歯学部試験は大変!試験の種類や対策も徹底解説!
- 公開日:2023.12.12
- 更新日:2023.12.12
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あなたは、
- 歯学部の試験にはどういうものがあるか知りたい
- 歯学部試験の対策の方法を知りたい
- 歯学部の試験を効率よく突破する方法を知りたい
とお考えではありませんか。
結論、歯学部の試験は非常に難しいです。
なぜなら、習う項目も膨大で、深い理解を求められる内容も多いからです。
できるなら、効率よく勉強し試験を突破したいですよね。
この記事では
1章で、歯学部の4つの主な試験
2章で、歯学部の試験対策のポイント
について解説します。
この記事を読めば、ポイントを押さえた歯学部試験対策を知れます。
また、記事の最後ではどうしても試験に不安がある方向けに、試験対策として塾を有効活用する方法についても解説していきます。
この記事を読んで、効率よく勉強して試験を突破し、有意義な歯学部生活を過ごしましょう。
1章:歯学部の主な試験は4種類
この章では、歯学部の主な4種類の試験について解説します。
歯学部の主な試験は、以下の4種類です。
- 進級試験
- CBT・OSCE
- 卒業試験
- 国家試験
それぞれ説明します。
1-1:定期試験
定期試験は、歯学部生にとって避けては通れない重要な関門です。
この試験は、学年を上がるために必須となるもので、基本的な教養科目から専門科目まで幅広い範囲が出題されます。
1年生の時点での進級試験は、高校で学んだ数学や物理、化学などが主ですが油断は禁物です。
専門科目では、基礎歯学から臨床歯学が幅広く問われます。
さらには、口腔解剖学や口腔外科学など、歯学部特有の科目も学びます。
歯学部生は、毎回の進級試験を突破するために、歯学部独自の専門的かつ膨大な量の勉強をすることになります。
また、基本的に歯学部の科目は全て必修なので、不合格となると即留年となってしまいます。
他学部と違い、試験に合格することでしか単位を取得できず、全て必修科目のため苦手科目も必ず合格する必要があり非常に大変です。
1-2:CBT・OSCE
CBT(Computer-Based Testing)とOSCE(Objective Structured Clinical Examination)は、歯学部生が臨床実習に進む前に必ず通過しなければならない試験です。
CBTは、コンピュータを用いて行われる試験です。
多肢選択問題や短答問題が、主に出題されます。
この試験では、生理学や薬理学といった基礎科目や、補綴学、口腔外科学といった臨床科目などの専門的な知識までが問われます。
しかしながら、最近の傾向としては、これまでよりも国家試験とCBTとの棲み分けのため、より基礎的な事柄が聞かれることが多くなってきました。
とはいえ、CBT試験の位置付けは、クルマの免許でいう仮免=臨床実習の場にでるための仮免許試験であるため、臨床実習で事故を起こさないように、そして自らが困らないような知識が必要とされています。
OSCEは、実際の臨床例を模擬したステーション形式の実技試験です。
各ステーションで、患者とのコミュニケーション能力や、診断技術、治療計画の作成能力などが評価されます。
これらの試験は、歯学部生が臨床で必要とされる知識とスキルを評価するものです。
4年次に受験することが多く、合格できないとこれ以降の臨床実習に進めません。
今まで学んできたことの全範囲が試験範囲となるので、早い時期からしっかり対策することが重要です。
CBTについては、コチラの記事で詳しく解説しているので、ぜひ一度ご覧ください。
1-3:卒業試験
卒業試験も基本的には、今まで学んできた内容全てが試験範囲です。
試験範囲が膨大なので、これまでの試験と違った十分な対策が必要です。
近年、問題は難化しており、国家試験レベルの問題や国家試験では中々出題されないような、重箱の隅を突くような問題を出題する大学もあります。
これは国家試験合格率が、大学の評価に直結することが一因と考えられます。
そのため、大学によっては国家試験合格率を維持するために、大量の卒業留年を出す大学もあります。
1-4:国家試験
歯学部生の最後の関門は、歯科医師国家試験です。
こちらも基本的に、今まで学んできた内容全てが試験範囲です。
20年前の歯科医師国家試験の合格率は、90%程度でした。
しかし、現在の歯科医師国家試験の合格率は、63~65%と大幅に下がりました。
これはつまり、歯科医師国家試験受験者の3人に1人が、不合格となっているということです。
出題範囲が広く、厳しい試験のため、いかに効率よく勉強できるかが国家試験合格の鍵となります。
2章:歯学部の試験対策のポイント
この章では、歯学部の試験対策のポイントについて解説します。
- 目的意識を持って勉強する
