【歯科医師国家試験】諦めるタイミングと諦めても後悔しない方法とは
- 公開日:2023.12.12
- 更新日:2023.12.26
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もしあなたが、歯科医師国家試験を諦めたいと迷っているなら、
- 歯科医師国家試験の合格を諦めても良いのか知りたい
- 本音では受験を諦める理由を探している
- 歯科医師国家試験を諦めたあとに後悔しない方法を知りたい
- 歯科医師国家試験を諦めずに合格する方法があれば知りたい
といった疑問や悩みをお持ちではないでしょうか。
受験生活になかなか終わりが見えないと、「もしかしたらこのままずっと国家試験に合格できないのではないか」と不安になると思います。
その一方、「これまでの勉強がすべて無駄になるのではないか」「ここで諦めたら後悔するのではないか」との思いもあり、葛藤している状態ではないかと思います。
実は歯科医師国家試験には、諦めるべきタイミングがあります。
そして、その後の進路を適切に選ぶことができれば、歯科医師以外の職業についても後悔しない可能性もあるのです。
もちろん、歯科医師以外の職業では満足できない場合は、次の歯科医師国家試験で合格するために直ちに行動を始める必要があります。
重要なのは、歯科医師国試の合格を目指すかどうかを、自分の意思で決めることです。
そこで、この記事では、歯科医師国家試験を諦めるか迷っている受験生向けに
- 歯科医師国家試験を諦めるタイミング
- 歯科医師国家試験を諦めても後悔しない方法
- 歯科医師国家試験を諦めた後の進路
- 歯科医師国家試験を諦めずに来年合格するためにできること
について解説していきます。
あなたがこの記事を読めば、歯科医師国家試験を諦めるかどうか決断することができるでしょう。
ぜひ、この記事を読んで、迷いを晴らし行動を開始していきましょう。
また、5章では模試で歯科医師国家試験を諦めたくない場合に、オススメの学習ノウハウを持つ「60日合格塾」の特徴についても案内していますので、ぜひ最後まで目を通してみてください。
目次
1章:歯科医師国家試験を諦めるタイミング
1章では、歯科医師国家試験を諦めるタイミングについてお伝えします。
歯科医師国家試験を諦める区切りとなるタイミングは、以下の3つです。
- 5回以上浪人したとき
- 両親に「諦めなさい」と言われたとき
- 自分がやり切ったと思ったとき
ひとつずつ解説します。
1-1:5回以上浪人したとき
まず、国家試験を諦めるか迷っている人に知っておいてほしいことは、「多浪生ほど合格率が下がっていく」ということです。
第115回歯科医師国家試験では、卒業年次別の合格率が公開されています。
それによると、それぞれの合格率は、1浪:54.0%、2浪:36.4%、3浪:27.6%、4浪:27.7%、5浪:12.3%、6浪:5.7%、7浪:7.7%、8浪:0.0%、それ以上:2.4% です。
(参考)第115回歯科医師国家試験 卒業年次別受験者数・合格者数・合格率
このように、浪人した年数が多いほど、合格率が低くなっていることがわかります。
具体的に言うと、2浪した時点で10人中3,4人、3浪では3人に1人、5浪では9人に1人しか合格できていないのです。
もちろん、浪人を重ねても合格する人もいますし、歯科医師国家試験を諦めるタイミングは人それぞれです。
しかし、この多浪生の合格率を一つの目安とすると、合格できるのが9人に1人となる5浪以上がひとつの区切りとなると言えるでしょう。
1-2:両親に「諦めなさい」と言われたとき
次に、国家試験を諦めるタイミングとしては、「両親に諦めなさいと言われたとき」です。
なぜなら、両親の協力がなければ、資金面で受験生活を続けることが難しくなるからです。
歯学部の学費は高く、また歯科医師国家試験に落ちて浪人した場合の費用も高額です。
スポンサーである両親から諦めるよう言われた場合は、すっぱり諦める心づもりは必要と言えるでしょう。
ただし、親御様の考え方として、「あと1年やらせてほしい!」とお子様が奮起することを期待して、あえて厳しい言葉をかける場合もあります。
まずは、自分と親の本音はどうなのか、じっくりと腹を割って話し合うことが必要です。
両親から諦めるよう言われると、「今まで頑張ってきたのに!」とつい感情的になってしまいがちですが、高額な学費や浪人費用を負担してくれている両親には、誠意をもって対応することをオススメします。
1-3:自分がやり切ったと思ったとき
3つ目の国家試験を諦めるタイミングは、「自分がやり切ったと思ったとき」です。
