歯科医師国家試験 過去問題

先天異常および顎変形症

過去問題目次

  1. 問題番号
    問題
    正答率
  2. 108B-6

    生後11か月の乳児。口唇の閉鎖不全を主訴として来院した。
    体重は12kgで臍帯ヘルニアを合併していた。

    初診時の顔貌写真(別冊No.6)を別に示す。
    考えられるのはどれか。1つ選べ。

    a Down症候群
    b Crouzon症候群
    c Robinシークエンス
    d Treacher Collins症候群
    e Beckwith-Wiedemann症候群

    初診時の顔貌写真(別冊No.6)

    94.5%
  3. 108B-14

    生後1日の新生児。全身状態には問題がないという。
    初診時の口腔内写真(別冊No.14)を別に示す。

    哺乳障害に対してまず行うべき処置はどれか。1つ選べ。

    a 骨移植術
    b 口唇形成術
    c 口蓋形成術
    d 胃瘻の造設
    e Hotz床の装着

    口腔内写真(別冊No.14)

    99.8%
  4. 109A-77

    下顎枝矢状分割術の際に起こりうる合併症はどれか。2つ選べ。

    a 視力障害
    b 舌神経麻痺
    c 鼻咽腔閉鎖不全
    d 下歯槽動脈からの出血
    e オトガイ下動脈からの出血

    93.2%
  5. 109C-73

    術中の口腔内写真(別冊No.17)を別に示す。

    行っている手術はどれか。1つ選べ。

    a 下顎区域切除術
    b 下顎枝矢状分割術
    c 下顎骨囊胞摘出術
    d 下顎枝垂直骨切り術
    e 下顎骨骨折観血的整復術

    術中の口腔内写真(別冊No.17)

    95.2%
  6. 109D-6

    6歳の女児。生後3か月で口唇形成術を施行した。
    顔貌写真(別冊No.6A)と口唇形成術の術式の模式図(別冊No.6B)を別に示す。

    本症例の術式はどれか。1つ選べ。

    a ア
    b イ
    c ウ
    d エ
    e オ

    顔貌写真(別冊No.6A)と口唇形成術の術式の模式図(別冊No.6B)

    55.7%
  7. 110A-39

    Le Fort I型骨切り術を施行する際、切断するのはどれか。1つ選べ。

    a 上唇動脈
    b 眼窩下神経
    c 鼻口蓋動脈
    d 下行口蓋動脈
    e 翼突筋静脈叢

    43.0%
  8. 110A-44

    下顎枝の形成不全を特徴とするのはどれか。1つ選べ。

    a Down症候群
    b Apert症候群
    c Turner症候群
    d Klinefelter症候群
    e 第一第二鰓弓症候群

    99.1%
  9. 110A-101

    頰骨弓の形成不全が認められる疾患はどれか。1つ選べ。

    a Down症候群
    b Apert症候群
    c Marfan症候群
    d Crouzon症候群
    e Treacher Collins症候群

    56.7%
  10. 110A-117

    2か月の乳児の顔貌写真(別冊No.18)を別に示す。
    患児が受ける最初の手術で行われるのはどれか。1つ選べ。

    a 舌弁の移植
    b 自家骨の移植
    c 口輪筋の再構成
    d 上顎の前方移動
    e 口蓋帆挙筋の再構成

    2か月の乳児の顔貌写真

    98.4%
  11. 110B-29

    8歳の男児。左側唇顎口蓋裂で生後すぐに口唇形成術と口蓋形成術を受けた。今回自家骨の移植手術を行うこととなった。術中の写真(別冊No.26)を別に示す。
    手術の目的はどれか。2つ選べ。

    a 外鼻を高くする。
    b 鼻腔を広くする。
    c 鼻咽腔を狭くする。
    d 上顎骨を連続させる。
    e 顎裂部に歯を誘導する。

    術中の写真

    96.3%
  12. 110B-42

    19歳の女性。反対咬合を主訴として来院した。術前矯正治療後に顎矯正手術を行うこととした。
    術前矯正中の口腔内写真(別冊No.38A)、頭部エックス線規格写真(別冊No.38B)及び手術中の写真(別冊No.38C)を別に示す。
    行っている手術はどれか。1つ選べ。

    a Köle法
    b Kostečka法
    c Le Fort I型骨切り術
    d Obwegeser-Dal Pont法
    e Wassmund-Wunderer法

    術前矯正中の口腔内写真、頭部エックス線規格写真

    手術中の写真

    93.9%
  13. 110C-37

    3歳の男児。食事がしづらいことを主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.5)を別に示す。
    この異常に関与するのはどれか。1つ選べ。
    ※第110回C問題の画像は厚生労働省ホームページでの公開をしていません

    a 球状突起
    b 口蓋突起
    c 上顎突起
    d 外側鼻突起
    e 内側鼻突起

    72.4%
  14. 110D-42

    36歳の男性。咀嚼困難を主訴として来院した。幼少時から遺伝疾患を指摘されているという。低身長と歯列不正が認められる。初診時のエックス線写真(別冊No.41)を別に示す。
    考えられるのはどれか。1つ選べ。

    a 大理石骨病
    b Marfan症候群
    c Gardner症候群
    d 基底細胞母斑症候群
    e 鎖骨頭蓋骨異形成症

    エックス線写真

    98.1%
  15. 111A-31

    口蓋裂児における口蓋形成術後の構音障害の改善に用いるのはどれか。2つ選ベ。

    a Hotz床
    b 咬合挙上副子
    c 舌接触補助床
    d スピーチエイド
    e 軟口蓋挙上装置

    87.6%
  16. 111A-42

    I型コラーゲン遺伝子の変異による疾患はどれか。1つ選べ。

    a 大理石骨病
    b 骨形成不全症
    c Marfan症候群
    d 鎖骨頭蓋骨異形成症
    e 先天性外胚葉異形成症

    56.4%
  17. 111A-61

    粘膜下口蓋裂に特徴的な所見はどれか。3つ選べ。

    a 顎裂
    b 口蓋垂裂
    c 軟口蓋の感覚異常
    d 口蓋骨後縁のV字欠損
    e 軟口蓋正中部の光透過性亢進

    86.7%
  18. 111B-69

    生後1か月の乳児。哺乳障害がみられたため、小児科からの紹介で来院した。
    出生直後から仰臥位で吸気時の喘鳴とチアノーゼがみられるという。
    初診時の側貌写真(別冊No.10A)、口腔内写真(別冊No.10B)及び頭部側方向エックス線写真(別冊No.10C)を別に示す。

