【歯科医師国家試験】歯学部についていけない人がやるべきこと

  • 公開日:2023.09.06
  • 更新日:2023.09.06
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【歯科医師国家試験】歯学部についていけない人がやるべきこと
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歯学部 ついていけない

今歯学部に在籍しているあなたは、

  • 歯学部の勉強が大変でついていけない
  • 歯学部に通っている他の人はどんな状態なのか知りたい
  • できれば留年せずに卒業するにはどうしたらいいか知りたい

このようにお考えではありませんか?

できるだけ効率よく勉強して、少しでも楽に卒業したいと思うのは当たり前ですね。

結論から言えば、今の勉強方法で歯学部の勉強についていけないのなら、勉強法を見直してやり方を変えることが必要となります。

なぜなら、専門的に学ぶことが多いため、効率の良い勉強方法で勉強しないと間に合わないからです。

また、集中できる勉強環境を整えたり、モチベーションを高め合える仲間と勉強したりすることも必要だからです。

この記事を読むことで、効率の良い勉強の仕方や目標設定の仕方やマインドの持ち方を学べます。

そこで、この記事では

  • 1章で 歯学部の勉強についていけない学生は多いこと
  • 2章で歯学部を乗り切るための勉強法のコツ
  • 3章で歯学部の学年ごとの勉強・試験内容
  • 4章で歯学部をやめるメリット・デメリット
  • 5章で「60日合格塾」

について説明しています。

この記事を読んで、歯学部の勉強についていけなくなったら、どういった対策をとったらいいかということを理解していきましょう。

1章:歯学部の勉強についていけない学生は多い

最新の歯学部の卒業率とその背景

せっかく歯学部に入っても、勉強についていけないために、留年や休学の経験がある人が、3人に1人と言われています

そういった現状を解説するとともに、その原因をお伝えしていきます。

1-1:6年生の約3人に1人は留年・休学の経験がある

意外なことに、6年生の約3人に1人は、留年や休学の経験があることがわかっています。

ここでは、国から公表されているデータをもとに、最新の歯学部の卒業率とその背景を解説します。

データから読み取れる歯学部の卒業率は、以下のとおりです。

  • 歯学部6年生の卒業率は約80%
  • 6年生の約3人に1人は留年・休学経験者
  • 国公立と私立では大きく差がある

それぞれ解説していきます。

1-1-1:歯学部6年生の卒業率は約80%

歯学部の6年生の卒業率は、約80%とお伝えしましたが、実は各大学の「卒業率」は公表されていません。

しかし、それに近い公表されている数値から推測してみましょう。

ここから、各大学の国試受験者数(新卒)=卒業確定者と仮定し、それを6年前の入学者数+編入者数で割った数値を卒業率として解説します。

*これは実際に各学年での留年・休学・退学者や、国家試験日以降に卒業確定する後卒者もいるため、正確なデータとは言えませんが、実際の卒業率とあまり違わないと考えられます。

