歯科医師国家試験 過去問題

放射線生物学・治療・防護

過去問題目次

  1. 問題番号
    問題
    正答率
  2. 108C-50

    放射線防護の最適化で正しいのはどれか。1つ選べ。

    a 20mSvの年間の線量限度
    b 「ALARAの原則」による患者の防護
    c エックス線診療室による管理区域の設定
    d 電離箱式サーベイメータによる環境管理
    e ガラスバッジ線量計による被曝線量の管理

    78.7%
  3. 109A-39

    密封小線源による低線量率組織内照射の適応はどれか。1つ選べ。

    a 舌癌
    b 硬口蓋癌
    c 耳下腺癌
    d 上顎洞癌
    e 下顎歯肉癌

    96.6%
  4. 109C-36

    国際放射線防護委員会の勧告で公衆の線量限度が設定されているのはどれか。2つ選べ。

    a 照射線量
    b 耐容線量
    c 吸収線量
    d 等価線量
    e 実効線量

    69.0%
  5. 109C-76

    口腔癌放射線治療の晩期障害はどれか。2つ選べ。

    a 口腔粘膜炎
    b 耳下腺腫脹
    c 下顎骨壊死
    d 口腔乾燥症
    e 放射線宿酔

    92.3%
  6. 109C-85

    口腔癌における術後照射の治療計画時の線量分布(別冊No.21A)、照射野の写真(別冊No.21B)及び治療装置の写真(別冊No.21C)を別に示す。

    治療法はどれか。1つ選べ。

    a 電子線照射
    b モールド照射
    c 低線量率組織内照射
    d 高線量率組織内照射
    e エックス線外部照射

    治療計画時の線量分布(別冊No.21A)、照射野の写真(別冊No.21B)

    治療装置の写真(別冊No.21C)

    43.4%
  7. 109C-117

    口腔領域悪性腫瘍の放射線治療の副作用と口腔管理で正しいのはどれか。1つ選べ。

    a 口腔乾燥は早期に回復する。
    b 照射野内の抜歯は照射後に行う。
    c 粘膜炎は照射期間中に消失する。
    d 顎骨壊死は照射直後から出現する。
    e 齲蝕は照射野外の歯にも多発する。

    90.8%
  8. 110C-52

    遠隔操作式小線源放射線治療装置で用いるのはどれか。1つ選べ。

    a 18F
    b 67Ga
    c 192Ir
    d 198Au
    e 226Ra

    48.7%
  9. 110C-60

    標準的な放射線検査の線量調査に基づき、それぞれの医療機関が最適化をはかる指標はどれか。1つ選べ。

    a 国民線量
    b 照射線量
    c 環境放射線量
    d 平均臓器線量
    e 診断参考レベル

    22.3%
  10. 111A-28

    表在性の口唇扁平上皮癌に対する放射線外部照射で用いるのはどれか。2つ選ベ。

    a 電子線
    b 陽子線
    c 重粒子線
    d アルファ線
    e エックス線

    18.9%
  11. 111C-31

    人体における放射線影響の発現でしきい線量があるとされるのはどれか。2つ選ベ。

    a 不妊
    b 口腔癌
    c 髄膜腫
    d 白内障
    e 白血病

    84.3%
  12. 112B-34

    口腔癌の放射線治療時の写真(別冊No.5)を別に示す。

    治療法はどれか。1つ選べ。

    a 電子線外部照射法
    b 粒子線外部照射法
    c 低線量率組織内照射法
    d 強度変調放射線部照射法
    e 遠隔後装塡型高線量率組織内照射法