- 試験対策はしっかり計画と立てる
- 過去問をしっかり分析する
- 不安な気持ち・つらい気持ちと向きあう
- 適度にストレス発散しながら行う
それぞれ説明します。
2-1:目的意識を持って勉強する
歯学部の多くの試験を突破するためには、「自分は何のために勉強するのだろう」という目的を明確にすることが重要です。
おそらく、多くの歯学部生が将来は歯科医師となり、患者様の治療をしたいと考えているはずです。
専門的な知識持っていれば持っているほど、よい歯科医師になれる可能性は上がります。
きちんとした知識と技術を持つ歯科医師と、そうではなく適当な知識で施術している歯科医師とでは、多くの患者さまが前者に診てもらいたいと思うはずです。
今の目の前のテスト勉強は、将来自分がより良い歯科医師となるために必要な知識なのだ、と思えると勉強に対する姿勢も変わってくるかもしれません。
歯学部のさまざまな試験を通して基礎固めをしておけば、将来患者さまから信頼される歯科医師となることができるでしょう。
勉強に対するやる気が起きないときには
- 将来自分がどんな歯科医師になりたいのか
- どのような志をもって歯学部に入学したのか
など、今一度初心に返り、目的を明確にする意識をもって勉学に励むことをオススメします。
2-2:試験対策はしっかり計画と立てる
試験までの計画を立てることは、限られた時間で効率的に対策するために重要です。
一例をあげると
- 授業をしっかり聞き、疑問点を洗い出す。
- 一週間前までに勉強に必要な資料をすべて集める
- 3日前までに分からないとこを調べる。
- 過去問で問われた内容をリストアップする。(ここが今までテストに出たとわかりやすくする)。
- 残りの日からテスト直前までは、知識の定着(インプット・アウトプット)に集中する。
といった形です。
大事なことは、
「具体的にいつまでに行うのか?」
「具体的に何をどのくらい行うのか?」
を明確にすることです。
具体的な行動ベースまで落とし込めれば、迷いなく試験勉強を開始できます。
2-3:過去問をしっかり分析する
具体的に勉強する内容を決めるために、過去問分析をすることが非常に有効です。
記述式か、選択式か。
問題数は多いか少ない。
どれくらいの知識、理解度が必要なのか(教科書レベル、参考書レベル、過去問レベルで対応できるか)。
こういったことを知ることで、何をどこまで勉強すべきかが把握できます。
たとえば、
「専門用語の穴埋めに対応できるようきちんと用語を覚える」
「選択問題に対応できるよう細部まで気をつける」
など意識する点が変わってきます。
2-4:不安な気持ち・つらい気持ちと向きあう
順調に進んでいる場合でも、行き詰ってしまっている場合でも、試験勉強を進めていく中で「試験勉強しんどい、つらい…」とネガティブな気持ちになることがあるかと思います。
まずはじめに
「現状、何に不安を感じているのか」
「何がつらいのか」
を把握し、不安の要素を洗い出しましょう。
試験前に感じる不安の原因は、主に下記の3つです。
①様々なプレッシャー
- 試験に合格できなければ、留年してしまう
- 自分がやっている勉強が正解かわからない
- 試験範囲が膨大で合格できる気がしない
②試験範囲が膨大で効率の良さが求められる
歯学部の試験は暗記量が膨大なため、効率よく勉強しなければ合格点まで到達することは難しいです。
③どこから勉強したらよいか分からない
範囲が非常の広く勉強内容も膨大なため、どこから勉強すればよいかわからなくなります。
そのような不安を感じた時には、
「過去問の分析から始める」
「全範囲を流し見してみる」
といったように色々な勉強法を試行錯誤し、自分にとって最適な勉強法を探しましょう。
■不安な気持ち・つらい気持ちとの向き合い方
①緊急度と重要度で整理する
緊急度と重要度について
緊急度:出来るだけ早く解決するべきもの。
重要度:急がなくても大丈夫だが、長い目でみて大事なこと。
と定義します。
| 緊急度 | ||
重要度 |
| 低い | 高い |
高い | 重要だが、 今すぐやる必要はないこと | 重要で、 今すぐやるべきこと | |
低い | 重要でなく、 今すぐやる必要はないこと | 重要でないが、 今すぐやるべきこと |
いまつらいと思っていることについて、上記2つのポイントを踏まえて現状を整理しましょう。
つらいと思っていることの度合や現状を可視化することで、自分が優先してやるべきことが明確になります。
そしてやるべきことが明確になれば、あとはやるだけなので、不安な気持ち・つらい気持ちが減り、やるべきことに集中できます。
②つらいことに対応する順番を決める
つらいことに対応する順番を決めます。
一度にできることには限りがあります。
人間は一度に色々なことを考えると、キャパオーバーしてしまいます。
そのため、物事にはっきりと順番をつけ、一つずつ集中して解決することが大事です。