この方法では、最新の歯学部6年生の卒業率は「79.8%」と推察されます。

出典:「厚生労働省報道発表資料(認定及び予備試験を除く)」および「各大学の2年次以降編入者数の過去3年平均値(※)」より

 ※未公表大学も存在

1-1-2:6年生の約3人に1人は留年・休学経験者

厚労省から出されている資料によれば、令和4年度の歯学部6年生の留年または休学経験者の割合は、「約34.7%」です。

出典:令和4年度 各大学歯学部の入学状況及び国家試験結果

つまり、6年生のおよそ3人に1人が、留年や休学を経験しているということです。

そしてその中で、6年間一度も留年や休学をせずに卒業できる学生の割合は、先にお伝えした「6年生の卒業率約80%」よりももっと低いことが推察できますよね。

1-1-3:国公立と私立では大きく差があることに注意

 これまで、全大学の歯学部の平均を伝えてきましたが、国公立と私立の歯学部の間にも数値の差がある点に注目してみましょう。

実際に国公立と私立に分けた結果は、

「国公立大学」では、卒業率 約90%で留年・休学経験率 約16%です。

これに対して、

「私立大学」では、卒業率 約76%で留年・休学経験率 約42%

大きく差が開いています。

特に私立大学での卒業率の低さ、留年率の高さが際立ちます。

さて、このような卒業率の低さや留年率の高さの原因は、どこからくるのでしょうか。

次に、その原因について解説していきます。

1-2:歯学部の勉強についていけない主な原因3パターン

留年や休学経験者が多いという現状は、主に3つの原因が挙げられます。

  • 授業のレベルや教え方が原因でついていけない
  • 課題やテストが多すぎてメンタルが折れてしまう
  • 予習・復習の時間の少なさが原因でついていけない

それぞれの理由を詳しく解説します。

1-2-1:授業のレベルや教え方が原因でついていけない

専門分野は難しいため、理解しづらいこともありますが、大学の教授は専門分野を極めている人です。

高校や塾の先生とは違って、教えるためのプロではありません。

そのため、教えることが下手な人が多く、授業がわかりづらい人も多くいます。

そのような先生は、教え方のスキルが低く理解できない生徒がいても気がつかず、そのまま授業を進めていく場合もあります。

1-2-2:課題やテストが多すぎてついていけない

歯学部では、新しい専門的な内容をどんどん取り入れていくために、課題やテストをたくさんこなしていかなければなりません。

内容が専門的で難しくなるため、大学の勉強についていけない人は、授業時間外に勉強していないという可能性があります。

例えば、「生物」を選択していたかそうでないかで、知識は全く異なります。

大学の授業は、授業時間内で学んだだけでは内容を理解するのは難しく、自己学習で理解を深める必要があります。

また、文部科学省が定めている「大学設置基準」では、一単位あたりの学習時間は45時間とされています。

多くの大学は、一単位の授業時間を22.5時間(90分×15回)としているため、半分の時間を自己学習で補う必要があります。

文部科学省の定めている学習時間を基準に考えると、大学の授業に出席して学習するだけでは、単位の取得は難しいことがお分かりですね。

大学の授業に全て出席しても勉強についていけない人は、自己学習の時間を取って授業内容をしっかり理解しているか振り返ってみましょう。

課題やテストが多すぎてついていけないのであれば、効率的な勉強法を身に付けることも重要です。

1-2-3:予習・復習の時間の少なさが原因でついていけない

 大学の授業についていけない場合は、予習復習をしっかりと行うようにしましょう。

専門授業を受ける前には、きちんと予習を心がけ、授業が終わった後には、すぐに復習を行う習慣を身に付けることが重要です

前提の知識があるか・ないかでは、理解力に大きく差が出るのは誰もが知るところです。

最低限専門用語をチェックするなど、予習を行うことで授業内容を理解しやすくなります。

また、予習の際に分からないことがあったら、そこをチェックしておけば、重点的に聞くことで理解できるようになります。

また、授業が終わったその日のうちに、少しでも必ず時間をとって復習すれば理解したことが自然に定着していきます。

この予習→授業→復習のサイクルを、きちんと回すことを心がけましょう。

友達とその話題について触れるだけでも効果があります。

歯学部の勉強についていけない理由を3つお伝えしましたが、誰もが多かれ少なかれこのような問題に直面します。

それを乗り切るには、どのような対策があるのか2章で解説していきます。

2章:歯学部を乗り切るための勉強法のコツ

歯学部を乗り切るための勉強方法を身につけよう

専門分野の内容が難しい、なかなか予習や復習の時間が取れないなど、勉強をしていくうえで課題はたくさんあります。

しかし、ここで歯学部を乗り切るための勉強方法を身に付けて乗り切りましょう。

そのためのコツは3つあります。

  • 卒試・国試対策にも繋がる勉強法を身に付ける
  • 集中できる勉強環境を整える
  • 予備校・塾を活用する

そのためのコツを詳しく解説していきます。

 2-1:卒試・国試対策にも繋がる勉強法を身に付ける

卒業試験に必ず合格するために必要なことは、効率的な勉強法を身に付けることです。

早い時期から効率の良い勉強法を身に付けることは、卒業試験対策のみならず、国試対策にもつながるからです。

そのためには、次の点に注意することをおすすめします。

  • 勉強時間を見直す
  • 勉強スタイルを見直す
  • 予備校・塾を活用する
  • 適切なテキストを選ぶ

それでは、それぞれ解説していきます。

2-1-1 勉強時間を見直す

最初に、勉強時間について当メディアを運営する「60日合格塾」が調査したデータでは、歯科国試受験生の毎日の平均勉強時間は、6時間35分(現役・浪人、講義時間も含む)となっています。

