歯科医師国家試験 過去問題

インプラント義歯

過去問題目次

  1. 問題番号
    問題
    正答率
  2. 108A-97

    下顎右側大臼歯部に装着されたインプラント上部構造の写真(別冊No.16)を別に示す。

    アの装着法がイより優れるのはどれか。2つ選べ。

    a 審美性が良い。
    b 自浄性が良い。
    c 手術回数が少ない。
    d セメントの取り残しがない。
    e 術者によるメインテナンスが容易である。

    インプラント上部構造の写真(別冊No.16)

    92.1%
  3. 108B-41

    60歳の男性。下顎臼歯部欠損による咀嚼困難を主訴として来院した。
    インプラン卜義歯にて補綴することとした。

    インプラント体埋入手術直後の口腔内写真(別冊No.41A)とエックス線写真(別冊No.41B)を別に示す。
    この術式の特徴で正しいのはどれか。1つ選べ。

    a 初期固定を得やすい。
    b 即時荷重に適さない。
    c 上顎へは適用できない。
    d 二次手術を必要としない。
    e 術後感染のリスクが小さい。

    口腔内写真(別冊No.41A)とエックス線写真(別冊No.41B)

    79.7%
  4. 108C-38

    インプラント埋入6か月後に行った処置前後の写真(別冊No.5)を別に示す。

    この後、平行法エックス線撮影を行った。撮影の目的はどれか。1つ選べ。

    a 埋入位置の確認
    b 荷重時期の決定
    c 溢出セメントの確認
    d 上部構造維持機構の決定
    e アバットメント適合の確認

    処置前後の写真(別冊No.5)

    69.2%
  5. 108D-46

    上顎左側第二大臼歯相当部へのインプラント上部構造装着前後の口腔内写真(別冊No.46A)と検査時の口腔内写真(別冊No.46B)を別に示す。
    アの器具は抵抗を保って挿入でき、イの器具は挿入することができないように調整した。
    その理由はどれか。1つ選べ。

    a 上部構造体は回転しやすい。
    b 上部構造体の硬度が大きい。
    c インプラント体は軟組織付着が弱い。
    d インプラント体は被圧変位量が小さい。
    e インプラント体は圧刺激への感受性が低い。

    インプラント上部構造装着前後の口腔内写真(別冊No.46A)と検査時の口腔内写真(別冊No.46B)

    53.5%
  6. 109A-92

    インプラント治療過程の写真(別冊No.15)を別に示す。

    本装置製作の直前に行ったのはどれか。1つ選べ。

    a CT検査
    b 咬合採得
    c 研究用模型の製作
    d インプラント体の埋入
    e 診断用ワックスアップ

    インプラント治療過程の写真(別冊No.15)

    68.6%
  7. 109B-5

    60歳の男性。上顎臼歯の欠損による咀嚼不全を主訴として来院した。
    インプラント補綴治療を行うこととした。
    オープントレー法による印象採得時の口腔内写真と技工操作の写真(別冊No.5)を別に示す。

    術式の進行順で正しいのはどれか。1つ選べ。

    a ア→エ→オ→イ→ウ
    b ア→エ→オ→ウ→イ
    c ア→オ→イ→ウ→エ
    d ア→オ→エ→イ→ウ
    e ア→オ→エ→ウ→イ

    印象採得時の口腔内写真と技工操作の写真(別冊No.5)

    68.9%
  8. 110A-52

    インプラントのメインテナンスにおけるプロービングで正しいのはどれか。1つ選べ。

    a プロービング圧は2〜3gとする。
    b 出血の有無で炎症の状態を評価する。
    c ステンレス鋼製プローブを使用する。
    d インプラント体の長軸に沿って挿入する。
    e プロービング深さで辺縁骨レベルを評価する。