    考えられる疾患はどれか。1つ選べ。

    a Down症候群
    b Apert症候群
    c Crouzon症候群
    d Robinシークエンス
    e Beckwith-Wiedemann症候群

    初診時の側貌写真(別冊No.10A)、口腔内写真(別冊No.10B)

    頭部側方向エックス線写真(別冊No.10C)

    97.2%
  19. 111B-78

    17歳の女子。上顎前歯の前突を主訴として来院した。
    術前矯正治療後に顎矯正手術を行うこととした。
    手術中の口腔内写真(別冊No.19)を別に示す。

    この手術法はどれか。1つ選べ。

    a Dingman法
    b Robinson法
    c Wunderer法
    d Le Fort I型骨切り術
    e Obwegeser-Dal Pont法

    手術中の口腔内写真(別冊No.19)

     

    83.6%
  20. 111C-50

    歯の形態異常と関連する疾患の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。

    a 歯内歯――――――先天性梅毒
    b 癒合歯――――――Apert症候群
    c 矮小歯――――――無汗型外胚葉異形成症
    d 中心結節―――――鎖骨頭蓋骨異形成症
    e タウロドント―――Turner症候群

    72.7%
  21. 111C-75

    45歳の女性。嚙めないことを主訴として来院した。
    パノラマエックス線検査を行ったところ、全身疾患が疑われたため、胸部エックス線検査とCT検査を追加した。
    パノラマエックス線画像(別冊No.26A)、胸部エックス線画像(別冊No.26B)及び3D-CT(別冊No.26C)を別に示す。

    考えられるのはどれか。1つ選べ。

    a 骨粗鬆症
    b 大理石骨病
    c 基底細胞母斑症候群
    d 鎖骨頭蓋骨異形成症
    e von Recklinghausen病

    パノラマエックス線画像(別冊No.26A)、胸部エックス線画像(別冊No.26B)

    3D-CT(別冊No.26C)

    99.2%
  22. 111D-64

    8歳の女児。食べ物が嚙めないことを主訴として来院した。
    乳歯列期から前歯は咬んでいないという。
    心室中隔欠損とその閉鎖術の既往がある。
    低身長を呈し、知的障害を認める。
    口腔内所見として弄舌癖を認める。
    初診時の顔面写真(別冊No.10A)と口腔内写真(別冊No.10B)を別に示す。

    最も考えられる基礎疾患はどれか。1つ選べ。

    a Beckwith-Wiedemann症候群
    b Down症候群
    c Marfan症候群
    d Robinシークエンス
    e Treacher Collins症候群

    初診時の顔面写真(別冊No.10A)と口腔内写真(別冊No.10B)

    99.2%
  23. 111D-80

    生後1週の新生児。哺乳障害を主訴として来院した。
    初診時の口腔内写真(別冊No.26A)と切開線を赤色で記した家族説明用の手術計画の模式図(別冊No.26B)を別に示す。

    手術法はどれか。1つ選べ。

    a Millard法
    b Wardill法
    c Randall法
    d Manchester法
    e von Langenbeck法

    口腔内写真(別冊No.26A)と切開線を赤色で記した家族説明用の手術計画の模式図(別冊No.26B)

    30.9%
  24. 112B-42

    Goldenhar症候群にみられる症状はどれか。2つ選べ。

    a 巨舌
    b 横顔裂
    c 両眼隔離
    d 下顎低形成
    e 頭蓋骨早期癒合

    73.0%
  25. 112B-85

    4歳の男児。定期的な口腔管理を希望して来院した。
    生後3か月時に口唇閉鎖術、1歳2か月時に口蓋形成術を受けたという。
    来院時の顔貌写真(別冊No.33A) と口腔内写真(別冊No.33B)を別に示す。

    現時点で行うべき対応はどれか。2つ選べ。

    a 食事指導
    b 過剰歯の抜去
    c 口腔衛生指導
    d 上唇小帯切除術
    e 上顎左側乳中切歯の抜去

    顔貌写真

    口腔内写真

    48.0%
  26. 112D-71

    9歳の男児。上顎前歯部の歯列不正を主訴として来院した。
    左側唇顎口蓋裂に対して口唇形成術と口蓋形成術を受けた既往がある。
    矯正治療後、顎裂部に手術を行った。
    術前のエックス線画像(別冊No.18A)と術中の口腔内写真(別冊No.18B)を別に示す。

    この手術によって期待できるのはどれか。2つ選べ。

    a 咬合高径の増大
    b 上顎発育の促進
    c 鼻翼基部の挙上
    d 鼻咽腔閉鎖機能の改善
    e 上顎左側犬歯の萌出誘導

    術前のエックス線画像と術中の口腔内写真

    38.5%
  27. 113A-64

    咬み合わせの異常を訴える患者に行った手術時の写真(別冊No.20)を別に示す。

    術中損傷によって、上顎骨の壊死を起こす危険性があるのはどれか。1つ選べ。

    a 頰動脈
    b 顔面動脈
    c 眼窩下動脈
    d 浅側頭動脈
    e 下行口蓋動脈

    手術時の写真

    73.5%
  28. 113B-22

    口蓋裂患者における口蓋形成術後のスピーチエイドの使用目的はどれか。1つ選べ。

    a 顎発育の改善
    b 鼻形態の改善
    c 口蓋裂幅の減少
    d 歯の傾斜の改善
    e 鼻咽腔閉鎖不全の改善

    95.7%
  29. 113B-38

    高齢出産により最も発生頻度が増加するのはどれか。1つ選べ。

    a Down症候群
    b Apert症候群
    c Crouzon症候群
    d 鎖骨頭蓋骨異形成症
    e Treacher Collins症候群