しかし、最適な勉強時間は人によって異なり、平均より長時間勉強すれば合格できるものでもありません。

そこで私たちは、2つの時間を意識することを提案しています。

毎日の勉強時間の中に

  • その日に勉強した内容を振り返る時間
  • 前日の勉強内容を1から思い出す時間

2つの時間を取ることをおすすめしています。

それぞれ15〜30分程度で十分です。

これは、当日の夜・翌朝の最低2回は思い返すことで、勉強した内容を「長期記憶」にするためです。

エビングハウスの忘却曲線では、人の脳は1度覚えただけでは1時間後には56%の内容を忘れているとされています。

せっかく勉強した内容を忘れていたら、時間も労力も無駄になりますよね。

そのためにも、短時間でよいので学習内容を振り返る時間を確保し、確実に知識を蓄積していったほうが効率的といえます。

2-1-2 勉強スタイルを見直す

また、勉強スタイルを見直すことも大切です。

より積極的に、学ぶ姿勢を取り入れるようにしましょう。

例えば、これから卒試の勉強を進める上で、毎日多くの分からない知識や問題が出てきますよね。

その際は、以下のサイクルを回すのがおすすめです。

  1. 何が分からないかを言語化してみる
  2. 調べる(分からない場合は人に聞く)
  3. 調べた結果を人に教えられようにする

これが立派なアウトプットになります。

言語化でも文字化でも構いません。

きちんとノートを書くのが目的ではなく、自分の理解を深めるために言葉や文字に落とし込むことが重要です。

勉強の効率が悪い人は、そもそも「何が分からないかの言語化」ができない人がほとんどです。

本質を理解しないまま、ただ解答や解説を見ているだけの勉強では、理解できませんよね。

まずは何がわからないのか明確にし、次に「どうしたら理解できるか」をしっかりと考えましょう。

そうすることで、正しく調べることや的確な質問ができるようになっていきます。

ここで最も重要なことは、自分自身をごまかさないことです。

なんとなくわかったような気がしても、言語化や文字化してみるとすぐに「分かっているのか分かったふりをしているのか」が分かります。

自分としっかりと向き合える人だけが、深い理解を得られます。

また、学習のステップは、知る→わかる→できる→教えられる の順で、より深い理解を必要とします。

つまり、人に教えられれば最も深く理解できるといえます。

全ての問題を人に教えられるまで理解を深める必要はありません。

が、しかし、よく出る問題や自分が苦手な分野は「人に教えるにはどうしたらいいか」という積極的な視点で、学ぶ姿勢を身につけることが大事です。

2-1-3 適切なテキストを選ぶ

受験勉強をするにあたって最も重要なこととして、「どんなテキストを選ぶのか」が挙げられます。

しかし、テキストを選びたくても、市販されているテキストの種類があまりに多くて迷いますよね。

さらに大学の講義資料などを含めれば、どれをメインに使用していいか分からないという人もいると思います。

そこで私たちは、最低限でも以下の3種類のテキストで、勉強を進めることをおすすめしています。

  • 過去問解説書
  • 科目別の参考書
  • 過去10年分ほどの過去問

これに加え、その時に必要な過去問解説書などの市販のテキストや、大学のテキストを組み合わせ学習するのが効率的です。

