過去問題目次
暫間的間接覆髄法の主な目的はどれか。2つ選べ。
a 露髄部の閉鎖
b 歯髄の乾性壊死
c 修復象牙質の形成
d 髄床底穿孔部の閉鎖
e 齲蝕象牙質の再石灰化
歯髄疾患の待機的診断法として用いることができるのはどれか。2つ選べ。
a 歯髄鎮静法
b 失活断髄法
c 生活断髄法
d 直接抜髄法
e 暫間的間接覆髄法
次の文により48、49の問いに答えよ。
65歳の女性。上顎右側第一大臼歯の自発痛を主訴として来院した。
数日前から冷水痛が強くなり、昨夜からは自発痛があるという。
F"は歯髄電気診に反応し、頰側ポケットにわずかな排膿を認める。
初診時の口腔内写真(別冊No.48A)とエックス線写真(別冊No.48B)を別に示す。
初診時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。
* :歯周ポケットの深さ(mm)
〇印:プロービング時の出血
次の文により48、49の問いに答えよ。
65歳の女性。上顎右側第一大臼歯の自発痛を主訴として来院した。
数日前から冷水痛が強くなり、昨夜からは自発痛があるという。
F"は歯髄電気診に反応し、頰側ポケットにわずかな排膿を認める。
初診時の口腔内写真(別冊No.48A)とエックス線写真(別冊No.48B)を別に示す。
初診時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。
* :歯周ポケットの深さ(mm)
〇印:プロービング時の出血
当日の対応を行った後、F"に対して外科処置を行うこととした。
外科処置前と術中の口腔内写真(別冊No.49)を別に示す。
この後に用いる術式で適切なのはどれか。1つ選べ。
a 逆根管充塡
b トンネリング
c トライセクション
d 歯肉弁根尖側移動術
e ルートセパレーション
27歳の女性。上顎右側第二小臼歯部の咀嚼時痛を主訴として来院した。
6か月前から齲蝕があるのに気付いていたという。
E"は慢性潰瘍性歯髄炎と診断し、抜髄を行うこととした。
初診時の口腔内写真(別冊No.23A)とエックス線写真(別冊No.23B)を別に示す。
根管形成に際して有効なのはどれか。2つ選べ。
a リーミングによる形成
b 器具へのプレカーブ付与
c クラウンダウンによる形成
d 太い器具による根尖部形成
e 根尖方向への強圧下での器具操作
暫間的間接覆髄法の臨床的特徴はどれか。1つ選べ。
a 歯髄の血流を回復できる。
b 非感染性露髄は適応となる。
c 一層の軟化象牙質を残存させる。
d ホルマリングアヤコールを用いる。
e 幼若永久歯より乳歯で有効である。
直接覆髄に用いるのはどれか。1つ選べ。
a EBAセメント
b MTAセメント
c グラスアイオノマーセメント
d 酸化亜鉛ユージノールセメント
e タンニン・フッ化物合剤配合ポリカルボキシレートセメント
歯髄鎮痛消炎療法に用いるのはどれか。2つ選べ。
a MTAセメント
b ポビドンヨード
c 水酸化カルシウム
d フェノールカンフル
e 酸化亜鉛ユージノールセメント
感染象牙質の再石灰化を目的とするのはどれか。2つ選べ。
a 間接覆髄
b 直接覆髄
c ライニング
d 暫間的間接覆髄
e 非侵襲的修復技法<ART>
12歳の女児。下顎左側第一大臼歯の齲蝕治療を希望して来院した。
深在性齲蝕のため、暫間的間接覆髄を行った。
処置直後の模式図(別冊No.6)を別に示す。
アはどれか。1つ選べ。
a 象牙質粒
b 骨様象牙質
c 修復象牙質
d 第二象牙質
e 軟化象牙質
80歳の男性。上顎左側第一大臼歯の痛みを主訴として来院した。
2週前から冷水痛があり、昨日から拍動性の自発痛を自覚しているという。
打診痛を認める。診断をした結果、抜髄処置を行うこととした。
