【歯科医師国家試験】歯科医師ではない親のサポート方法を徹底解説
- 公開日:2024.01.11
- 更新日:2024.01.11
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あなたは、歯科医師国家試験を受験予定の子どもがいて、
- 歯科医師ではない親が、子どもの歯科医師国家試験受験に向けてできることを知りたい
- 親が歯科医師ではない場合、子どもの歯科医師国家試験受験に悪影響がないか知りたい
このようにお考えではありませんか?
ご自身が歯科医師ではない場合、歯科国試受験の経験がないため、
- 子どもの学力が歯科国試に合格するレベルに達しているのか
- 今の勉強方法で大丈夫なのか
- 親が歯科医師ではないことで悪影響はないのか
不安になることもありますよね。
実は、親が歯科医師ではなくても、子どもの歯科国試受験に向けてできることは沢山あります。
しかし一方で、受験生への関わり方を間違えたり、親の知識が不足していると、適切なサポートができず、歯科医師国家試験合格が遠のいてしまいます。
逆に、親が歯科医師ではない場合でも、適切なサポートができれば、歯科医師国家試験合格の後押しをすることも可能です。
そこでこの記事では、
- 1章では、親が歯科医師ではない場合でも、歯科医師国家試験合格は可能
- 2章では、歯科医師国家試験について、歯科医師ではない親も必ず知っておくべきこと
- 3章では、歯科国試受験生の親が子どもにしてはいけないNG行為
- 4章では、子どもの合格率を上げるために親がすべきこと
について説明します。
この記事を読んで、歯科医師ではない親が、歯科医師国家試験を控えている子どもにできることを理解し、子どもが来年度の歯科医師国家試験に絶対に合格できるようサポートしましょう。
目次
1章:親が歯科医師ではない場合でも、歯科医師国家試験合格は可能
歯科医師国家試験を控えた子どもがいる親は、「なんとしても子どもを合格させたい」と思う方がほとんどだと思います。
親が歯科医師ではない場合、歯科国試の受験経験がないため、適切なサポート方法が分からず、子どもの受験に悪影響がないのか不安ではないでしょうか。
そこでこの1章では、歯科医師ではない親に、ぜひ知っておいていただきたいことをお伝えします。
1-1:歯学部生の親は歯科医師ばかりではない
実際の歯学部生は、親が歯科医師である率は高いです。
しかし、親が歯科医師ではない家庭ももちろんあります。
親が歯科医師かそうでないかは、歯科国試の合格率にはほとんど関係ありません。
1-2:歯科医師ではない親の方が適切な距離感で子どもと接することができる
歯科医師国家試験は、現在と過去で大きく様相が異なります。
親が歯科医師ではない場合、自分の過去の歯科国試の時と比較できないので、かえって子どもに余計な口出しをしないで済むというメリットもあります。
親が歯科医師の場合、自分の経験から受験勉強をする子どもに対し
「自分が学生の頃はこうやって勉強した」
「自分は大して勉強しなくても合格した」
など、自分の過去のエピソードを話したり、子どもの勉強方法についてつい口を出したくなってしまいます。
実はこれが、子どものモチベーションアップには逆効果になってしまいます。
その点、親が歯科医師でなければ、過去との比較など余計な一言を挟むことなく、子どもと適切な距離感で接することが可能です。
2章:歯科医師国家試験について、 歯科医師ではない親も必ず知っておくべきこと
この2章では、歯科医師ではない親に、歯科国試についてぜひ知っておいていただきたい知識をお伝えします。
その知識とは、大きく分けて以下の2つです。
- 歯科医師国家試験の現状
- 親の適切な役割
では、それぞれ解説していきます。
2-1:歯科医師国家試験の現状
直近の第116回歯科医師国家試験の合格率は63.5%で、約3人に1人が落ちる試験です。
決して簡単な試験と言えません。
ちなみに、第117回(2023年)医師国家試験の合格率は91.6%です。
歯科国試の合格率が低い理由の一つに、過剰となった歯科医師を削減する目的で合格基準を上げている国の政策の影響があります。
