浪人生必見!歯科医師国家試験予備校・塾選びと効果的な学習法
- 公開日:2023.07.07
- 更新日:2023.07.12
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歯科医師国家試験に落ちてしまい、浪人中は予備校を利用しようと考えているあなたは
「歯科医師国家試験の浪人生におすすめの予備校はどこ?」
「自分に合う予備校の選び方が知りたい」
「合格に向けた予備校の最適な活用方法が知りたい」
といった疑問や気持ちがあるのではないでしょうか。
実は、ほとんどの歯科医師国家試験浪人生は、予備校や塾に多くの選択肢が存在することを知りません。
知っている予備校や塾を思い浮かべてみてください。
出てくるのは、大手の予備校や近隣の個別指導塾くらいではないでしょうか。
歯科医師国家試験の予備校は合格に向けた大きな力となってくれますが、その一方で自分に合わない予備校を選んでしまうと、その費用も時間も無駄になってしまう可能性があります。
そのため、自分の知っている少ない選択肢の中からのみ選択するのは危険です。
実際に、当メディアを運営する60日合格塾に寄せられた相談の中で、「友人が行くと言っていた予備校に自分も入ったが、そこでの勉強についていけず、そのままズルズルと予備校に通っていたら結局2浪してしまった…」という経験をされた方がいました。
歯科医師国家試験に不合格となり浪人が決まってしまった上に、同じく不合格だった友人たちが早々と予備校を決めているのを見ると不安になる気持ちはよくわかります。
しかし、先ほどもお伝えしたように、ほとんどの浪人生は、予備校についての情報が少ない状態で予備校を決めてしまっています。
そのため、浪人が決まった段階で、予備校や塾についてアンテナを張って情報収集しているだけでも、他の浪人生よりも一歩リードできます。
我々の経験上、2浪目3浪目になってやっと「このままではダメだ」と気づき相談にやってくる多浪生は、みなさんが思う以上に多いです。
大切な時間やお金をかけるのであれば、きちんと自分に合った予備校を選び、最短で合格を目指したいですよね。
そこで、この記事では歯科医師国家試験に落ち、浪人が決まった人向けに
- 歯科国試浪人生の予備校・塾選びの重要性
- 浪人生向けの予備校・塾の選び方のポイント
- 浪人生におすすめの代表的な予備校・塾
- 効果的な勉強法と予備校活用のポイント
について解説していきます。
あなたがこの記事を読めば、歯科医師国家試験の浪人が決まってしまった際の、予備校選びのポイントが分かるようになるでしょう。
ぜひ、この記事を読んで、来年の歯科医師国家試験合格への第一歩を踏み出しましょう。
また、5章では完全オンライン個別指導塾「60日合格塾」の特徴についても案内していますのでぜひ、最後まで目を通してみてください。
目次
1章:歯科国試浪人生の予備校・塾選びの重要性
歯科医師国家試験における予備校や塾は、浪人生の国家試験合格を力強くサポートしてくれる存在です。
よく予備校・塾を利用するか迷っている浪人生から相談されるのが、「宅浪して過去問を解いていれば受かるのではないか?」ということです。
もちろん、宅浪で次の年に国家試験を突破できる浪人生もいないわけではありません。
しかし、一度歯科医師国家試験に落ちている浪人生に限って言えば、宅浪した場合と歯科医師国家試験の予備校を利用した場合では、圧倒的に予備校の方が有利と言えるでしょう。
なぜなら、一度歯科医師国家試験に落ちているということは、何らかの落ちる理由があったからです。
その理由は人によって様々ですが、例えば以下のようなケースが考えられます。
- 「国家試験合格のための」勉強方法が分かっていなかった
- 学習スケジュール管理が上手くできていなかった
- 勉強に集中できる環境がなかった
- 国家試験に関して相談できる相手が居なかった
- 歯科医師国家試験の合否基準に用いられる相対評価に対応できていなったから
もし、これらの理由で歯科医師国家試験に落ちてしまっていた場合、来年の合格に向けて予備校や塾を活用することをおすすめします。
なぜなら、歯科医師国家試験の予備校・塾は、「歯科医師国家試験合格」のみを目的としているため、国試で何が問われるか、それをどのように効率的に勉強するか、を知り尽くした圧倒的なプロが集まっている環境だからです。
予備校や塾を利用すれば、