    99.3%
  30. 113C-63

    唇顎口蓋裂患者によくみられるのはどれか。3つ選べ。

    a 歯内歯
    b 捻転歯
    c 矮小歯
    d 先天欠如歯
    e タウロドント

    95.6%
  31. 113C-72

    12歳の男児。歯の生え代わりが遅いことを主訴として来院した。
    幼少時から遺伝疾患を指摘されているという。
    低身長と歯列不正が認められる。
    初診時の上半身の写真(別冊No.26A)、口腔内写真(別冊No.26B)及びエックス線画像(別冊No.26C)を別に示す。

    この疾患でよくみられるのはどれか。1つ選べ。

    a 合指
    b 耳介変形
    c 毛髪の減少
    d 先天性心疾患
    e 大泉門閉鎖遅延

    上半身の写真、口腔内写真及びエックス線画像

    エックス線画像

    97.5%
  32. 113D-38

    口唇と口蓋の裂を主訴として来院した生後3週の新生児の顔貌写真(別冊No.4)を別に示す。

    本疾患にみられる特徴はどれか。3つ選べ。

    a 鼻尖の偏位
    b 鼻柱の短縮
    c 上唇結節の欠如
    d 上顎中切歯の先天欠如
    e 中間顎<切歯骨>の前方突出

    新生児の顔貌写真

    27.8%
  33. 114A-40

    生後8日の男児。唇顎口蓋裂の治療を希望して来院した。診断をした結果、ある装置を製作することとした。
    初診時の顔貌写真(別冊No.15A)、口腔模型の写真(別冊No.15B)及び製作した装置の写真(別冊No.15C)を別に示す。

    この装置の目的はどれか。2つ選べ。

    a 哺乳の改善
    b 軟口蓋の挙上
    c 呼吸機能の改善
    d 歯槽形態の改善
    e 鼻咽腔閉鎖機能の正常化

    初診時の顔貌写真、口腔模型の写真及び製作した装置の写真

    56.4%
  34. 114A-82

    顎骨の形態異常に骨延長術が適用できるのはどれか。3つ選べ。

    a Crouzon症候群
    b Robinシークエンス
    c von Recklinghausen 病
    d Treacher Collins 症候群
    e McCune-Albright 症候群

    91.0%
  35. 114B-61

    先天性疾患と口腔の特徴の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。

    a 軟骨無形成症───────歯の早期萌出
    b Marfan 症候群──────高口蓋
    c Crouzon症候群──────下顎骨の劣成長
    d Robinシークエンス────下顎歯列弓の開大
    e 鎖骨頭蓋骨異形成症────歯の先天欠如

    95.5%
  36. 114D-55

    下顎枝垂直骨切り術において、骨切り時の損傷に注意すべきなのはどれか。2つ選べ。

    a 顎動脈
    b 舌動脈
    c 顔面動脈
    d 浅側頭動脈
    e 上行咽頭動脈

    32.7%
  37. 114D-83

    FGFR2 (fibroblast growth factor receptor 2遺伝子)の変異が原因となるのはどれか。2つ選べ。

    a Apert症候群
    b Marfan症候群
    c Turner症候群
    d Crouzon症候群
    e Treacher Collins 症候群

    86.1%
  38. 115B-29

    両側性唇顎口蓋裂の女児の顔貌写真(別冊No.8)を別に示す。
    生下時から下唇に矢印で示す異常がみられるという。

    考えられるのはどれか。1つ選べ。

    a 外歯瘻
    b 下唇瘻
    c 正中唇裂
    d 粘液囊胞
    e リンパ管腫

    両側性唇顎口蓋裂の女児の顔貌写真

    57.7%
  39. 115B-48

    疾患と症状の組合せで正しいのはどれか。3つ選べ。

    a 骨形成不全症───────易骨折性
    b 軟骨無形成症───────巨舌
    c 外胚葉異形成症──────皮膚乾燥
    d 先天性表皮水疱症─────開口障害
    e 鎖骨頭蓋骨異形成症────体温調節困難

    91.4%
  40. 115C-31

    18歳の女子。顎の偏位を主訴として来院した。
    中学生のころから気付いていたがそのままにしていたという。
    診断をした結果、術前矯正治療後に顎矯正手術を行うこととした。
    初診時の顔貌写真(別冊No.7A)、口腔内写真(別冊No.7B)、パノラマエックス線画像(別冊No.7C)及び側面と正面の頭部エックス線規格写真(別冊No.7D)を別に示す。

    適応となるのはどれか。2つ選べ。

    a Köle法
    b Dingman法
    c Robinson法
    d Wassmund法
    e Obwegeser-Dal Pont法

    顔貌写真、口腔内写真

    パノラマエックス線画像及び側面と正面の頭部エックス線規格写真

    39.1%
  41. 115D-58

    6歳の女児。咬み合わせが悪いことを主訴として来院した。
    初診時の顔面写真(別冊No.17A)、口腔内写真(別冊No.17B)、パノラマエックス線画像(別冊No.17C)及び側面と正面の頭部エックス線規格写真(別冊No.17D)を別に示す。