    放射線治療時の写真

    58.4%
  13. 112D-32

    放射線診療による発がんについて正しいのはどれか。1つ選べ。

    a 晩期影響である。
    b 確定的影響である。
    c しきい線量がある。
    d IVRでは生じない。
    e 内部被曝では生じない。

    84.8%
  14. 113C-26

    放射線療法で外部照射法はどれか。2つ選べ。

    a 腔内照射法
    b 粒子線治療
    c 組織内照射法
    d モールド照射法
    e 強度変調放射線治療

    74.7%
  15. 114A-33

    あるエックス線撮影について、ある地域の医療機関における線量の分布を調査した結果を図に示す。

    医療機関における線量の分布を調査した結果

    診断参考レベルはどれか。1つ選べ。

    a ア
    b イ
    c ウ
    d エ
    e オ

    22.6%
  16. 114D-22

    放射線の細胞致死効果における修飾因子はどれか。3つ選べ。

    a 酸素
    b DNA損傷
    c アポトーシス
    d 細胞分裂周期
    e 生物学的効果比

    49.7%
  17. 115A-84

    舌癌の小線源治療に用いられるスペーサーで予防できるのはどれか。1つ選べ。

    a 齲蝕
    b 歯周病
    c 舌潰瘍
    d 下顎骨壊死
    e  口腔乾燥症

    90.0%
  18. 115B-23

    癌治療に用いる外部照射装置(別冊No.3)を別に示す。

    使用できるのはどれか。2つ選べ。

    a 電子線
    b 陽子線
    c 中性子線
    d アルファ線
    e エックス線

    外部照射装置

    77.8%
  19. 115C-80

    放射線治療における腫瘍治癒率曲線を実線で、正常組織障害発生率曲線を点線で図に示す。

    正常組織障害発生率曲線を点線図

    治療可能比が最大なのはどれか。1つ選べ。

    a ア
    b イ
    c ウ
    d エ
    e オ

    84.4%
  20. 116A-53

    悪性腫瘍に対する緩和照射で正しいのはどれか。2つ選べ。

    a 痛みを軽減する。
    b 治癒を目的とする。
    c 易出血性を改善する。
    d 化学療法を併用する。
    e 標準治療と同じ総線量を要する

    0.0%
  21. 116B-48

    小児に対する口内法エックス線撮影において、患児の重要臓器の被曝軽減に有効な方法はどれか。1つ選べ。

    a 円形絞りの使用
    b 高管電圧の設定
    c ポケット線量計の使用
    d 甲状腺プロテクターの着用
    e 最小サイズのセンサーの使用

    77.4%
  22. 116B-88

    我が国において口腔癌に対する組織内照射に現在用いられている線源はどれか。2つ選べ。

    a 198Au
    b 60Co
    c 192Ir
    d 226Ra
    e 222Rn

    92.6%
  23. 116C-32

    舌癌の小線源治療時に使用される口腔内装置の写真(別冊No.9A)と装着時の口腔内写真(別冊No.9B)を別に示す。

    この装置の使用目的に最も関係が深いのはどれか。1つ選べ。

    a 距離
    b 遮蔽
    c 酸素効果
    d 増感効果
    e ブラッグピーク

    口腔内装置の写真と装着時の口腔内写真

    44.3%
  24. 116D-36

    小児における放射線治療で晩期障害を受けやすいのはどれか。1つ選べ。

    a 舌
    b 口唇
    c 口底
    d 歯肉
    e 歯胚

    87.3%
  25. 117A-51

    頭頸部放射線治療の既往がある患者に対する歯科治療時の留意事項で正しいのはどれか。4つ選べ。

    a 誤嚥
    b 開口維持困難
    c 唾液分泌過多
    d 抜歯窩治癒不全
    e 粘膜損傷による出血

    95.9%
  26. 117D-50

    口腔扁平上皮癌に対する1日1回照射、1回線量2Gyの外部照射法による根治的放射線治療として推奨されている線量はどれか。1つ選べ。

    a 36〜40Gy
    b 46〜50Gy
    c 56〜60Gy
    d 66〜70Gy
    e 76〜80Gy

    25.1%
  27. 117D-62

    公衆被曝となる対象はどれか。1つ選べ。

    a 放射線治療中の患者
    b 造影検査の補助をする看護師
    c 妊娠中の放射線診療従事者の胎児
    d エックス線撮影を受ける患者を介助する家族
    e 新しいCT開発のために試験撮影に参加するボランティア