    52.7%
  9. 110C-56

    模型に適合させた装置の写真(別冊No.10)を別に示す。
    インプラント埋入のためのドリリング時に本装置を使用する目的はどれか。2つ選べ。
    ※第110回C問題の画像は厚生労働省ホームページでの公開をしていません

    a 発熱の軽減
    b 開口量の確保
    c 出血量の減少
    d 周囲組織の保護
    e 適切な方向の確保

    97.9%
  10. 110C-116

    インプラントのアバットメントに使用されないのはどれか。1つ選べ。

    a 金合金
    b 純チタン
    c ジルコニア
    d チタン合金
    e ハイドロキシアパタイト

    63.2%
  11. 110C-120

    1998年のトロント会議で提唱されたインプラントの成功基準に照らし、許容されるのはどれか。1つ選べ。

    a 動揺を示す。
    b 患者が不快感を自覚する。
    c 上部構造の前装部に破折を認める。
    d プロービングによる出血を認める。
    e 年0.2 mm以下の辺縁骨の吸収を示す。

    72.3%
  12. 111B-89

    50歳の女性。上顎左側臼歯部欠損による咀嚼困難を主訴として来院した。
    欠損部にインプラント体を埋入し、最終補綴装置を装着した。
    治療過程の順に並べた写真(別冊No.29A、B、C)を別に示す。

    矢印で示す装置の特徴はどれか。2つ選べ。

    a 遊離端欠損症例は適応とならない。
    b CAD/CAMを応用して製作される。
    c クラウンとスクリューで固定される。
    d インプラント体埋入と同日に装着される。
    e プロビジョナルクラウン装着が必要である。

    治療過程の順に並べた写真(別冊No.29A、B、C)

    67.7%
  13. 111D-51

    インプラント治療におけるアバットメント装着時とクラウン試適時の口腔内写真(別冊No.4)を別に示す。

    クラウン装着時に考慮すべきなのはどれか。2つ選べ。

    a クラウン装着には仮着用セメントを用いる。
    b クラウン内部をセメントで満たして装着する。
    c 側方運動時の咬合接触を避けるように調整する。
    d 余剰セメントの除去は見える範囲内にとどめる。
    e 隣接面接触関係は100μm程度離開するように調整する。

    アバットメント装着時とクラウン試適時の口腔内写真(別冊No.4)

    35.6%
  14. 112A-72

    60歳の男性。インプラントのメインテナンスを希望して来院した。
    3年前に下顎左側第一大臼歯と第二大臼歯欠損に対しインプラント治療を行い、1年毎にメインテナンスを実施している。
    検査の結果、清掃状態は良好で、歯肉と粘膜に異常を認めない。
    咬合時の口腔内写真(別冊No.18A)、偏心運動時(赤)及びタッピング運動時(青)の咬合接触を印記した口腔内写真(別冊No.18B)を別に示す。

    咬合調整が必要なのはどれか。1つ選べ。

    a -K
    b -L
    c -M
    d -N部
    e -O部

    口腔内写真、偏心運動時(赤)及びタッピング運動時(青)の咬合接触を印記した口腔内写真

     

    80.9%
  15. 112A-85

    65歳の男性。下顎右側臼歯部欠損による咀嚼困難を主訴として来院した。
    検査の結果、インプラント治療を行うこととした。
    治療過程の口腔内写真(別冊No.31)を別に示す。

    矢印で示すインプラント周囲組織の形態付与に用いたのはどれか。1つ選べ。

    a カバースクリュー
    b サージカルガイド
    c インプラントアナログ
    d プロビジョナルクラウン
    e ヒーリングアバットメント

    治療過程の口腔内写真

    65.7%
  16. 113D-47

    65歳の男性。上顎左側側切歯欠損による審美不良を主訴として来院した。
    診察の結果、インプラント補綴治療を行うこととした。
    治療に用いた装置の写真(別冊No.6A)と治療中の写真(別冊No.6B)を別に示す。

    この装置の目的はどれか。1つ選べ。

    a アバットメントの装着
    b 上部構造のスクリュー固定
    c インプラント体埋入方向の誘導
    d インプレッションコーピングの装着
    e エマージェンスプロファイルの設定