歯科国試に合格するには、出題形式や出題範囲、受験生に求められる資質を理解し、しっかりと準備が必要です。
以前の歯科国試は、一般歯科と呼ばれる領域が主な範囲でしたが、
- 地域包括ケアシステム多職種連携
- 医療安全やショック時の対応
- 和漢薬を服用する高齢者対応等
社会情勢の変化に合わせて出題領域が広範囲になり、より実践的な知識が求められています。
歯科医師国家試験にかかわる以下の点について理解しておくことで、普段の講義・実習の重要ポイントがどこかなのかが分かり、効率良く勉強できます。
- 合格率・出題形式・出題範囲
- 受験生に求められる資質
では、それぞれ解説していきます。
2-1-1:合格率・出題形式・出題範囲
現状の歯科医師国家試験の知識として、合格率・出題形式・出題範囲を理解しましょう。
まず、合格率から見ていきます。
出典:厚生労働省HP
このグラフは、2014年の第107回から2023年の第116回までの10年間の受験者数と合格率の推移を示しています。
歯科医師国家試験の合格率は、直近の第116回で63.5%、おおむね64~65%で推移しています。
合格者数も、ほぼ2,000人で横ばいとなっています。
約30年前の第85回(1992年)では合格者2,762人、合格率83.6%でしたので、合格率はこの30年間で約20%も下降しました。
これが、過剰になった歯科医師数を削減する国の政策の影響です。
歯科医師の資質向上等に関する検討会(2014年)で、日本歯科医師会がまとめた資料「歯科医師需給問題の経緯と今後への見解」では、年間新規参入歯科医師数は1,500名程度を上限とすることが望ましいとしています。
今後は、合格率がさらに下降することが予想されます。
つぎに、出題形式・出題範囲について見ていきます。
現在の歯科医師国家試験では、現代の社会情勢に即した問題を出すために出題範囲も広がっており、相対的に合格が難しくなっています。
出題形式及び出題範囲については、コチラの記事で詳しく解説していますので、ぜひ一度目を通しておくことをおすすめします。
【歯科医師国家試験】子どもを合格させたい親が知っておくべきこと・すべきこと
2-1-2:受験生に求められる資質
現状の歯科医師国家試験受験生に求められる資質としては、
- 科目横断的な勉強をしたかどうか
- 臨床診断力があるかどうか
があげられます。
■科目横断的な勉強をしたかどうか
近年の社会情勢を踏まえて、スペシャリストとしてだけではなく、よりジェネラリスト(幅広い知識や技能、経験を持つ人)としての素質をもつ歯科医師を選別したいという国の方針から、特定の科目に限定されない科目横断的な知識が問われる出題が増えてきています。
それを裏付けるように、最新の第116回の歯科医師国家試験では領域BとCが統合され、過去の試験と比較し、各論のすべての範囲で満遍なく得点できなければ、合格基準を上回ることが難しくなっています。
つまり、科目横断的な勉強をしっかりとしてきたかどうかが、今後ますます歯科医師国家試験受験生に求められる資質となってくるでしょう。
■臨床診断力があるかどうか
また、近年の歯科医療では、高性能な医療機器が発達してきており、歯科医師の技術力や腕に依存することが減ってきています。
さらに、市販のケア商品やネット上の情報も充実し、患者もある程度の予備知識を備えています。
そのため、これからの歯科医師に求められるものは、医療機器などではカバーできない、「直接問診による患者当人の訴えや自分の目や耳で得た総合的な情報からの疾患を診断し、患者に寄り添った最適な治療方針が提示できる能力」になってきます。
これを見極める試験問題は、「臨床実地問題」になります。
この臨床実施問題は、1問3点と配点も高く設定されており、「歯科医師国家試験では、実現場で遭遇する可能性の高い問題に適切に対処できる歯科医師を選抜したい」という国の方針がうかがえます。
以上のことから、今後の歯科医師国家試験受験生には、技術力だけでなく臨床診断力があるかどうかが、ますます問われるようになっていくことでしょう。
2-2:親の適切な役割
次に、親に知っておいて欲しいこととして「受験生の親が子どもを合格に導くための適切な役割」があります。
受験の主役は、もちろん子ども自身です。