    不正咬合の原因はどれか。1つ選べ。

    a Apert症候群
    b Marfan症候群
    c Turner症候群
    d Crouzon症候群
    e 第一第二鰓弓症候群

    顔面写真、口腔内写真

    パノラマエックス線画像及び側面と正面の頭部エックス線規格写真

    99.0%
  42. 115D-61

    Beckwith-Wiedemann症候群でみられる不正咬合の改善を目的に行うのはどれか。

    1つ選べ。

    a 舌縮小術
    b 口蓋形成術
    c 咽頭弁形成術
    d 舌小帯伸展術
    e 上唇小帯切除術

    97.0%
  43. 116A-87

    唇裂に対して初回の口唇形成術を行う時期はどれか。1つ選べ。

    a 3〜6か月
    b 8〜12か月
    c 1歳6か月〜2歳
    d 3〜4歳
    e 5〜6歳

    94.1%
  44. 116B-73

    先天性心疾患を併発しやすいのはどれか。2つ選べ。

    a Down症候群
    b Marfan症候群
    c 先天性表皮水疱症
    d 先天性外胚葉異形成症
    e Beckwith-Wiedemann症候群

    87.6%
  45. 116C-33

    巨舌を認めるのはどれか。3つ選べ。

    a 先端巨大症
    b Down症候群
    c Robinシークエンス
    d 第一第二鰓弓症候群
    e Beckwith-Wiedemann症候群

     

    95.6%
  46. 116D-22

    下顎枝矢状分割術を行う下顎前突症患者の術前3D-CT(別冊No.2A)とCTを用いたシミュレーション像(別冊No.2B)を別に示す。

    術後に予想されるのはどれか。3つ選べ。

    a 下顔面高の増大
    b 咬合平面の改善
    c 右側の内外側骨片間の干渉
    d 左側の内外側骨片間の空隙
    e 下顎枝部後縁からの内側骨片の突出

    下顎前突症患者の術前3D-CTとCTを用いたシミュレーション像

     

    59.2%
  47. 117A-24

    新生児の顔面写真(別冊No.5)を別に示す。
    この疾患の発生に関連するのはどれか。1つ選べ。

    a 上顎突起と下顎突起
    b 上顎突起と前頭隆起
    c 上顎突起と内側鼻突起
    d 前頭隆起と内側鼻突起
    e 外側鼻突起と内側鼻突起

    新生児の顔面写真

    85.0%
  48. 117B-64

    口唇形成術を予定した生後3か月の男児の顔貌写真(別冊No.22)を別に示す。切開線の設計の際に基準点になるのはどれか。3つ選べ。

    a ア
    b イ
    c ウ
    d エ
    e オ

    口唇形成術を予定した生後3か月の男児の顔貌写真

    0.0%
  49. 117B-68

    5歳の女児。舌をよく嚙むことを主訴として来院した。

    同年齢の女児と比較して体格が大きく、臍帯ヘルニアと低血糖がある。
    初診時の舌の写真(別冊No.26A)と口腔内写真(別冊No.26B、C)を別に示す。

    適切な対応はどれか。2つ選べ。

    a 食事指導
    b 舌縮小術
    c 咬合挙上板装着
    d 上唇小帯切除術
    e タングクリブ装着

    初診時の舌の写真

    口腔内写真

    40.2%
  50. 117B-76

    高口蓋を呈するのはどれか。3つ選べ。

    a Down症候群
    b Turner症候群
    c Crouzon症候群
    d Klinefelter症候群
    e Papillon-Lefèvre症候群

    66.5%
  51. 117C-70

    16歳の女子。あごの歪みを主訴として来院した。

    幼少時から自覚し、徐々に増悪しているという。6歳時に小耳症に対して耳介形成術を受けた。
    交叉咬合を認める。初診時のエックス線画像(別冊No.29A)と3D-CT(別冊No.29B)を別に示す。

    考えられるのはどれか。1つ選べ。

    a Apert症候群
    b Crouzon症候群
    c 基底細胞母斑症候群
    d 第一第二鰓弓症候群
    e McCune-Albright 症候群

    初診時のエックス線画像と3D-CT

    99.5%
  52. 117C-87

    27歳の女性。上下顎前突を主訴として来院した。

    顎変形症と診断され、術前矯正治療が終了し、上下顎の顎矯正手術を行った。
    手術前後のパノラマエックス線画像(別冊No.40A)と側面頭部エックス線規格写真(別冊No.40B)を別に示す。

    手術名の略語を示す。

    手術名の略語

    実施した術式の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。

       上顎               下顎
    a LFⅠ ――――――――――――― IVRO
    b LFⅠ ――――――――――――― SSRO
    c 前歯部歯槽骨切り術―――――――IVRO
    d LFⅠ+前歯部歯槽骨切り術――――IVRO
    e LFⅠ+前歯部歯槽骨切り術――――SSRO

    手術前後のパノラマエックス線画像

    側面頭部エックス線規格写真

    64.6%
  53. 117D-61

    4歳の男児。構音の異常を主訴として来院した。

    診察の結果、外科手術を行うこととした。術中の口腔内写真(別冊No.17A)、切開線の写真(別冊No.17B)及び縫合終了時の写真(別冊No.17C)を別に示す。

    この手術法で正しいのはどれか。3つ選べ。

    a 咽頭弁を利用する。
    b 大口蓋動脈を利用する。
    c 口蓋帆挙筋を再建できる。
    d 上顎の発育を抑制しにくい。
    e 軟口蓋を後方に延長できる。

    術中の口腔内写真、切開線の写真

    縫合終了時の写真

    38.6%
  54. 117D-77

    20歳の女性。下顎前突を主訴として来院した。

    中学生のころから自覚しているという。外科的矯正治療の適応と診断した。
    下顎枝矢状分割術後に行う手術の切開線を示した口腔内写真(別冊No.27A)と術中写真(別冊No.27B、C、D)を別に示す。

