過去問題目次
部分床義歯の製作設計に際し、義歯構造体の設定手順で正しいのはどれか。1つ選べ。
a 支台装置維持部→連結装置→義歯床→レスト
b 義歯床→連結装置→支台装置維持部→レスト
c レスト→義歯床→連結装置→支台装置維持部
d レスト→連結装置→支台装置維持部→義歯床
e レスト→支台装置維持部→連結装置→義歯床
92歳の男性。咀嚼困難を主訴として来院した。3年前に脳梗塞の既往がある。
上顎右側側切歯、上顎左側側切歯および第二大臼歯は保存不可能のため抜去し、下顎には両側犬歯を支台歯とする部分床義歯を製作することとした。
初診時の口腔内写真(別冊No.2A)、エックス線写真(別冊No.2B)及び上顎の補綴治療計画の模式図(別冊No.2C)を別に示す。
上顎の治療方針で適切なのはどれか。1つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
高齢者に用いる部分床義歯の設計時に留意すべきなのはどれか。2つ選べ。
a 維持力の強い支台装置の選択
b 鉤尖による軟組織損傷の回避
c 着力点の高い位置への支持の設定
d 支台歯辺縁歯肉の義歯床による被覆
e 手の巧緻性に合わせた着脱方向の設定
72歳の男性。義歯の動揺に伴う咀嚼困難を主訴として来院した。
7年前に上顎部分床義歯を製作したが、咀嚼時の義歯の変位が著しくなってきたという。
検査の結果、残存歯には問題がなかったため新義歯を製作することとした。初診時の口腔内写真(別冊No.28)を別に示す。
義歯の設計時に考慮すべきなのはどれか。3つ選べ。
a 維持作用の強化
b 緩圧機構の設定
c 粘膜支持の活用
d 把持作用の強化
e 歯軸方向への機能力伝達
62歳の女性。上顎前歯部の審美不良を主訴として来院した。
上顎両側中切歯に前処置を行った後に、部分床義歯を製作することとした。
前処置終了時の口腔内写真(別冊No.28)を別に示す。
義歯による前歯部唇側の被覆範囲を決める際に参考とするのはどれか。3つ選べ。
a 義歯の着脱方向
b 人工歯のシェード
c 間接支台装置の種類
d リップサポートの必要度
e 根面板の唇側マージンライン
57歳の女性。義歯の新製を希望して来院した。
8年前に上下顎部分床義歯を装着し問題なく使用していたが、3日前に上下義歯とも紛失したという。
残存歯のプロービング深さは全歯で3mmであり、動揺は認めない。
タッピングポイントは収束しており、顎関節にも異常を認めなかった。
初診時の口腔内写真(別冊No.11A)とエックス線画像(別冊No.11B)を別に示す。
新義歯製作に際し設定すべきなのはどれか。2つ選べ。
a 咬合平面
b 矢状顆路傾斜角
c 垂直的顎間関係
d リップサポート
e 側方滑走運動の誘導
遊離端義歯の設計で、最も優先すべきなのはどれか。1つ選べ。
a 囲繞性の確保
b 維持力の付与
c 咬合圧の分散
d 受動性の付与
e 拮抗作用の確保
65歳の女性。咀嚼困難を主訴として来院した。
上下顎治療用義歯を装着し、咀嚼困難は改善したが、舌感の不満を訴えている。
装着した下顎治療用義歯の写真 (別冊No.4A)と上下顎治療用義歯装着時の口腔内写真(別冊No.4B)を別に示す。
最終義歯を製作する際に考慮すべきなのはどれか。1つ選べ。
a 咬合の挙上
b 義歯床後縁の短縮
c 間接支台装置の追加
d リンガルバーへの変更
e ワイヤークラスプへの変更
上肢に片麻痺のある要介護高齢者に対する部分床義歯の設計において考慮すべきなのはどれか。2つ選べ。
a 維持の最大化
b 支持の最小化
c リムーバルノブの設置
d 一定方向の着脱方向の設定
e オーバーデンチャーの採用
73歳の男性。下顎右側臼歯部欠損による咀嚼困難を主訴として来院した。
3か月前に近医にて_N]*ブリッジを除去後、M*を抜歯したという。
診察の結果、片側性の部分床義歯による処置を行うこととした。
初診時の口腔内写真(別冊No.7A)、下顎研究用模型検査時の写真(別冊No.7B)及び上下顎模型の右側面観の写真(別冊No.7C)を別に示す。
義歯を製作する際に考慮すべきなのはどれか。4つ選べ。
a 頰小帯
b 下顎隆起
c F"の挺出
d L*のレストシート
e O*のクラウン形態
作業用模型に部分床義歯の設計線を描記することとした。次に示す5つの設計線のうち、最後に描記するのはどれか。1つ選べ。
a 義歯床
b レスト
c 連結子
d 隣接面板
e 支台装置維持部
問題番号 | カテゴリ | 問題 | 正答率 |
---|---|---|---|
問題番号:109C-103 | 部分床義歯の製作設計に際し、義歯構造体の設定手順で正しいのはどれか。1つ選べ。 a 支台装置維持部→連結装置→義歯床→レスト
正解:C |
正答率:11.8% | |
問題番号:110B-2 | 92歳の男性。咀嚼困難を主訴として来院した。3年前に脳梗塞の既往がある。 a ア
正解:A |
正答率:20.4% | |
問題番号:110C-95 | 高齢者に用いる部分床義歯の設計時に留意すべきなのはどれか。2つ選べ。 a 維持力の強い支台装置の選択
正解:BE |
正答率:66.2% | |
問題番号:111A-83 | 72歳の男性。義歯の動揺に伴う咀嚼困難を主訴として来院した。 義歯の設計時に考慮すべきなのはどれか。3つ選べ。 a 維持作用の強化
正解:CDE |
正答率:31.7% | |
問題番号:111D-82 | 62歳の女性。上顎前歯部の審美不良を主訴として来院した。 義歯による前歯部唇側の被覆範囲を決める際に参考とするのはどれか。3つ選べ。 a 義歯の着脱方向
正解:ADE |
正答率:55.3% | |
問題番号:113C-51 | 57歳の女性。義歯の新製を希望して来院した。 初診時の口腔内写真(別冊No.11A)とエックス線画像(別冊No.11B)を別に示す。 a 咬合平面
正解:AD |
正答率:29.9% | |
問題番号:113D-76 | 遊離端義歯の設計で、最も優先すべきなのはどれか。1つ選べ。 a 囲繞性の確保
正解:C |
正答率:70.0% | |
問題番号:114D-30 | 65歳の女性。咀嚼困難を主訴として来院した。 装着した下顎治療用義歯の写真 (別冊No.4A)と上下顎治療用義歯装着時の口腔内写真(別冊No.4B)を別に示す。 最終義歯を製作する際に考慮すべきなのはどれか。1つ選べ。 a 咬合の挙上
正解:D |
正答率:81.3% | |
問題番号:115D-30 | 上肢に片麻痺のある要介護高齢者に対する部分床義歯の設計において考慮すべきなのはどれか。2つ選べ。 a 維持の最大化
正解:CE |
正答率:45.3% | |
問題番号:115D-38 | 73歳の男性。下顎右側臼歯部欠損による咀嚼困難を主訴として来院した。 義歯を製作する際に考慮すべきなのはどれか。4つ選べ。 a 頰小帯
正解:BCDE |
正答率:80.3% | |
問題番号:117D-68 | 作業用模型に部分床義歯の設計線を描記することとした。次に示す5つの設計線のうち、最後に描記するのはどれか。1つ選べ。 a 義歯床
正解:E |
正答率:66.7% |