緊急度・重要度の両方大事ですが、緊急度の高いことを優先させるのがポイントです。
「重要度の高いつらいこと」を優先すると、時間がかかり、つらさの解決に時間がかかります。
「緊急度が高いけど解決がしやすいつらさ」から解決していく方がオススメです。
③解決に向けて「課題を」解決する
①、②の過程で現状を把握します。
次にやることは、
「今からどうなりたいのか」
「どうしていきたいのか」
を考えることです。
そこから出てきた目標と現状のギャップが「課題」です。
この「課題」を解決できれば、目標を達成し、つらくない状態に到達できます。
人は、遠い未来に対してアクションを起こしていくことが苦手です。
設定する「課題」は多くても3つまでに絞り、「課題」に全力で取り組みましょう。
④モチベーションの維持
課題を見つければ、それらの課題をこなし問題解決に向かいます。
しかし、人は時間が経つにつれてモチベーションが薄れます。
モチベーションが薄れるのを前提に、どう課題をこなしていくかが大切です。
さまざまな方法がありますが、ここでは2つ紹介します。
①「内的報酬」という「内側からのやる気」を利用する方法です。
「これは楽しそうだ」といった、知的好奇心を利用しやる気、モチベーションを向上させます。
②「外的報酬」という「外側からのやる気」を利用する方法です。
自分にご褒美をあげて、やる気、モチベーションを向上させます。
この2つをうまく組み合わせて、モチベーションを維持しましょう。
2-5:適度にストレス発散しながら行う
試験期間中に、合間にできるストレス発散法を紹介します。
①料理
料理をすることでセロトニンが分泌され、ストレス解消法に効果があります。
料理では刻む、すりおろす、あわ立てるなどの単純な作業を行います。
これにより、表層意識や雑念が取り除かれ、瞑想のような効果を得られます。
これは、マインドフルネス療法と呼ばれる方法です。
マインドフルネス療法は、「心のエクササイズ」とも呼ばれています。
単純な反復運動に注意を向けることで精神が安定します。
②読書・漫画
読書も、ストレス解消効果があるといわれています。
5分くらいのスキマ時間でも行える、オススメのストレス解消法です。
③散歩・ウォーキング
散歩やウォーキングは、思い立った時にすぐ始められるのでオススメです。
昼夜問わずいつでもできます。
自宅や大学付近を探検すると、新たな発見があります。
学校からの帰り道、いつもと違う道を通るだけでも気分転換になります。
④運動・ジム通い
適度な運動は、ストレス解消になります。
ランニング、サイクリングなど、簡単に行えるものから始めるのがオススメです。
自宅では運動できない方は、ジムに通うのも良いでしょう。
ジムに行くことで生活習慣が整い、運動をすることで健康体質になります。
⑤寝る
どうしてもやる気・モチベーションが起きない時は、しっかり寝るのもよいでしょう。
睡眠不足は身体に大きく影響し、ストレスに繋がりやすいです。
睡眠は1日フル回転で働いてくれた脳を、ゆっくり休ませるために必要な行為です。
睡眠環境を整え、睡眠の質も意識しましょう。
まくらやマットレスに気を配るだけで、睡眠の質は格段にアップします。
⑥入浴
ゆっくりと湯舟につかることで、リラックス効果が期待できます。
また入浴することで得られるメリットとして
- 疲労回復や自律神経をコントロールできる
- 血流やリンパの流れがよくなる
などの効果があります。
3章:完全オンライン型「60日合格塾」のご紹介
ここまで読んで、「歯学部の試験は大変そうだな」と感じた方も少なくないでしょう。
お伝えしてきたように、歯学部の試験はどれも出題範囲が広く難易度も高いため、それらの試験すべてを一人で対策し、突破していくのは難しいかもしれません。
そこで、この章では、歯学部の試験対策としておすすめの、完全オンライン型「60日合格塾」についてお伝えしていきます。
- 1単元1枚のオリジナルテキスト
- アウトプット中心の個別カリキュラム
- 完全オンライン 全国対応可能
それぞれ解説していきます。
3-1:60日合格塾の特徴
「通常授業と予備校の授業を両立するために、時間を節約しながら塾に通いたい。」
→当塾は完全オンライン型の講義で予備校に通う必要なし。
動画講義だけでなくプロ講師との1対1のzoomでの講義があり、集中力を持続させます。
「自分の苦手分野を中心に試験対策を始めていきたい。また、直近の試験だけでなく年度末の試験の対策も併せて行なっていきたい」
→あなたの学力に合ったオリジナルカリキュラムを組み、学習の進捗に応じて講師と相談の上、その都度計画を改善していきます。
また、一年間の学習計画の立て方についても無料で相談に乗ります。
「結局自分に合っているのはどの予備校なのか分からない」
→このようなお悩みでも無料で相談可能。
現在の成績で試験を突破できるのか?
