歯学部での勉強時間は膨大!効率よくこなして学生生活を楽しもう!
- 公開日:2024.01.11
- 更新日:2024.01.11
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あなたは、
- 歯学部ではどれくらいの勉強時間が必要か知りたい
- 歯学部の勉強時間が多い理由を知りたい
- 歯学部の膨大な勉強時間は効率よくこなしたい
とお考えではありませんか。
結論、歯学部の勉強時間は非常に多いです。
学業以外の活動もこなしながら、勉強するのは非常に大変です。
なぜなら、習う項目も膨大で実習や定期試験、卒業試験、国家試験と越えるべき関門も非常に多いからです。
できるなら、効率よく勉強も学業以外の活動にもしっかり取り組んでいきたいですよね。
この記事では
1章で、歯学部での勉強時間は膨大になる2つの理由2章で、少ない勉強時間でも効率よく勉強する方法
3章で、歯学部での勉強時間を確保するための時間管理術5選
4章で、歯学部の勉強時間をより有意義に過ごす方法
について解説します。
この記事を読むと、歯学部生活で上手に勉強時間を確保する方法や、勉強内容についていく方法を知れます。
この記事を読んで、効率よく勉強時間を確保し歯学部生活を過ごしましょう。
目次
1章:歯学部での勉強時間が膨大になる2つの理由
この章では、歯学部での勉強時間が膨大になる、2つの理由について解説します。
- 歯学部6年間で勉強する内容は膨大で、多くの勉強時間が必要
- 進級に必要な試験は難しく、勉強時間が必要
それぞれ説明します。
1-1:歯学部6年間で勉強する内容は膨大で、多くの勉強時間が必要
歯学部での6年間は、一般的な大学生活とは比べると非常に大変です。
その主な理由の一つが、勉強する内容の膨大さです。
解剖学から生理学、病理学に至るまで、専門的な知識を多く学びます。
さらに、臨床技術の習得も必要です。
このような多様な科目をマスターするには、多くの時間が必要となります。
また、歯科医師国家試験の合格率は63~65%と低く、3分の1以上の受験者が合格できない状況が続いています。
このような厳しい状況で進級・卒業を目指すには、多くの勉強時間が不可欠です。
1-2:進級に必要な試験は難しく、勉強時間が必要
歯学部での進級は、一般的な学部よりもはるかに大変です。
進級に必要な試験で学ぶことは、非常に難しく膨大です。
定期試験や、CBT・OSCE、臨床実習、卒業試験など、進級・卒業のために越えるべきハードルは非常に多いです。
20年前の歯科医師国家試験の合格率は、90%程度でした。
しかし、現在の歯科医師国家試験の合格率は、63~65%と大幅に下がりました。
つまり、受験者の内3人1人が不合格となっているということです。
このように厳しい試験を突破するためには、多くの勉強時間が必要になります。
2章:歯学部生が勉強時間を短縮し学習効率を上げる方法
この章では、少ない勉強時間でも効率よく勉強する方法について解説します。
- 短期・集中して繰り返す
- 手を広げすぎない
- 過去問をしっかり研究する
- 出題者の意図を考えながら勉強する
- 休むときはしっかり休む
- わからないものは、時には割り切ることも大事
それぞれ説明します。
2-1:短期・集中して繰り返す
時間は限られています。
特に、歯科医師になるためには、多くの科目をマスターする必要があります。
そのためには、効率的な勉強法が求められ、「短期・集中して繰り返す」という方法も有効です。
■短期・集中のメリット
この方法の最大のメリットは、短い時間で多くの情報を効率よく記憶に定着させることができることです。
試験の過去問を1日に3回解くことで、その内容が脳にしっかりと焼き付きます。
この繰り返しによって、知識は長期記憶に移行し、試験当日に役立つ形で引き出せるようになります。
■実践方法
- 題材を選ぶ:過去問や問題集、参考書の中から、その日に集中して取り組む資料を選びます。
- スケジュールを立てる:1日に3回解くためのスケジュールを作成します。例えば、朝、昼、夜と分けて同じ問題に取り組むことができます。
- 繰り返し反復する:選んだ題材を、設定した時間に解くまたは読む作業を繰り返します。
■注意点
