【歯科国試対策】要領が悪い子供に対して親ができること3つを解説
- 公開日:2023.08.08
- 更新日:2023.10.25
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あなたは、
- 私の子供は歯科国試勉強の要領が悪いのではないか
- 試験勉強の要領が悪い子供に対して親ができることはないか
- なんとかして子供を歯科国試に合格させたい
とお考えではありませんか?
歯学部や予備校の学費は高額なので、どうにか今年中に子供には歯科国試に合格してほしい、と考えてしまいますよね。
結論から言えば、要領の悪さは、
- 塾・予備校の活用
- 環境面を整えてあげる
- 接し方を変える
ことで解決できます。
しかし、具体的にどういう方法で子供にアプローチすればよいかわかりませんよね。
この記事を読むことで、要領の悪い子供へのアプローチの仕方・子供の要領が悪い原因を学べます。
具体的には、
1章で歯科国試対策の要領が悪い子供の特徴3つ
2章で歯科国試対策における要領が良い勉強法
3章で要領が悪い子供に対して親ができること
4章で 60日合格塾について
解説しています。
この記事を読んで、子供の要領が悪い場合に親ができることを把握しましょう。
目次
1章:歯科国試対策の要領が悪い子供の特徴3つ
この章では、歯科国試対策の要領が悪い子供の特徴3つを、具体的な事例を添えて説明します。
要領が悪い子供の特徴としては、
- 素直すぎる
- 自分で考えない
- イメージできない
といった特徴があります。
そのため
- 先生に配られたプリントを丸覚えし、勉強内容の優先順位付けができない。
- 言われるがままの勉強法で勉強し、意味合いを考えず表面上の自己流勉強法を行なってしまう。
- イメージができないので、丸暗記をしてしまい時間が余計にかかる。
といった状態です。
1-1:勉強内容に対する優先順位付けが不適切
【過去にあった相談事例1】
■歯学部6年生 Aさん
今年度、歯科国試を受験する。
Aさんは真面目な性格で、疑問に思ったことはその都度調べるタイプ。
問題集を解き進めていくと、わからない問題が出てきて、その都度教科書に立ち返りながら丁寧にノートにまとめていった。
正答率20%以下の問題も、丁寧に調べていたため非常に時間がかかってしまった。
時間がかかってしまった上に、まとめノートが教科書や参考書のように分厚くなってしまった。
せっかく時間をかけて作ったまとめノートの意味がなくなってしまった。
結果的に歯科国試対策が全て終わらず、気持ちも焦り臨床分野まで手の回らない状況となり合格点に到達できなかった。
■事例の解説
優先順位は、効率的な勉強を行うために非常に重要です。
優先順位を上手くつけられないと、大事な勉強が後回しになり無駄なやり直しが発生してしまいます。
目の前の勉強ばかり考えていて、全体像が見えていないと要領が悪くなりがちです。
細かい部分を必要以上に丁寧に行なっている場合も、多くの時間がかかってしまいます。
一方、要領が良い子供は、自分がやるべきことの優先順位を付けることが上手です。
さらに、全体の大枠を捉えた上で、重要なポイントを押さえ、段取りを組み立てられます。
そのため、勉強内容が多くあったとしても、焦ることなく効率的に進めることができるのです。
1-2:自己流で非効率的な勉強法をしている
【過去にあった相談事例2】
■歯学部6年生 Bさん
今年度、歯科国試を受験する。
予習復習しながら学びたいと思い、夜中に問題集や教科書を用いながら勉強を進めた。
しかし、夜中の勉強の影響で朝起きることができず出席も十分にできなかった。
せっかく、授業に出席しても寝てしまう時もあり授業を有効活用できなかった。
こなすことを意識するあまり、メリハリのある学習が進められなかった。
そのため、復習がおろそかになってしまった。
以前に勉強した内容も抜け落ちており、結果的に不合格となってしまった。
■事例の解説
要領が悪い子供は、自己流のその場限りの勉強法となっている場合が多いです。
やり方がわからず混乱している状態でたくさん勉強したとしても、かえって混乱してしまいます。
非効率な勉強の特徴には、以下のものが挙げられます。
- 通常は復習に力を入れすぎて、予習がおろそかになるケースが多いが、自学習に力を入れすぎて授業がおろそかになる。
- 授業中にメリハリがない
- テスト勉強を始めるのが遅い
- 復習せずにテスト勉強を始める
- 1回で覚えられると思って、復習しない
- わからない問題でずっと悩んでしまう
- 一夜漬けのテスト勉強をしてしまう
子供の性格や学力、得意・不得意を見極めた上で、一番適した勉強のやり方を一緒に見つけることが重要です。
1-3:勉強時間は長いが途中でダラダラしている
【過去にあった相談事例3】
■歯学部6年生 C さん
今年度、歯科国試を受験する。
国家試験対策は大変と聞いており、Cさんも対策問題集を購入し対策を始めた。
Cさんはかなり気合いが入っており、平日は授業後に5時間、休日は1日12時間を目標に勉強すると決めた。
しかし、問題集をじっくり読んで、教科書で調べるインプットは行ったもののアウトプットは不十分であった。
勉強場所も大学の図書館のみで、途中で息がつまってしまった。
勉強科目もその日に決めた1科目のみやる勉強法で、途中で飽きてしまう。