- 歯科医師国家試験に特化した勉強方法を学べる
- 国家試験に関して不安なことがあればその都度相談できる
- 国家試験に向けて必要な知識を学習できるよう学習スケジュール管理をしてくれる
- 予備校に通っていると周りと比較し相対的な自分の成績を確認できる
などのメリットがあります。
つまり、歯科医師国家試験における予備校・塾とは、「国家試験だけに特化した指導」を、実績のあるプロの講師が効率的に提供する場と言えます。
このような国家試験のプロと二人三脚で勉強に取り組むことができれば、来年度の国家試験合格に向けた大きな原動力となってくれるはずです。
しかしその一方で、冒頭でお伝えしたように自分に合わない予備校や塾を選んでしまった場合、その費用が無駄になるだけではなく、来年の国家試験のための貴重な勉強時間も削ることになってしまいます。
そのため、予備校・塾選びの際にはしっかりと自分に合うところを見極めることが重要です。
また、一度予備校や塾を決めた場合でも通っているうちに疑問や不安などが出てきた場合には、そのままにせず講師やチューターに相談したり、それでも不安がある場合には早めに他の予備校や塾も検討してみることをおすすめします。
来年の合格に向けて勉強時間を無駄にしないように、ぜひご自身に合った予備校や塾を利用していきましょう。
2章:浪人生向けの予備校・塾の選び方のポイント
1章では、歯科国試浪人生の予備校・塾選びの重要性についてお伝えしました。
次にこの2章では、浪人生向けの予備校・塾の選び方のポイントについてお伝えしていきます。
浪人生向けの予備校・塾の選び方のポイントは、以下の4つです。
- 浪人生に合わせたカリキュラムの充実度
- 講師の質と講義スタイル
- 学習管理などのサポート体制
- 予備校・塾との相性
では、それぞれ解説していきます。
2-1:浪人生に合わせたカリキュラムの充実度
まず、予備校・塾選びの際に確認しておきたいことが、「浪人生に合わせたカリキュラムの充実度」です。
予備校・塾選びの際には、自分にとって過不足のないカリキュラムであるかを確認しましょう。
カリキュラムのレベルが高すぎたり、量が多すぎたりすると手一杯になってしまい講義についていけず、結果的に学習効率が下がってしまう可能性があります。
また、逆にカリキュラムのレベルが低すぎるというパターンでは、なかなか成績が上がらない可能性があります。
さらに、自分のレベルに合ったカリキュラムであっても、次のような場合には注意が必要です。
- 国家試験の範囲をただ網羅しているだけ
- 一方通行的に教えられるだけ
- 大学のカリキュラムと似通っている
詳しくは4章でもお伝えしますが、実は、歯科医師国家試験に合格するためにはインプットだけでなくアウトプットもとても重要です。
そのため、
- 自分の学習したことをアウトプットする場があるか
- そのアウトプットを見てきちんと判断してくれるようなカリキュラムになっているか
も確認しておくようにししょう。
また、浪人生の場合には、大学時代と同じような方法で勉強していても合格できない可能性が高いです。
したがって、大学カリキュラムと同じような予備校を選ぶのは避けた方が良いでしょう。
2-2:講師の質と講義スタイル
次に、浪人生が予備校・塾選びの際に確認しておきたいことが、「講師の質と講義スタイル」です。
予備校や塾での勉強効率は、良くも悪くも講師に左右されます。
そのため、
- 講師は担当制か
- 講師の質は高いか(実績のあるプロかどうか)
- 正社員か副業(アルバイト)か
などをきちんと確認しておくことが大切です。
例えば、副業やアルバイトの講師の場合、受験の内情に精通していなかったり、その講師の都合によって予定が変更になったりするリスクがあります。
また、大手予備校の場合には、パンフレットなどで講師を紹介しているところも多く、実績のある講師や業界で有名な講師など、その講師の指導の特徴や質を事前に情報収集することも可能です。
その際には、「自分はこの人の講義を受けたいと思うかどうか」も、予備校選びの際の重要な判断材料のひとつとなります。
また、予備校や塾によって講義スタイルも様々ですが、以下の2点についてはぜひ確認しておきましょう。
- 集団指導か個別指導か
- 通学型かオンライン型か
集団指導は、その名の通り集団での講義がメインとなるスタイルです。
こちらは大学の講義などと同様のスタイルのため、イメージしやすいかと思います。