それぞれのテキストには特徴があり、選ぶ際のポイントも違います。

テキストの選び方については、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひご一読ください。

【歯科医師国家試験】効率的な勉強法を解説、科目・分野別のおすすめ勉強法

2-2:集中できる勉強環境を整える

ここから、卒業試験に必ず合格するために重要な、「学習環境を整える」ことについて解説していきます。

最適な学習環境を整えることで、勉強効率も上がります。

ぜひ、この章を参考にして学習環境を整え、ご自身に合った環境で勉強を進めていきましょう。

合格するためのおすすめの学習環境は、主に以下の2つに分けられます。

  • モチベーションを高め合える仲間と勉強する
  • 長時間集中して勉強できる場所を作る

それでは、ここからそれぞれ解説していきます。

在学中はあなたの周りには、たくさんの同じように卒試合格を目指す仲間がいます。

ところが同じ目標を掲げているとはいえ、中には、

  • 留年・休学していて合格へのモチベーションが低い人
  • 親に言われるがまま大学に通っている人
  • どうせ今年は合格できないと既に諦めている人

など、学習意欲が低い人たちも存在しています。

そんな人たちのグループに入ると、周りにつられて自分のモチベーションまで下がってしまう可能性がありますよね。

一方で、周りの友人たちが、合格に向けて真剣に努力している人たちだったらどうでしょう。

  • 積極的に授業に参加し、分からないところなどを講師に質問する人
  • 模試やテストの点数などで切磋琢磨できる人

周りがそんな人たちだったら、それが自分にとって当たり前になります。

あなたにとって周りの人が良い刺激となり、勉強のモチベーションが上がり、勉強に意欲的に取り組む姿勢は合格するための強い武器になります。

学校生活は短いようで長く、その間一緒に切磋琢磨できる友人は貴重です。

ぜひとも、真剣に合格に向けて一緒に努力できる友人を見つけ、モチベーションを高め合い合格に向けて切磋琢磨していきましょう。

ここで注意してほしいのは、1章でお伝えした「6年生の約3人に1人は留年・休学の経験がある」という状況は、目的意識やマインドが不足している人が多い環境であるということです。

そこを意識して、人間関係を構築することをおすすめします。

2-2-1:長時間集中して勉強できる場所を作る

次に、合格のための学習環境として最適な、「長時間集中して勉強できる場所を作る」ことをおすすめします。

長時間集中して勉強できる場所とは、具体的には以下のような場所です。

  • 周囲に雑音や気を散らせるものがない
  • 勉強に適したデスク、照明の明るさ・色
  • 長時間座っても疲れない椅子

これらがそろっているところが、大学でいえば図書館や自習室などです。

ただし、大学が遠くて通うのに時間がかかる場合や、図書館や自習室が満席だった場合に備え、ご自宅の部屋の環境も整えていきましょう。

自宅の学習環境を整えるには、以下のような方法があります。

  • デスクには勉強道具以外置かない
  • 長時間座れるようなチェアを用意する
  • 照明の明るさ・色・温度を調節可能な製品に変える
  • アロマなど香りにも気を使う
  • 部屋の壁紙を集中しやすい色に変える
  • ノイズキャンセリングイヤホンで周囲の雑音をカットする