勉強時間の目標は立てたが、具体的にどの分野を勉強するかの目標は立てずに進めてしまった。
具体的な目標がわからないため、途中でやる気がなくなってしまった。
勉強時間は確保していたが、スマートフォンをいじってしまったり、ボーッとしたりしている時間もあり勉強は捗らなかった。
結果的に不合格となってしまった。
■事例の解説
要領が悪い子供の特徴に、勉強時間は長いが途中でダラダラしてしまうということが挙げられます。
大前提として
「大半のことは、やればやるほど飽きる傾向にある。」
「ずっと同じことをやり続けて、飽きない人はほとんどいない。」
ということです。
誰しも勉強に飽きることは普通であることがわかれば、深刻に悩む必要はありません。
しかし、継続して勉強するには途中でできる限りだらけず、気分転換して対処する必要があります。
だらだらせずに、気分転換する方法として
- インプットとアウトプットのバランスを意識する
- 勉強する場所を変える
- 適度に科目を変えて勉強する
- 目標を立てる
- 勉強をゲーム化する
といった方法があげられます。
2章:歯科国試対策における要領が良い勉強法
この章では、歯科国試対策における要領が良い勉強法にについて、以下4つの観点から解説します。
- 理想の勉強時間、勉強スタイル
- 予備校、塾の活用方法
- 適切なテキストの選び方
- 国試本番を意識した勉強法
それぞれ説明します。
2-1:理想の勉強時間・勉強スタイル
理想の勉強時間は、人によって集中力が続く時間や生活リズムが異なるため一概には言えません。
しかし、最低限確保してほしい2つの勉強時間があります。
- 1日の勉強終わりに勉強した内容を振り返る時間
- 翌朝に前日の勉強内容を1から思い出す時間
をそれぞれ15~30分取ることです。
最低限当日の夜・翌朝の2回思い出すことが、国家試験当日まで頭に残る「長期記憶」とするために欠かせないことです。
国家試験勉強においては、毎日多くの分からない知識や問題に直面します。
その際は、
- 何が分からないかを言語化する
- 調べる(分からない場合は人に聞く)
- 調べた結果を人に教えられるまで理解する
というサイクルを回す勉強スタイルが有効です。
2-2:予備校・塾の活用方法
歯科国試対策には、予備校・塾を活用することが有効です。
受験勉強で一番大切な「必ず出題されるコアな知識」がどこかを把握するためには、受験のプロから教えてもらうことが最も早いからです。
予備校・塾の活用について、詳しくは以下の記事も参考にしてください。
歯科医師国家試験の予備校選び!オンライン型と通学型、自分に合う選び方とは?
2-3:適切なテキストの選び方
受験勉強で最も重要なものの一つに、「どのテキストを使用して勉強をするか」があります。
歯科国試の勉強をするために最低限必要なテキストは、以下の3つとなります。
- 過去問解説書
- 科目別の参考書
- 過去10年分ほどの過去問(厚労省のHP上でPDFが公開されています)
多くの受験生は市販のテキストを使用しています。
過去問解説書は可能な限り、全科目を同じ年度版のセットで揃えましょう。
科目別の参考書は過去問No.の記載があるものを選ぶことで、過去問と連動して使用することができるためおすすめです。
また、大学や予備校・塾のテキストやレジュメをしっかり活用して勉強していきたいと思われる方は多いでしょう。
しかし、大学や予備校のテキストや配布資料(レジュメ)は、「講義をすること前提」で作られたものや、講義に用いたスライドそのまま配布していることが多く、スムーズな理解の妨げになる場合もあるので注意が必要です。
2-4:国試本番を意識した勉強法
歯科医師国家試験の難しさは、本番で初見の問題に対して、自分の持てる知識と思考力を総動員して、問題を解いていくところにあります。
最終的に合格を左右するのは、「インプット力」ではなく「アウトプット力」です。
具体的な方法としては
- インプット(暗記)は最低限に
- コアな知識を完璧にする
- 科目間の関連を意識する
- アウトプットに注力する
が有効です。
歯科国試本番を意識した勉強法について、詳しくは以下記事を参考にしてください。
【歯科医師国家試験】効率的な勉強法、科目・分野別のおすすめ勉強法
3章:要領が悪い子供に対して親ができること
この章では、要領が悪い子供に対して親ができることを、以下3つの観点から解説します。
- 塾・予備校を活用する
- 環境面を整えてあげる
- 子供への接し方を変える
3-1:塾・予備校を活用する
3-1-1:本人に合う塾・予備校を見つける
塾・予備校を利用するのもひとつの方法です。
先生に「どうすれば要領よく勉強できるか」を教えてもらい、それを元に行動を変えられるからです。
塾・予備校の場合、試験の専門家の先生に教えてもらえるため、さまざまなアドバイスをもらえるのがメリットです。
場合によっては、1対1で教えてもらえる塾・予備校を活用することも重要です。
ノートの書き方、日ごろの勉強法など、細かな改善点をひとつひとつアドバイスしてもらえます。
「こう勉強するといいよ」「こうすると効率的だよ」というアドバイスを相性の良い先生から教えてもらうと、さらにその効果はアップします。
予備校・塾の活用について、詳しくは以下の記事も参考にしてください。
歯科医師国家試験の予備校選び!オンライン型と通学型、自分に合う選び方とは?