この方法は効率的ですが、疲労もたまりやすいです。
適度な休憩を挟むことも重要です。
2-2:手を広げすぎない
歯科医師になるためには、多くの科目を学ぶ必要があります。
その中でも「手を広げすぎない」というのは、非常に重要なポイントです。
手を広げすぎると、多くの科目やテーマに触れることはできますが、それぞれの科目を深く学習する時間が減ります。
結果として、表面的な知識しか身につけられず、試験で求められるような深い理解には至らない可能性が高くなります。
■実践方法
- 優先順位をつける:重要な科目やテーマに焦点を当て、それ以外は後回しにします。
- 計画を立てる:どの科目にどれだけの時間を割くのか、計画をしっかりと立てます。
- 進捗をチェック:定期的に自分自身の進捗を確認し、計画を調整します。
■注意点
この方法を行う際には、自分自身の弱点や強点をしっかりと把握しておくことが重要です。
それによって、どの科目に時間を割くべきかが明確になり、より効率的な勉強ができます。
2-3:過去問をしっかり研究する
歯科医師国家試験の合格率は、近年63~65%と低下しています。
ただ単に勉強をするだけではなく、過去の試験問題をしっかりと研究することが重要です。
過去問を解くことで、出題傾向や試験の難易度を把握することができます。
過去問を解いていく中で、自分がどの部分でつまずくのか、どの部分が得意なのかを知ることができます。
■実践方法
- 過去問集を用意する:最近の過去問を集め、それを基に勉強を始めます。
- 解答と解説を確認:問題を解いた後は、必ず解答と解説を確認します。これによって、自分の理解度を正確に把握することができます。
- 反復練習:過去問を何度も解くことで、知識が定着し、スピードも上がります。
■注意点
過去問を解く際には、基礎知識がしっかりと身についていることが前提です。
基礎知識が身についているという自信がついてから、過去問に挑戦するようにしましょう。
2-4:出題者の意図を考えながら勉強する
試験に合格するためには、ただ単に問題を解くだけでは不十分です。
出題者の意図を、理解することが重要です。
出題者が何を求めているのか、どのような知識やスキルを評価したいのかを理解することで、効率的に勉強を進めることができます。
また、相手の意図を読むスキルは、臨床現場でも非常に役立つ能力となります。
■実践方法
- 問題文の解析:問題文や選択肢から、出題者が評価したいポイントを見つけ出します。
- 模擬試験を利用する:出題者の意図を掴むために、模擬試験を受験します。試験によっては出題者の意図も解説してくれます。
- 解説を読む:選択肢や解説からも、出題者の意図を読み取ることができます。
■注意点
このスキルは、一朝一夕で身につくものではありません。
継続的な練習と、さまざまな視点から問題を見ることが必要です。
2-5:休むときはしっかり休む
勉強に集中することは重要です。
しかし、休むときはしっかりと休む必要があります。
長期間にわたる勉強で、疲労が蓄積しないようにするための重要なポイントです。
疲労が蓄積すると、集中力が低下し、勉強の効率が悪くなります。
健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
しっかりと休むことで、高いパフォーマンスで勉強できます。
- スケジュールに休憩を組み込む:勉強のスケジュールには、必ず休憩時間を設けます。
- 質の高い休憩を:短い休憩でも、深呼吸や軽いストレッチを行うことで、心地よい休憩ができます。
- 長期休暇を利用する:長期休暇を利用して、しっかりとリフレッシュする時間を作ります。
■注意点
休憩中にスマートフォンやコンピュータを使うことは、実は休憩になっていない場合が多いです。
目や脳に負担をかける活動は避け、真の意味での休憩を心がけましょう。
2-6:わからないものは、時には割り切ることも大事
歯科医師の試験は、さまざまな知識とスキルが求められます。
しかし、全てを完璧にするのは不可能です。
「わからないものは、時には割り切ることも大事」という考え方が大事です。
試験勉強では、全ての問題に対応することは困難です。
割り切ることで、重要な部分に集中し、効率的に勉強を進めることができます。
