歯科助手バイトは歯学部にとってメリットが多い!仕事内容・メリットを徹底解説!

  • 公開日:2023.10.30
  • 更新日:2023.11.17
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歯科助手バイトは歯学部にとってメリットが多い!仕事内容・メリットを徹底解説!
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歯科助手は歯学部生におすすめ!

あなたは、

  • 歯科助手バイトの仕事内容を知りたい
  • 歯学部生が歯科助手バイトをするメリットを知りたい
  • アルバイトで社会経験を積みたい

とお考えではありませんか。

結論、歯学部生にとって歯科助手バイトは、学ぶことが多く得られるメリットは大きいです。

なぜなら、社会経験を積んだり、歯科医師が実際に働いている姿を見たりできるからです。

しかし、実際に働くとなると不安もあり、前情報を知っておきたいですよね。

そこで、この記事では、

1章で、歯学部生が歯科助手バイトをするメリット

2章で、歯科助手バイトの仕事内容、

3章で、歯学部生が歯科助手バイトをする上で知っておきたいこと

についてそれぞれ解説します。

この記事を読むと、歯科助手バイトのメリット・仕事内容を知り、安心して歯科助手バイトに挑戦できます。

この記事を読んで、歯科助手バイトにチャレンジしてみましょう。

1章:歯学部生が歯科助手バイトをするメリット

歯学部生が歯科助手バイトをするメリット

この章では、歯学部生が歯科助手バイトをするメリットを解説します。

  • 歯科医師の仕事を間近で見られ、直接器具に触れられる
  • 実習の前にいろいろな経験ができる
  • 今の自分に足りないことがわかる
  • コミュニケーション能力が身に付く