しかし、親が子どもを適切にサポート出来れば、子どもを歯科国試合格に大きく近づける可能性があります。
ぜひこの章を参考に、親が適切な役割を果たし、子どもの合格をサポートしていただければと思います。
受験生の親が子どもを合格に導くための適切な役割は、主に以下の3つです。
- 模範となるような姿勢を見せる
- 金銭面・経済面の援助
- 生活・メンタル面の支援
では、ひとつずつ解説していきます。
2-2-1:模範となるような姿勢を見せる
先ほどもお伝えしたように、受験の主役は子ども自身であり、歯科医師国家試験に向けて本人は自分を律して勉強に励む必要があります。
それを身近で見守る親にぜひ実践していただきたいのが、「模範となる姿勢を見せる」ことです。
具体的には親自身が、
- 自分で決めたことをしっかりと守る
- 楽しく、一生懸命仕事に励む
- 何歳になっても学ぶ姿勢を忘れない
といった姿勢を子どもに見せることがオススメです。
子は親の鏡です。
自分を律する親の姿を見ることで、子ども自身も刺激をもらい、これまで以上に受験勉強に励むことができることでしょう。
また親が楽しく、一生懸命に仕事に励む姿を見せることで、子どもも将来自分が歯科医師になって働く姿を想像でき、モチベーションを保つこともできます。
さらに、親の「何歳になっても学ぶことを忘れない姿勢」を見ることで、子どもも
「親に負けないように頑張ろう」
「絶対に歯科医師になる」
と決意を新たにしてくれる可能性もあります。
ぜひ親には、子どもが目標にできるような姿勢を、見せてあげて欲しいと思います。
2-2-2:金銭的・経済面の援助
次に、歯科医師国家試験の受験生の親が、子どもを合格に導くための適切な役割として、「金銭面・経済面の援助」があげられます。
歯学部の6年間の学費もかなり高額なため、それ以上にどこまで費用をかけられるかはご家庭にもよると思います。
しかし、もし可能であれば、子どもの望む範囲で経済的な援助をしてあげることをオススメします。
たとえば、子どもひとりだけでは効率的な勉強法が分からなかったり、必要な勉強範囲を網羅できなかったり、自分の苦手分野の克服に時間がかかってしまうような場合もあるかと思います。
そのような際には、多少の費用が掛かっても、受験のプロに相談することをオススメします。
なぜなら、ここで費用をかけないまま国家試験に落ち1年間浪人してしまうよりも、多少お金がかかっても短期間でしっかりと勉強し、1回で歯科医師国家試験に合格した方が将来的なリターンは大きくなるからです。
ぜひ、親の出来る範囲で、金銭面・経済面の援助をしてあげていただければと思います。
2-2-3:生活・メンタル面の支援
次に、歯科医師国家試験の受験生の親が、子どもを合格に導くための適切な役割として、「生活・メンタル面の支援をする」ということがあげられます。
受験勉強を効率よく進めるためには、生活リズムを整える必要があります。
また、長い受験生活の中では、子どものメンタルが落ち込んでしまう時期もあるかもしれません。
特に、受験が近づいてきた6年生の秋口頃に、メンタルを崩す子どもも多いようです。
そのような際に適切なサポートをすることが、子どもの合格に向けた親の大きな役割となってきます。
具体的には
- 起床時間や食事の時間を出来るだけ一定にする
- 睡眠時間を確保する
- モチベーションを上げる声掛けをする
などのサポートができると思います。
このあたりの子どもへの具体的な接し方については、3章で詳しく説明しますので、ぜひ続けてご覧いただければと思います。
ここでは、子どもの合格のためには、親の生活・メンタル面へのサポートが欠かせないということを覚えておいていただければと思います。
3章:歯科国試受験生の親が子どもにしてはいけないNG行為
1章では、親が歯科医師ではない場合でも、歯科医師国家試験合格は可能なこと、2章では歯科医師国家試験について、 歯科医師ではない親も必ず知っておくべきことついてお伝えしてきました。
親の言動が、子どもの勉強のモチベーションを、大きく左右する可能性があることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