集団指導は、大手や中堅予備校などで多く見られる講義スタイルであり、1年後の国家試験に向けて満遍なく知識を学べるようカリキュラムが組まれそれに沿って講義が進んでいきます。
そのため、
- 1年間しっかりと予備校の講義についていける人
- ある程度決まったカリキュラムをこなしたい人
にはおすすめです。
個別指導は、集団指導と逆で、少数または1対1の講義スタイルです。
個別指導塾の講師は、個々人に合わせた指導が得意な講師が多いと言えるでしょう。
また、大手・中堅予備校から独立した講師や、臨床歯科医師としてのキャリアも持っている講師が在籍していることもあります。
- 講師と二人三脚で学習を進めたい人
- 自分の理解度に合わせた学習カリキュラムを設計してもらいたい人
などにはおすすめと言えるでしょう。
通学型とオンライン型の講義スタイルとはその名の通り
- 通学型:対面での講義
- オンライン型:講義の録画配信 or Zoom等でのLIVE講義
のことです。
通学型は、集団指導と同じく大学等で実際に受けてきたスタイルなので、イメージしやすいかと思います。
対面での講義の方が集中できて良いと思う人には、通学型がおすすめです。
一方のオンライン型では、対面での講義と異なり基本的に自分で受講する時間を決められることが特徴です。
また、塾に通う必要が無いので通学時間がない分、勉強に割ける時間が増えます。
自分の生活リズムに合わせて受講したい、通学時間を節約したいという方には、オンライン型がおすすめです。
これらの予備校の違いについて詳しくはコチラの記事でもお伝えしていますので、ぜひ予備校選びの参考にしてみてください。
【歯科医師国家試験】大手・中堅予備校と個別指導塾の違い、適切な選び方
歯科医師国家試験の予備校選び!オンライン型と通学型、自分に合う選び方とは?
2-3:学習管理などのサポート体制
次に、浪人生が予備校・塾選びの際に確認しておきたいのが、「学習管理などのサポート体制」です。
大手・中堅予備校では、自習室や図書室が完備されているため、毎日通って勉強する習慣を身につけやすいでしょう。
また、チューター制度や臨床実技面のサポートを、実施しているところも多いです。
さらに、就職に関するセミナーや、意外と時間のかかる国試出願サポートなど、痒いところに手が届くようなサポートも、大手・中堅予備校ならではの環境といえます。
一方で、個別指導塾の学習環境は、塾による差が大きいため一概に比較できませんが、例えば、
- 日々の学習進捗を分析してくれる
- メールやチャットで質問にはすぐ答えてくれる
などのサポートがある塾だとより安心です。
また、普段の講義以外にも、日々の学習管理や生活管理をしてくれるかという点も、予備校・塾を選ぶ1つのポイントとなるでしょう。
基本的に大手・中堅予備校の通学コースでは、前日の講義の復習テストや出欠確認などで、生徒の学習進度や生活面の管理をしてくれます。
個別指導塾では、そのような管理型の指導を行っているところは少ないようですが、最低限毎日何時間勉強したかなどをチェックしてくれるか、という点は個別指導塾を選ぶ際には確認しておきましょう。
2-4:最も重要なのは予備校・塾との相性
ここまで浪人生向けの予備校・塾の選び方のポイントを解説してきましたが、最も重要なことはご自身と予備校・塾との相性です。
この予備校が良い!と思って入塾しても、「なんとなく講師と合わない」「講義についていけない」という場合もあります。
そのような時には、その疑問や不安をそのままにせず、講師やチューターに相談したり、それでも解決しない場合には早めに他の予備校や塾も検討したり体験に行ってみることをおすすめします。
なぜなら、なんとなく合わないと感じつつ漫然と勉強を続けてしまうと、国家試験までの貴重な勉強時間を無駄にしてしまう可能性があるからです。
確かに一度入った予備校・塾を辞めて違うところに移るとなると、短期的に見れば余計な授業料や費用が掛かってしまうことになります。
しかし、国試に不合格となり翌年も浪人することになった場合には、学費や教材費、生活費(一人暮らしの場合は家賃も)を含めると、総額で数百万以上の費用が再び必要となってしまう可能性があります。
そのため、もしあなたが通う予備校・塾と相性が悪いと感じた際には、ぜひ一度、受験のプロに相談してみてください。