なぜなら、やり切る前に諦めてしまうと、その後ずっと後悔が消えないからです。
自分の中で全力を出し尽くし、それでも不合格だった場合には諦めもつきやすいです。
一番ダメなのは、中途半端に浪人を続けることです。
もしかしたら受かるかも…という安易な気持ちで勉強を続けると、合格からも遠のきますし、いつまで続ければ合格できるのかわからず苦しい思いをすることにつながります。
さらに途中で受験を諦めた場合、あの時もっと頑張ればよかったという後悔や、本来社会経験を積めたはずの時間を浪費してしまったという思いがずっと残ってしまうのです。
厳しい言い方になりますが、中途半端に受験生活を続けるくらいなら、すぐに社会にでて働く方が社会経験を積める分ましとも言えるでしょう。
自分の中で納得して諦めるためにも、まずは一度全力で歯科医師国家試験に向き合うことが必要です。
あと1年だけ、あと60日だけ全力で勉強に向き合いたい人は、60日合格塾が全力でサポートしますのでご相談ください。
2章:歯科医師国家試験を諦めても後悔しない方法
2章では、歯科医師国家試験を諦めても後悔しない方法についてお伝えしていきます。
歯科医師国家試験を諦めても後悔しない方法は、以下の3つです。
- 自分の気持ちを整理しておく
- 両親としっかり話し合う
- 第三者に相談する
では、ひとつずつ解説していきます。
2-1:自分の気持ちを整理しておく
まず、国家試験を諦めるか迷っている人に実行してほしいことは、「自分の気持ちを整理しておく」ことです。
なぜなら、納得のいく決断をするには、自分の本心を洗い出すことが何より重要だからです。
受験生活を続ける中で、いろいろな疑問や不安が思い浮かんでも、日々の忙しさに追われ、深く考えることは後回しになりがちではないでしょうか。
しかし実は、これらの疑問点にしっかりと向き合うことが、自分の本心を知る糸口となるのです。
たとえば、以下のような視点で自問自答したときに、確固とした答えがでてくるでしょうか。
- 本当に全力を出し尽くしたのか?
- 本当に歯科医師国家試験を諦めたいのか?
- 勉強がはかどらなくて後ろ向きになっているだけではないか?
- 一時的に不安になっているだけではないか?
- 諦めた後にやりたいことがあるのか?
- 諦めた後の進路は決まっているのか?
もし自分の中ですぐに答えが出ないなら、答えが出るまでじっくり考えてみたり、他の受験生と比較してみたり、情報収集してみると良いでしょう。
答えを探す中で、「自分は本当はどうしたいのか」が見えてくるはずです。
自分の本心が分かればおのずと、取るべき行動も定めることができるのです。
2-2:両親としっかりと話し合う
次に、国家試験を諦めるか迷っている人に実行してほしいことは、「両親としっかり向き合う」ことです。
歯科医師国家試験には家族の協力も欠かせません。
特に、学費や生活面でもっとも大きなサポートをしてくれているご両親とは、きちんと話し合うことが必要です。
受験生活で受験生自身が様々に思い悩むように、実は受験生を見守るご両親もいろいろな思いを抱えています。
また家庭の事情も、刻々と変わるものです。
親子であっても、その時その時で、受験に対する気持ちや今後の進路への考え方に差が出ることがあるのです。
お互いの本心をよく理解しないまま受験生活を続けていると、必ずどこかで無理が生じてきます。
受験生活を続けるにしても続けないにしても、節目節目でご両親ときちんと話し合い、お互いの本心を確認しておくことが欠かせないと言えるでしょう。
2-3:第三者に相談する
3つ目に、国家試験を諦めるか迷っている人に実行してほしいことは、「第三者に相談する」ことです。
なぜなら、多くの場合、第三者の方がより客観的な評価ができるからです。
たとえば、友人、大学の講師,予備校のチューターなど、普段の自分の様子を知っていて客観的にアドバイスをくれる可能性が高い第三者に相談することがオススメです。
また、アドバイスを求めるときに自分の気持ちを言語化することで、気持ちの整理にもつながります。
もし、それらの人々のアドバイスを聞いても、「受験を諦める」という気持ちが変わらなければ、自分の意志が強く、将来後悔する可能性も低いと考えられます。
逆に、第三者に相談する時点で気持ちに迷いが出るようであれば、まだ諦めきれない気持ちが残っていると言えるでしょう。
その場合は、「あと1年」など期間を区切って全力投球してみるのもオススメです。
3章:歯科医師国家試験を諦めた後の進路
ここまで、1章では歯科医師国家試験を諦めるタイミングについて、2章では歯科医師国家試験を諦めても後悔しない方法についてお伝えしてきました。
