方
歯科医師国家試験は「家族の戦い」ともいえる試験です。
仮に今、お子様が落ちる人の特徴に当てはまっていたとしても、親御様のサポートによって受かる人に近づくことが可能だと考えています。
そこで、この章では親御様向けにお子様が受かる人になるための適切なサポート方法を解説していきます。
5-1:基本的には見守ること
歯科医師国家試験は大学受験までとは異なって、お子様が成人していることもあり、基本的には「親御様はお子様を見守るだけ」というスタンスで良いと私は考えています。
その中でも、できれば積極的に行って頂きたいことは、2週間や1ヶ月などの頻度で、親御様から見たお子様の頑張りをプラスの面だけ総括して伝えてあげることです。
お子様にとっては、自分の頑張りを認めてもらえることで、勉強のやる気もあがりますし、自分で気づかなかった客観的な意見を貰うことで、自分の状況を把握することに繋がるでしょう。
5-2:積極的にサポートするタイミング
基本的には見守るべきといっても、親御様から積極的に手を差し伸べてほしいタイミングも存在します。
それは、お子様が助けを求めてきた時です。
これには、純粋に経済的な援助を求めることもあれば、メンタル面での助けを求めることも含まれます。
歯科医師国家試験の受験生は成人しているといっても、ほとんどの方が社会人経験のない学生であり、親の助けを借りないといけない時が多々あるでしょう。
その際には、親御様が出来ることを積極的に提案してあげるようにしてください。
一方で、「こうしなさい!」と親の意見を押し付けたり、「あなたがしたいようにしたら?」と曖昧に委ねたりするのではなく、お子様自身で親御様の提案から選び取らせることが大切です。
5-3:お子様のモチベーションが上がる接し方
お子様との普段の生活でのちょっとした接し方が、勉強のモチベーションを左右すると考えています。
例えば、
- 予備校や大学に出かける時間が少しだけ早くなった
- 少しだけ遅い時間まで勉強机に向かっていた
- ちょっとした隙間時間にテキストなどを眺めていた
といったことがあれば積極的に褒めてあげることを推奨しています。
お子様にとっては、ほんの小さなことでも褒められると嬉しく感じますし、親からの期待に応えようというやる気も湧いてきます。
5-4:お子様のサポートにお困りの場合はご相談ください
もし親御様がお子様のサポートに不安や悩みを感じているのであれば、ぜひ一度、当メディアを運営する「60日合格塾」に無料相談してみてください。
60日合格塾では、塾長をはじめとした受験のプロである講師やスタッフが、親御様の悩みや状況に対して最適なアドバイスをさせていただきます。
実際、60日合格塾に寄せられるご相談は親御様が3割強を占めていますので、安心してご相談いただけます。
面談の時間も柔軟に設定可能ですので、お仕事に忙しい親御様のご都合に合わせた対応が可能です。
ぜひこちらのLINEに登録頂き、お気軽にご相談ください。
もし、LINEやZoomの使い方がわからないというような場合でも、こちらのフォームからお申し込みいただければ、当方からお電話を差し上げることも可能です。
まとめ:歯科医師国家試験に落ちる人の特徴は3つ!
いかがでしたか?
今回の内容をまとめます。
歯科医師国家試験に落ちる人の特徴は以下の通りです。
①勉強の質が低い
▶暗記中心の勉強法
▶過去問を有効活用できていない
▶計画的に勉強できていない
②マインドが低い
▶他責思考
▶周りに惑わされやすい
▶歯科医師になるという意志が薄い
③勉強環境が適していない
▶勉強しやすい環境を作れていない
▶落ちる人のグループに所属している
▶予備校や塾が自分に合っていない
そして、受かる人の特徴は以下の3つでした
①成長を実感しながら勉強できている人
②必要な情報やアドバイスを見極められる人
③「今年受かる」という覚悟を持っている人
落ちる人から受かる人に変わるためには以下の対策がおすすめです。
①効率的な勉強法を知る
②受かる人のマインドセットを身につける
③努力が継続できる環境を選ぶ(予備校・塾など)
もし、あなたが「最短で受かる人になりたい」と感じているのであれば、「60日合格塾」に一度相談してみてください。
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この記事の内容を参考に、合格に向けた正しい受験生活が送れるように行動を開始していきましょう。
当メディア「歯科国試ドットコム」は、歯科医師国家試験の受験生が確実に合格できるように、受験生本人と親御様向けに情報提供するメディアです。
もしあなたが、歯科医師国家試験に対して不安を抱えている場合、ぜひ当メディアの記事を読んで知識やスキルを身に付け、合格に向けた正しい努力ができることを願っています。