    治療に用いた装置の写真と治療中の写真

    98.8%
  17. 114A-65

    インプラントの印象採得に用いる個人トレーの写真(別冊No.25A)と器具の写真 (別冊No.25B)を別に示す。

    この個人トレーと組合せて使うのはどれか。1つ選べ。

    a ア
    b イ
    c ウ
    d エ
    e オ

    印象採得に用いる個人トレーの写真と器具の写真

    36.5%
  18. 114B-90

    67歳の男性。上顎全顎のインプラント固定性義歯を製作することとした。上部構造製作過程の一連の写真(別冊No.35)を別に示す。

    製作過程を実施の順番に並べよ。

    解答

    a ア
    b イ
    c ウ
    d エ
    e オ

    上部構造製作過程の一連の写真

    66.0%
  19. 114D-66

    インプラントの上部構造製作のための作業用模型の写真(別冊No.22A.B)を別に示す。

    Aと比較したBの特徴はどれか。3つ選べ。

    a 審美性に優れる。
    b 歯肉形態を修正しやすい。
    c 装着にセメントが不要である。
    d メインテナンスが容易である。
    e インプラント体間の平行性を問わない。

    インプラントの上部構造製作のための作業用模型の写真(

    0.0%
  20. 115A-37

    インプラント上部構造製作中に使用する装置の写真(別冊No.9A)とこの装置を用いた操作中の口腔内写真(別冊No.9B)を別に示す。

    この装置を使用する目的はどれか。1つ選べ。

    a 咬合力の測定
    b 咬頭嵌合位の記録
    c 上部構造材料の決定
    d 側方チェックバイトの採得
    e インプラントの平行性の確認

    装置の写真と口腔内写真

    74.2%
  21. 115B-31

    58歳の女性。右側での咀嚼困難を主訴として来院した。
    診察の結果、上顎右側にインプラント義歯による補綴装履を製作することとした。
    印象採得前に行った操作の写真(別冊No.9)を別に示す。

    この操作の目的はどれか。2つ選べ。

    a 印象材の重合促進
    b 歯肉形態の再現性向上
    c 着脱時の平行性の確認
    d 印象用コーピングの形態修正
    e 印象用コーピングの位置関係の再現性向上

    印象採得前に行った操作の写真

    59.9%
  22. 115B-32

    58歳の女性。右側での咀嚼困難を主訴として来院した。
    診察の結果、上顎右側にインプラント義歯による補綴装履を製作することとした。
    インプラント上部構造製作のための印象採得を行った。

    口腔内から撤去した印象体の写真(別冊No.10A、B)を別に示す。

    次に行う処置はどれか。1つ選べ。

    a 石膏注入
    b ボクシング
    c ガム材の注入
    d 印象用コーピングの撤去
    e インプラントアナログの連結

    口腔内から撤去した印象体の写真

    82.9%
  23. 115B-89

    61歳の女性。右側での咀嚼困難を主訴として来院した。
    診察の結果、N*相当部にインプラントによる補綴処置を行うこととした。
    上部構造試適時の口腔内写真(別冊No.40A)と装着終了時の口腔内写真(別冊No.40B)を別に示す。

    この間の処置過程を実施の順番に並べよ。

    解答1234

    a 咬合接触調整
    b 隣接接触関係の調整
    c 軟らかい封鎖材の挿入
    d コンポジットレジンの充塡
    e アバットメントスクリューの締結

    上部構造試適時の口腔内写真と装着終了時の口腔内写真

    21.1%
  24. 115D-26

    59歳の女性。右側での咀嚼困難を主訴として来院した。
    診察の結果、下顎右側にインプラント義歯による補綴装置を製作することとした。
    ON*相当部にインプラントを植立後、上部構造製作のための精密印象採得を行うこととした。
    印象採得前の口腔内写真(別冊No.3)を別に示す。

    準備する器材はどれか。2つ選べ。

    a 個歯トレー
    b 歯肉圧排糸
    c オープントレー
    d 印象用コーピング
    e カバースクリュー

    印象採得前の口腔内写真

    89.3%
  25. 115D-60

    2種類のインプラント体の写真(別冊No.18)を別に示す。

    アと比較したイの構造の特徴はどれか。1つ選べ。

    a 微小漏洩が少ない。
    b 回転に対する抵抗力が強い。
    c 側方力に対する抵抗力が強い。
    d インプラント体に亀裂が入りにくい。
    e アバットメントスクリューが緩みにくい。