受験生にとって、長時間集中して勉強できる勉強部屋や、安心して勉強できる場所を設けることは、学習効率を上げるために重要です。

ぜひ参考にして、ご自身の最適な学習環境を整えていきましょう。

2-3:予備校・塾を活用する

全ての人におすすめできることではありませんが、必要に応じて予備校・塾に通うこともひとつの方法です。

なぜなら、受験のプロから教えてもらうことが、最も適切だからです。

中には、大学の講義やテキストなどを活用し、自分1人で勉強して合格できる受験生もいます。

しかし、人によってかかる労力は違うため、予備校や塾を有効活用するのもおすすめです。

3章:歯学部の学年ごとの勉強・試験内容

歯学部を乗り切るためには、学年ごとの勉強や試験内容を知っておくことも重要です。

最終的に歯科国試試験に合格するという目標のためにも、長期的な目線で勉強スケジュールを認識する必要があります。

3-1:歯学部1年生

1年生のうちは、主に一般教養の授業がメインとなり、歯科の専門的な授業はほとんどありません。

一般教養とは、英語や第二外国語、体育などの専門科目以外の授業を指します。

これは選択制で各自自由に選べますが、大学によっては他学部の学生と一緒に授業を受けるので、友達を作る機会でもあります。

ここは、よい人間関係を構築できるチャンスとも言えますね。

そして1番重要なのは、1.2年生の間に卒業に必要な一般教養の単位を取ることです。

ここは、「卒業条件には40単位が必要」といったように決められています。

つまり、卒業するには2年間の間に、一般教養で卒業条件に定められた単位を取得することが必須です。

また、単位を取得するには、テストで一定以上の成績を収める必要があります。

つまり、「卒業するには、2年間の間に一般教養で決められた数の授業のテストで合格する」ことが最低条件です。

テストは授業ごとに実施され、先生の方針によって中間試験と期末試験の両方がある場合や、期末試験だけの場合もあります。

3-2:歯学部2年生

2年生も主に一般教養を学びますが、1年生と異なるのは少し専門科目の授業が増えることです。

また、2年生の一般教養は1年生の続きになります。

同じように授業を選択してテストを受けて、ある程度の成績を残さねばなりません。

1年生の間に単位をたくさん取得すれば、2年生はだいぶ楽になりますね

ここで、一つだけ注意したいのは、単位の取得数です。

一般教養の授業が受けられるのは2年生までということは、2年生までに卒業に必要な一般教養の単位をすべて取らなければ留年となります。

例えば、40単位(20個の授業)必要だと仮定して、40単位分の授業しか選択していなかった場合、1つでもテストを落とすと単位が足りなくなるという悲劇が起こる場合があります。

そのため、たとえ必要な単位が40単位であっても、42〜44単位取得する計画を立てた方が無難です。

そして、専門科目の授業が始まりますが、基礎と呼ばれる生理学や生化学といった科目の勉強からとなります。

ただ知識を詰め込むだけでなく、理解をしないと先へ進めないため、テスト勉強は一般教養より少しハードな印象です

最も重要なポイントは、「臨床で学んだことの何と関係があるのだろう」と頭の中でイメージしてみることです。

全く関係のない基礎科目はないのに、多くの学生が「臨床と基礎は全くの別物!」と考えています。

せっかく臨床という学びの場で培った生きた知識を、基礎科目と結びつけるチャンスと捉えてほしいところです。

それに気が付かず、ただの暗記で終わせるのは、非常にもったいないと言えます。

3-3:歯学部3年生

3年生からは、専門科目だけになります。

時間割が決められ、ひたすらこなしていく毎日です。

テストは科目ごとにあり、ここでCBTや国家試験の過去問を一度解いておくと有利です。

テストを受けて不合格だった場合は追試となり、追試でも不合格であれば、再追試があります。

その再追試でも不合格であれば、留年です。

3-4:歯学部4年生

4年生も、引き続き専門科目のみの授業です。

3年生と異なる点は、実習が始まることです。

実習では、歯を削る練習や詰め物をする練習を模型で行い、実習のテストは実技や提出物が評価されます。

この実習で大切なことは、「手順と手順の意味を理解していくこと」です。

  • なぜその順番なのか?
  • 順番が違うとどんな不都合が生じるのか?

