【歯科医師国家試験】子どもを合格に近づけるための親の声掛けの方法
- 公開日:2023.06.26
- 更新日:2024.02.01
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歯科医師国家試験の受験生のお子様をもつ親御様は、
「子どもにどのように声を掛けたら良いかわからない」
「親の想いを伝えたいけど子どもを傷つけたくない…」
「やる気を出させるためにはどんな言葉が適切なのか?」
などのお悩みがあるのではないでしょうか。
大切なお子様の合格を願うのは、親として当然の気持ちですよね。
親御様からの適切な声掛けはお子様のやる気を引き出し、歯科医師国家試験合格に向けての大きな原動力となる可能性があります。
しかしその一方で、間違った声掛けや言動をしてしまうとお子様のやる気を削いだり、お互い感情的になり喧嘩になってしまったりして、結果として歯科医師国家試験の合格が遠のいてしまう可能性もあります。
実際に、当メディアを運営する60日合格塾に寄せられた相談の中でも、「模試の成績が悪かった子どもに良かれと思って勉強のアドバイスをしていたら、『逆にやる気がなくなった』と言われて全く勉強しなくなってしまった…」という経験をされた方がいました。
親として良かれと思ってしたアドバイスが、逆にお子様の足を引っ張ってしまうことになってしまうのは辛いですよね。
そこで、この記事では、歯科医師国家試験の受験生のお子様を持つ親御様向けに
- 子どもへの効果的な声掛け方法とその具体例
- 子どもが傷つくNGな声掛け方法
- 合格が遠のく親のNG行動
について解説していきます。
ぜひ、この記事を参考に、具体的なお子様への声掛け方法とNGな声掛け方法を知り、今後のお子様とのコミュニケーションに活かしていただければと思います。
また、4章では受験生のお子様への接し方でお悩みの親御様向けに、当メディアを運営する「60日合格塾」が行っている無料相談についても案内しておりますのでぜひ、最後まで目を通してみてください。
目次
1章:歯科国試受験生の親の効果的な声掛け方法は3つ
お子様が歯科医師国家試験の合格に近づくために、親御様にはぜひ効果的な声掛けを行っていただきたいと思います。
そこで、まずこの1章では、具体的な声掛け方法について解説していきます。
具体的な声掛け方法は、以下の3つです。
- 直接声を掛ける
- LINEを活用して声を掛ける
- 第三者を介して声を掛ける
では、それぞれ解説していきます。
1-1:直接声を掛ける
まず、お子様への声掛けとして最も一般的な方法が直接声を掛けるというケースです。
直接声を掛けるとは、例えば
- 同居している場合は普段の会話
- 子どもが下宿などしている場合は電話や帰省した際の会話
などのケースが考えられます。
ここでは、直接声を掛ける際に、どのような声掛けが効果的かについて解説していきます。
直接声を掛ける際におすすめの声掛け方法は、以下の3つです。
- 子どものモチベーションをあげる声掛け
- 子どもの不安を取り除く声掛け
- 親への信頼感が増す声掛け
では、ひとつずつ解説していきます。
1-1-1:子どものモチベーションを上げる声掛けの例
声掛け例、
「いつも遅くまで頑張っているね!」
「早起きして勉強しているのを知っているよ!」
お子様のモチベーションを上げるためには、「頑張りを認める」ことが重要です。
親御様が日々見ていて気が付いたプラスの変化、例えば、
- 予備校や大学に出かける時間が少しだけ早くなった
- 少しだけ遅い時間まで勉強机に向かっていた
- ちょっとした隙間時間にテキストなどを眺めていた
といったことがあれば、積極的に褒めてあげることをおすすめします。
親御様から見たお子様のプラスの面の変化を褒めたり、伝えたりしてあげることで、お子様は
「両親が自分を見てくれている」
「両親の期待に応えたい」
という気持ちが湧いてきます。
お子様のモチベーションを上げるためにも、ぜひ頑張りを認める声掛けをしてあげましょう。
1-1-2:子どもの不安を取り除く声掛けの例
声掛け例、