当メディア「歯科国試ドットコム」を運営するオンライン個別指導塾「60日合格塾」では、
- 国家試験に精通したプロの現役歯科医師
- 受験生だけでなく、親御様の相談も可能
- 電話・メール・LINE・Zoomなど各種対応
- 土日や夜間でも相談可能
といった特徴のもと、無料相談を行っております。
こちらのLINEから気軽に相談ください。
3章:浪人生におすすめの代表的な予備校・塾紹介
ここまで、1章では歯科国試浪人生の予備校・塾選びの重要性について、2章では浪人生向けの予備校・塾の選び方のポイントについてお伝えしてきました。
次に、この3章では、浪人生におすすめの代表的な予備校・塾を紹介していきます。
ぜひ予備校選びの参考にしてみてください。
浪人生におすすめの代表的な予備校・塾は以下の6つです。
- DES歯学教育スクール
- 麻布デンタルアカデミー
- ZEDAデンタルアカデミー
- Dr’sセミナー
- さいとう歯道塾
- 60日合格塾
では、それぞれ解説していきます。
3-1:大手予備校
この記事では、全国各地に校舎を持ち、模試の実施やテキストの出版をしている予備校を「大手予備校」と定義します。
大手予備校は、
- 合格者の絶対数が多い
- 有名講師による国試特化型の講義がある
- 学習環境やサポート体制も充実している
などのメリットがあり、安心して通うことができます。
しかし、
- 学生数が多いので、集団を対象とした一方的な講義形式になりがち
- 講義進度への対応や、クラスの雰囲気に左右されやすい
などのデメリットもあります。
一般的な大手予備校の授業料は、年間200〜440万円です。
この授業料には、テキストや模試受験料などが含まれているほか、夏期講習や直前講習などの追加講義がセットになっていることもあり、1年間トータルで見ると比較的リーズナブルな価格設定ともいえます。
また、授業料の割引制度などが設定されていることもあります。
以下の各大手予備校の特徴と費用を、順にお伝えしていきます。
- DES歯学教育スクール
- 麻布デンタルアカデミー
- 日本医歯薬研修協会
3-1-1:DES歯学教育スクール
DES歯学教育スクールは、30年以上の歴史と、7,700人以上の歯科医師を誕生させた実績があります。
国試の新傾向対策に対応したプレ模試、必修模試、全国統一模試は、的中率が高いと言われています。
通学(本科生)コースが、東京、大阪、福岡、札幌で開設されている他、Webコースもあります。
また、客観的な印象としては、開業医の先生が副業として講師を務めている場合も多く、臨床に強い・カリスマ性がある講師がいるイメージです。
- 本科生コース(東京校):231万円(税込)
- 本科生コース(大阪・福岡・札幌校):209万円(税込)
- Webコース:132万円(税込)
詳細は公式HPをご覧ください。
3-1-2:麻布デンタルアカデミー
麻布デンタルアカデミーは、DES歯学教育スクールと並ぶ歯科医師国家試験予備校の最大手であり、全国模試はDESと同等以上の規模で実施しています。
大手予備校の中では、講師との距離が近く、出席管理も丁寧に実施されている印象です。
卒業後の就活サポートが行われているのも、人気の理由のひとつとも言えるでしょう。
国試対策コースの費用は、以下の通りです。
- 通学コース(東京、大阪、福岡):220万円(税込)
- 配信コース:198万円(税込)
- 複合コース:242万円(税込)
詳細は公式HPをご覧ください。
3-1-3:日本医歯薬研修協会
日本医歯薬研修協会は、40年以上の実績を持ち医師・歯科医師・薬剤師・管理栄養士・臨床検査技師の国家試験受験指導をしています。
6000名を超える卒業生たちが、これらの国家試験に合格し、医療の最前線で活躍しています。
歯科医師国家試験対策としては、1982年から対策講座を開き、現在ではオンライン・通学型の講座も解説しています。
歯科医師国家試験対策コースの費用は、以下の通りです。
ベーシックコース
- 東京校:231万円(税込)
- 大坂校:220万円(税込)
- 名古屋校:220万円(税込)
ゴールドコース
- 東京校:282万円(税込)
- 大坂校:272万円(税込)
- 名古屋校:272万円(税込)
プラチナコース
- 東京校:384万円(税込)
- 大坂校:374万円(税込)
- 名古屋校:374万円(税込)
ID-LEARNINGコース(オンラインコース)