3章では、歯科医師国家試験を諦めた後の進路について、以下の3つを解説していきます。
- 大学は卒業しておく
- 医療関係に就職する
- 一般企業に就職する
では、ひとつずつ解説していきます。
3-1:大学は卒業しておく
まず、国家試験を諦めたあとの選択肢として知っておいてほしいことは、「大学は卒業しておく」ことです。
なぜなら、最終学歴が高卒と大卒では、その後の就活の難易度が格段に変わるからです。
応募条件で「大卒以上」とする企業は多く、大卒の方が就職の選択肢が広がりますし、企業によっては入社後の出世も大卒のほうが優先される場合もあります。
さらに一般的に、男性も女性も大卒と高卒では、生涯賃金に約6000万円という大きな差があると言われています。
このように、歯科医師国家試験を諦めたとしても、大学卒業だけは確実にしておく方が、今後の社会生活が有利になると言えるでしょう。
ただし、既にやりたいことが決まっており、それに学歴が不要な人は除きます。
学歴はないよりあるに越したことはないため、特別やりたいことが決まっていない場合は、大学は卒業しておくことがおすすめです。
3-2:医療関係に就職する
次に、国家試験を諦めたあとの選択肢として挙げられるのが、「医療関係に就職する」ことです。
歯学部を卒業すると、臨床検査技師の受験資格が得られます。
資格を取って、病院などの医療関係機関に就職するという選択肢もあります。
また、歯学の知識を活かして歯科医療機器を開発製造している「メーカー」、口腔ケア商品や医薬品を開発する「製薬会社」などへの就職も良い選択肢となります。
ただし、歯科医師免許を持っている人に比べると、就職が不利になる可能性はあるため注意が必要です。
3-3:一般企業に就職する
3つ目に、国家試験を諦めたあとの選択肢として挙げられるのが、「一般企業に就職する」ことです。
医療関係にこだわりがなければ、一般企業に就職することも可能です。
ただし、就活の際に歯学部出身の点は、ほぼ確実に聞かれる点に注意が必要です。
歯科医師国家試験を諦めた前向きな理由など、話せるようにしておくのがオススメです。
4章:歯科医師国家試験を諦めずに来年合格するためにできること
ここまで、1章では歯科医師国家試験を諦めるタイミングについて、2章では歯科医師国家試験を諦めても後悔しない方法について、3章では歯科医師国家試験を諦めた後の進路についてお伝えしてきました。
4章では、歯科医師国家試験を諦めずに、来年合格するためにできることについてお伝えしていきます。
来年合格するためにできることは、以下の4つです。
- 絶対に合格するという強い気持ちを持つ
- 効率的な勉強法を知る
- 受かる人のマインドセットを身につける
- 努力が継続できる環境を選ぶ(予備校・塾など)
では、それぞれ解説していきます。
4-1:絶対に合格するという強い気持ちを持つ
歯科医師国家試験に受かる人は、「自分は今年必ず受かる」という覚悟を1年間持ち続けられる人だともいえます。
もちろん、受験生活は辛いことがほとんどであり、誰しもが毎日のように「自分は本当に合格できるのか」というような不安が頭によぎることでしょう。
しかし、そのような時に心が折れそうになる人と立ち直れる人の違いは、「今年必ず受かって歯科医師になる」という目標に常に立ち返ることができるかどうかなのです。
4-2:効率的な勉強法を知る
歯科医師国家試験に受かるためには、効率的な勉強法を知り「勉強の質を上げる」ことが非常に重要です。
その効率的な勉強法とは、
- 勉強時間・勉強の仕方を見直す
- 予備校・個別指導塾を上手く活用する
- 適切なテキストを選ぶ
- 国試本番を意識した勉強法を行う
の4つに大別されます。
効率的な勉強法については、こちらの記事にてより詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてください。
【歯科医師国家試験】効率的な勉強法、科目・分野別のおすすめ勉強法
4-3:受かる人のマインドセットを身につける
歯科医師国家試験に受かるためには、受かる人のマインドセットを身につけることが非常に重要です。
なぜなら、マインドセットが変われば、すべての行動が変わるからです。
「マインドセット」とはあまり聞きなれない単語ですが、「その人の考え方や姿勢、習慣など」を表す言葉です。
受かる人には共通して、受かる人なりの考え方や勉強へ取り組む姿勢などが存在します。
多くの受験生は、「どこの予備校に通ったか」や「何のテキストを使ったか」など、手っ取り早いアドバイスを求める傾向にありますが、決め手はそこではありません。