■実践方法
- 優先順位を明確に:どの科目やテーマが重要かを明確にし、それに集中します。
- 限界を認める:どうしても理解できない部分は、一旦置いておきます。
- リソースの再配分:割り切った時間やエネルギーを、他の重要な部分に振り分けます。
■注意点
割り切ることは大事ですが、基本的な知識やスキルが欠けていると、それが致命的な結果を招く可能性もあります。
割り切る対象を選ぶ際には、慎重な判断が必要です。
3章:歯学部生が勉強時間を確保するための時間管理術5選
この章では、歯学部生が勉強時間を確保するための時間管理術について解説します。
- 部活・サークルの数を絞る
- 成績の良い人たちとの時間を作る
- スケジュールの組み方を工夫する
- 行くかどうか迷う飲み会には行かない
- アルバイトは最低限にする
それぞれ説明します。
3-1:①部活・サークルの数を絞る
歯学部は、多くの学生が忙しいスケジュールに追われています。
その中で効率的に時間を使い、勉強に集中するためには、まず部活やサークルの数を絞ることが重要です。
多くの学生が、さまざまな活動に参加します。
しかし、それが逆に時間の浪費となり、勉強時間が確保できない場合も少なくありません。
部活やサークルは楽しく、人間関係を深める場でもあります。
歯学部生活で時間管理を上手に行うなら、これらの活動を厳選する必要があります。
大学生は忙しさのため、ストレスを感じることが多いといわれています。
部活やサークルの数を絞ることで、ストレスを減らし、より集中力を高めることができるでしょう。
3-2:②成績の良い人たちとの時間つくる
大学生活は、多くの人々との交流があります。
その中で「成績のよい人たちの時間を作る」というのは、一見自己中心的に思えるかもしれません。
しかし、これはとても重要なことです。
歯学部での勉強は非常に大変です。
どの人とどのように過ごし、勉強密度の濃い時間を過ごせるかが非常に重要です。
成績のよい人からの情報に触れると、試験のポイントをしっかり抑えることができますし、わからない点の質問もできます。
また、成績のよい人の勉強の進み具合を知り、自分の勉強の進む具合が十分かどうかも確認できます。
成績のよい人たちと時間を過ごすことで、よい影響をたくさん受けられるので、成績のよい人と時間を過ごすことは非常にオススメです。
3-3:③スケジュールの組み方を工夫する
歯学部の学生にとって、時間は非常に重要です。
そんな忙しい中でも勉強時間を確保するためには、スケジュールの組み方を工夫することがオススメです。
具体的には、以下のような工夫が有効です。
- 優先度の高いタスクを先に行う:一日の始めに最も重要な勉強やタスクを済ませることで、その後の時間を効率的に使えます。
- 時間帯を意識する:人それぞれ効率の良い時間帯があります。自分が一番集中できる時間帯を見つけ、その時間を勉強にあてるとよいでしょう。
- ブロック時間を設定する:一つ一つのタスクの時間を区切ります。そのような工夫をすることで、計画通りに勉強を進められます。
- 休憩も計画的に:無計画な休憩は時間の浪費につながります。短い休憩を取りながら、集中力を維持することが重要です。
- 余裕を持たせる:予想以上にタスクに時間がかかることも多いです。そのため、スケジュールには少しの余裕を持たせましょう。
これらの工夫を行うことで、より多くの時間を勉強にあてることができます。
3-4:④行くかどうか迷う飲み会は行かない
大学生活といえば、飲み会も欠かせない要素の一つです。
しかし、歯学部生の時間は限られているので、このようなイベントに対する時間の使い方も見直す必要があります。
「行くかどうか迷う飲み会」に参加しないことも重要です。
行くかどうか迷う飲み会とは、自分自身が本当に参加したいと思えない会です。
このような飲み会に参加すると、時間だけでなくエネルギーも消耗します。
その結果、勉強や他の重要な活動に対する集中力が、散漫になる可能性があります。
行くかどうか迷う飲み会には参加しないことで、その時間を勉強やそのほかの活動や交流に使うことができます。
3-5:⑤アルバイトは最低限にする
多くの大学生は、アルバイトをしています。
歯学部の学生にとっては、アルバイトに費やす時間が多すぎると、勉強時間が削られてしまいます。