そこで、次にこの3章では、子どもの合格が遠のく親のNG行為について解説していきます。
ぜひ、この章を参考に、ご自身がNG行動をしてしまっていないか振り返り、日々の言動の参考にしていただければと思います。
子どもの合格が遠のく親のNG行為は、以下の4つです。
- ストレスやプレッシャーを与える
- 勉強に対して干渉しすぎる
- 子どものサポートを一切しない
- 親主導で予備校や塾を決めてしまう
では、それぞれ解説していきます。
3-1:ストレスやプレッシャーを与える
まず、子どもに対してやってはいけないこととして、「ストレスやプレッシャーを与える」ということがあげられます。
自分の現時点での合格率を肌で感じ、受験に対して最も不安になっているのは子ども自身です。
それにもかかわらず、
「受験は今年一回だけ」
「今年受からないと来年はない」
といった、ストレスやプレッシャーを与える言葉をかけてしまう親も中にはいます。
親からすれば、この言葉で一念発起してやる気をだしてくれればという思いでかけられた言葉だと思いますが、言われた側の子どもからするとかなりのプレッシャーになり、後がないという緊張感から逆に勉強に身が入らなくなってしまう子どももいます。
こうなってしまうと、
勉強に身が入らない
→親からはプレッシャーをかけられる
→ますます勉強に身が入らなくなる
という悪循環に陥ってしまう可能性があります。
子どもの性格にもよりますが、発破をかける言葉は逆に悪影響になってしまう可能性もあります。
受験期の子どもに対して、必要以上にプレッシャーをかけるのはやめましょう。
3-2:勉強に対して干渉しすぎる
次に、子どもに対してやってはいけないこととして、「勉強に対して干渉しすぎる」ということがあげられます。
子どもの学習時間を逐一チェックしたり、模試の成績に親が一喜一憂したりするのはやめましょう。
なぜなら、自分の成績や現時点での合格確率を肌で感じているのは、他でもない子ども自身だからです。
子ども自身が「このままではまずい」と思っているところに、親からも不安を煽るような声掛けをされてしまうと、子どももますます不安になりメンタルに不調をきたしてしまう可能性もあります。
そうなってしまうと、勉強に身が入らなくなり、結果的に合格が遠のいてしまうかもしれません。
ぜひ、親には受験の主役は子ども自身ということを念頭に置き、子どもの勉強に対して一歩引いたところから見守っていただきたいと思います。
3-3:子どものサポートを一切しない
次に、子どもに対してやってはいけないこととして、「子どものサポートを一切しない」ということがあげられます。
実際に「60日合格塾」に寄せられた親からの相談でも、「子どもの受験を応援したいがどのように接したらいいか分からない」というものも多くあります。
確かに、子どものやる気を出したりモチベーションを保つために、親からどのような声掛けをしたらよいのかは個人差もあり難しいところだと思います。
しかしここで、どう接したらよいか分からないからといって、子どもを放置してしまうのは絶対にやめましょう。
子どもは、歯科医師国家試験の合格に向けて、一生懸命に努力しているはずです。
その時に、一番の味方であるはずの親から何の声掛けやサポートもしてもらえないと、子どもは
「親は自分に全く興味がないのだろうか」
「受験に落ちても受かっても親は無関心なのだろうか」
と落ち込んでしまう可能性があります。
こうなるとお子さまによっては、受験へのモチベーションが下がり、受験生活を乗り切れなくなってしまう可能性もあります。
もし子どもへの良い接し方が分からなかったとしても、合格に向けて頑張る子どもには言葉でも態度でもよいので寄り添い、いつでも応援していることを伝えてあげることをオススメします。
3-4:親主導で予備校や塾を決めてしまう
最後に、子どもに対してやってはいけないこととして、「親主導で予備校や塾を決めてしまう」ということがあげられます。
私の経験上、不合格になる子どもに多いのが、親が勝手に予備校や塾を決めてしまい、本人の納得感がないまま受験期間を過ごし、そのまま受験を迎えてしまったというケースです。
このようなケースでは、子どもは受験が上手く行かなかった際に、「親が決めた予備校・塾だから」という言い訳がずっと付いて回ってしまいます。
