過去問題目次
72歳の女性。左側上顎悪性腫瘍切除後の義歯製作を希望して来院した。
初診時の口腔内写真(別冊No.11A)と精密印象採得に使用する個人トレーの写真(別冊No.11B)を別に示す。
この装置で正しいのはどれか。1つ選べ。
a 左右の印象は別々に採得する。
b 誤嚥を避けるために使用する。
c 左右2つの作業模型を製作する。
d 重度の開口障害がある場合に有用である。
e 左右のトレーは口腔内挿入前に接合する。
70歳の女性。上顎歯肉癌切除後の口腔内写真(別冊No.6A)とリハビリテーション用装置の写真(別冊No.6B)を別に示す。
装着後、直ちに改善されるのはどれか。2つ選べ。
a 開鼻声
b 口唇閉鎖
c 唾液分泌
d 上唇の陥凹
e 鼻咽腔閉鎖
76歳の男性。鼻腔への食物流入と上顎義歯が外れることを主訴として来院した。
8年前に左側上顎洞癌の手術後から口が開けにくくなったという。
最大開口時の上下顎顎堤間距離が25mmであったため、特殊な構造の顎義歯を製作することとした。
完成した顎義歯の写真(別冊No.15)を別に示す。
このような構造にした目的はどれか。1つ選べ。
a 維持の増加
b 義歯の安定
c 着脱の容易性
d 咬合偏位の防止
e 咀嚼能率の向上
上顎半側欠損に対する顎補綴装置装着時に評価すべきなのはどれか。2つ選べ。
a 共鳴
b 声の高さ
c プロソディ
d 発話明瞭度
e 口唇閉鎖機能
72歳の女性。上顎右側半側切除後の補綴処置を希望して来院した。
術前は上顎全部床義歯を装着していたという。
上顎前歯部顎堤と下顎前歯部間の開口量は20mmであった。
検査の結果、上顎顎義歯を製作することとした。
初診時の開口時の写真(別冊No.14A)と作業用模型の写真(別冊No.14B)を別に示す。
顎義歯製作について適切なのはどれか。2つ選べ。
a 義歯床と栓塞部の分割型とする。
b 栓塞子周囲に軟質裏装材を用いる。
c 臼歯部の咬合接触は左右均等にする。
d 栓塞子は強度を高めるため充実型とする。
e 栓塞子は欠損部の最深部まで延ばした形態とする。
ある補綴装置の製作過程の写真(別冊No.8)を別に示す。
製作する補綴装置はどれか。1つ選べ。
a 顎義歯
b エピテーゼ
c 舌接触補助床
d スピーチエイド
e オーバーデンチャー
上顎腫瘍切除前後の口腔内写真(別冊No.14)を別に示す。リハビリテーションに用いるのはどれか。
1つ選べ。
a 舌接触補助床
b 上顎部分床義歯
c 軟口蓋挙上装置
d パラタルランプ
e 術後即時顎補綴装置<ISO>
上顎腫瘍切除後、左側口蓋部の広範欠損を有する患者の口腔内写真(別冊No.20A)、ある装置の粘膜面観の写真(別冊No.20B)及び装置装着後の口腔内写真(別冊No.20C)を別に示す。
この装置により改善されるのはどれか。3つ選べ。
a 嚥下
b 構音
c 開口量
d 鼻咽腔閉鎖
e 開閉口運動路
上顎腫瘍切除術後の口腔内写真(別冊No.16A)、補綴装置の写真(別冊No.16B)及び装着時の口腔内写真(別冊No.16C)を別に示す。
この装置によって改善されるのはどれか。2つ選べ。
a 構音
b 味覚
c 開口量
d 唾液分泌量
e 口唇の豊隆度
65歳の女性。上顎顎義歯の脱落と鼻腔への飲み物の漏れを主訴として来院した。
使用中の顎義歯は6か月前に製作したが、装着当初から自覚していたという。栓塞部は充実型である。
初診時の口腔内写真(別冊No.18A)、研究用模型の写真(別冊 No.18B)及び顎義歯の写真(別冊No.18C)を別に示す。
この義歯への適切な対応はどれか。3つ選べ。
a #Gにクラスプを追加する。
b 栓塞部を天蓋開放型とする。
c 義歯床の口蓋部分を削除する。
d 顎欠損側では対合歯との咬合接触を強くする。
e 栓塞部周囲に直接法で軟質リライン材を適用する。