そのため、アルバイトは最低限にすることがオススメです。
アルバイトは、確かに生活費を稼ぐ手段として重要です。
しかし、歯学部での学業のウェイトは、非常に大きいです。
アルバイトで得られる経験やスキルも価値がありますが、そのせいで勉強時間が確保できないのであれば、バランスを見直す必要があります。
具体的には、週に何時間アルバイトをするか、または月に何日アルバイトをするかを決めることが有効です。
勉強とアルバイトのバランスを保ちつつ、効率的に時間管理をしていきましょう。
4章:歯学部の勉強時間を有意義に過ごす方法
この章では、歯学部の勉強時間を有意義に過ごす方法について解説します。
- 目的意識を持って勉強する
- 試験の時はしっかり計画と立てる
- 塾・予備校の活用もおすすめ
それぞれ説明します。
4-1:目的意識を持って勉強する
歯学部の勉強時間を有意義なものにするためには、自分は何のために勉強するのだろうということを明確にすることが重要です。
おそらく多くの歯学部生は将来は歯科医師となり、患者様の治療をしたいと考えているはずです。
専門的な知識を持っていれば持っているほど、よい歯科医師になれる可能性は上がります。
きちんとした知識と技術を持つ歯科医師と、そうではなく適当な知識で施術している歯科医師とでは、多くの患者さまが前者に診てもらいたいと思うはずです。
今、目の前のテスト勉強は、将来自分がより良い歯科医師になるために必要な知識なのだと、思えると勉強に対する姿勢も変わってくるかもしれません。
また、歯学部の様々な試験を通して基礎固めをしておけば、将来患者さまから信頼される歯科医師になれるでしょう。
勉強時間をより有意義にするために、
- 将来自分がどんな歯科医師になりたいのか
- どのような志をもって歯学部に入学したのか
など、今一度初心に返り目的を明確にして勉学に励むことがオススメです。
4-2:試験の時はしっかり計画と立てる
歯学部の試験は、範囲が非常に膨大です。
そのため、十分な対策が必要です。
しかし、やみくもに対策してもよい結果は得られません。
- 試験範囲の疑問点を洗い出す
- 必要な勉強量を把握する
- 理解をとことん深める
- テストの形式に沿って、インプット・アウトプットを行う
というように何を、いつまでに、どのようにやるかをしっかりと計画します。
4-3:塾・予備校の活用もおすすめ
歯学部の勉強内容は、膨大で難しい内容も多いです。
そのため、1人だけ勉強するのではなく、塾・予備校を活用することも有効です。
完全オンライン型「60日合格塾」は、自分のライフスタイルに合わせて受講可能です。
■1単元1枚のオリジナルテキスト
分厚いテキストでは、どうしても知識の繋がりを意識するのは難しいです。
大きな1枚のテキストで、中心となるコア知識から体系化して覚えられます。
■アウトプット中心の個別カリキュラム
学習には、インプットよりアウトプットが大事といわれています。
日々の生徒と講師との講義の中で、アウトプットを徹底し、知識を使って考える力を伸ばします。
■完全オンライン全国対応
完全オンラインのため、全国どこからでも受講できます。
学習の悩みも、チャットで相談できます。
電話・メール・LINE・Zoomを利用して相談もできます。
まとめ: 歯学部の勉強時間は膨大。効率よく勉強しよう
この記事では
- 歯学部での試験は難しく、勉強時間が膨大になること
- 少ない時間でも、短期集中して繰り返すこと
- 勉強内容を厳選し、過去問をしっかり研究すること
- 出題者の意図を考え学習すること
- 休憩はメリハリをつけ、時には割り切りながら勉強すること
で効率よく学習できます。
また、時間管理も意識することで、効率よく時間を作れます。
勉強の際には、塾も活用するとより効率よく学習が進められます。
効率よく学習し、上手に時間管理していきましょう。
当メディア「歯科国試ドットコム」は、歯科医師国家試験の受験生が確実に合格できるように、受験生本人と親御様向けに情報提供するメディアです。
もしあなたが、歯科医師国家試験に対して不安を抱えている場合、ぜひ当メディアの記事を読んで知識やスキルを身に付け、合格に向けた正しい努力ができることを願っています。