などを考えながら実習を進め、決して、ものづくりを目的としないようにしましょう。

初めてのことばかりで、実習でてこずる学生も大勢いるので、みんな同じだと思って真面目にがんばりましょう。

もちろん、3年生と同じで専門科目のテストもあります。

さらに、4年生の場合は、1〜2月頃にCBT(共用試験)が行われることから、CBTの問題集(CBT PASSやCBT Answerなど)を中心に勉強を進めましょう。

※CBTとは、全国の歯学生が受験する重要な試験で、合格しないと臨床実習に参加できません。

CBTは、歯科国試の基礎となる問題や「連問」という受験生の思考力を問うための、独特の出題形式で出されます。

そのため、それらの問題を問題なく解けるようにしておくと、最終目的である歯科国試の対策にもスムーズにつながります。

CBTは、歯科国試試験における大きな指針となります。

CBTで大切とされているところは、「なぜ大切なのか」をじっくり考える癖をつけておきましょう。

それはもちろん仮免とはいえ、臨床実習時に役立つ知識だからであり、結果的に歯科国試試験にも役立つ知識だからです。

3-5:歯学部5年生

4年生で行われるCBTとOSCEに合格すると、臨床実習が始まるのですが、5年生では、臨床実習でたくさんのことを学んでいきます。

  • 基本的な臨床能力の習得度を客観的に評価する試験
  • ペーパーテストや口頭試問では評価しにくい「技能」や「態度・習慣」を評価
  • 臨床研修医の臨床能力の評価
  • 臨床実習前の学生の評価

などを図る試験です。

臨床実習とは簡単にいえば、指導医のもとで見学・介助・自身も経験しながら歯科治療の実態を学ぶ実習ですが、ここで学ぶのはコミュニケーションも含まれることを覚えておきましょう。

チームで仕事を円滑に進めるためには、笑顔でしっかりと対応することが大切です。

ここでは具体的に、何を行うのか解説していきます。

1.担当患者さんを割り当てられる

臨床実習開始前に先輩から担当患者さんを引き継ぎます。

2.引き継ぎ期間の間に先輩の実習の見学

先輩が実際にどのように実習しているのか見学

3.先生とカンファレンスを行う

*カンファレンスとは症例検討することです。

患者さんの診療が始まるまでに、診療予定の中身をレポートに書き、それを元に先生とカンファレンスを行います。

4.実際に患者さんと対面して診療

最初は、ずっと診療介助です。

具体的には、必要な物を準備して・患者さんを呼んで・先生の横でバキュームを引くなど助手の仕事をします。

最後に担当患者さんの次回予約を取る、といった流れです。

 だんだん慣れてくると、歯石取りなどのクリーニングや、簡単な詰め物や簡単な入れ歯の調整なども、先生の指導のもとでさせてもらえます。

5.先生にチェックをもらう

診療後に、先生と診療についてフィードバックをもらう反省会のようなことを行います。

6.カンファレンス → 診療 → チェックのルーティンをこなす

1日3-4人の患者を診察し、3→4→5を繰り返します。

7.専門的な科を回る

班ごとに1週間を目処に、口腔外科や矯正などの専門的な科に配属され、その科について学ぶ期間があります。

8.試験

臨床実習が終わるころ各科ごとの試験がありますが、自分の担当患者さんについて発表することがほとんどです。

実習も半ばになったら、どの患者さんについて発表するかは、早めに考えて準備しておきましょう。

臨床実習は、以上のような流れで行われます。

その日の実習で取り扱った症例に、関係のある科目の国家試験の過去問(ANwSERや実践)を少しずつでも進めることで、臨床の経験と知識が実際の症例と紐づいていきます。