「あなたはやるだけのことはやってるよ!」
「自分を信じてあげてね!」
長い受験生活の中で、お子様が不安になる時期もあるでしょう。
そんな時におすすめなのが、「お子様の気持ちに寄り添い、ありのままを認めてあげる」声掛けです。
この時には勉強に対するアドバイスなどはせず、お子様の不安な気持ちを受け止め「ありのままのあなたで良い」ということを伝えてあげましょう。
もちろん歯科医師国家試験合格は、親御様お子様両方にとって大きな目標だと思いますが、あくまでそれは人生の一通過点に過ぎません。
歯科医師国家試験に合格しようがしまいが、お子様が合格に向けて努力した経験は決して無駄にはなりません。
お子様にそのことをしっかりと伝えてあげることで、
「今までの経験や努力は無駄にはならない」
「ここまで努力したのだから自分は大丈夫なはず」
と、前向きな気持ちになれることでしょう。
お子様が不安になっている時にはぜひ、お子様の気持ちに寄り添う声掛けをしてあげるようにしましょう。
1-1-3:親への信頼感が増す声掛けの例
声掛け例、
「何かして欲しいことがあったらいつでも言ってね」
「お金のことなら心配しなくて良いからね」
歯科医師国家試験に親子一丸となって合格を目指すためには、何よりも親子の信頼関係が重要です。
親子間の信頼関係を築くためには、親子間で何でも言い合える関係性が理想です。
そのためにも、
- 子どもが親に相談しやすい雰囲気作り
- 受験勉強以外の不安を取り除く声掛け
が重要です。
このような声掛けを意識することで、お子様も
「両親に相談しても良いんだ」
「両親は自分の合格に向けて最大限のサポートをしてくれる」
と感じることができ、親への信頼感も増していきます。
ぜひ、積極的に声掛けを行い、国家試験合格に向けて親子の信頼関係を強化していっていただければと思います。
1-2:LINEを活用して声を掛ける
次に、LINEを活用した声掛け方法について解説していきます。
歯学部生は、下宿など親元を離れて生活している学生も少なくありません。
そのような場合、普段からのコミュニケーション方法としてLINEでのやりとりもおすすめです。
そこで、ここでは
- LINEで声掛けをする4つのメリット
- LINEでの声掛けの例
について解説していきます。
1-2-1:LINEで声掛けをする4つのメリット
まず初めに、LINEでの声掛けをするメリットについてお伝えしていきます。
声掛けにLINEを活用するメリットは、以下の4点です。
- お互い忙しくても気軽に連絡が取れる
- 返信がなくても「既読」で読んでくれたことを確認できる
- 「既読」により離れて暮らしているお子様の安否確認ができる
- 文章にすることで冷静に伝えたいことを伝えられる
LINEで声掛けをするメリットとしてまず挙げられるのが、「お互いに忙しくても気軽に連絡が取れる」という点です。
お子様が学業に忙しく、親御様がお仕事に忙しい場合でもLINEであれば、電話と異なり時間を合わせんなくても、お互いの隙間時間で連絡を取ることができます。
何かと忙しい学生と社会人である親御様にとって、時間を気にせず気軽に連絡が取れるのは大きなメリットではないでしょうか。
LINEで声掛けをするメリットとして次に挙げられるのが、「『既読』で読んだことを確認できる」という点です。
LINEでは、送信したメッセージを相手が見た時に、「既読」マークがつくようになっています。
この「既読」マークを確認することで、お子様から返信がなかったとしても親御様からのメッセージをきちんと見てくれたことが分かります。
また、親御様が送ったメッセージが「既読」になったことを確認すれば、離れて暮らすお子様もメッセージを見れる状態にあるということなので、これが安否確認代わりにもなります。
そして、LINEで声掛けをする最大のメリットが、「冷静に伝えたいことを伝えられる」という点です。
例えば、
- お子様の成績が伸び悩んでいるとき
- 模試の結果がよくなかったとき
何かお子様に声掛けをしたいと思っても、面と向かってや電話越しではなかなか思うようなコミュニケーションを取れない場合もあります。
