過去問題目次
78歳の男性。義歯不適合を主訴として来院した。
5年前に全部床義歯を装着したが、最近になって開口時に下顎義歯が浮き上がるようになったという。
新たに義歯を製作することとした。義歯製作過程の写真(別冊No.30)を別に示す。
この作業で決定されるのはどれか。2つ選べ。
a 咬合高径
b 仮想咬合平面
c リップサポート
d 人工歯排列位置
e デンチャースペース
72歳の女性。咀嚼困難を主訴として来院した。
上顎全部床義歯は6年前に製作したという。
検査の結果、義歯を新製することとした。
初診時の上顎全部床義歯の写真(別冊No.39A)、初診時の下顎の口腔内写真(別冊No.39B)及び新義歯製作過程の写真(別冊No.39C)を別に示す。
アからイへの改変の目的はどれか。1つ選べ。
a 咬合音の改善
b 咬合高径の修正
c 発音機能の改善
d 義歯床の破折防止
e 人工歯の摩耗防止
上顎全部床義歯の人工歯排列時の写真(別冊No.5A、B)を別に示す。5Bと比較した場合の5Aの特徴で正しいのはどれか。1つ選べ。
a 審美的に劣る。
b 強壮な感じになる。
c 高齢者に適用する。
d 咀嚼能率が向上する。
e 発音機能が向上する。
82歳の女性。上下顎全部床義歯の不適合を主訴として来院した。リラインでの対応は不可能と判断し義歯を新製することとした。義歯製作過程の写真(別冊No.10)を別に示す。
本操作の目的と同様なのはどれか。1つ選べ。
a FGPテクニック
b チェックバイト法
c パウンドテクニック
d オルタードキャスト法
e ニュートラルゾーンテクニック
人工歯の写真(別冊No.7A、B)を別に示す。
7Bと比較した7Aの長所はどれか。2つ選べ。
※第110回C問題の画像は厚生労働省ホームページでの公開をしていません
a 咬耗が少ない。
b 咬合音が小さい。
c 経時的変色が少ない。
d チッピングが生じない。
e 義歯床との接着に優れる。
79歳の女性。全部床義歯を製作中である。上下口唇の豊隆の確認と咬合採得の後に咬合器に装着した作業模型の写真(別冊No.36A)と上下顎顎堤の関係の写真(別冊No.36B)を別に示す。
人工歯排列時に留意すべきなのはどれか。2つ選べ。
a 臼歯の交叉咬合排列を考慮する。
b 前歯の垂直被蓋を大きく付与する。
c 前歯の水平被蓋を大きく付与する。
d 下顎の前歯部人工歯は歯槽頂上に排列する。
e 上下顎前歯部人工歯は同じモールドを選択する。
全部床義歯製作過程のある操作の写真(別冊No.7)を別に示す。
矢印で示す構造について正しいのはどれか。2つ選べ。
a 片側性に付与する。
b ろう義歯試適後に除去する。
c 人工歯を用いて付与することがある。
d 解剖学的人工歯を排列する際に付与する。
e 偏心運動時の咬合平衡を得るために付与する。
形態の異なる2つの下顎顎堤の写真(別冊No.8A、B)を別に示す。
義歯製作にあたり、8Aと比較して8Bで考慮すべきなのはどれか。2つ選べ。
a 軟質裏装材の適用
b 解剖学的人工臼歯の選択
c 矢状切歯路傾斜角の増大
d 筋圧中立帯への人工歯排列
e 調節彎曲の強い臼歯部人工歯排列
70歳の女性。下顎全部床義歯が浮き上がることを主訴として来院した。
使用中の義歯は10年前に製作したという。
診察の結果、下顎顎堤が高度に吸収しているため、義歯を新製することとした。
製作過程のある一連の操作の写真(別冊No.7) を別に示す。
この操作の目的はどれか。2つ選べ。
a 床辺縁形態を修正する。
b 歯肉部を審美的に形成する。
c 試適時における人工歯の移動を抑制する。
d デンチャースペース内に歯肉形成を行う。
e 義歯の維持に関与する筋の作用を増強する。
一組の上下顎臼歯部人工歯の写真(別冊No.29)を別に示す。
上下顎レジン製臼歯部人工歯と比較したこの人工歯の長所はどれか。2つ選べ。
a 咀嚼能率が高い。
b 清掃が容易である。
c 耐摩耗性に優れる。
d 技工操作が容易である。
e 床用レジンと接着する。
上下顎全部床義歯製作のため、発音をさせながらシリコーンゴム印象材を用いてある記録の採得を行った。
採得中の写真(別冊No.18A)と採得された記録の写真(別冊No.18B)を別に示す。
この記録が参考になるのはどれか。2つ選べ。
a 咬合高径
b 歯肉形成
c 床縁形態