    2種類のインプラント体の写真

    29.7%
  26. 116A-58

    診断用ワックスアップについて正しいのはどれか。3つ選べ。

    a 作業用模型上で行う。
    b 支台歯形成前に行う。
    c 歯科技工士との情報共有に用いる。
    d 最終補綴装置の歯冠色の確認を行う。
    e プロビジョナルレストレーション製作に反映できる。

    49.6%
  27. 116B-82

    56歳の女性。咀嚼困難を主訴として来院した。
    上顎左側と下顎右側欠損部にインプラント義歯による治療を行うこととした。
    上顎左側に製作した上部構造と模型の写真(別冊No.34A)、下顎右側に製作した上部構造と模型の写真(別冊No.34B)を別に示す。

    Aに比べてBの構造が有利なのはどれか。2つ選べ。

    a 審美性
    b 被圧変位性
    c 咬合接触状態
    d 着脱時の粘膜刺激
    e インプラント体の保護

    上部構造と模型の写真

    63.1%
  28. 116C-42

    65歳の男性。咀嚼困難を主訴として来院した。
    診察の結果、上顎右側第一大臼歯相当部にインプラントを埋入することとした。
    埋入予定部位の再構成CT冠状断像(別冊No.14A)と各種インプラント体の写真(別冊No.14B)を別に示す。
    なお、A、Bともスケールの目盛りは1mmである。

    埋入するのに最も適したインプラント体はどれか。1つ選べ。

    a ア
    b イ
    c ウ
    d エ
    e オ

    CT冠状断像と各種インプラント体の写真

    49.0%
  29. 116C-75

    インプラントの印象採得において、オープントレー法がクローズドトレー法に比ベて有利なのはどれか。2つ選べ。

    a 術式の簡便さ
    b 印象材の寸法安定性
    c 開口量が少ない場合への適用
    d 印象用コーピングの装着しやすさ
    e インプラント体の傾斜に対する許容

    52.3%
  30. 116D-44

    58歳の男性。咀嚼困難を主訴として来院した。
    診察の結果、上顎左側欠損部にインプラント義歯を製作することとした。
    インプラント埋入手術のために製作した装置(別冊No.12A)と装置を用いた処置時の写真(別冊No.12B)を別に示す。

    この装置の使用目的はどれか。2つ選べ。

    a 開口の保持
    b 熱傷の防止
    c トルク値の設定
    d 埋入位置の規定
    e 上顎洞穿孔の防止

    製作した装置と装置を用いた処置時の写真

    89.6%
  31. 116D-81

    48歳の女性。上顎前歯部の審美不良を主訴として来院した。
    診察の結果、固定性インプラント義歯による治療を行うこととした。
    上部構造を装着する前(別冊No.31A、B)と装着後の口腔内写真(別冊No.31C)を別に示す。

    矢印の処置の目的はどれか。1つ選べ。

    a 適合調整
    b 接着力の強化
    c 平行性の確保
    d アバットメントの強化
    e 装着セメント迷入の防止

    装着する前(別冊No.31A、B)と装着後の口腔内写真

    86.5%
  32. 117A-30

    64歳の男性。上顎右側第一小臼歯の欠損による咀嚼困難を主訴として来院した。

    診察の結果、インプラント義歯による補綴歯科治療を行うこととした。
    上部構造の精密印象採得を行う直前の口腔内写真(別冊No.8A)と試適後の個人トレー(別冊 No.8B)を別に示す。

    次に示す5つのステップで、3番目に行うのはどれか。1つ選べ。

    a 印象材の注入
    b 印象体の撤去
    c 接着材の塗布
    d 固定用スクリューの撤去
    e インプラントアナログの連結

    口腔内写真と試適後の個人トレー

    72.5%
  33. 117A-65

    78歳の男性。歯の喪失による咀嚼困難と審美不良を主訴として来院した。

    診察の結果、インプラント義歯による補綴歯科治療を行うこととした。
    初診時のエックス線画像(別冊No.24A)とある装置の写真(別冊No.24B)を別に示す。