そんな時に対面ではなくLINEというSNSを活用しワンクッション置くことで、親御様自身も冷静に伝えたいことを伝えられるのではないでしょうか。
一度LINEで文章を打つことで
「本当に自分の言いたいことが子どもに伝わるか?」
「味方であると思えるような声掛けかどうか?」
親御様も再確認してからお子様に気持ちを伝えることができます。
この点は、離れて暮らす親子間だけでなく、同居している場合にも大きなメリットとなります。
ぜひ、面と向かっては伝えづらいことこそLINEを活用し、お子様とコミュニケーションをとってみることをおすすめします。
1-2-2:LINEでの声掛けの例
LINEでの効果的な声掛けとして、おすすめなのが以下の3つです。
- 応援していることを伝える
- 体調やメンタル面を気遣う
- 頑張りを認める
LINEでの声掛けとしてまずおすすめなのが、「応援していることを伝える」ということです。
実はこの「一番身近な親が自分の受験を応援している」ということを、普段お子様はあまり意識していません。
改めて、
- 歯科医師国家試験受験を応援していること
- 親である自分が一番の応援隊長であること
をお子様に伝えてあげることで、お子様のモチベーションアップに繋がります。
また、LINEを活用してお子様の「体調やメンタル面を気遣う」のもおすすめです。
定期的に体調やメンタル面を気遣うLINEを送ることで、お子様も「両親は自分の身体や気持ちを気遣ってくれている」と親御様の愛情を感じることができます。
また、万が一本当にお子様の体調やメンタルが崩れてしまっている場合、早めに気が付くことで早期に対策を立てられ、受験までに立ち直らせられる可能性があります。
さらに、LINEを活用した声掛けでおすすめなのが、「頑張りを認める」ということです。
1-1でもお伝えしたように、お子様のモチベーションを上げるために「頑張りを認める」のはとても良い声掛けです。
例えば、お子様が模試の結果を伝えてくれてそれが前回よりも良かった時などは、積極的にほめてあげると良いでしょう。
離れて暮らす分、大げさなくらいLINEでほめてあげるのが大切です。
電話や対面と違い、LINEの文章は後から何度でも見直すことが出来ます。
親御様からもらった嬉しい言葉が、お子様のその後の勉強のモチベーションに繋がることは大いにあります。
1-3:第三者を介して声を掛ける
ここまで、直接の声掛けとLINEを活用した声掛けについて解説していきました。
しかし、親子の会話はどうしても感情的になったり、喧嘩になり易かったり、LINEでもそっけない返信が返ってきたりする場合もあります。
また、歯科医師国家試験の受験生は、すでに成人しており年齢的には大人なので、親と話すときにお互い気恥ずかしさもあり、本心をうまく打ち明けることができないケースもあります。
そこでおすすめなのが、第三者を介しての声掛けです。
ここでは、
- 第三者を介して声掛けをするメリット
- 第三者として予備校や塾講師を活用するメリット
についてお伝えしていきます。
1-3-1:第三者を介して声掛けをするメリット
第三者を介してお子様へ声掛けをするメリットは、主に以下の3つです。
- 親から直接言われるよりも恥ずかしさやプレッシャーを感じづらい
- 第三者が間を取り持つことで、言いにくいことでも冷静に伝えられる
- ネガティブな感情は伝わらず、親が応援しているという事実だけが伝わる
では、それぞれ解説していきます。
先ほどもお伝えしたように、親子間での対話では気恥ずかしさもあり、お互い真剣に向き合うのが難しい場合があります。
また、真剣に伝えようとするあまりお互いが感情的になってしまい、結果として声掛けの意図が上手く伝わらない可能性もあります。
一方、第三者を介して声掛けをした場合、同じ内容を伝えていても、お子様にとっては親に直接言われるよりも恥ずかしさやプレッシャーが少なくなり、その意見を素直に受け入れやすくなる可能性があります。
また、親から見て
「お子様がしっかり勉強しているのか分からない」
