過去問題目次
68歳の男性。舌癌によって舌の亜全摘を行い組織再建後に口腔外科から紹介されて来院した。
治療のために製作した装置の写真(別冊No.11A)と装置装着時の口腔内写真(別冊No.11B)を別に示す。
この装置の目的はどれか。1つ選べ。
a 咬合の挙上
b 軟口蓋の挙上
c 残存歯の固定
d 咬合接触の是正
e 舌運動機能の補償
78歳の男性。舌癌の診断で舌切除術、頸部郭清術および再建術を行った。
術後の口腔内写真(別冊No.7)を別に示す。
術後低栄養の原因となるのはどれか。2つ選べ。
a 構音障害
b 唾液分泌過多
c 口腔感覚障害
d 鼻咽腔閉鎖不全
e 食塊の口腔移送障害
9歳の女児。嚥下時の鼻腔への逆流があることを主訴として来院した。
軟口蓋の運動障害を認めたため装置を使用することとした。
装着時の口腔内写真(別冊No.23)を別に示す。
装置の効果を確認するための検査として適切なのはどれか。1つ選べ。
a 筋電図検査
b 超音波検査
c 改訂水飲みテスト
d 鼻咽腔内視鏡検査
e 反復唾液嚥下テスト
68歳の男性。食事中にむせることを主訴として来院した。
6か月前から脳梗塞後の後遺症に対するリハビリテーションを受けているという。
検査の結果、装置を用いて治療を行うこととした。
治療に用いた装置の写真(別冊No.24A)と装置装着時の口腔内写真(別冊No.24B)を別に示す。
この装置によって改善するのはどれか。2つ選べ。
a 嚥下圧
b 咬合力
c 口唇閉鎖力
d 食塊形成能
e 鼻咽腔閉鎖機能
舌癌患者に対し舌全摘と腹直筋皮弁移植術を施行した。
術後、構音と嚥下機能の改善を目的としてある装置を製作した。
装置装着前後の口腔内写真(別冊No.2)を別に示す。
矢印で示すのはどれか。1つ選べ。
a 顎義歯
b 舌接触補助床
c 軟口蓋挙上装置
d 下顎前方牽引装置
e オクルーザルランプ
70歳の女性。食事がしにくいことを主訴として来院した。
1週前に上顎全部床義歯を装着したが、装着後から食物が飲み込みにくいという。咀嚼と発音に問題はない。
診察と検査の結果、チェアサイドで上顎義歯の修正を行うこととした。
修正前後の義歯の写真(別冊No.37A)と修正中のある技工操作の写真(別冊No.37B)を別に示す。
この操作の目的はどれか。1つ選べ。
a 咬合力の増大
b 床の強度増加
c 義歯の安定向上
d 発音機能の改善
e 舌と床の接触関係の改善
81歳の女性。口腔内に食物が残留することを主訴として来院した。
3か月前に脳梗塞で救急搬送され、2週前に退院したという。
後遺障害として、右手にしびれ感があり、力行の発音が不明瞭であるが、開鼻声は認めない。
咬頭嵌合位での咬合接触状態を印記した義歯の写真(別冊No.32A)と食物の残留部位を示す写真(別冊 No.32B)を別に示す。
主訴を改善するために適用するのはどれか。1つ選べ。
a 金属床義歯
b 舌接触補助床
c スピーチエイド
d 軟口蓋挙上装置
e オブチュレーター
口腔内装置と治療対象の組合せで適切なのはどれか。1つ選べ。
a 保定装置──────────────閉塞性睡眠時無呼吸症
b 舌接触補助床────────────摂食嚥下障害
c ナイトガード────────────睡眠障害
d 軟口蓋挙上装置───────────顎関節症
e スタビライゼーションスプリント───構音障害
問題番号 | カテゴリ | 問題 | 正答率 |
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問題番号:108D-11 | 68歳の男性。舌癌によって舌の亜全摘を行い組織再建後に口腔外科から紹介されて来院した。 治療のために製作した装置の写真(別冊No.11A)と装置装着時の口腔内写真(別冊No.11B)を別に示す。 a 咬合の挙上
正解:E |
正答率:99.2% | |
問題番号:109C-41 | 78歳の男性。舌癌の診断で舌切除術、頸部郭清術および再建術を行った。 術後低栄養の原因となるのはどれか。2つ選べ。 a 構音障害
正解:CE |
正答率:88.1% | |
問題番号:111B-83 | 9歳の女児。嚥下時の鼻腔への逆流があることを主訴として来院した。 装置の効果を確認するための検査として適切なのはどれか。1つ選べ。 a 筋電図検査
正解:D |
正答率:94.5% | |
問題番号:112A-78 | 68歳の男性。食事中にむせることを主訴として来院した。 この装置によって改善するのはどれか。2つ選べ。 a 嚥下圧
正解:AD |
正答率:92.2% | |
問題番号:114B-21 | 舌癌患者に対し舌全摘と腹直筋皮弁移植術を施行した。 矢印で示すのはどれか。1つ選べ。 a 顎義歯
正解:B |
正答率:98.4% | |
問題番号:114C-82 | 70歳の女性。食事がしにくいことを主訴として来院した。 診察と検査の結果、チェアサイドで上顎義歯の修正を行うこととした。 この操作の目的はどれか。1つ選べ。 a 咬合力の増大
正解:E |
正答率:96.4% | |
問題番号:115A-86 | 81歳の女性。口腔内に食物が残留することを主訴として来院した。 主訴を改善するために適用するのはどれか。1つ選べ。 a 金属床義歯
正解:B |
正答率:97.7% | |
問題番号:116B-40 | 口腔内装置と治療対象の組合せで適切なのはどれか。1つ選べ。 a 保定装置──────────────閉塞性睡眠時無呼吸症
正解:B |
正答率:96.1% |