それぞれ説明します。

1-1:歯科医師の仕事を近くで見られ、直接器具に触れられる

歯学部生が歯科助手で得られるメリットのひとつ目は、将来の職業である歯科医師の仕事を理解できることです。

歯科助手バイトでは、治療計画の立案から診断、治療まで、歯科医師の仕事を間近で見ることができます。

また、実際に治療に参加し直接器具に触れたり、一連の治療の流れに参加できたりします。

実際の治療に参加することで、治療の流れを鮮明に記憶でき、臨床問題の手順問題に役立ちます。

これは、教科書や講義だけでは得られない貴重な経験です。

1-2:実習の前にいろいろな経験ができる

歯学部のカリキュラムには、臨床実習が含まれています。

しかし、その前に歯科助手として働くことで、多くの実務経験を積むことができます。

例えば、患者の口腔内を清潔に保つ方法や、緊急時の対応策など、実習で学ぶ内容に先駆けて経験できます。

事前に知っておくことで、より理解・習熟度を深められます。

1-3:今の自分に足りない事がわかる

歯科助手バイトを通じて、歯科医師の仕事の現場で行われていることの中で、自分がまだ知らないこと・改善すべき点が見えてきます。

そのため、早い段階で自分の弱点を知ることができます。

また、弱点の分野はしっかり勉強するなど、ポイント押さえた勉強ができます。

1-4:コミュニケーション能力が身につく

歯科助手として働く中で、患者さんやスタッフとのコミュニケーションは避けて通れません。

特に、患者さんが緊張している場合や、子供が怖がっている場合に、どのように声をかけ、安心させるかが重要です。

これは、将来医師として働く上で非常に重要なスキルです

2章:歯科助手バイトの仕事内容

歯科助手バイトの内容

この章では、歯科助手の仕事内容について解説します。

  • 受付
  • 歯科医師のアシスタント
  • 治療器具の管理、レセプト作成業務
  • その他の業務

それぞれ説明します。

2-1:受付

歯科助手バイトの仕事は、多岐にわたりますが、その中一つが「受付業務」です。

この業務は、クリニックの顔とも言える存在です。

患者さんが診療を受けるための、第一歩となる場所です。

■受付業務の具体的な内容

  • 患者さんの受付と案内

クリニックに来院した患者さんを迎え、診察券や保険証の確認を行います。

これらの業務や衛生分野の法律の勉強にもなります。

また、患者さんは不安な気持ちで来ることが多いため、その不安を和らげるよう、明るくコミュニケーションを取ることも重要です。

  • 電話応対・予約の管理

クリニックにかかる電話に対応し、予約のスケジューリングを行います。

PC入力やWebサイト・メールでの予約対応もあります。

  • 会計業務

診療が終わった後は、患者さんに医療費の会計を行います。

特に、レセプト(診療報酬明細書)作成のスキルが求められる場合もあります。

このように、受付業務は多岐にわたり、コミュニケーション能力から事務スキルまで、幅広いスキルが求められます。

特に、この業務を通じて「コミュニケーション能力が身につく」のは、歯科助手バイトの大きなメリットです。

2-2:歯科医師のアシスタント

歯科助手バイトの中で、特に専門性が求められるのが「歯科医師のアシスタント業務」です。

この業務は、歯科医師が治療を行う際に、そのサポートをする役割を担います。

■アシスタント業務の具体的な内容

  • 診療補助

歯科医師が治療を行う際に、患者さんにエプロンをかけたり、必要な器具を準備したり手渡したりなど、治療がスムーズに進むようサポートします。

この業務は歯学部生にとって、臨床問題の手順問題に強くなれるという大きなメリットがあります。

また、高齢の患者さんがいる場合、待合室から診療室までの介助もあります。

  • 器具の洗浄・消毒処理

治療で使用した器具は、すぐに洗浄と消毒を行い、次の患者さんが安心して治療を受けられるように準備します。

  • 口腔内のケア

治療中に口の中に溜まった唾液や血を、バキュームで吸い取る作業も業務の一つです。

ただし、歯石取りや歯を削るような医療行為は、歯科助手が行うことはありません。

このような業務を通じて、歯科助手は「やりがいが大きい」仕事であると感じられます。

患者さんからの感謝の言葉や、歯科医師からの信頼を得ることが、この仕事の大きな魅力です。

2-3:治療器具の管理、レセプト作成業務

歯科助手の仕事は、ただ患者さんと接するだけではありません。

裏方の業務も、非常に重要です。

その中でも「治療器具の管理」と「レセプト作成業務」は、特に専門性が求められます。

■治療器具の管理

  • 器具の整理整頓

治療がスムーズに行えるよう、必要な器具を事前に整理し、取り出しやすいようにしておきます。

  • 洗浄と消毒

使用後の器具は、感染症のリスクを排除するために、洗浄と消毒を行います。

  • 在庫管理

消耗品や器具の在庫を常にチェックし、必要なものを発注します。

■レセプト作成業務

  • 診療報酬明細書(レセプト)の作成

診療後には、診療報酬を健康保険組合や市町村に請求するためのレセプトを作成します。

レセプトは、行われた治療や使用された薬剤などが詳細に書いてあります。

  • 専門的な知識が必要