子どもご自身が
「絶対に国家試験に合格する」
「そのために自分が努力する」
という強い意志を持ち、主体的に受験勉強に取り組まなければ、歯科医師国家試験の合格を勝ち取ることは出来ません。
そのためには、受験生活の過ごし方は親主導で決めるのではなく、子ども自身が納得する方法で選ぶことが重要です。
ただし、経済的な面など親側にも事情があるのは当然です。
予備校・塾選びの際には、そのあたりも含め親子でよく対話をした上で、子ども本人に塾や予備校を選んでもらうことが大切です。
4章:子どもの合格率を上げるために親がすべきこと
ここまで、親が歯科医師ではなくても歯科国試に合格していること、歯科国試の知識、受験生である子どもにしてはいけないNG行為について解説してきました。
実は、歯科医師国家試験は、「家族の戦い」ともいえる試験です。
仮に今、子どもの学力面やメンタル面を親が不安に思っていたとしても、親の適切なサポートによって合格に近づくことが可能だと考えています。
そこで、この4章では、子どもの受験を成功に近づけるために、親が取るべき行動について解説していきます。
親が取るべき行動は、主に以下の3つです。
- 子どもへの接し方を変える
- 環境面を整える
- 塾や予備校に頼る
ではひとつずつ解説していきます。
4-1:子どもへの接し方を変える
子どもの合格率を上げるために親がまず取るべき行動として、「子どもヘの接し方を変える」ということがあげられます。
子どもへの接し方を変えるとは、具体的には以下のような行動です。
- 基本スタンスは「見守る」
- モチベーションを上げる声掛けをする
ではひとつずつ見ていきましょう。
■基本スタンスは「見守る」
歯科医師国家試験は、大学受験までとは異なり子どもも成人していることもあり、ある意味「就職試験」と同じ類の試験ともいえます。
そのため、基本的には親は、子どもが合格するまでは、日々見守ることだけに徹してあげた方が良いでしょう。
今、勉強が捗っていない子どもは、自分の中でさまざまな葛藤をしている状態であり、それを見守りつつ、前に進めるように導くのが親の仕事です。
親も不安になることがあると思います。
そのような際には、3章を参考にご自身の不安と向き合いつつ、いま一度子どもを信じ、見守ってあげるようにして下さい。
■モチベーションを上げる声掛けをする
基本スタンスは「見守る」こと、とお伝えしましたが、これは子どもを放置するという意味ではありません。
ぜひ親に積極的に行っていただきたいのが、子どもの努力を認め、モチベーションを上げるような声掛けをすることです。
たとえば、
- 予備校や大学に出かける時間が少しだけ早くなった
- 少しだけ遅い時間まで勉強机に向かっていた
- ちょっとした隙間時間にテキストなどを眺めていた
といったことがあれば、積極的に褒めてあげることをオススメします。
親から見た子どものプラスの面の変化を褒めたり、伝えたりしてあげることで、子どもは
「両親が自分を見てくれている」
「両親の期待に応えたい」
という気持ちが湧いてきます。
このように、小さなことでもその都度きちんと褒めてあげることは、子どもの勉強の大きなモチベーションとなります。
4-2:環境面を整えてあげる
次に、子どもの受験を成功に近づけるために親が取るべき行動として、「環境面を整えてあげる」ということがあげられます。
子どもが落ち着いて勉強に集中できるように、出来るだけ良い環境を整えてあげると良いでしょう。
具体的な方法は、以下の2点です。
- 自宅の勉強環境を見直す
- 生活環境・生活リズムを整える
では、それぞれ解説していきます。
■自宅の勉強環境を見直す
普段の居住環境や勉強環境が適切でないと、子どもの勉強が捗らない可能性があります。
適切でない環境とは、たとえば以下のようなものです。
■騒音環境
- 周囲の騒音が多く集中できない
- 静かすぎて逆に集中できない
■居住環境
- 予備校や塾に通うのに時間がかかる
- 自習室や図書館がない・遠い
- 繁華街が近く、誘惑が多い
■心理的環境
- 勉強に適したデスク・チェアでない
- 勉強机とベッド・ソファが近い
- 人目がなくサボりがちになってしまう