「国家試験への本気度が感じられない」
など直接は聞きづらい、伝えづらいことがある場合にも、第三者を介した声掛けがおすすめです。
このような場合に第三者が間を取り持つことで、言いにくいことがあったとしても、感情的にならず冷静に言葉選びをしてもらうことができます。
また、親としてお子様の受験を応援したい気持ちがある場合でも、中々対面やLINEではうまく伝わらない場合があります。
例えば親御様が、不安でたまらない気持ちを隠して言葉だけで「信じているから」とお子様に伝えても、親の不安は必ずお子様にも伝わってしまいます。
そんな時に第三者を介して親の「応援している」という言葉を伝えてもらうことで、親御様の言葉に込められた「ネガティブな感情」は伝わらず、親が応援しているという事実だけが伝わります。
受験生の親であれば、多かれ少なかれ誰しもが不安な気持ちを持っています。
それ自体は悪いことではありませんが、その不安がお子様に伝わって足を引っ張ってしまわないようにするためには、第三者を介して応援することは大変有効です。
受験生の親御様が抱える不安とその向き合い方については、コチラの記事でも詳しく説明していますので、今現在不安を抱えている親御様はぜひ一度ご覧ください。
【歯科医師国家試験】子どもの受験が不安!親が取るべき行動とは?
1-3-2:第三者として予備校や塾講師がおすすめ
ここまで、お子様へ第三者を介して声掛けをするメリットについてお伝えしてきました。
第三者を介しての声掛けには、沢山のメリットがあることがお分かりいただけたことと思います。
しかし、第三者を介しての声掛けをする際には、ひとつ注意しておきたいことがあります。
それは、実際に親御様に代わって声掛けをしてもらう「第三者」の選び方です。
もし、お子様がその人から声を掛けられても「何も知らないくせに」と思ってしまうような人物だった場合には、声掛けの効果がほとんどないだけでなく、親子関係に悪影響が出てしまう可能性もあります。
そうならないためにおすすめなのが、第三者として予備校や塾講師を活用することです。
予備校や塾講師は、歯科医師国家試験のプロであるため
- 国家試験に向けて受験生のモチベーションをあげる声掛けの方法
- 親御様からの想いの適切な伝え方
を熟知しています。
また、実際に歯科医師国家試験の合格者を指導している実績があるため、お子様も講師のアドバイスを素直に受けいれてくれる可能性も高いでしょう。
さらに、親御様、お子様、塾講師が互いにコミュニケーションを深めることで、歯科医師国家試験合格に向けてチームで取り組むことが出来るようになります。
お子様に対し第三者を介して声掛けをしようと考えた場合には、ぜひ予備校や塾の講師と連携することをおすすめします。
当メディアを運営する「60日合格塾」では、受験生本人はもちろん、親御様からの相談も無料で受けています。
お子様にどのような声掛けをしたら良いか迷っている場合には、ぜひ一度ご相談ください。
2章:親が無意識に発しがちな受験生が傷つく声掛け
1章では、歯科国試受験生への親御様からの、効果的な声掛け方法について解説してきました。
この2章では、多くの親御様が良かれと思って無意識に言ってしまっている、受験生が傷つく声掛けについてお伝えしていきます。
ご自身が無意識にでもこのような言葉をかけてしまっていないか、ぜひこの章を参考に振り返ってみていただければと思います。
親が無意識に発しがちな受験生が傷つく声掛けは、主に以下の3つです。
- 子どもに対する直接的な愚痴
- 他人と比較するような言葉
- 子どもの努力を無視した言葉
では、ひとつずつ解説していきます。
2-1:子どもに対する直接的な愚痴
NGな声掛け例、
「なんでできないの?」
「このままで受かると思う?」
お子様の成績が悪かったり、親御様から見て国家試験に対するやる気が見られない場合には、このような声掛けをしてしまう親御様もいます。
根底には「子どもにやる気を出してもらいたい」という気持ちがあるはずですが、残念ながらこのような声掛けではお子様には気持ちを伝えるのは難しいでしょう。