    この手術の合併症で注意が必要なのはどれか。3つ選べ。

    a 開口障害
    b 口笛不能
    c 呼吸困難
    d 歯根の損傷
    e 下唇の知覚鈍麻

    下顎枝矢状分割術後に行う手術の切開線を示した口腔内写真

    下顎枝矢状分割術後に行う手術の切開線を示した術中写真

    44.0%
問題番号カテゴリ問題正答率
問題番号:108B-6

生後11か月の乳児。口唇の閉鎖不全を主訴として来院した。
体重は12kgで臍帯ヘルニアを合併していた。

初診時の顔貌写真(別冊No.6)を別に示す。
考えられるのはどれか。1つ選べ。

a Down症候群
b Crouzon症候群
c Robinシークエンス
d Treacher Collins症候群
e Beckwith-Wiedemann症候群

初診時の顔貌写真(別冊No.6)

正解:E
正答率:94.5%
問題番号:108B-14

生後1日の新生児。全身状態には問題がないという。
初診時の口腔内写真(別冊No.14)を別に示す。

哺乳障害に対してまず行うべき処置はどれか。1つ選べ。

a 骨移植術
b 口唇形成術
c 口蓋形成術
d 胃瘻の造設
e Hotz床の装着

口腔内写真(別冊No.14)

正解:E
正答率:99.8%
問題番号:109A-77

下顎枝矢状分割術の際に起こりうる合併症はどれか。2つ選べ。

a 視力障害
b 舌神経麻痺
c 鼻咽腔閉鎖不全
d 下歯槽動脈からの出血
e オトガイ下動脈からの出血

正解:BD
正答率:93.2%
問題番号:109C-73

術中の口腔内写真(別冊No.17)を別に示す。

行っている手術はどれか。1つ選べ。

a 下顎区域切除術
b 下顎枝矢状分割術
c 下顎骨囊胞摘出術
d 下顎枝垂直骨切り術
e 下顎骨骨折観血的整復術

術中の口腔内写真(別冊No.17)

正解:B
正答率:95.2%
問題番号:109D-6

6歳の女児。生後3か月で口唇形成術を施行した。
顔貌写真(別冊No.6A)と口唇形成術の術式の模式図(別冊No.6B)を別に示す。

本症例の術式はどれか。1つ選べ。

a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ

顔貌写真(別冊No.6A)と口唇形成術の術式の模式図(別冊No.6B)

正解:B
正答率:55.7%
問題番号:110A-39

Le Fort I型骨切り術を施行する際、切断するのはどれか。1つ選べ。

a 上唇動脈
b 眼窩下神経
c 鼻口蓋動脈
d 下行口蓋動脈
e 翼突筋静脈叢

正解:C
正答率:43.0%
問題番号:110A-44

下顎枝の形成不全を特徴とするのはどれか。1つ選べ。

a Down症候群
b Apert症候群
c Turner症候群
d Klinefelter症候群
e 第一第二鰓弓症候群

正解:E
正答率:99.1%
問題番号:110A-101

頰骨弓の形成不全が認められる疾患はどれか。1つ選べ。

a Down症候群
b Apert症候群
c Marfan症候群
d Crouzon症候群
e Treacher Collins症候群

正解:E
正答率:56.7%
問題番号:110A-117

2か月の乳児の顔貌写真(別冊No.18)を別に示す。
患児が受ける最初の手術で行われるのはどれか。1つ選べ。

a 舌弁の移植
b 自家骨の移植
c 口輪筋の再構成
d 上顎の前方移動
e 口蓋帆挙筋の再構成

2か月の乳児の顔貌写真

正解:C
正答率:98.4%
問題番号:110B-29

8歳の男児。左側唇顎口蓋裂で生後すぐに口唇形成術と口蓋形成術を受けた。今回自家骨の移植手術を行うこととなった。術中の写真(別冊No.26)を別に示す。
手術の目的はどれか。2つ選べ。

a 外鼻を高くする。
b 鼻腔を広くする。
c 鼻咽腔を狭くする。
d 上顎骨を連続させる。
e 顎裂部に歯を誘導する。

術中の写真

正解:DE
正答率:96.3%
問題番号:110B-42

19歳の女性。反対咬合を主訴として来院した。術前矯正治療後に顎矯正手術を行うこととした。
術前矯正中の口腔内写真(別冊No.38A)、頭部エックス線規格写真(別冊No.38B)及び手術中の写真(別冊No.38C)を別に示す。
行っている手術はどれか。1つ選べ。

a Köle法
b Kostečka法
c Le Fort I型骨切り術
d Obwegeser-Dal Pont法
e Wassmund-Wunderer法

術前矯正中の口腔内写真、頭部エックス線規格写真

手術中の写真

正解:C
正答率:93.9%
問題番号:110C-37

3歳の男児。食事がしづらいことを主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.5)を別に示す。
この異常に関与するのはどれか。1つ選べ。
※第110回C問題の画像は厚生労働省ホームページでの公開をしていません

a 球状突起
b 口蓋突起
c 上顎突起
d 外側鼻突起
e 内側鼻突起

正解:B
正答率:72.4%
問題番号:110D-42

36歳の男性。咀嚼困難を主訴として来院した。幼少時から遺伝疾患を指摘されているという。低身長と歯列不正が認められる。初診時のエックス線写真(別冊No.41)を別に示す。
考えられるのはどれか。1つ選べ。

a 大理石骨病
b Marfan症候群
c Gardner症候群
d 基底細胞母斑症候群
e 鎖骨頭蓋骨異形成症

エックス線写真

正解:E
正答率:98.1%
問題番号:111A-31

口蓋裂児における口蓋形成術後の構音障害の改善に用いるのはどれか。2つ選ベ。

a Hotz床
b 咬合挙上副子
c 舌接触補助床
d スピーチエイド
e 軟口蓋挙上装置

正解:DE
正答率:87.6%
問題番号:111A-42

I型コラーゲン遺伝子の変異による疾患はどれか。1つ選べ。

a 大理石骨病
b 骨形成不全症
c Marfan症候群
d 鎖骨頭蓋骨異形成症
e 先天性外胚葉異形成症

正解:B
正答率:56.4%
問題番号:111A-61

粘膜下口蓋裂に特徴的な所見はどれか。3つ選べ。

a 顎裂
b 口蓋垂裂
c 軟口蓋の感覚異常
d 口蓋骨後縁のV字欠損
e 軟口蓋正中部の光透過性亢進

正解:BDE
正答率:86.7%
問題番号:111B-69

生後1か月の乳児。哺乳障害がみられたため、小児科からの紹介で来院した。
出生直後から仰臥位で吸気時の喘鳴とチアノーゼがみられるという。
初診時の側貌写真(別冊No.10A)、口腔内写真(別冊No.10B)及び頭部側方向エックス線写真(別冊No.10C)を別に示す。