3-1-2:親子で相談してみる
「親御さんがお子さんをどう思っているか」も非常に重要です。
「うちの子は要領も頭も悪い・・」
「何をやってもダメなんだよね・・」
「運動だけできるけど、頭は悪いんだよね」
と決めつけてしまうと、子供はその通りになってしまいます。
反対に
「大丈夫。ひとつずつ直せば要領よくなるよ」
「お母さんはできるって信じてるよ」
「野球は上手いんだから、ほかのことも上手くできるよ」
といったように、子供を信じてあげることで、子供の行動が変わっていき成績アップにつながります。
このように、一度親子で相談してみると試験勉強に対して前向きに取り組めるようになります。
3-2:環境面を整えてあげる
3-2-1:自宅の勉強環境を見直す
勉強モードに切り替えるには、多くの場合、自宅の環境を整えることで効果が出やすいです。
勉強モードに変えるための環境づくりは
- 朝日を浴びることのできる窓環境を整える
- 勉強だけに集中できるスペースを造る
2つが重要なポイントです。
朝日を浴びることのできる窓環境を整える方法は
- 遮光等級の低いもの/色の薄いカーテンを使用する。
- 電動タイプでタイマーセットする。
といった方法が効果的です。
勉強だけに集中できるスペースをつくる方法は
- 勉強スペースとベッドは別々の場所に
- 個室が用意できなければ、仕切りで他の空間と分ける
- 小上がりを活用して、他の空間と分ける
といった方法が効果的です。
3-2-2:生活環境・生活リズムを整える
生活リズムも工夫すると、より効率よく勉強に取り組めます。
重要なポイントは以下の5つです。
- 決まった時間に起きて朝日を浴びる
- 服を着替える
- スケジュールを組んで勉強に取り掛かる
- 休憩を必ず入れる
- ルーティン化する
それぞれ説明します。
■決まった時間に起きて朝日を浴びる
朝日を浴びることで、体内時計を正常化します。
良好な体調で勉強に取り組めます。
■服を着替える
家にいるとラクな服装で過ごしがちですが、着替えることで気持ちにメリハリが出て活動的になります。
■スケジュールを組んで勉強に取り掛かる
スケジュールを組んで勉強を行うことで、その日の課題が明確になります。
ゴールがわかっていればより集中し、やる気を持って取り組めます。
■休憩を必ず入れる
何時間も続けて勉強をすると疲労がたまります。
ストレッチなどで凝り固まった体をほぐして血流を良くしたり、換気や水分補給をしたりすると効果的です。
■ルーティン化する
上記のステップをルーティン化することが重要です。
「ルーティン化する」というのは簡単に言えば、「勉強するリズムを作る」ということです。
最初はなかなかうまくいかないかもしれませんが、習慣になってしまえば楽になります。
3-3:子供への接し方を変える
3-3-1:基本スタンスは「見守る」
試験勉強時の親子関係では「程よい距離感」が大切です。
国家試験勉強においては「子どもが受験について話したいときに、相手になれる」ことが大切です。
子供は学習スケジュールや目標などは自分で決められる年齢です。
親の過干渉を、子供は煩わしく感じます。
しかし、方向性を決めかねている時や不安な時に頼りになるのは保護者です。
相談されたときに、きちんと答えてあげられるように、国家試験の仕組みを理解し、普段の子供の頑張りを見守る必要があります。
3-3-2:モチベーションが上げる声掛けをする
子供がスマホをいじっている姿やテレビを見ている姿を見ると、つい「勉強しなさい!」と怒りたくなるかもしれません。
しかし、感情に任せて「勉強しないからこんな点数しか取れないのよ!」など、自分の不安を言葉でぶつけてしまうとお子さまはやる気をそがれるばかりか、反感を持たれてしまいます。
学習面の過剰な口出しは避け、保護者の役割はお子さまの健康管理や精神面のサポートと割り切ることが重要です。
3-3-3:親も一緒に勉強をする
親は子供をつぶさに観察できるため、学習状況やつまずきを把握し、子供の疑問や困難に柔軟に対応できます。
弱点を見極めて課題を取捨選択したり、苦手分野を何度も復習させたりすれば、試験勉強の効率化にもつながります。