- 132万円(税込)
詳細は公式HPをご覧ください。
3-2:中堅予備校
この記事では、地域ごとや大学ごとに特化した展開をしている予備校を「中堅予備校」と定義します。
中堅予備校では、大手と同じく大教室での講義がメインの予備校が多いですが、アットホームな雰囲気で、大学の定期試験・卒業試験対策も可能な各大学や地域ごとに特化された指導方針が特徴です。
中堅予備校の授業料は、年間トータルで150〜400万円が相場です。
受講コースは、大手予備校よりも柔軟に設定されている傾向があり、費用が抑えられた「後期開講のコース」や「〇〇大学専用コース」などもあるのが特徴です。
また、教室での講義に加えて、個別指導の講義がセットになっている予備校もあります。
該当する以下の予備校の費用を順に紹介します。
- ZEDAデンタルアカデミー
- Dr’sセミナー
3-2-1:ZEDAデンタルアカデミー
ZEDAデンタルアカデミーは、前身の栄光デンタルアカデミーから、10年前に時代のニーズに合わせて教育形態を変化させ、現在の「ZEDAデンタルアカデミー」となりました。
経験豊富な講師陣による “ZE・DA”プログラムで、合格までのモチベーションを維持することが可能です。
- 年間指導料:200万円(税込)
- 個別指導料:25,000円/1コマ(1時間)
詳細は公式HPをご覧ください
3-2-2:Dr’sセミナー
Dr’sセミナーでは、年間を通して、基礎→応用・臨床、生理→薬理→口腔外科→麻酔と、系統的な講義が行われています。
また、講師への直接質問だけでなく、iPadを通して質問ができる仕組みが設けられています。
- 本科年間受講料 220万円(税込)
- 後期期間(2022年9月〜)165万円(税込)
- 夏期講座・冬期講座・直前講座あり
詳細は公式HPをご覧ください。
3-3:個別指導塾
講師と生徒が1:1もしくは1:2などで指導する塾を「個別指導塾」と定義します。
個別指導塾のメリットは、
- 個々の生徒の理解度に合わせた講義
- 講義日時の自由度が高い
- 講師との相性が合えば合格可能性が高まる
などがあげられます。
反面、デメリットは、
- 講師との相性によって左右される面が大きい
- 自己分析力や質問力が必要
- 模試や国試の出願などのサポートが非対応
などです。
個別指導塾の1コマ(60〜90分)当たりの授業料の相場は、15,000円〜60,000円です。
それらを、年間トータルで受講した場合には、99〜765万円と幅があります。
主な個別指導塾の費用を、以下の順に記載します。
- さいとう歯道塾
- 歯科医師国家試験60日合格塾
3-3-1:さいとう歯道塾
さいとう歯道塾では、大手予備校では対応し切れない個人の悩み、弱点、質問への対応や、自宅学習では難しい自己管理や情報不足を補う独自の指導法(さいとう式)による「少人数教育」「個別指導」を組み合わせたコースが展開されています。
本科生(既卒者)コース
年間165回の通常講義・特別指導+個別指導10時間)に、追加される個別指導の時間数によって料金が異なります。
- A:標準コース 個別指導10時間/年:259.6万円(税込)
- B:充実コース 個別指導40時間/年:308万円(税込)
- C:徹底コース 個別指導80時間/年:365.2万円(税込)
- D:万全コース 個別指導100時間/年:390.5万円(税込)
個別指導
講師1人に対する生徒数に応じて、1時間当たりの料金が幅があります。
講師:生徒 1:1〜1:4の料金は以下の通りです。
- (1:1)19,250円(税込)
- (1:2)13,475円(税込)
- (1:3)9,625円(税込)
- (1:4)7,700円(税込)
※1時間当たり通常料金:
詳細は公式HPをご覧ください。
3-3-2:60日合格塾
当メディアを運営している「60日合格塾」は、従来の予備校・塾とは異なる新しい指導方針の個別指導塾です。
国試対策の勉強をゼロから始めたとしても、最大60日で合格ラインに到達できるよう、一人ひとりに合わせた個別カリキュラムを提案して進めます。
合格に必要なことのみに絞って徹底的に無駄を省いた指導方針には、以下のような特徴があります。
- 1単元1枚にまとめたオリジナルテキスト
- アウトプット中心の個別カリキュラム
- 完全オンラインで全国どこでも受講可能
料金は、60日合格コース 99万円(税別)です。