d 人工歯排列位置
e 水平的顎間関係
80歳の男性。上下顎全部床義歯の動揺を主訴として来院した。
義歯は3年前に製作し問題なく使用していたが、半年前から口を閉じていても勝手に顎が左右に動いて義歯が外れやすくなったという。
診察の結果、全部床義歯を新製することとし、臼歯部人工歯の選択を行うこととした。
臼歯部人工歯の写真(別冊No.29)を別に示す。
本症例に適切なのはどれか。1つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
下顎全部床義歯の安定を図るためのピエゾグラフィーと同じ概念の術式はどれか。2つ選べ。
a ダイナミック印象
b パラトグラム検査
c フレンジテクニック
d オルタードキャスト法
e ニュートラルゾーンテクニック
問題番号 | カテゴリ | 問題 | 正答率 |
---|---|---|---|
問題番号:108B-30 | 78歳の男性。義歯不適合を主訴として来院した。 この作業で決定されるのはどれか。2つ選べ。 a 咬合高径
正解:DE |
正答率:71.2% | |
問題番号:109B-39 | 72歳の女性。咀嚼困難を主訴として来院した。 初診時の上顎全部床義歯の写真(別冊No.39A)、初診時の下顎の口腔内写真(別冊No.39B)及び新義歯製作過程の写真(別冊No.39C)を別に示す。 a 咬合音の改善
正解:E |
正答率:98.4% | |
問題番号:110A-53 | 上顎全部床義歯の人工歯排列時の写真(別冊No.5A、B)を別に示す。5Bと比較した場合の5Aの特徴で正しいのはどれか。1つ選べ。 a 審美的に劣る。
正解:B |
正答率:24.0% | |
問題番号:110B-12 | 82歳の女性。上下顎全部床義歯の不適合を主訴として来院した。リラインでの対応は不可能と判断し義歯を新製することとした。義歯製作過程の写真(別冊No.10)を別に示す。 a FGPテクニック
正解:E |
正答率:92.3% | |
問題番号:110C-43 | 人工歯の写真(別冊No.7A、B)を別に示す。 a 咬耗が少ない。
正解:AC |
正答率:85.8% | |
問題番号:110D-37 | 79歳の女性。全部床義歯を製作中である。上下口唇の豊隆の確認と咬合採得の後に咬合器に装着した作業模型の写真(別冊No.36A)と上下顎顎堤の関係の写真(別冊No.36B)を別に示す。 a 臼歯の交叉咬合排列を考慮する。
正解:AD |
正答率:52.0% | |
問題番号:112C-54 | 全部床義歯製作過程のある操作の写真(別冊No.7)を別に示す。 矢印で示す構造について正しいのはどれか。2つ選べ。 a 片側性に付与する。
正解:CE |
正答率:76.4% | |
問題番号:112C-55 | 形態の異なる2つの下顎顎堤の写真(別冊No.8A、B)を別に示す。 義歯製作にあたり、8Aと比較して8Bで考慮すべきなのはどれか。2つ選べ。 a 軟質裏装材の適用
正解:AD |
正答率:42.3% | |
問題番号:114B-32 | 70歳の女性。下顎全部床義歯が浮き上がることを主訴として来院した。 診察の結果、下顎顎堤が高度に吸収しているため、義歯を新製することとした。 この操作の目的はどれか。2つ選べ。 a 床辺縁形態を修正する。
正解:DE |
正答率:45.3% | |
問題番号:114C-68 | 一組の上下顎臼歯部人工歯の写真(別冊No.29)を別に示す。 上下顎レジン製臼歯部人工歯と比較したこの人工歯の長所はどれか。2つ選べ。 a 咀嚼能率が高い。
正解:AC |
正答率:88.5% | |
問題番号:115A-52 | 上下顎全部床義歯製作のため、発音をさせながらシリコーンゴム印象材を用いてある記録の採得を行った。 この記録が参考になるのはどれか。2つ選べ。 a 咬合高径
正解:BD |
正答率:53.7% | |
問題番号:115A-82 | 80歳の男性。上下顎全部床義歯の動揺を主訴として来院した。 本症例に適切なのはどれか。1つ選べ。 a ア
正解:C |
正答率:60.8% | |
問題番号:116D-59 | 下顎全部床義歯の安定を図るためのピエゾグラフィーと同じ概念の術式はどれか。2つ選べ。 a ダイナミック印象
正解:CE |
正答率:95.9% |