歯科医師国家試験 過去問題

摂食・嚥下障害の精密検査

過去問題目次

  1. 問題番号
    問題
    正答率
  2. 108A-74

    不顕性誤嚥が検出できる検査はどれか。1つ選べ。

    a フードテスト
    b 嚥下造影検査
    c パラトグラム検査
    d 改訂水飲みテスト
    e 反復唾液嚥下テスト

    89.3%
  3. 108D-3

    70歳の女性。嚥下困難を主訴として来院した。半年前から自覚しているという。
    嚥下内視鏡検査の画像(別冊No.3)を別に示す。

    矢印で示すのはどれか。1つ選べ。

    a 気道
    b 食道
    c 声帯
    d 喉頭蓋
    e 軟口蓋

    嚥下内視鏡検査の画像(別冊No.3)

    99.1%
  4. 109A-72

    鼻咽腔閉鎖機能の検査はどれか。2つ選べ。

    a 改訂水飲み検査
    b パラトグラフィ
    c 鼻咽腔内視鏡検査
    d ブローイング検査
    e ティンパノグラフィ

    90.5%
  5. 109D-35

    79歳の男性。食事時のむせを主訴として来院した。
    嚥下造影検査の画像(別冊No.35)を別に示す。

    矢印で示す所見はどれか。1つ選べ。

    a 誤嚥
    b 鼻腔逆流
    c 喉頭侵入
    d 梨状窩残留
    e 喉頭蓋谷残留

    嚥下造影検査の画像(別冊No.35)

    72.9%
  6. 110B-21

    12歳の男児。言語異常を主訴として来院した。幼少時に口蓋裂の手術を受け、その後言語治療を受けていなかったという。
    鼻咽腔内視鏡検査で鼻咽腔閉鎖不全と診断された。/ア/発声時の鼻咽腔内視鏡検査の画像(別冊No.18A)と治療に用いた装置(別冊No.18B)を別に示す。
    装置の調整に有用な検査法はどれか。2つ選べ。

    a MRI
    b 頸部聴診法
    c パラトグラム検査
    d ブローイング検査
    e 側面頭部エックス線規格撮影

    鼻咽腔内視鏡検査の画像と治療に用いた装置

    50.1%
  7. 111A-56

    85歳の男性。市町村が実施する介護予防教室で、頰の膨らまし運動が十分にできなかった。

    歯科医師が確認すべき事項はどれか。2つ選べ。

    a 現在歯数
    b 唾液分泌量
    c 口腔清掃状態
    d 口唇閉鎖機能
    e 鼻咽腔閉鎖機能

    88.4%
  8. 111C-55

    嚥下造影検査の画像(別冊No.10)を別に示す。

    誤嚥を認めるのはどれか。1つ選べ。

    a ア
    b イ
    c ウ
    d エ
    e オ

    嚥下造影検査の画像(別冊No.10)

    96.8%
  9. 111D-27

    70歳の男性。食事中に水分が鼻から漏れることを主訴として来院した。

    まず行う検査はどれか。1つ選べ。

    a 舌圧検査
    b 改訂水飲みテスト
    c ブローイング検査
    d 反復唾液嚥下テスト
    e オーラルディアドコキネシス

    99.1%
  10. 114A-36

    咀嚼困難を訴えて受診した患者に対して行ったある検査の過程の写真(別冊No.13)を別に示す。

    矢印で示す試料に対する評価指標はどれか。1つ選べ。

    a 色調
    b 断片数
    c 表面積
    d 溶出量
    e 平均粒径

    咀嚼困難を訴えて受診した患者に対して行ったある検査の過程の写真

    92.2%
  11. 114C-71

    口腔における食物移送に関わる機能を評価するのはどれか。2つ選べ。

    a 舌圧検査
    b 咬合音検査
    c 咬合力検査
    d 咀嚼能力検査
    e ブローイング検査

    28.5%
  12. 115C-34

    咀嚼能力を客観的に評価する検査はどれか。2つ選べ。

    a OHIP
    b 篩分法
    c フードテスト
    d 食品摂取アンケート
    e グルコース溶出量測定

     

    93.6%
  13. 116A-21

    咀嚼機能を評価するための間接的検査法はどれか。3つ選べ。

    a 篩分法
    b 咬合力測定
    c 下顎運動記録
    d 咬合接触検査
    e グルコース溶出量測定

    84.0%
  14. 116D-37

    78歳の女性。硬いものが嚙みにくいことを主訴として来院した。
    10年前から2型糖尿病によりインスリン療法を受けているという。
    頭頸部における疼痛の訴えはなく、最大開口量(義歯の切歯間距離)は43mmであった。
    全部床義歯の適合と咬合に問題はない。
    初診時の口腔内写真(別冊No.7A、B)を別に示す。