詳細は公式HPをご覧ください。
4章:効果的な勉強法と予備校活用のポイント
ここまで、1章では歯科国試浪人生の予備校・塾選びの重要性について、2章では浪人生向けの予備校・塾の選び方のポイントについて、3章では浪人生におすすめの代表的な予備校・塾についてお伝えしてきました。
次に、この4章では、浪人生向けの効果的な勉強方法と、予備校の活用ポイントについてお伝えしていきます。
効果的な勉強方法と予備校の活用ポイントは、以下の3つです。
- コアな知識・科目間の関連知識を意識して学ぶ
- 過去問などのアウトプット中心で取り組む
- 予備校の講義は「弱点・苦手を分析」する時間に
また、歯科医師国家試験の全体を通して必要な勉強方法については、コチラの記事でも詳しく解説していますので、ぜひ一度ご覧ください。
【歯科医師国家試験】効率的な勉強法、科目・分野別のおすすめ勉強法
では、順番に解説していきます。
4-1:コアな知識・科目間の関連知識を意識して学ぶ
まず、効果的な勉強方法として挙げられるのが、コアな知識・科目間の関連知識を意識して学ぶということです。
歯科医師国家試験では、コアな知識を問う問題にいかに対応できるかが合格の鍵となります。
コアな知識とは、
- 過去問で何度も問われているような国家試験で重要とされている知識
- あらゆる方向からの問われ方が可能な知識
のことを指します。
このようなコアな知識を問う問題は、大学の1〜5年生の定期試験・進級試験でも問われてきたような基礎問題であることが多いため、受験生の立場からすると、「自分はわかっている」という錯覚に陥りやすいのです。
実はここに、大きな落とし穴があります。
確かに、コアな知識そのものを問う問題は、誰でも知っている・できるような基礎的な問題です。
しかし、国家試験で難しいとされている問題の多くは、コアな知識を使った「考え方」を問う問題なのです。
出題者側は、問題を通じて、歯科医師として必要な「考え方」を問おうとしているので、基礎知識を表面上だけ知っていても、間違った考え方をしてしまっては正解を導き出すことができません。
「コアな知識」を学ぶ際には、「分かった気分」にならず完璧に理解することを目指しましょう。
また、受験勉強の際には、特定の科目ごとに勉強を進めるのではなく、科目間の関連を意識して勉強するのがおすすめです。
例えば、補綴学の過去問を解いていく際に、理工学・解剖学といった関連する科目や、全身疾患・先天性異常といった関連する知識をどんどん調べて肉付けしながら勉強をしていくといったイメージです。
このような勉強法は、一つの過去問を解くだけでもかなりの時間がかかり、1日の進度は遅くなります。
しかし、特定の科目だけを勉強するよりも強固な知識に仕上げることができ、まさにこのような科目間の知識こそが国家試験で問われやすい領域なのです。
加えて、国家試験本番では、科目ごとに順番に問題が並んでいる訳ではなく、科目がランダムな順序で出題されます。
その際に、「この問題はこの科目だからこの知識」といった知識の引き出し方をしていると、スムーズに思い出せないばかりか、ちょっと捻られた問題であれば間違えてしまう可能性もあります。
したがって、普段から科目間の垣根を無くした勉強の仕方をしておけば、国家試験本番であらゆる問われ方をされても対応できるようになるのです。
4-2:過去問などのアウトプット中心で取り組む
次に、効果的な勉強方法として挙げられるのが、過去問などのアウトプット中心で取り組むことです。
受験勉強のゴールは、国家試験本番で初見の問題に対して、自分の持てる知識と思考力を総動員して、問題を解いていくところにあります。
したがって、最終的に合格を左右するのは「インプット力」ではなく「アウトプット力」です。
先ほど、コアな知識を完璧にすること(=インプット)をおすすめしました。
しかしいくらインプットが出来ていても、その覚えた知識を組み合わせて、自分の考えを出力する作業(=アウトプット)が出来なければ国家試験本番で実力を発揮することはできません。
国家試験本番で身につけた知識を活用して正しい答えを導き出す合格のためには、正しいアウトプットの練習回数を増やすことがとても重要です。
アウトプットの練習をする方法はいくつかありますが、手っ取り早い方法として過去問に取り組むことが挙げられます。
ただし、この時にただやみくもに過去問を解くのではなく