模試の成績などが悪かった場合、多くのケースでその結果を一番気にしているのはお子様自身です。
そこで、さらに親御様から責めるような声掛けをしてしまうと、精神的に大きなダメージを受けてしまう可能性があります。
このような際には、何か言いたい気持ちは堪えて、体調を気遣う声掛けなどをしてあげることをおすすめします。
また、国家試験に対しやる気が見られない場合には、お子様のモチベーションを確認する必要があります。
その際にも、責めるような声掛けはNGです。
お子様が一時的に目標を見失っているだけであれば、お子様を見守りつつモチベーションをあげるような声掛けをしてあげるのがおすすめです。
2-2:他人と比較するような声がけ
NGな声掛け例、
「あの子はどうだったの?」
「自分の時は○○だった」
近年の歯科医師国家試験では合格者数が減少していることもあり、同級生の成績が気になることもあるでしょう。
また、親御様ご自身が歯科医師だった場合、過去の自分の経験を良かれと思って伝えてしまう方もいます。
しかし、このような他人や親御様自身の過去と比較するような声掛けはおすすめしません。
なぜなら、歯科医師国家試験は資格試験であり「自分との戦いの試験」であるからです。
また、歯科医師を取り巻く環境もここ数十年で様変わりしており、親御様の時代とは試験の範囲や内容も大きく変わってきています。
そのため、安易に自分の時代と比較して話してしまうと、「親は何もわかってない」と思われ、お子様が心を閉ざしてしまう可能性もあります。
親御様が他人のことは気にせずに、あくまで「子ども自身の受験を応援している」という姿勢でいた方が、お子様も落ち着いて勉強に励むことができるでしょう。
2-3:子どもの努力を無視した声がけ
NGな声掛け例、
「しっかり勉強している?」
「ちゃんとやっているの?」
お子様自身が努力していても、その結果が成績として現れるまで時間がかかる場合もあります。
その時に結果だけを見て、お子様の努力を否定するような声掛けをするのは絶対にNGです。
このような努力を否定した声掛けをしてしまうと、お子様のモチベーションを大きく下げてしまう可能性があります。
あくまで受験の主役は、お子様自身です。
親御様は見守りつつ、できるだけお子様のモチベーションを上げるような声掛けをしてあげましょう。
ただし、お子様の勉強している姿が見られるのに成績が全く上がってこない場合には、努力の方向性が間違っていたり、勉強効率が悪くなったりしてしまっている可能性もあります。
そのような際には、信頼できる第三者に勉強の方向性についてアドバイスをもらうような声掛けをしても良いかもしれません。
3章:子どもの国試合格が遠のく親のNG行為
ここまで1章では、歯科国試受験生への親御様からの効果的な声掛け方法について、2章では受験生が傷つくNGな声掛けについてお伝えしてきました。
親御様の言動が、お子様の勉強のモチベーションを大きく左右する可能性があることがお分かりいただけたのではないでしょう。
そこで、次にこの3章では、お子様の合格が遠のく親御様のNG行為について解説していきます。
ぜひ、この章を参考にご自身がNG行動をしてしまっていないか振り返り、日々の言動の参考にしていただければと思います。
お子様の合格が遠のく親御様のNG行為は以下の4つです。
- 勉強に対して干渉しすぎる
- 子どものサポートを一切しない
- 必要以上にプレッシャーをかける
- 親主導で予備校や塾を決めてしまう
では、それぞれ解説していきます。
3-1:勉強に対して干渉しすぎる
まず、お子様に対してやってはいけないこととして、「勉強に対して干渉しすぎる」ということが挙げられます。
お子様の学習時間を逐一チェックしたり、模試の成績に親御様が一喜一憂したりするのはやめましょう。
なぜなら、自分の成績や現時点での合格確率を肌で感じているのは、他でもないお子様自身だからです。
お子様自身が「このままではまずい」と思っているところに、親御様からも不安を煽るような声掛けをされてしまうと、お子様もますます不安になりメンタルに不調をきたしてしまう可能性もあります。