82歳の女性。上下顎全部床義歯の製作を希望して来院した。
5年前に左側下顎歯肉癌で、下顎区域切除術と腹直筋皮弁を用いた即時再建術および放射線治療が施行されたという。
診察の結果、義歯を製作することとした。初診時の口腔内写真(別冊No.4A)とエックス線画像(別冊No.4B)を別に示す。
適切な対応はどれか。3つ選べ。
a 健側を主体とした咀嚼方法の指導
b 右側下顎骨へのインプラントの埋入
c ニュートラルゾーンへの人工歯の排列
d 上顎義歯へのオクルーザルランプの付与
e 皮弁で覆われた顎欠損部に対する加圧印象
問題番号 | カテゴリ | 問題 | 正答率 |
---|---|---|---|
問題番号:108B-11 | 72歳の女性。左側上顎悪性腫瘍切除後の義歯製作を希望して来院した。 初診時の口腔内写真(別冊No.11A)と精密印象採得に使用する個人トレーの写真(別冊No.11B)を別に示す。 a 左右の印象は別々に採得する。
正解:(解答なし) |
正答率:0.0% | |
問題番号:109A-52 | 70歳の女性。上顎歯肉癌切除後の口腔内写真(別冊No.6A)とリハビリテーション用装置の写真(別冊No.6B)を別に示す。 装着後、直ちに改善されるのはどれか。2つ選べ。 a 開鼻声
正解:AD |
正答率:78.2% | |
問題番号:111D-69 | 76歳の男性。鼻腔への食物流入と上顎義歯が外れることを主訴として来院した。 このような構造にした目的はどれか。1つ選べ。 a 維持の増加
正解:C |
正答率:54.8% | |
問題番号:112C-41 | 上顎半側欠損に対する顎補綴装置装着時に評価すべきなのはどれか。2つ選べ。 a 共鳴
正解:AD |
正答率:26.0% | |
問題番号:112C-66 | 72歳の女性。上顎右側半側切除後の補綴処置を希望して来院した。 顎義歯製作について適切なのはどれか。2つ選べ。 a 義歯床と栓塞部の分割型とする。
正解:AB |
正答率:34.2% | |
問題番号:113C-46 | ある補綴装置の製作過程の写真(別冊No.8)を別に示す。 a 顎義歯
正解:A |
正答率:95.9% | |
問題番号:114A-39 | 上顎腫瘍切除前後の口腔内写真(別冊No.14)を別に示す。リハビリテーションに用いるのはどれか。 1つ選べ。 a 舌接触補助床
正解:E |
正答率:89.2% | |
問題番号:115C-58 | 上顎腫瘍切除後、左側口蓋部の広範欠損を有する患者の口腔内写真(別冊No.20A)、ある装置の粘膜面観の写真(別冊No.20B)及び装置装着後の口腔内写真(別冊No.20C)を別に示す。 この装置により改善されるのはどれか。3つ選べ。 a 嚥下
正解:ABD |
正答率:85.0% | |
問題番号:116A-59 | 上顎腫瘍切除術後の口腔内写真(別冊No.16A)、補綴装置の写真(別冊No.16B)及び装着時の口腔内写真(別冊No.16C)を別に示す。 この装置によって改善されるのはどれか。2つ選べ。 a 構音
正解:AE |
正答率:99.3% | |
問題番号:117B-56 | 65歳の女性。上顎顎義歯の脱落と鼻腔への飲み物の漏れを主訴として来院した。 使用中の顎義歯は6か月前に製作したが、装着当初から自覚していたという。栓塞部は充実型である。 この義歯への適切な対応はどれか。3つ選べ。 a #Gにクラスプを追加する。
正解:ABE |
正答率:89.6% | |
問題番号:117C-24 | 82歳の女性。上下顎全部床義歯の製作を希望して来院した。 5年前に左側下顎歯肉癌で、下顎区域切除術と腹直筋皮弁を用いた即時再建術および放射線治療が施行されたという。 適切な対応はどれか。3つ選べ。 a 健側を主体とした咀嚼方法の指導
正解:ACD |
正答率:66.5% |