もちろん、本人の努力次第で、これら環境面のマイナスを払拭できる人もいます。
しかし、このような適切でない環境で勉強することは、勉強へのハードルを上げてしまう一因になりますので、改めてチェックしてみることをオススメします。
自宅の勉強環境を整えることは、やる気を出すための最もお手軽な対策ともいえます。
出来るところから、環境を整えてあげることをオススメします。
■生活環境・生活リズムを整える
子どもが集中して勉強を始められるようにするには、無理のない範囲で親が生活リズムや環境を整えてあげることもオススメです。
同居している場合は、
- 毎日の食事の時間を統一する
- 勉強のやる気を削ぐ物を部屋に置かない
- 親がだらけている姿を見せない
下宿している場合は、
- 栄養バランスに偏りがでないよう支援する
- 勉強だけに集中しやすい環境に引越しさせる
- 定期的に電話やLINEなどで連絡を取る
など、親がサポートしてあげられることは多岐に渡ります。
子どもが「親にしてもらえたら助かる・嬉しい」ということを、積極的に行ってあげましょう。
4-3:塾・予備校を活用する
最後に子どもの受験を成功に近づけるために親が取るべき行動として、「塾・予備校を活用する」ということがあげられます。
必ずしも全ての人に当てはまる訳ではありませんが、歯科医師国家試験対策としては、必要に応じて予備校・塾に通うことをオススメします。
なぜなら、受験勉強で一番大切な、「必ず出題されるコアな知識」がどこかを把握するためには、受験のプロから教えてもらうことが最も早いからです。
そのため、親ができる最大の勉強面でのサポートが、子どもを塾・予備校に通わせてあげることだと考えます。
子どもにあった最適な予備校・塾の選び方は、こちらの記事で詳しく解説していますのでぜひ一度読んでみていただければと思います。
【歯科医師国家試験】大手・中堅予備校と個別指導塾の違い、適切な選び方
5章:勉強法に悩んだら「60日合格塾」にご相談を!
効率の良い勉強方法や、お子様に最適な予備校選びに悩んでしまうようなら、ぜひ無料相談を活用ください。
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60日合格塾についてご興味をお持ちいただけましたら、こちらのサイトもぜひご覧ください。
まとめ:歯科医師国家試験で歯科医師ではない親でもできることは沢山ある!
最後に、この記事でお伝えした内容をまとめます。
■親が歯科医師ではない場合でも、歯科医師国家試験合格可能
- 歯学部生の親は歯科医師ばかりではない
- 歯科医師ではない親の方が適切な距離感で子どもと接することができる
■歯科医師国家試験について、 歯科医師ではない親も必ず知っておくべきこと
- 過去と現在の歯科医師国家試験は違う
- 合格率・出題形式・出題範囲
- 受験生に求められる資質
- 親の適切な役割
- 模範となるような姿勢を見せる
- 金銭的・経済面の援助
- 生活・メンタル面の支援
■歯科国試受験生の親が子どもにしてはいけないNG行為
- ストレスやプレッシャーを与える
- 勉強に対して干渉しすぎる
- 子どものサポートを一切しない
- 親主導で予備校や塾を決めてしまう
■子どもの合格率を上げるために親がすべきこと
- 子どもへの接し方を変える
- 環境面を整えてあげる
- 塾・予備校を活用する
もしも、この記事を読んでも歯科国試合格に向けた学習計画の立て方や予備校・塾選びにご不安やお悩みがある場合は、
- 国家試験のプロが親身になって解決策を提示
- 受験生だけでなく、親の相談も可能
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この記事の内容を参考に、子どもが歯科医師国家試験合格に近づけるよう行動を開始していきましょう。
当メディア「歯科国試ドットコム」は、歯科医師国家試験の受験生が確実に合格できるように、受験生本人と親御様向けに情報提供するメディアです。
もしあなたが、歯科医師国家試験に対して不安を抱えている場合、ぜひ当メディアの記事を読んで知識やスキルを身に付け、合格に向けた正しい努力ができることを願っています。