初診時のエックス線画像(別冊No.14A)と処置中のある操作時のマイクロスコープ写真(別冊No.14B)を別に示す。
続いて行う操作で留意するのはどれか。2つ選べ。
a 歯髄の感染
b 髄床底の損傷
c 歯髄結石の残存
d 髄角部歯髄の残存
e 歯冠部感染歯質の残存
生活歯髄切断法の術式で適切なのはどれか。3つ選べ。
a 無注水で齲窩の開拡を行う。
B 露髄前に感染歯質を除去する。
c 根管口より大きめのバーで歯髄を切断する。
d エアーで歯髄切断面の水分を十分に除去する。
e 歯髄切断面には水酸化カルシウム製剤を無圧下で貼付する。
65歳の女性。上顎右側第一大臼歯の自発痛を主訴として来院した。
1年前から時々軽度の自発痛を自覚していたが、昨夜就寝後から症状が強くなり、熱いものを口に入れると増悪するという。
打診痛を認め、歯髄電気診で生活反応を示した。
初診時の口腔内写真(別冊No.23A)とエックス線画像(別冊No.23B)を別に示す。
歯周組織検査結果の一部を表に示す。
* :プロービング深さ(mm)
〇印:プロービング時の出血
** : Millerの判定基準
まず行うのはどれか。1つ選べ。
a 局所薬物配送システム<LDDS>
b スケーリング・ルートプレーニング
c 抜髄
d 歯根切除
e 抜歯
45歳の女性。下顎右側第一大臼歯が欠けたことを主訴として来院した。
約10年前に修復処置を受け症状なく経過していたが、昨日、食事中に破折したという。
歯髄電気診で軽度の閾値低下を認めるが冷温痛はない。
診察の結果、IPC法を行うこととした。
初診時の口腔内写真(別冊No.8A)、エックス線画像(別冊No.8B)及び覆髄剤貼付直後の写真(別冊No.8C)を別に示す。
使用する材料の略号を表に示す。
裏層と封鎖に用いる材料の組合せで正しいのはどれか。3つ選べ。
裏層 封鎖
a Ez──────────CR
b Ez──────────従GIC
c 従GIC─────────CR
d 光GIC─────────TC
e Ezの上に従GIC─────CR
直接覆髄で露髄面に用いるのはどれか。2つ選べ。
a リン酸水溶液
b 滅菌生理食塩液
c ポリカルボン酸水溶液
d 次亜塩素酸ナトリウム溶液
e エチレンジアミン四酢酸<EDTA>水溶液
深在性齲蝕除去中の口腔内写真(別冊No.31)を別に示す。歯髄保護を行うこととした。
使用する材料に求められる性質で正しいのはどれか。3つ選べ。
a 抗菌性
b 再石灰化促進
c 外来刺激の遮断
d 歯髄への壊死層形成
e デンティンブリッジ誘導
59歳の女性。下顎左側第一大臼歯の歯冠修復物脱離を主訴として来院した。
2か月前に脱離したが痛みがないためそのままにしていたという。
プロービング深さは全周3mm以下で歯髄電気診に生活反応を示した。
初診時の口腔内写真(別冊 No.20A)とエックス線画像(別冊No.20B)を別に示す。
まず行うのはどれか。1つ選べ。
a 抜髄
b 裏層
c 間接覆髄法
d 感染根管治療
e 暫間的間接覆髄法
問題番号 | カテゴリ | 問題 | 正答率 |
---|---|---|---|
問題番号:108A-56 | 暫間的間接覆髄法の主な目的はどれか。2つ選べ。 a 露髄部の閉鎖
正解:CE |
正答率:95.7% | |
問題番号:108A-94 | 歯髄疾患の待機的診断法として用いることができるのはどれか。2つ選べ。 a 歯髄鎮静法
正解:AE |
正答率:89.5% | |
問題番号:108B-48 | 次の文により48、49の問いに答えよ。 65歳の女性。上顎右側第一大臼歯の自発痛を主訴として来院した。 初診時の口腔内写真(別冊No.48A)とエックス線写真(別冊No.48B)を別に示す。