レセプト作成は専門的な知識が必要であり、資格を持たないバイトでは一般的に任されません。

しかし、この業務を理解していると、より高度な業務にも対応できるようになります。

このような裏方業務も、歯科助手の仕事の一部です。

これらの業務によって、クリニックを円滑に運営し、患者さんも安心して治療を受けられます。

2-4:その他の業務

歯科助手の仕事は、受付やアシスタント業務だけでなく、その他にも様々な業務があります。

これらの業務も、クリニックの運営には欠かせないものです。

■カルテ整理

  • 整理と管理

カルテは、患者さんの診療履歴や個人情報が詳細に記載されています。

これらの情報をすぐに参照できるように、整理と管理が必要です。

  • 作成業務

新規の患者さんが来院した場合、その人専用のカルテを作成します。

これには、初診時の症状や治療計画などが記入されます。

  • 清潔な環境

クリニック内を清潔に保つことは、患者さんだけでなくスタッフにとっても重要です。

特に診療室は、感染症のリスクも考慮しなければならないため、受付エリアや待合室、トイレなども含め、クリニック全体の徹底した清掃が求められます。 

3章: 歯学部生が歯科助手バイトをする上で知っておきたいこと

歯学部生が歯科助手バイトする上で知っておきたいこと

この章では、歯学部生が歯科助手バイトする上で知っておきたいことを解説します。

  • 歯科助手の勤務先
  • 覚えておきたい歯科用語と歯科器具

それぞれ説明します。

3-1:歯科助手の勤務先

歯科助手として働く場所は多様ですが、主に「歯科診療所」と「訪問歯科」が存在します。

それぞれの勤務先で求められるスキルや業務内容は異なるため、自分の興味やスキルに合わせて選ぶことが重要です。

3-1-1:歯科診療所

歯科診療所は、歯科助手の主な勤務先です。

ここでは、診療補助から受付、事務作業までさまざまな業務があります。

特に、患者さんとの接触時間が長いため、患者さんの不安を和らげ、安心して治療を受けられるような細やかな気配りが求められます。

一般歯科から矯正歯科、審美歯科、小児歯科まで幅広い診療が行われているため、多様な年齢層の患者さんと接する機会があります。

3-1-2:訪問歯科

訪問歯科は、高齢者や障害を持つ方々を中心に診療します。

こちらでは「歯科コーディネーター」と呼ばれることもあり、口腔ケアや嚥下訓練が主な業務です。

訪問診療のために運転免許が必須とされるケースも多く、診療場所が患者さんの自宅や高齢者施設などさまざまで、柔軟な対応力が必要です。

3-2:覚えておきたい歯科用語と歯科器具

歯科助手として働く上で、専門的な用語や器具についての知識は必須です。

以下に、特に覚えておきたい基本的な歯科用語と歯科器具を紹介します。

■歯科用語

  • う蝕(うしょく)

虫歯のことで、進行度によっては「C0」から「C4」まで分類されます。

  • インレー

歯の治療で削った部分を埋める詰め物です。

  • クラウン

削った部分が広範に及ぶ場合に、歯全体を覆う被せ物のことです。

  • ブリッジ

前後の歯を利用して、失った部分を補填する技工物です。

  • 義歯

デンチャーと呼ばれ、歯が多く失われた場合に使用する技工物です。

  • ぺリオ

歯周組織や歯周病のことで、歯周病ケアを「P処(ぺリオ処置)」とも呼びます。

■歯科器具

  • ミラー

口腔内の状態を確認するための器具で、治療器具で傷つけることを防ぐ役割もあります。

  • ピンセット

脱脂綿などの小さいものをつかむための器具です。

  • ハンドピース

歯を削る道具で、タービン・コントラアングルハンドピース・5倍速コントラアングルハンドピース・ストレートハンドピースなどがあります。

  • 超音波スケーラー

歯石などを除去する際に使い、先端に取り付けたチップが超音波で振動します。

  • エキスプローラー(探針)

虫歯の部位や深さを確認するための器具です。

まとめ:歯学部生に歯科助手バイトはおすすめ

歯科助手バイトは、

歯科医師の仕事を間近で見ることができたり、普段の勉強では身につけられないコミュケーション能力を身につけられたりします。

歯科助手の仕事内容は主に、

  • 受付
  • 歯科医師のアシスタント
  • 治療器具の管理、レセプト作成業務
  • その他の業務

歯学部生が歯科助手バイトをする上で知っておくこととして

  • 歯科助手の勤務先
  • 覚えておきたい歯科用語と歯科器具

について説明しました。

歯科助手バイトは歯学部生にとって学べることが多いです。

業務内容や必要な知識も解説しました。

ぜひ、歯科助手バイトにチャレンジしてみましょう。

AUTHOR
著者紹介

著者 和気正和

歯科医師国家試験
60日合格塾・塾長
歯科医師 和氣正和

当メディア「歯科国試ドットコム」は、歯科医師国家試験の受験生が確実に合格できるように、受験生本人と親御様向けに情報提供するメディアです。

もしあなたが、歯科医師国家試験に対して不安を抱えている場合、ぜひ当メディアの記事を読んで知識やスキルを身に付け、合格に向けた正しい努力ができることを願っています。

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