子供が努力している姿を見ることで、お子さんのやる気を引き出すのに必要な「ほめる」ポイントを見つけやすいこともメリットとして挙げられます。
4章:子供の要領が悪くて不安な場合は「60日合格塾」に相談を
この章では、歯科国試対策に有効な「60日合格塾」について、以下3つの観点から解説します。
- 歯科国試対策のプロが親身になって解決策を提
- 受験生だけでなく、親御様の相談も可能
- 電話・メール・LINE・Zoomなど各種対応
4-1:歯科国試対策のプロが親身になって解決策を提示
「60日合格塾」では合格に必要な学習内容だけに特化し、余計な講義や知識の詰め込みを削ることで、予備校・塾で行われているムダを徹底的に省いた60日合格メソッドを作り上げました。
国試対策の勉強をゼロから始めたとしても、最大60日(1日6時間×60日=360時間)で合格ラインに到達できるメソッドです。
その秘訣は
- 各分野の60%の知識だけを、最小限のインプットで押さえる
- 徹底したアウトプットで、覚えた知識を引き出す力を鍛える
- 残り40%の知識は消去法などの論理的な解法を身に付けて対応する
ことで、各領域でトータル70%前後を得点し、最小限の勉強時間・最低限の努力で合格ラインを超えることを目的にしていることが特徴です。
4-2:受験生だけでなく、親御様の相談も可能
「60日合格塾」では、お申込み時とその後定期的に受講生・ご家族・塾長で三者面談を実施し、カリキュラムの内容や学習の進捗状況をお話しさせていただくことで、合格までの期間を三者で乗り越えられるような協力体制を築いていきます。
また、ご家族の方がお子さんにどう接していけば良いかなども、必要に応じてアドバイスの場を設けさせていただきます。
4-3:電話・メール・LINE・Zoomなど各種対応
歯学部国試受験生の中には
- 正しい勉強方法が分からない
- 1年間の計画が立てられない
- 予備校・塾を決められない
- 暗記がとにかく苦手
- 集中力が長く続かない
- 模試で2,000位以下
ということに悩んでいる方も多いと思います。
「60日合格塾」では1年間の過ごし方や勉強方法などの疑問に、塾長・和気がZoomまたはお電話にて無料でお答えします。
ぜひ、お気軽にご相談ください。
まとめ:要領が悪い子供には、親ができる最大限のサポートを !
歯科国試対策の要領が悪い子供の特徴を知ることが大事
- 勉強内容に対する優先順位付けが不適切
- 自己流で非効率的な勉強法をしている
- 勉強時間は長いが途中でダラダラしている
歯科国試対策における要領が良い勉強法
- 理想の勉強時間・勉強スタイル
- 予備校・塾の活用方法
- 適切なテキストの選び方
- 国試本番を意識した勉強
要領が悪い子供に対して親ができること
- 塾・予備校を活用する
- 環境面を整えてあげる
- 子供への接し方を変える
上記を意識しながら、親が最大限のサポートを行うことで、子供も安心して勉強できます。
できることから少しずつサポートしていきましょう!
もしこの記事を読んでも、歯科医師国家試験合格に向けた学習計画の立て方や、勉強方法にご不安やお悩みがある場合は、
- 歯科国試対策のプロが親身になって解決策を提示
- 受験生だけでなく、親御様の相談も可能
- 電話・メール・LINE・Zoomなど各種対応
といった特徴のある「60日合格塾」に一度相談してみてください。
60日合格塾の詳細をもっと知りたい場合は、こちらのサイトをぜひご覧ください。
ご相談の際は、こちらのLINEに登録してお気軽にメッセージをお送りください。
この記事の内容を参考に、歯科医師国家試験合格に近づけるよう行動を開始していきましょう。
当メディア「歯科国試ドットコム」は、歯科医師国家試験の受験生が確実に合格できるように、受験生本人と親御様向けに情報提供するメディアです。
もしあなたが、歯科医師国家試験に対して不安を抱えている場合、ぜひ当メディアの記事を読んで知識やスキルを身に付け、合格に向けた正しい努力ができることを願っています。