当日行うべき対応はどれか。1つ選べ。
a 口腔清掃指導 b 抗菌薬の局所投与 c 咬合調整 d 抜髄 e 切開・排膿
正解:D |
正答率:46.8% | |
問題番号:108B-49 | 次の文により48、49の問いに答えよ。 65歳の女性。上顎右側第一大臼歯の自発痛を主訴として来院した。 初診時の口腔内写真(別冊No.48A)とエックス線写真(別冊No.48B)を別に示す。
当日の対応を行った後、F"に対して外科処置を行うこととした。 この後に用いる術式で適切なのはどれか。1つ選べ。 a 逆根管充塡
正解:C |
正答率:93.3% | |
問題番号:108D-23 | 27歳の女性。上顎右側第二小臼歯部の咀嚼時痛を主訴として来院した。 初診時の口腔内写真(別冊No.23A)とエックス線写真(別冊No.23B)を別に示す。 a リーミングによる形成
正解:BC |
正答率:88.0% | |
問題番号:109A-120 | 暫間的間接覆髄法の臨床的特徴はどれか。1つ選べ。 a 歯髄の血流を回復できる。
正解:C |
正答率:98.8% | |
問題番号:109C-93 | 直接覆髄に用いるのはどれか。1つ選べ。 a EBAセメント
正解:B |
正答率:68.5% | |
問題番号:111A-45 | 歯髄鎮痛消炎療法に用いるのはどれか。2つ選べ。 a MTAセメント
正解:DE |
正答率:68.4% | |
問題番号:112B-47 | 感染象牙質の再石灰化を目的とするのはどれか。2つ選べ。 a 間接覆髄
正解:DE |
正答率:78.6% | |
問題番号:112C-53 | 12歳の女児。下顎左側第一大臼歯の齲蝕治療を希望して来院した。 アはどれか。1つ選べ。 a 象牙質粒
正解:E |
正答率:88.3% | |
問題番号:114C-45 | 80歳の男性。上顎左側第一大臼歯の痛みを主訴として来院した。 打診痛を認める。診断をした結果、抜髄処置を行うこととした。 続いて行う操作で留意するのはどれか。2つ選べ。 a 歯髄の感染
正解:BD |
正答率:60.5% | |
問題番号:115C-25 | 生活歯髄切断法の術式で適切なのはどれか。3つ選べ。 a 無注水で齲窩の開拡を行う。
正解:BCE |
正答率:75.7% | |
問題番号:115C-62 | 65歳の女性。上顎右側第一大臼歯の自発痛を主訴として来院した。 * :プロービング深さ(mm) まず行うのはどれか。1つ選べ。 a 局所薬物配送システム<LDDS>
正解:C |
正答率:82.8% | |
問題番号:116B-25 | 45歳の女性。下顎右側第一大臼歯が欠けたことを主訴として来院した。 裏層と封鎖に用いる材料の組合せで正しいのはどれか。3つ選べ。 裏層 封鎖 a Ez──────────CR b Ez──────────従GIC c 従GIC─────────CR d 光GIC─────────TC e Ezの上に従GIC─────CR
正解:BCE |
正答率:42.5% | |
問題番号:116C-62 | 直接覆髄で露髄面に用いるのはどれか。2つ選べ。 a リン酸水溶液
正解:BD |
正答率:66.0% | |
問題番号:117A-85 | 深在性齲蝕除去中の口腔内写真(別冊No.31)を別に示す。歯髄保護を行うこととした。 使用する材料に求められる性質で正しいのはどれか。3つ選べ。 a 抗菌性
正解:ABC |
正答率:54.7% | |
問題番号:117B-60 | 59歳の女性。下顎左側第一大臼歯の歯冠修復物脱離を主訴として来院した。 2か月前に脱離したが痛みがないためそのままにしていたという。 まず行うのはどれか。1つ選べ。 a 抜髄
正解:A |
正答率:45.2% |