- 過去問を解く際に、自分なりの考え方を書き出しながら解く
- 書き出した知識を人に分かりやすく説明する
- 自分なりの言葉で体系化してノートにまとめる
など、アウトプットに繋がる方法で勉強を進めていきましょう。
また、1日の終わりにその日に勉強したことをテキストや参考書などを見ずに覚えている知識だけを使い、自分なりの考えを1からノートに書き出してみるのもおすすめです。
一見簡単なように思えますが、実際試してみると初めからこれを完璧にできる受験生はほとんどいません。
それくらい、覚えたことを自分の考えとして、人に説明できるレベルでアウトプットできるようになるためには、訓練が必要なことなのです。
しかしながら、日頃からこのようなアウトプット作業に注力することを心がけていけば、国試本番にはかなりの力が付いていますので、ぜひ意識して取り組んでみてください。
4-3:予備校の講義は「弱点・苦手を分析」する時間に
次に、浪人生向けの予備校の活用方法としておすすめなのが、予備校の講義は「弱点・苦手を分析」する時間にあてるということです。
受験生の多くは、予備校や塾の講義の時間を「知識を教わる時間」と考えており、中には一つ残らずメモを取ろうとしたり、予習復習に過度な時間を割いたりする人もいます。
しかし、貴重な講義の時間を、そのように使うのはもったいないことです。
浪人生の場合、予備校の講義内容自体は、大学時代に一度は聞いたことがある内容のはずです。
そこで、予備校の講義を聞いた時には
- この科目・単元で何が分からないのか
- どんな知識が加われば分かるようになるのか
- 関連する問題が解けそうかどうか
などを発見する時間にすることをおすすめします。
大手の予備校などは、講義後に習熟度を測るための小テストを設けている場合があります。
そのテストで解けた問題はもちろん、解けなかった問題についてしっかりと振り返り、分からないことを明確にし、自分の弱点・苦手を分析していきましょう。
自分の弱点や苦手分野が分かれば、そこから対策を立てていくことが出来ます。
その対策としては先ほどお伝えしたように、苦手分野のコアな知識・科目間の関連知識を重点的に学び、その範囲の過去問をアウトプットを意識しながら解いていくことです。
次の国家試験までの限られた時間を有効活用するためにも、予備校や塾の講義をしっかりと活用し、勉強効率を上げていきましょう。
5章:オンライン個別指導塾「60日合格塾」のご紹介
ここまで記事を読んで、例えばこんな気持ちやお悩みはありませんか?
「浪人が決まってしまったが、何から始めて良いか分からない…」
「コアな知識を確実に身につける方法が知りたい!」
「もう歯科医師国家試験まで時間がなく対策が追いつかない…」
そのような方向けに、完全オンライン!短期間で本気で国家試験合格を目指す「60日合格塾」についての紹介です。
浪人が決まり歯科医師国家試験対策に不安がある方は、ぜひ60日合格塾にご相談ください。
5-1:60日合格塾の特徴
「浪人が決まってしまったが、何から始めて良いか分からない…」
→当塾の無料の体験講義では、zoomでの模擬講義に加え
- アウトプット指導
- 学習カウンセリング
も行います。
あなたの現在の学力や強み弱みを診断し、最適な学習方法のアドバイスも行っていきます。
また、一年間の学習計画の立て方についても無料で相談に乗りますので、今後の学習計画に迷いがある方はぜひ一度ご相談ください。
「コアな知識を確実に身につける方法が知りたい!」
→60日合格塾では、国家試験で確実に問われるコアな知識だけがまとまった完全オリジナルテキストを使用。
中心となるコアな知識から枝葉を広げるように体系化して知識をインプットしていくことができます。
無料のオンライン相談ではこのインプット方法についてもお伝えしていくので、コツを掴めばご自身でテキストを作成することも可能です。
「もう歯科医師国家試験まで時間がなく対策が追いつかない…」
→その名の通り「60日合格塾」は短期間での歯科医師国家試験合格を本気で目指す塾です。
当塾の無料の体験講義ではzoomでの模擬講義に加え
- あなたが今から歯科医師国家試験合格をめざすために必要な学習方法は?
- そのための学習計画は?
など無料で相談に乗りますので、国家試験直前期で不安や迷いがある方もぜひ一度ご相談ください。
また、現在の成績で合格できるのか?今の勉強方法であっているのか?