そうなってしまうと勉強に身が入らなくなり、結果的に合格が遠のいてしまうかもしれません。
ぜひ親御様には、受験の主役は子ども自身ということを念頭に置き、お子様の勉強に対して一歩引いたところから見守っていただきたいと思います。
3-2:子どものサポートを一切しない
次に、お子様に対してやってはいけないこととして、「子どものサポートを一切しない」ということが挙げられます。
実際に「60日合格塾」に寄せられた親御様からの相談でも、「子どもの受験を応援したいがどのように接したらいいか分からない」というものも多くあります。
確かに、お子様のやる気を出したりモチベーションを保つために、親御様からどのような声掛けをしたらよいのかは、個人差もあり難しいところだと思います。
しかしここで、どう接したらよいか分からないからといって、お子様を放置してしまうのは絶対にやめましょう。
お子様は、歯科医師国家試験の合格に向けて一生懸命に努力しているはずです。
その時に、一番の味方であるはずの親御様から何の声掛けやサポートもしてもらえないと、お子様は
「親は自分に全く興味がないのだろうか」
「受験に落ちても受かっても親は無関心なのだろうか」
と落ち込んでしまう可能性があります。
こうなるとお子さまによっては受験へのモチベーションが下がり、受験生活を乗り切れなくなってしまう可能性もあります。
もしお子様への良い接し方が分からなかったとしても、合格に向けて頑張るお子様には言葉でも態度でもよいので寄り添い、いつでも応援していることを伝えてあげることをおすすめします。
具体的な声掛けについては1章を参考に、ぜひできることから始めてみてください。
3-3:必要以上にプレッシャーをかける
次に、お子様に対してやってはいけないこととして、「必要以上にプレッシャーをかける」ということが挙げられます。
先ほどもお伝えしたように、自分の現時点での合格率を肌で感じ、受験に対して最も不安になっているのはお子様自身です。
それにもかかわらず、
「受験は今年一回だけ」
「今年受からないと来年はない」
といった、必要以上にプレッシャーをかける言葉をかけてしまう親御様も中にはいます。
親御様からすれば、この言葉で一念発起してやる気をだしてくれればという思いでかけられた言葉だと思いますが、言われた側のお子様からするとかなりのプレッシャーになり、後がないという緊張感から逆に勉強に身が入らなくなってしまうお子様もいます。
こうなってしまうと、
勉強に身が入らない
→親からはプレッシャーをかけられる
→ますます勉強に身が入らなくなる
という悪循環に陥ってしまう可能性があります。
お子様の性格にもよりますが、発破をかける言葉は逆に悪影響になってしまう可能性もあります。
受験期のお子様に対して、必要以上にプレッシャーをかけるのはやめましょう。
3-4:親主導で予備校や塾を決めてしまう
最後に、お子様に対してやってはいけないこととして、「親主導で予備校や塾を決めてしまう」ということが挙げられます。
私の経験上、不合格になるお子様に多いのが、親が勝手に予備校や塾を決めてしまい本人の納得感がないまま受験期間を過ごし、そのまま受験を迎えてしまったというケースです。
このようなケースでは、お子様は受験が上手く行かなかった際に「親が決めた予備校・塾だから」という言い訳がずっと付いて回ってしまいます。
お子様ご自身が
「絶対に国家試験に合格する」
「そのために自分が努力する」
という強い意志を持ち、主体的に受験勉強に取り組まなければ、歯科医師国家試験の合格を勝ち取ることは出来ません。
そのためには、受験生活の過ごし方は親御様主導で決めるのではなく、お子様自身が納得する方法で選ぶことが重要です。
ただし、経済的な面など親御様側にも事情があるのは当然です。
予備校・塾選びの際にはそのあたりも含め親子でよく対話をした上で、お子様本人に塾や予備校を選んでもらうことが大切です。
4章:受験生の子どもへの接し方でお悩みの場合は「60日合格塾」に相談を
受験生のお子様への接し方の悩み、勉強のやる気をだしてもらいたい、今の成績のままで歯科医師国家試験に合格できるのか、など「60日合格塾」になんでもご相談ください。