考えられる疾患はどれか。1つ選べ。

a Down症候群
b Apert症候群
c Crouzon症候群
d Robinシークエンス
e Beckwith-Wiedemann症候群

初診時の側貌写真(別冊No.10A)、口腔内写真(別冊No.10B)

頭部側方向エックス線写真(別冊No.10C)

正解:D
正答率:97.2%
問題番号:111B-78

17歳の女子。上顎前歯の前突を主訴として来院した。
術前矯正治療後に顎矯正手術を行うこととした。
手術中の口腔内写真(別冊No.19)を別に示す。

この手術法はどれか。1つ選べ。

a Dingman法
b Robinson法
c Wunderer法
d Le Fort I型骨切り術
e Obwegeser-Dal Pont法

手術中の口腔内写真(別冊No.19)

 

正解:C
正答率:83.6%
問題番号:111C-50

歯の形態異常と関連する疾患の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。

a 歯内歯――――――先天性梅毒
b 癒合歯――――――Apert症候群
c 矮小歯――――――無汗型外胚葉異形成症
d 中心結節―――――鎖骨頭蓋骨異形成症
e タウロドント―――Turner症候群

正解:C
正答率:72.7%
問題番号:111C-75

45歳の女性。嚙めないことを主訴として来院した。
パノラマエックス線検査を行ったところ、全身疾患が疑われたため、胸部エックス線検査とCT検査を追加した。
パノラマエックス線画像(別冊No.26A)、胸部エックス線画像(別冊No.26B)及び3D-CT(別冊No.26C)を別に示す。

考えられるのはどれか。1つ選べ。

a 骨粗鬆症
b 大理石骨病
c 基底細胞母斑症候群
d 鎖骨頭蓋骨異形成症
e von Recklinghausen病

パノラマエックス線画像(別冊No.26A)、胸部エックス線画像(別冊No.26B)

3D-CT(別冊No.26C)

正解:D
正答率:99.2%
問題番号:111D-64

8歳の女児。食べ物が嚙めないことを主訴として来院した。
乳歯列期から前歯は咬んでいないという。
心室中隔欠損とその閉鎖術の既往がある。
低身長を呈し、知的障害を認める。
口腔内所見として弄舌癖を認める。
初診時の顔面写真(別冊No.10A)と口腔内写真(別冊No.10B)を別に示す。

最も考えられる基礎疾患はどれか。1つ選べ。

a Beckwith-Wiedemann症候群
b Down症候群
c Marfan症候群
d Robinシークエンス
e Treacher Collins症候群

初診時の顔面写真(別冊No.10A)と口腔内写真(別冊No.10B)

正解:B
正答率:99.2%
問題番号:111D-80

生後1週の新生児。哺乳障害を主訴として来院した。
初診時の口腔内写真(別冊No.26A)と切開線を赤色で記した家族説明用の手術計画の模式図(別冊No.26B)を別に示す。

手術法はどれか。1つ選べ。

a Millard法
b Wardill法
c Randall法
d Manchester法
e von Langenbeck法

口腔内写真(別冊No.26A)と切開線を赤色で記した家族説明用の手術計画の模式図(別冊No.26B)

正解:C
正答率:30.9%
問題番号:112B-42

Goldenhar症候群にみられる症状はどれか。2つ選べ。

a 巨舌
b 横顔裂
c 両眼隔離
d 下顎低形成
e 頭蓋骨早期癒合

正解:BD
正答率:73.0%
問題番号:112B-85

4歳の男児。定期的な口腔管理を希望して来院した。
生後3か月時に口唇閉鎖術、1歳2か月時に口蓋形成術を受けたという。
来院時の顔貌写真(別冊No.33A) と口腔内写真(別冊No.33B)を別に示す。

現時点で行うべき対応はどれか。2つ選べ。

a 食事指導
b 過剰歯の抜去
c 口腔衛生指導
d 上唇小帯切除術
e 上顎左側乳中切歯の抜去

顔貌写真

口腔内写真

正解:AC
正答率:48.0%
問題番号:112D-71

9歳の男児。上顎前歯部の歯列不正を主訴として来院した。
左側唇顎口蓋裂に対して口唇形成術と口蓋形成術を受けた既往がある。
矯正治療後、顎裂部に手術を行った。
術前のエックス線画像(別冊No.18A)と術中の口腔内写真(別冊No.18B)を別に示す。