    次に行う検査として適切なのはどれか。3つ選べ。

    a ガム試験
    b 咬合力検査
    c 咀嚼能力検査
    d 顎関節部MRI
    e 改訂水飲みテスト

    初診時の口腔内写真

    69.6%
  15. 116D-71

    脳梗塞の既往がある患者に対して行った検査の写真(別冊No.25)を別に示す。

    検査結果に最も関連しているのはどれか。1つ選べ。

    a 口輪筋
    b 側頭筋
    c 顎舌骨筋
    d 外側翼突筋
    e 口蓋帆挙筋

    検査の写真

    97.8%
  16. 117A-87

    咀嚼機能の直接的検査法はどれか。2つ選べ。

    a 篩分法
    b 筋電図検査
    c 咬合力検査
    d 下顎運動検査
    e グルコース溶出量測定

    96.6%
  17. 117C-68

    顎口腔領域の筋電図検査で診断できるのはどれか。1つ選べ。

    a サルコペニア
    b ブラキシズム
    c 口腔機能低下症
    d 睡眠時無呼吸症
    e 慢性閉塞性肺疾患

    68.0%
  18. 117C-84

    76歳の男性。話しづらいことを主訴として来院した。

    3年前に脳出血を発症したが、現在リハビリテーションを受けておらず、主訴以外に気になる点はないという。
    上咽頭から評価した嚥下内視鏡検査の画像(別冊No.37)を別に示す。

    影響を受けると思われるのはどれか。3つ選べ。

    a /a/
    b /m/
    c /n/
    d /p/
    e /t/

    上咽頭から評価した嚥下内視鏡検査の画像

    18.1%
  19. 117D-30

    78歳の男性。食事に時間がかかることを主訴として施設から歯科訪問診療の依頼があった。

    2か月前に脳梗塞の診断を受けたが、現在も普通食を自力摂取しており、液体にはとろみをつけていないがむせは認められないという。誤嚥性肺炎の既往はない。
    口腔衛生指導後に行った口腔機能検査の結果、口腔機能低下症には該当しなかったが、オーラルディアドコキネシスで「パ」音のみ5回(基準値6回)であった。
    初診時の安静時顔面写真(別冊No.4A)と口腔内写真(別冊No.4B)を別に示す。

    主訴の改善のために次に行うのはどれか。1つ選べ。

    a 味覚検査
    b 嚥下造影検査
    c 嚥下内視鏡検査
    d ミールラウンド
    e 改訂水飲みテスト

    安静時顔面写真と口腔内写真

    93.5%
問題番号 カテゴリ 問題 正答率
問題番号:108A-74

不顕性誤嚥が検出できる検査はどれか。1つ選べ。

a フードテスト
b 嚥下造影検査
c パラトグラム検査
d 改訂水飲みテスト
e 反復唾液嚥下テスト

正解:B
正答率:89.3%
問題番号:108D-3

70歳の女性。嚥下困難を主訴として来院した。半年前から自覚しているという。
嚥下内視鏡検査の画像(別冊No.3)を別に示す。

矢印で示すのはどれか。1つ選べ。

a 気道
b 食道
c 声帯
d 喉頭蓋
e 軟口蓋

嚥下内視鏡検査の画像(別冊No.3)

正解:D
正答率:99.1%
問題番号:109A-72

鼻咽腔閉鎖機能の検査はどれか。2つ選べ。

a 改訂水飲み検査
b パラトグラフィ
c 鼻咽腔内視鏡検査
d ブローイング検査
e ティンパノグラフィ

正解:CD
正答率:90.5%
問題番号:109D-35

79歳の男性。食事時のむせを主訴として来院した。
嚥下造影検査の画像(別冊No.35)を別に示す。

矢印で示す所見はどれか。1つ選べ。

a 誤嚥
b 鼻腔逆流
c 喉頭侵入
d 梨状窩残留
e 喉頭蓋谷残留

嚥下造影検査の画像(別冊No.35)

正解:A
正答率:72.9%
問題番号:110B-21

12歳の男児。言語異常を主訴として来院した。幼少時に口蓋裂の手術を受け、その後言語治療を受けていなかったという。
鼻咽腔内視鏡検査で鼻咽腔閉鎖不全と診断された。/ア/発声時の鼻咽腔内視鏡検査の画像(別冊No.18A)と治療に用いた装置(別冊No.18B)を別に示す。
装置の調整に有用な検査法はどれか。2つ選べ。

a MRI
b 頸部聴診法
c パラトグラム検査
d ブローイング検査
e 側面頭部エックス線規格撮影

鼻咽腔内視鏡検査の画像と治療に用いた装置

正解:DE
正答率:50.1%
問題番号:111A-56

85歳の男性。市町村が実施する介護予防教室で、頰の膨らまし運動が十分にできなかった。

歯科医師が確認すべき事項はどれか。2つ選べ。

a 現在歯数
b 唾液分泌量
c 口腔清掃状態
d 口唇閉鎖機能
e 鼻咽腔閉鎖機能

正解:DE
正答率:88.4%
問題番号:111C-55

嚥下造影検査の画像(別冊No.10)を別に示す。

誤嚥を認めるのはどれか。1つ選べ。

a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ

嚥下造影検査の画像(別冊No.10)