まずは、受かる人のマインドセットに、できるだけ近づけることが合格への近道なのです。
身近な大学の先生や先輩、予備校の講師などに積極的に、「どのような考え方や姿勢を持って受験生活を過ごしていたか」を聞いて、自分のものにすることをオススメします。
もしあなたの身近にそのような人がいなければ、5章で紹介する「60日合格塾」の無料相談に申し込んでみてください。
4-4:努力が継続できる環境を選ぶ(予備校・塾など)
次に、国家試験本番で実力を発揮するために必要なのが、「努力が継続できる環境に身を置く」ということです。
たとえば、現役生で大学内ではなかなか勉強に集中できない人や、宅浪生で勉強と勉強以外の時間の切り替えが上手くいかない人などは、努力が継続できないことに悩むことがあると思います。
そのような際は、予備校や塾に入り、思い切って環境を変えてしまうことをオススメします。
大手・中堅予備校では、自習室や図書室が完備されていたり、チューター制度や臨床実技面のサポートを実施していたりするところもあります。
また、個別指導塾で担当講師に毎日の学習状況を管理してもらったり、毎日何をやらなければいけないかを明確にしたりしてもらうことで、努力を継続できる可能性が高まります。
自分に合った予備校・塾の選び方については、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてください。
【歯科医師国家試験】大手・中堅予備校と個別指導塾の違い、適切な選び方
5章:歯科医師国家試験を諦めたくない人は「60日合格塾」に相談を
もし、あなたが「歯科医師国家試験を諦めたくない」と感じているのであれば、ぜひ一度、当メディアを運営する「60日合格塾」に無料相談してみてください。
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5-1:苦手・弱点を無料で診断します
自分自身の苦手や弱みを把握するためには、客観的な視点が欠かせません。
60日合格塾では、模試順位や成績などの様々な情報から、あなたの苦手や弱点を無料で診断しています。
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5-2:効果的な勉強法を無料で教えます
LINEやメール、電話でご相談頂いた方には、無料Zoom面談のご希望もお伺いしています。
このZoom面談では、簡単な質問への受け答えを通して、あなたがどのような思考パターンかどうかを分析し、そのパターンに合った効果的な勉強法を教えています。
体験授業なども随時実施していますので、お気軽にZoom面談にお申し込みください。
5-3:今後の勉強計画をアドバイスします
60日合格塾の無料相談の大きな特徴としては、今後どう勉強していけば良いかといった、具体的な勉強計画を国家試験のプロがアドバイスしていることです。
60日合格塾では、入塾する・しないに関わらず全ての受験生をサポートするをモットーにしていますので、他の塾の面談では得られないアドバイスを受けることが可能です。
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まとめ:歯科医師国家試験を諦める前に自分の気持ちを整理しよう!
今回の記事の内容をまとめます。
歯科医師国家試験を諦めるタイミングとして、以下の3つを解説しました。
- 3回以上浪人したとき
- 両親に「諦めなさい」と言われたとき
- 自分がやり切ったと思ったとき
また、歯科医師国家試験を諦めても後悔しない方法は、以下の3つでした。
- 自分の気持ちを整理しておく
- 両親としっかりと話し合う
- 第三者に相談する
歯科医師国家試験を諦めた後の進路として、以下の3つを解説しました。
- 大学は卒業しておく
- 医療関係に就職する
- 一般企業に就職する
歯科医師国家試験を諦めずに、来年合格するためにできることとして、以下の4つを解説しました。
- 絶対に合格するという強い気持ちを持つ
- 効率的な勉強法を知る
- 受かる人のマインドセットを身につける
- 努力が継続できる環境を選ぶ(予備校・塾など)
もし、この記事を読んでも歯科医師国家試験を諦めたくない人は、
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この記事の内容を参考に、合格に近づけるよう行動を開始していきましょう。
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