今の勉強方法であっているのか?
歯学部の試験や歯科医師国家試験に関する疑問やお悩みは、何でも相談ください。
当塾に入塾しなくても、もちろん相談費用は無料です。
もしあなたが、予備校選びや勉強法に不安や迷いを感じているのであれば、ぜひ一度、当メディアを運営する「60日合格塾」に無料相談してみてください。
ここからは「60日合格塾」のオススメする勉強法について、さらに詳しくお伝えしていきます。
3-1-1:1単元1枚のオリジナルテキスト
60日合格塾では、1単元1枚のオリジナルテキストを使用したインプット方法を採用しています。
一般的な勉強法では、分厚いテキストを1ページずつ覚えていくので、知識の繋がりを意識することがどうしても難しい傾向にあります。
そこで、60日合格塾では、大きな1枚のテキストを使用して、中心となるコアな知識から枝葉を広げるように、体系化して覚えていくことを推奨しています。
3-1-2:アウトプット中心の個別カリキュラム
実は、学習を進める際にはインプットだけでなく、アウトプットに重きを置いた勉強法がとても有効です。
60日合格塾では、日々の生徒自身の勉強や講師との講義の中での徹底的なアウトプットを通して、「覚えた知識を引き出す力・知識を使って考える力」を伸ばし、国試本番に対応できる力を身に付けていきます。
3-1-3:完全オンライン 全国対応可能
当塾は、面談~入塾~受講までを完全オンラインとしています。
そのため、どのような場所にお住まいでも、安心して受講することが可能です。
また、オンラインであるメリットを活かし、質問はチャットで24時間対応など、日々の学習の困りごとについてもすぐに解消できる体制を整えています。
3-2:予備校探しに迷ったら「60日合格塾」に相談を
予備校探しのお悩み、歯学部の試験や歯科医師国家試験に向けての勉強法、自分なりに学習しているが漠然とした不安がある、など「60日合格塾」になんでもご相談ください。
3–2-1:国家試験のプロが親身に相談を受けています
塾長をはじめとした歯学部の試験や国家試験受験のプロである講師やスタッフが、さまざまな悩みや状況に対して最適なアドバイスをさせていただきます。
年間150件以上ものご相談をいただいている対応実績もありますので、安心してご相談をお寄せください。
3-2-2:受験生だけでなく、親御様の相談も可能です
実は、「60日合格塾」に寄せられるご相談は、親御様が3割強を占めています。
面談の時間も柔軟に設定可能ですので、お仕事に忙しい親御様のご都合に合わせた対応が可能です。
もちろん、お子様本人からのお問合せ、親御様+お子様の三者面談も受け付けていますので、ぜひ相談を検討してみてください。
3–2-3:電話・メール・LINE・Zoomなど各種対応
当塾の面談の特徴は、「電話・メール・LINE・Zoom」といった各種方法に対応していることです。
もし、LINEやZoomの使い方がわからないというような場合でも、当方からお電話を差し上げることも可能です。
まとめ:歯学部はたくさんの試験がある!十分な対策をしていこう!
この記事では
歯学部では進級試験、CBT ・OSCE、卒業試験、国家試験などの関門がたくさんあること。
- 目的意識を持って勉強する
- 試験対策はしっかり計画と立てる
- 過去問をしっかり分析する
- 不安な気持ち・つらい気持ちと向きあう
- 適度にストレス発散しながら行う
などの工夫で効率よく試験対策できること。
場合によっては、塾の活用も有効であること。
を解説しました。
試験の概要を理解し、ポイント押さえた学習で効率よく試験対策をしましょう。
当メディア「歯科国試ドットコム」は、歯科医師国家試験の受験生が確実に合格できるように、受験生本人と親御様向けに情報提供するメディアです。
もしあなたが、歯科医師国家試験に対して不安を抱えている場合、ぜひ当メディアの記事を読んで知識やスキルを身に付け、合格に向けた正しい努力ができることを願っています。