この手術によって期待できるのはどれか。2つ選べ。

a 咬合高径の増大
b 上顎発育の促進
c 鼻翼基部の挙上
d 鼻咽腔閉鎖機能の改善
e 上顎左側犬歯の萌出誘導

術前のエックス線画像と術中の口腔内写真

正解:CE
正答率:38.5%
問題番号:113A-64

咬み合わせの異常を訴える患者に行った手術時の写真(別冊No.20)を別に示す。

術中損傷によって、上顎骨の壊死を起こす危険性があるのはどれか。1つ選べ。

a 頰動脈
b 顔面動脈
c 眼窩下動脈
d 浅側頭動脈
e 下行口蓋動脈

手術時の写真

正解:E
正答率:73.5%
問題番号:113B-22

口蓋裂患者における口蓋形成術後のスピーチエイドの使用目的はどれか。1つ選べ。

a 顎発育の改善
b 鼻形態の改善
c 口蓋裂幅の減少
d 歯の傾斜の改善
e 鼻咽腔閉鎖不全の改善

正解:E
正答率:95.7%
問題番号:113B-38

高齢出産により最も発生頻度が増加するのはどれか。1つ選べ。

a Down症候群
b Apert症候群
c Crouzon症候群
d 鎖骨頭蓋骨異形成症
e Treacher Collins症候群

正解:A
正答率:99.3%
問題番号:113C-63

唇顎口蓋裂患者によくみられるのはどれか。3つ選べ。

a 歯内歯
b 捻転歯
c 矮小歯
d 先天欠如歯
e タウロドント

正解:BCD
正答率:95.6%
問題番号:113C-72

12歳の男児。歯の生え代わりが遅いことを主訴として来院した。
幼少時から遺伝疾患を指摘されているという。
低身長と歯列不正が認められる。
初診時の上半身の写真(別冊No.26A)、口腔内写真(別冊No.26B)及びエックス線画像(別冊No.26C)を別に示す。

この疾患でよくみられるのはどれか。1つ選べ。

a 合指
b 耳介変形
c 毛髪の減少
d 先天性心疾患
e 大泉門閉鎖遅延

上半身の写真、口腔内写真及びエックス線画像

エックス線画像

正解:E
正答率:97.5%
問題番号:113D-38

口唇と口蓋の裂を主訴として来院した生後3週の新生児の顔貌写真(別冊No.4)を別に示す。

本疾患にみられる特徴はどれか。3つ選べ。

a 鼻尖の偏位
b 鼻柱の短縮
c 上唇結節の欠如
d 上顎中切歯の先天欠如
e 中間顎<切歯骨>の前方突出

新生児の顔貌写真

正解:BCE
正答率:27.8%
問題番号:114A-40

生後8日の男児。唇顎口蓋裂の治療を希望して来院した。診断をした結果、ある装置を製作することとした。
初診時の顔貌写真(別冊No.15A)、口腔模型の写真(別冊No.15B)及び製作した装置の写真(別冊No.15C)を別に示す。

この装置の目的はどれか。2つ選べ。

a 哺乳の改善
b 軟口蓋の挙上
c 呼吸機能の改善
d 歯槽形態の改善
e 鼻咽腔閉鎖機能の正常化

初診時の顔貌写真、口腔模型の写真及び製作した装置の写真

正解:AD
正答率:56.4%
問題番号:114A-82

顎骨の形態異常に骨延長術が適用できるのはどれか。3つ選べ。

a Crouzon症候群
b Robinシークエンス
c von Recklinghausen 病
d Treacher Collins 症候群
e McCune-Albright 症候群

正解:ABD
正答率:91.0%
問題番号:114B-61

先天性疾患と口腔の特徴の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。

a 軟骨無形成症───────歯の早期萌出
b Marfan 症候群──────高口蓋
c Crouzon症候群──────下顎骨の劣成長
d Robinシークエンス────下顎歯列弓の開大
e 鎖骨頭蓋骨異形成症────歯の先天欠如

正解:B
正答率:95.5%
問題番号:114D-55

下顎枝垂直骨切り術において、骨切り時の損傷に注意すべきなのはどれか。2つ選べ。

a 顎動脈
b 舌動脈
c 顔面動脈
d 浅側頭動脈
e 上行咽頭動脈

正解:AC
正答率:32.7%
問題番号:114D-83

FGFR2 (fibroblast growth factor receptor 2遺伝子)の変異が原因となるのはどれか。2つ選べ。

a Apert症候群
b Marfan症候群
c Turner症候群
d Crouzon症候群
e Treacher Collins 症候群

正解:AD
正答率:86.1%
問題番号:115B-29

両側性唇顎口蓋裂の女児の顔貌写真(別冊No.8)を別に示す。
生下時から下唇に矢印で示す異常がみられるという。

考えられるのはどれか。1つ選べ。

a 外歯瘻
b 下唇瘻
c 正中唇裂
d 粘液囊胞
e リンパ管腫

両側性唇顎口蓋裂の女児の顔貌写真

正解:B
正答率:57.7%
問題番号:115B-48

疾患と症状の組合せで正しいのはどれか。3つ選べ。

a 骨形成不全症───────易骨折性
b 軟骨無形成症───────巨舌
c 外胚葉異形成症──────皮膚乾燥
d 先天性表皮水疱症─────開口障害
e 鎖骨頭蓋骨異形成症────体温調節困難

正解:ACD
正答率:91.4%
問題番号:115C-31

18歳の女子。顎の偏位を主訴として来院した。
中学生のころから気付いていたがそのままにしていたという。
診断をした結果、術前矯正治療後に顎矯正手術を行うこととした。
初診時の顔貌写真(別冊No.7A)、口腔内写真(別冊No.7B)、パノラマエックス線画像(別冊No.7C)及び側面と正面の頭部エックス線規格写真(別冊No.7D)を別に示す。

適応となるのはどれか。2つ選べ。

a Köle法
b Dingman法
c Robinson法
d Wassmund法
e Obwegeser-Dal Pont法

顔貌写真、口腔内写真

パノラマエックス線画像及び側面と正面の頭部エックス線規格写真

正解:CE
正答率:39.1%
問題番号:115D-58

6歳の女児。咬み合わせが悪いことを主訴として来院した。
初診時の顔面写真(別冊No.17A)、口腔内写真(別冊No.17B)、パノラマエックス線画像(別冊No.17C)及び側面と正面の頭部エックス線規格写真(別冊No.17D)を別に示す。