また、アトラスなどの図版集をいつも傍らに置き、実習などで病理図を扱ったときは、すぐアトラスを参照し、関連する病理図も読み解けるようにしておきましょう。

3-6:歯学部6年生

6年生でも、臨床実習が中心のカリキュラムです。

しかし、6年生になると、卒業試験や歯科国試試験を意識して勉強する必要があります。

大学側の基本的な考えとして、歯科国試試験に合格できそうな生徒は卒業させたいが、不合格となりそうな生徒は卒業させたくないという考えがあります。

これを意識することで、自ずと国家試験対策が卒業試験対策につながります。

そのため、臨床実習のかたわら、卒業試験や歯科国試試験の勉強を並行して行っていきましょう。

臨床実習を全て終えて卒業試験に合格すると、歯学部を卒業できます。

そして、卒業試験に合格し卒業見込みになった人だけが、国家試験の受験資格を得て、6年生の2月頃に国家試験を受けられます。

卒業試験に合格すれば国家試験に落ちても大学は卒業できますが、卒業試験に落ちれば留年です。

もう一度6年生をして、来年の国家試験を目指すことになります。

4章:歯学部をやめるメリット・デメリット

勉強に行き詰まり、歯学部をやめることを考える人もいるでしょう。

しかし、やめることにはメリットもあればデメリットもあります。

どのようなメリットやデメリットがあるのか、お伝えしていきます。

4-1:歯学部をやめるメリット

大学をやめるメリットとして考えられるのは、悩みから解放されるということです。

悩みがなくなればもうこれ以上自分を追い詰めることはなくなり、時間を自由に使えるようになります。

悩みから解放されれば気持ちが安定し、前向きに考えられるようになるといった良い変化が現れるでしょう。

他にやりたいことがある場合は、そちらに集中して時間を費やすことができます。

4-2:歯学部をやめるデメリット

大学をやめて落ち着き、周りの状況を見渡す余裕が出てきます。

周りと比べて自分が劣っているのではないかと感じ、劣等感に苛まれることがあると言われています。

大学をやめたということで、最終学歴が高卒と同じ扱いになり、就職活動なども大学のサポートがないので自力で行わなければなりません。

希望する企業や職種の入社条件が大卒になっていれば、就職先が限られてしまいます。

就職できたとしても、高卒は大卒より基本給が低く設定されていることを覚えておきましょう。

また、奨学金を借りて大学に通っていた場合は、中退後間もなく返済が開始されることもあります。

あらかじめ、奨学金関連の手続きや受けられる措置などは、事前に確認しておくことをおすすめします。

5章:歯学部についていけなくて困ったら「60日合格塾」に相談を

もし、ここまで読んだ方で

「今後どのように勉強を進めたらいいのか?」

「歯学部を卒業できるか不安…」

という方は、ぜひ一度、当メディアを運営する「60日合格塾」にご相談ください。

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もちろん、当塾に入塾しなくても相談費用は無料です。

まとめ:歯学部についていけない場合は勉強法を見直そう

最新の歯学部の卒業率とその傾向

  • 歯学部6年生の卒業率は約80%
  • 6年生の約3人に1人は留年・休学経験者
  • 国公立と私立では大きく差があることに注意

歯学部の勉強についていけない主な原因3つ

  • 授業のレベルや教え方が原因でついていけない
  • 課題やテストが多すぎてついていけない
  • 予習・復習の時間の少なさが原因でついていけない

歯学部を乗り切るための勉強法のコツ

  • 勉強時間を見直す
  • 勉強スタイルを見直す
  • 適切なテキストを選ぶ

集中できる勉強環境を整える

  • 長時間集中して勉強できる場所を作る
  • 予備校・塾を活用する

もし、この記事を読んでも歯学部の卒業に向けた勉強方法や、学習計画の立て方にご不安やお悩みがある場合は、

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【60日合格塾】

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この記事の内容を参考に、合格に近づけるよう行動を開始していきましょう。

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AUTHOR
著者紹介

著者 和気正和

歯科医師国家試験
60日合格塾・塾長
歯科医師 和氣正和

当メディア「歯科国試ドットコム」は、歯科医師国家試験の受験生が確実に合格できるように、受験生本人と親御様向けに情報提供するメディアです。

もしあなたが、歯科医師国家試験に対して不安を抱えている場合、ぜひ当メディアの記事を読んで知識やスキルを身に付け、合格に向けた正しい努力ができることを願っています。

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