    この装置の目的はどれか。2つ選べ。

    a CTの撮影
    b 審美障害の改善
    c 咀嚼機能の回復
    d 治療計画の立案
    e 発音機能の改善

    初診時のエックス線画像

    ある装置の写真

    93.0%
  34. 117B-72

    上顎前歯部のインプラント埋入におけるインプラントショルダーの位置で正しいのはどれか。4つ選べ。

    a 隣在歯とは1.5〜2.0mmの距離をとる。
    b 頰舌側に1.0mm以上の骨の厚みをとる。
    c インプラント体間は3.0mm以上の距離をとる。
    d 水平的に隣在歯の唇側から1.0mm以上口蓋側に設定する。
    e 垂直的に隣在歯のセメント-エナメル境から1.0mm根尖側に設定する。

    44.1%
  35. 117D-71

    インプラント窩の形成時に熱傷を生じやすい骨のCT値(HU)は ( ① ) 以上である。

    ①に入るのはどれか。1つ選べ。

    a 1,100
    b 850
    c 600
    d 350
    e 100

    24.3%
問題番号カテゴリ問題正答率
問題番号:108A-97

下顎右側大臼歯部に装着されたインプラント上部構造の写真(別冊No.16)を別に示す。

アの装着法がイより優れるのはどれか。2つ選べ。

a 審美性が良い。
b 自浄性が良い。
c 手術回数が少ない。
d セメントの取り残しがない。
e 術者によるメインテナンスが容易である。

インプラント上部構造の写真(別冊No.16)

正解:DE
正答率:92.1%
問題番号:108B-41

60歳の男性。下顎臼歯部欠損による咀嚼困難を主訴として来院した。
インプラン卜義歯にて補綴することとした。

インプラント体埋入手術直後の口腔内写真(別冊No.41A)とエックス線写真(別冊No.41B)を別に示す。
この術式の特徴で正しいのはどれか。1つ選べ。

a 初期固定を得やすい。
b 即時荷重に適さない。
c 上顎へは適用できない。
d 二次手術を必要としない。
e 術後感染のリスクが小さい。

口腔内写真(別冊No.41A)とエックス線写真(別冊No.41B)

正解:D
正答率:79.7%
問題番号:108C-38

インプラント埋入6か月後に行った処置前後の写真(別冊No.5)を別に示す。

この後、平行法エックス線撮影を行った。撮影の目的はどれか。1つ選べ。

a 埋入位置の確認
b 荷重時期の決定
c 溢出セメントの確認
d 上部構造維持機構の決定
e アバットメント適合の確認

処置前後の写真(別冊No.5)

正解:E
正答率:69.2%
問題番号:108D-46

上顎左側第二大臼歯相当部へのインプラント上部構造装着前後の口腔内写真(別冊No.46A)と検査時の口腔内写真(別冊No.46B)を別に示す。
アの器具は抵抗を保って挿入でき、イの器具は挿入することができないように調整した。
その理由はどれか。1つ選べ。

a 上部構造体は回転しやすい。
b 上部構造体の硬度が大きい。
c インプラント体は軟組織付着が弱い。
d インプラント体は被圧変位量が小さい。
e インプラント体は圧刺激への感受性が低い。

インプラント上部構造装着前後の口腔内写真(別冊No.46A)と検査時の口腔内写真(別冊No.46B)

正解:D
正答率:53.5%
問題番号:109A-92

インプラント治療過程の写真(別冊No.15)を別に示す。

本装置製作の直前に行ったのはどれか。1つ選べ。

a CT検査
b 咬合採得
c 研究用模型の製作
d インプラント体の埋入
e 診断用ワックスアップ

インプラント治療過程の写真(別冊No.15)

正解:E
正答率:68.6%
問題番号:109B-5

60歳の男性。上顎臼歯の欠損による咀嚼不全を主訴として来院した。
インプラント補綴治療を行うこととした。
オープントレー法による印象採得時の口腔内写真と技工操作の写真(別冊No.5)を別に示す。