    36.1%
問題番号 カテゴリ 問題 正答率
問題番号:108C-50

放射線防護の最適化で正しいのはどれか。1つ選べ。

a 20mSvの年間の線量限度
b 「ALARAの原則」による患者の防護
c エックス線診療室による管理区域の設定
d 電離箱式サーベイメータによる環境管理
e ガラスバッジ線量計による被曝線量の管理

正解:B
正答率:78.7%
問題番号:109A-39

密封小線源による低線量率組織内照射の適応はどれか。1つ選べ。

a 舌癌
b 硬口蓋癌
c 耳下腺癌
d 上顎洞癌
e 下顎歯肉癌

正解:A
正答率:96.6%
問題番号:109C-36

国際放射線防護委員会の勧告で公衆の線量限度が設定されているのはどれか。2つ選べ。

a 照射線量
b 耐容線量
c 吸収線量
d 等価線量
e 実効線量

正解:DE
正答率:69.0%
問題番号:109C-76

口腔癌放射線治療の晩期障害はどれか。2つ選べ。

a 口腔粘膜炎
b 耳下腺腫脹
c 下顎骨壊死
d 口腔乾燥症
e 放射線宿酔

正解:CD
正答率:92.3%
問題番号:109C-85

口腔癌における術後照射の治療計画時の線量分布(別冊No.21A)、照射野の写真(別冊No.21B)及び治療装置の写真(別冊No.21C)を別に示す。

治療法はどれか。1つ選べ。

a 電子線照射
b モールド照射
c 低線量率組織内照射
d 高線量率組織内照射
e エックス線外部照射

治療計画時の線量分布(別冊No.21A)、照射野の写真(別冊No.21B)

治療装置の写真(別冊No.21C)

正解:E
正答率:43.4%
問題番号:109C-117

口腔領域悪性腫瘍の放射線治療の副作用と口腔管理で正しいのはどれか。1つ選べ。

a 口腔乾燥は早期に回復する。
b 照射野内の抜歯は照射後に行う。
c 粘膜炎は照射期間中に消失する。
d 顎骨壊死は照射直後から出現する。
e 齲蝕は照射野外の歯にも多発する。