4-1:国家試験のプロが親身になって解決策を提示
塾長をはじめとした受験のプロである講師やスタッフが、様々な悩みや状況に対して最適なアドバイスをさせていただきます。
年間150件以上ものご相談をいただいている対応実績もありますので、安心してご相談をお寄せください。
4-2:受験生だけでなく、親御様の相談も可能
実は、「60日合格塾」に寄せられるご相談は、親御様が3割強を占めています。
面談の時間も柔軟に設定可能ですので、お仕事に忙しい親御様のご都合に合わせた対応が可能です。
もちろん、お子様本人からのお問合せ、親御様+お子様の三者面談も受け付けていますので、ぜひ相談を検討してみてください。
4-3:電話・メール・LINE・Zoomなど各種対応
当塾の面談の特徴は、「電話・メール・LINE・Zoom」といった各種方法に対応していることです。
もし、LINEやZoomの使い方がわからないというような場合でも、こちらのフォームからお申し込みいただければ、当方からお電話を差し上げることも可能です。
まとめ:歯科国試受験生への効果的な親の声掛けは3つ
当記事の内容をまとめます。
歯科国試受験生の親の効果的な声掛け方法
- 直接声を掛ける
- 子どものモチベーションを上げる声掛け
- 「いつも遅くまで頑張っているね!」
- 「早起きして勉強しているのを知っているよ!」
- 子どもの不安を取り除く声掛け
- 「あなたはやるだけのことはやってるよ!」
- 「自分を信じてあげてね!」
- 親への信頼感が増す声掛け
- 「何かして欲しいことがあったらいつでも言ってね」
- 「お金のことなら心配しなくて良いからね」
- LINEを活用して声を掛ける
- LINEで声掛けをする4つのメリット
- 気軽に連絡が取れる
- 「既読」で読んでくれたことを確認
- 安否確認ができる
- 冷静に伝えたいことを伝えられる
- LINEでの声掛けの例
- 応援していることを伝える
- 体調やメンタル面を気遣う
- 頑張りを認める
- 第三者を介して声を掛ける
- 第三者を介して声掛けをするメリット
- 恥ずかしさやプレッシャーを感じづらい
- 言いにくいことでも冷静に伝えられる
- ネガティブな感情は伝わらず、事実だけが伝わる
- 第三者として予備校や塾講師がおすすめ
- 第三者を介して声掛けをするメリット
- LINEで声掛けをする4つのメリット
- 子どものモチベーションを上げる声掛け
親が無意識に発しがちな受験生が傷つく声掛け
- 子どもに対する直接的な愚痴
- 「なんでできないの?」
- 「このままで受かると思う?」
- 他人と比較するような言葉
- 「あの子はどうだったの?」
- 「自分の時は○○だった」
- 子どもの努力を無視した言葉
- 「しっかり勉強している?」
- 「ちゃんとやっているの?」
子どもの国試合格が遠のく親のNG行為
- 勉強に対して干渉しすぎる
- 子どものサポートを一切しない
- 必要以上にプレッシャーをかける
- 親主導で予備校や塾を決めてしまう
もしも、この記事を読んでもお子様への接し方や声の掛け方にご不安やお悩みがある場合は、
- 国家試験のプロが親身になって解決策を提示
- 受験生だけでなく、親御様の相談も可能
- 電話・メール・LINE・Zoomなど各種対応
といった特徴のある「60日合格塾」に一度相談してみてください。
60日合格塾の詳細をもっと知りたい場合は、こちらのサイトをぜひご覧ください。
ご相談の際は、こちらのLINEに登録してお気軽にメッセージをお送りください。
この記事の内容を参考に、お子様へ適切な声掛けを行い、歯科医師国家試験合格に近づけるよう行動を開始していきましょう。
当メディア「歯科国試ドットコム」は、歯科医師国家試験の受験生が確実に合格できるように、受験生本人と親御様向けに情報提供するメディアです。
もしあなたが、歯科医師国家試験に対して不安を抱えている場合、ぜひ当メディアの記事を読んで知識やスキルを身に付け、合格に向けた正しい努力ができることを願っています。