術式の進行順で正しいのはどれか。1つ選べ。

a ア→エ→オ→イ→ウ
b ア→エ→オ→ウ→イ
c ア→オ→イ→ウ→エ
d ア→オ→エ→イ→ウ
e ア→オ→エ→ウ→イ

印象採得時の口腔内写真と技工操作の写真(別冊No.5)

正解:A
正答率:68.9%
問題番号:110A-52

インプラントのメインテナンスにおけるプロービングで正しいのはどれか。1つ選べ。

a プロービング圧は2〜3gとする。
b 出血の有無で炎症の状態を評価する。
c ステンレス鋼製プローブを使用する。
d インプラント体の長軸に沿って挿入する。
e プロービング深さで辺縁骨レベルを評価する。

正解:B
正答率:52.7%
問題番号:110C-56

模型に適合させた装置の写真(別冊No.10)を別に示す。
インプラント埋入のためのドリリング時に本装置を使用する目的はどれか。2つ選べ。
※第110回C問題の画像は厚生労働省ホームページでの公開をしていません

a 発熱の軽減
b 開口量の確保
c 出血量の減少
d 周囲組織の保護
e 適切な方向の確保

正解:DE
正答率:97.9%
問題番号:110C-116

インプラントのアバットメントに使用されないのはどれか。1つ選べ。

a 金合金
b 純チタン
c ジルコニア
d チタン合金
e ハイドロキシアパタイト

正解:E
正答率:63.2%
問題番号:110C-120

1998年のトロント会議で提唱されたインプラントの成功基準に照らし、許容されるのはどれか。1つ選べ。

a 動揺を示す。
b 患者が不快感を自覚する。
c 上部構造の前装部に破折を認める。
d プロービングによる出血を認める。
e 年0.2 mm以下の辺縁骨の吸収を示す。

正解:E
正答率:72.3%
問題番号:111B-89

50歳の女性。上顎左側臼歯部欠損による咀嚼困難を主訴として来院した。
欠損部にインプラント体を埋入し、最終補綴装置を装着した。
治療過程の順に並べた写真(別冊No.29A、B、C)を別に示す。

矢印で示す装置の特徴はどれか。2つ選べ。

a 遊離端欠損症例は適応とならない。
b CAD/CAMを応用して製作される。
c クラウンとスクリューで固定される。
d インプラント体埋入と同日に装着される。
e プロビジョナルクラウン装着が必要である。

治療過程の順に並べた写真(別冊No.29A、B、C)

正解:BE
正答率:67.7%
問題番号:111D-51

インプラント治療におけるアバットメント装着時とクラウン試適時の口腔内写真(別冊No.4)を別に示す。

クラウン装着時に考慮すべきなのはどれか。2つ選べ。

a クラウン装着には仮着用セメントを用いる。
b クラウン内部をセメントで満たして装着する。
c 側方運動時の咬合接触を避けるように調整する。
d 余剰セメントの除去は見える範囲内にとどめる。
e 隣接面接触関係は100μm程度離開するように調整する。

アバットメント装着時とクラウン試適時の口腔内写真(別冊No.4)

正解:AC
正答率:35.6%
問題番号:112A-72

60歳の男性。インプラントのメインテナンスを希望して来院した。
3年前に下顎左側第一大臼歯と第二大臼歯欠損に対しインプラント治療を行い、1年毎にメインテナンスを実施している。
検査の結果、清掃状態は良好で、歯肉と粘膜に異常を認めない。
咬合時の口腔内写真(別冊No.18A)、偏心運動時(赤)及びタッピング運動時(青)の咬合接触を印記した口腔内写真(別冊No.18B)を別に示す。

咬合調整が必要なのはどれか。1つ選べ。

a -K
b -L
c -M
d -N部
e -O部

口腔内写真、偏心運動時(赤)及びタッピング運動時(青)の咬合接触を印記した口腔内写真

 

正解:D
正答率:80.9%
問題番号:112A-85

65歳の男性。下顎右側臼歯部欠損による咀嚼困難を主訴として来院した。
検査の結果、インプラント治療を行うこととした。
治療過程の口腔内写真(別冊No.31)を別に示す。