歯科医師国家試験に関する疑問やお悩みは、受験のプロである当塾に何でもご相談ください。
当塾に入塾しなくても、もちろん相談費用は無料です。
もしあなたが歯科医師国家試験に向けての勉強法や来年度の合格に不安や迷いを感じているのであれば、ぜひ一度、当メディアを運営する「60日合格塾」に無料相談してみてください。
ここからは、当塾の特徴と推奨する学習方法と無料相談で可能なことについて、さらに詳しく説明していきます。
5-1-1:1単元1枚のオリジナルテキスト
60日合格塾では、1単元1枚のオリジナルテキストを使用したインプット方法を採用しています。
一般的な勉強法では、分厚いテキストを1ページずつ覚えていくので知識の繋がりを意識することがどうしても難しい傾向にあります。
そこで、60日合格塾では大きな1枚のテキストを使用して、中心となるコアな知識から枝葉を広げるように体系化して覚えていくことを推奨しています。
このインプット方法は当塾に通わなくても自らの力で作ることでも実現可能ですので、無料面談ではその方法の紹介もさせていただきます。
5-1-2:アウトプット中心の個別カリキュラム
実は、学習を進める際にはインプットだけでなく、アウトプットに重きを置いた勉強法がとても有効です。
60日合格塾では、日々の生徒自身の勉強や講師との講義の中での徹底的なアウトプットを通して、「覚えた知識を引き出す力・知識を使って考える力」を伸ばし、国試本番に対応できる力を身に付けていきます。
無料相談の中では、このようなアウトプットメインの講義形式を実際に体験して頂くことも可能です。
5-1-3:完全オンライン 全国対応可能
当塾は、面談〜入塾〜受講までを完全オンラインとしています。
そのため、どのような場所にお住まいでも安心して受講することが可能です。
また、オンラインであるメリットを活かし、質問はチャットで24時間対応など、日々の学習の困りごとについてもすぐに解消できる体制を整えています。
5-2:浪人が決まってしまったら「60日合格塾」に相談を
来年の歯科医師国家試験に向けての勉強法、自分なりに学習しているが漠然とした不安がある、など「60日合格塾」になんでもご相談ください。
5-2-1:国家試験のプロが親身に相談を受けています
塾長をはじめとした受験のプロである講師やスタッフが、様々な悩みや状況に対して最適なアドバイスをさせていただきます。
年間150件以上ものご相談をいただいている対応実績もありますので、安心してご相談をお寄せください。
5-2-2:受験生だけでなく、親御様の相談も可能です
実は、「60日合格塾」に寄せられるご相談は、親御様が3割強を占めています。
面談の時間も柔軟に設定可能ですので、お仕事に忙しい親御様のご都合に合わせた対応が可能です。
もちろん、お子様本人からのお問合せ、親御様+お子様の三者面談も受け付けていますので、ぜひ相談を検討してみてください。
5-2-3:電話・メール・LINE・Zoomなど各種対応
当塾の面談の特徴は、「電話・メール・LINE・Zoom」といった各種方法に対応していることです。
もし、LINEやZoomの使い方がわからないというような場合でも、こちらのフォームからお申し込みいただければ、当方からお電話を差し上げることも可能です。
まとめ:浪人生に最適な歯科医師国家試験予備校を選ぼう!
歯科国試浪人生の予備校・塾選びの重要性
- 予備校・塾選びの際には、しっかりと自分に合うところを見極めることが重要
浪人生向けの予備校・塾の選び方のポイント
- 浪人生に合わせたカリキュラムの充実度
- 講師の質と講義スタイル
- 学習管理などのサポート体制
- 最も重要なのは予備校・塾との相性
浪人生におすすめの代表的な予備校・塾紹介
【大手予備校】
- DES歯学教育スクール
- 麻布デンタルアカデミー
【中堅予備校】
- ZEDAデンタルアカデミー
- Dr’sセミナー
【個別指導塾】
- さいとう歯道塾
- 60日合格塾
効果的な勉強法と予備校活用のポイント
- コアな知識・科目間の関連知識を意識して学ぶ
- 過去問などのアウトプット中心で取り組む
- 予備校の講義は「弱点・苦手を分析」する時間に
もしも、この記事を読んでも歯科医師国家試験合格に向けた学習計画の立て方や、勉強方法にご不安やお悩みがある場合は、
- 国家試験のプロが親身になって解決策を提示
- 受験生だけでなく、親御様の相談も可能
- 電話・メール・LINE・Zoomなど各種対応
といった特徴のある「60日合格塾」に一度相談してみてください。
60日合格塾の詳細をもっと知りたい場合は、こちらのサイトをぜひご覧ください。
ご相談の際は、こちらのLINEに登録してお気軽にメッセージをお送りください。
この記事の内容を参考に、歯科医師国家試験合格に近づけるよう行動を開始していきましょう。
当メディア「歯科国試ドットコム」は、歯科医師国家試験の受験生が確実に合格できるように、受験生本人と親御様向けに情報提供するメディアです。
もしあなたが、歯科医師国家試験に対して不安を抱えている場合、ぜひ当メディアの記事を読んで知識やスキルを身に付け、合格に向けた正しい努力ができることを願っています。