正解:E
正答率:90.8%
問題番号:110C-52

遠隔操作式小線源放射線治療装置で用いるのはどれか。1つ選べ。

a 18F
b 67Ga
c 192Ir
d 198Au
e 226Ra

正解:C
正答率:48.7%
問題番号:110C-60

標準的な放射線検査の線量調査に基づき、それぞれの医療機関が最適化をはかる指標はどれか。1つ選べ。

a 国民線量
b 照射線量
c 環境放射線量
d 平均臓器線量
e 診断参考レベル

正解:E
正答率:22.3%
問題番号:111A-28

表在性の口唇扁平上皮癌に対する放射線外部照射で用いるのはどれか。2つ選ベ。

a 電子線
b 陽子線
c 重粒子線
d アルファ線
e エックス線

正解:AE
正答率:18.9%
問題番号:111C-31

人体における放射線影響の発現でしきい線量があるとされるのはどれか。2つ選ベ。

a 不妊
b 口腔癌
c 髄膜腫
d 白内障
e 白血病

正解:AD
正答率:84.3%
問題番号:112B-34

口腔癌の放射線治療時の写真(別冊No.5)を別に示す。

治療法はどれか。1つ選べ。

a 電子線外部照射法
b 粒子線外部照射法
c 低線量率組織内照射法
d 強度変調放射線部照射法
e 遠隔後装塡型高線量率組織内照射法

放射線治療時の写真

正解:E
正答率:58.4%
問題番号:112D-32

放射線診療による発がんについて正しいのはどれか。1つ選べ。

a 晩期影響である。
b 確定的影響である。
c しきい線量がある。
d IVRでは生じない。
e 内部被曝では生じない。

正解:A
正答率:84.8%
問題番号:113C-26

放射線療法で外部照射法はどれか。2つ選べ。

a 腔内照射法
b 粒子線治療
c 組織内照射法
d モールド照射法
e 強度変調放射線治療

正解:BE
正答率:74.7%
問題番号:114A-33

あるエックス線撮影について、ある地域の医療機関における線量の分布を調査した結果を図に示す。

医療機関における線量の分布を調査した結果

診断参考レベルはどれか。1つ選べ。

a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ

正解:D
正答率:22.6%
問題番号:114D-22

放射線の細胞致死効果における修飾因子はどれか。3つ選べ。

a 酸素
b DNA損傷
c アポトーシス
d 細胞分裂周期
e 生物学的効果比

正解:ADE
正答率:49.7%
問題番号:115A-84

舌癌の小線源治療に用いられるスペーサーで予防できるのはどれか。1つ選べ。

a 齲蝕
b 歯周病
c 舌潰瘍
d 下顎骨壊死
e  口腔乾燥症

正解:D
正答率:90.0%
問題番号:115B-23

癌治療に用いる外部照射装置(別冊No.3)を別に示す。

使用できるのはどれか。2つ選べ。

a 電子線
b 陽子線
c 中性子線
d アルファ線
e エックス線

外部照射装置

正解:AE
正答率:77.8%
問題番号:115C-80

放射線治療における腫瘍治癒率曲線を実線で、正常組織障害発生率曲線を点線で図に示す。

正常組織障害発生率曲線を点線図

治療可能比が最大なのはどれか。1つ選べ。

a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ

正解:A
正答率:84.4%
問題番号:116A-53

悪性腫瘍に対する緩和照射で正しいのはどれか。2つ選べ。

a 痛みを軽減する。
b 治癒を目的とする。
c 易出血性を改善する。
d 化学療法を併用する。
e 標準治療と同じ総線量を要する

正解:(解答なし)
正答率:0.0%
問題番号:116B-48

小児に対する口内法エックス線撮影において、患児の重要臓器の被曝軽減に有効な方法はどれか。1つ選べ。

a 円形絞りの使用
b 高管電圧の設定
c ポケット線量計の使用
d 甲状腺プロテクターの着用
e 最小サイズのセンサーの使用

正解:D
正答率:77.4%
問題番号:116B-88

我が国において口腔癌に対する組織内照射に現在用いられている線源はどれか。2つ選べ。

a 198Au
b 60Co
c 192Ir
d 226Ra
e 222Rn

正解:AC
正答率:92.6%
問題番号:116C-32

舌癌の小線源治療時に使用される口腔内装置の写真(別冊No.9A)と装着時の口腔内写真(別冊No.9B)を別に示す。

この装置の使用目的に最も関係が深いのはどれか。1つ選べ。

a 距離
b 遮蔽
c 酸素効果
d 増感効果
e ブラッグピーク

口腔内装置の写真と装着時の口腔内写真

正解:A
正答率:44.3%
問題番号:116D-36

小児における放射線治療で晩期障害を受けやすいのはどれか。1つ選べ。

a 舌
b 口唇
c 口底
d 歯肉
e 歯胚

正解:E
正答率:87.3%
問題番号:117A-51

頭頸部放射線治療の既往がある患者に対する歯科治療時の留意事項で正しいのはどれか。4つ選べ。

a 誤嚥
b 開口維持困難
c 唾液分泌過多
d 抜歯窩治癒不全
e 粘膜損傷による出血

正解:ABDE
正答率:95.9%
問題番号:117D-50

口腔扁平上皮癌に対する1日1回照射、1回線量2Gyの外部照射法による根治的放射線治療として推奨されている線量はどれか。1つ選べ。

a 36〜40Gy
b 46〜50Gy
c 56〜60Gy
d 66〜70Gy
e 76〜80Gy

正解:D
正答率:25.1%
問題番号:117D-62

公衆被曝となる対象はどれか。1つ選べ。

a 放射線治療中の患者
b 造影検査の補助をする看護師
c 妊娠中の放射線診療従事者の胎児
d エックス線撮影を受ける患者を介助する家族
e 新しいCT開発のために試験撮影に参加するボランティア

正解:C
正答率:36.1%