正解:B
正答率:96.8%
問題番号:111D-27

70歳の男性。食事中に水分が鼻から漏れることを主訴として来院した。

まず行う検査はどれか。1つ選べ。

a 舌圧検査
b 改訂水飲みテスト
c ブローイング検査
d 反復唾液嚥下テスト
e オーラルディアドコキネシス

正解:C
正答率:99.1%
問題番号:114A-36

咀嚼困難を訴えて受診した患者に対して行ったある検査の過程の写真(別冊No.13)を別に示す。

矢印で示す試料に対する評価指標はどれか。1つ選べ。

a 色調
b 断片数
c 表面積
d 溶出量
e 平均粒径

咀嚼困難を訴えて受診した患者に対して行ったある検査の過程の写真

正解:D
正答率:92.2%
問題番号:114C-71

口腔における食物移送に関わる機能を評価するのはどれか。2つ選べ。

a 舌圧検査
b 咬合音検査
c 咬合力検査
d 咀嚼能力検査
e ブローイング検査

正解:AD
正答率:28.5%
問題番号:115C-34

咀嚼能力を客観的に評価する検査はどれか。2つ選べ。

a OHIP
b 篩分法
c フードテスト
d 食品摂取アンケート
e グルコース溶出量測定

 

正解:BE
正答率:93.6%
問題番号:116A-21

咀嚼機能を評価するための間接的検査法はどれか。3つ選べ。

a 篩分法
b 咬合力測定
c 下顎運動記録
d 咬合接触検査
e グルコース溶出量測定

正解:BCD
正答率:84.0%
問題番号:116D-37

78歳の女性。硬いものが嚙みにくいことを主訴として来院した。
10年前から2型糖尿病によりインスリン療法を受けているという。
頭頸部における疼痛の訴えはなく、最大開口量(義歯の切歯間距離)は43mmであった。
全部床義歯の適合と咬合に問題はない。
初診時の口腔内写真(別冊No.7A、B)を別に示す。

次に行う検査として適切なのはどれか。3つ選べ。

a ガム試験
b 咬合力検査
c 咀嚼能力検査
d 顎関節部MRI
e 改訂水飲みテスト

初診時の口腔内写真

正解:ABC
正答率:69.6%
問題番号:116D-71

脳梗塞の既往がある患者に対して行った検査の写真(別冊No.25)を別に示す。

検査結果に最も関連しているのはどれか。1つ選べ。

a 口輪筋
b 側頭筋
c 顎舌骨筋
d 外側翼突筋
e 口蓋帆挙筋

検査の写真

正解:E
正答率:97.8%
問題番号:117A-87

咀嚼機能の直接的検査法はどれか。2つ選べ。

a 篩分法
b 筋電図検査
c 咬合力検査
d 下顎運動検査
e グルコース溶出量測定

正解:AE
正答率:96.6%
問題番号:117C-68

顎口腔領域の筋電図検査で診断できるのはどれか。1つ選べ。

a サルコペニア
b ブラキシズム
c 口腔機能低下症
d 睡眠時無呼吸症
e 慢性閉塞性肺疾患

正解:B
正答率:68.0%
問題番号:117C-84

76歳の男性。話しづらいことを主訴として来院した。

3年前に脳出血を発症したが、現在リハビリテーションを受けておらず、主訴以外に気になる点はないという。
上咽頭から評価した嚥下内視鏡検査の画像(別冊No.37)を別に示す。

影響を受けると思われるのはどれか。3つ選べ。

a /a/
b /m/
c /n/
d /p/
e /t/

上咽頭から評価した嚥下内視鏡検査の画像

正解:ADE
正答率:18.1%
問題番号:117D-30

78歳の男性。食事に時間がかかることを主訴として施設から歯科訪問診療の依頼があった。

2か月前に脳梗塞の診断を受けたが、現在も普通食を自力摂取しており、液体にはとろみをつけていないがむせは認められないという。誤嚥性肺炎の既往はない。
口腔衛生指導後に行った口腔機能検査の結果、口腔機能低下症には該当しなかったが、オーラルディアドコキネシスで「パ」音のみ5回(基準値6回)であった。
初診時の安静時顔面写真(別冊No.4A)と口腔内写真(別冊No.4B)を別に示す。

主訴の改善のために次に行うのはどれか。1つ選べ。

a 味覚検査
b 嚥下造影検査
c 嚥下内視鏡検査
d ミールラウンド
e 改訂水飲みテスト

安静時顔面写真と口腔内写真

正解:D
正答率:93.5%