不正咬合の原因はどれか。1つ選べ。

a Apert症候群
b Marfan症候群
c Turner症候群
d Crouzon症候群
e 第一第二鰓弓症候群

顔面写真、口腔内写真

パノラマエックス線画像及び側面と正面の頭部エックス線規格写真

正解:E
正答率:99.0%
問題番号:115D-61

Beckwith-Wiedemann症候群でみられる不正咬合の改善を目的に行うのはどれか。

1つ選べ。

a 舌縮小術
b 口蓋形成術
c 咽頭弁形成術
d 舌小帯伸展術
e 上唇小帯切除術

正解:A
正答率:97.0%
問題番号:116A-87

唇裂に対して初回の口唇形成術を行う時期はどれか。1つ選べ。

a 3〜6か月
b 8〜12か月
c 1歳6か月〜2歳
d 3〜4歳
e 5〜6歳

正解:A
正答率:94.1%
問題番号:116B-73

先天性心疾患を併発しやすいのはどれか。2つ選べ。

a Down症候群
b Marfan症候群
c 先天性表皮水疱症
d 先天性外胚葉異形成症
e Beckwith-Wiedemann症候群

正解:AB
正答率:87.6%
問題番号:116C-33

巨舌を認めるのはどれか。3つ選べ。

a 先端巨大症
b Down症候群
c Robinシークエンス
d 第一第二鰓弓症候群
e Beckwith-Wiedemann症候群

 

正解:ABE
正答率:95.6%
問題番号:116D-22

下顎枝矢状分割術を行う下顎前突症患者の術前3D-CT(別冊No.2A)とCTを用いたシミュレーション像(別冊No.2B)を別に示す。

術後に予想されるのはどれか。3つ選べ。

a 下顔面高の増大
b 咬合平面の改善
c 右側の内外側骨片間の干渉
d 左側の内外側骨片間の空隙
e 下顎枝部後縁からの内側骨片の突出

下顎前突症患者の術前3D-CTとCTを用いたシミュレーション像

 

正解:CDE
正答率:59.2%
問題番号:117A-24

新生児の顔面写真(別冊No.5)を別に示す。
この疾患の発生に関連するのはどれか。1つ選べ。

a 上顎突起と下顎突起
b 上顎突起と前頭隆起
c 上顎突起と内側鼻突起
d 前頭隆起と内側鼻突起
e 外側鼻突起と内側鼻突起

新生児の顔面写真

正解:C
正答率:85.0%
問題番号:117B-64

口唇形成術を予定した生後3か月の男児の顔貌写真(別冊No.22)を別に示す。切開線の設計の際に基準点になるのはどれか。3つ選べ。

a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ

口唇形成術を予定した生後3か月の男児の顔貌写真

正解:(解答なし)
正答率:0.0%
問題番号:117B-68

5歳の女児。舌をよく嚙むことを主訴として来院した。

同年齢の女児と比較して体格が大きく、臍帯ヘルニアと低血糖がある。
初診時の舌の写真(別冊No.26A)と口腔内写真(別冊No.26B、C)を別に示す。

適切な対応はどれか。2つ選べ。

a 食事指導
b 舌縮小術
c 咬合挙上板装着
d 上唇小帯切除術
e タングクリブ装着

初診時の舌の写真

口腔内写真

正解:AB
正答率:40.2%
問題番号:117B-76

高口蓋を呈するのはどれか。3つ選べ。

a Down症候群
b Turner症候群
c Crouzon症候群
d Klinefelter症候群
e Papillon-Lefèvre症候群

正解:ABC
正答率:66.5%
問題番号:117C-70

16歳の女子。あごの歪みを主訴として来院した。

幼少時から自覚し、徐々に増悪しているという。6歳時に小耳症に対して耳介形成術を受けた。
交叉咬合を認める。初診時のエックス線画像(別冊No.29A)と3D-CT(別冊No.29B)を別に示す。

考えられるのはどれか。1つ選べ。

a Apert症候群
b Crouzon症候群
c 基底細胞母斑症候群
d 第一第二鰓弓症候群
e McCune-Albright 症候群

初診時のエックス線画像と3D-CT

正解:D
正答率:99.5%
問題番号:117C-87

27歳の女性。上下顎前突を主訴として来院した。

顎変形症と診断され、術前矯正治療が終了し、上下顎の顎矯正手術を行った。
手術前後のパノラマエックス線画像(別冊No.40A)と側面頭部エックス線規格写真(別冊No.40B)を別に示す。

手術名の略語を示す。

手術名の略語

実施した術式の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。

   上顎               下顎
a LFⅠ ――――――――――――― IVRO
b LFⅠ ――――――――――――― SSRO
c 前歯部歯槽骨切り術―――――――IVRO
d LFⅠ+前歯部歯槽骨切り術――――IVRO
e LFⅠ+前歯部歯槽骨切り術――――SSRO

手術前後のパノラマエックス線画像

側面頭部エックス線規格写真

正解:E
正答率:64.6%
問題番号:117D-61

4歳の男児。構音の異常を主訴として来院した。

診察の結果、外科手術を行うこととした。術中の口腔内写真(別冊No.17A)、切開線の写真(別冊No.17B)及び縫合終了時の写真(別冊No.17C)を別に示す。

この手術法で正しいのはどれか。3つ選べ。

a 咽頭弁を利用する。
b 大口蓋動脈を利用する。
c 口蓋帆挙筋を再建できる。
d 上顎の発育を抑制しにくい。
e 軟口蓋を後方に延長できる。

術中の口腔内写真、切開線の写真

縫合終了時の写真

正解:CDE
正答率:38.6%
問題番号:117D-77

20歳の女性。下顎前突を主訴として来院した。

中学生のころから自覚しているという。外科的矯正治療の適応と診断した。
下顎枝矢状分割術後に行う手術の切開線を示した口腔内写真(別冊No.27A)と術中写真(別冊No.27B、C、D)を別に示す。

この手術の合併症で注意が必要なのはどれか。3つ選べ。

a 開口障害
b 口笛不能
c 呼吸困難
d 歯根の損傷
e 下唇の知覚鈍麻

下顎枝矢状分割術後に行う手術の切開線を示した口腔内写真

下顎枝矢状分割術後に行う手術の切開線を示した術中写真

正解:CDE
正答率:44.0%