矢印で示すインプラント周囲組織の形態付与に用いたのはどれか。1つ選べ。

a カバースクリュー
b サージカルガイド
c インプラントアナログ
d プロビジョナルクラウン
e ヒーリングアバットメント

治療過程の口腔内写真

正解:D
正答率:65.7%
問題番号:113D-47

65歳の男性。上顎左側側切歯欠損による審美不良を主訴として来院した。
診察の結果、インプラント補綴治療を行うこととした。
治療に用いた装置の写真(別冊No.6A)と治療中の写真(別冊No.6B)を別に示す。

この装置の目的はどれか。1つ選べ。

a アバットメントの装着
b 上部構造のスクリュー固定
c インプラント体埋入方向の誘導
d インプレッションコーピングの装着
e エマージェンスプロファイルの設定

治療に用いた装置の写真と治療中の写真

正解:C
正答率:98.8%
問題番号:114A-65

インプラントの印象採得に用いる個人トレーの写真(別冊No.25A)と器具の写真 (別冊No.25B)を別に示す。

この個人トレーと組合せて使うのはどれか。1つ選べ。

a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ

印象採得に用いる個人トレーの写真と器具の写真

正解:B
正答率:36.5%
問題番号:114B-90

67歳の男性。上顎全顎のインプラント固定性義歯を製作することとした。上部構造製作過程の一連の写真(別冊No.35)を別に示す。

製作過程を実施の順番に並べよ。

解答

a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ

上部構造製作過程の一連の写真

正解:EBADC
正答率:66.0%
問題番号:114D-66

インプラントの上部構造製作のための作業用模型の写真(別冊No.22A.B)を別に示す。

Aと比較したBの特徴はどれか。3つ選べ。

a 審美性に優れる。
b 歯肉形態を修正しやすい。
c 装着にセメントが不要である。
d メインテナンスが容易である。
e インプラント体間の平行性を問わない。

インプラントの上部構造製作のための作業用模型の写真(

正解:(解答なし)
正答率:0.0%
問題番号:115A-37

インプラント上部構造製作中に使用する装置の写真(別冊No.9A)とこの装置を用いた操作中の口腔内写真(別冊No.9B)を別に示す。

この装置を使用する目的はどれか。1つ選べ。

a 咬合力の測定
b 咬頭嵌合位の記録
c 上部構造材料の決定
d 側方チェックバイトの採得
e インプラントの平行性の確認

装置の写真と口腔内写真

正解:B
正答率:74.2%
問題番号:115B-31

58歳の女性。右側での咀嚼困難を主訴として来院した。
診察の結果、上顎右側にインプラント義歯による補綴装履を製作することとした。
印象採得前に行った操作の写真(別冊No.9)を別に示す。

この操作の目的はどれか。2つ選べ。

a 印象材の重合促進
b 歯肉形態の再現性向上
c 着脱時の平行性の確認
d 印象用コーピングの形態修正
e 印象用コーピングの位置関係の再現性向上

印象採得前に行った操作の写真

正解:CE
正答率:59.9%
問題番号:115B-32

58歳の女性。右側での咀嚼困難を主訴として来院した。
診察の結果、上顎右側にインプラント義歯による補綴装履を製作することとした。
インプラント上部構造製作のための印象採得を行った。

口腔内から撤去した印象体の写真(別冊No.10A、B)を別に示す。

次に行う処置はどれか。1つ選べ。

a 石膏注入
b ボクシング
c ガム材の注入
d 印象用コーピングの撤去
e インプラントアナログの連結

口腔内から撤去した印象体の写真

正解:E
正答率:82.9%
問題番号:115B-89

61歳の女性。右側での咀嚼困難を主訴として来院した。
診察の結果、N*相当部にインプラントによる補綴処置を行うこととした。
上部構造試適時の口腔内写真(別冊No.40A)と装着終了時の口腔内写真(別冊No.40B)を別に示す。

この間の処置過程を実施の順番に並べよ。

解答1234

a 咬合接触調整
b 隣接接触関係の調整
c 軟らかい封鎖材の挿入
d コンポジットレジンの充塡
e アバットメントスクリューの締結

上部構造試適時の口腔内写真と装着終了時の口腔内写真

正解:BAECD
正答率:21.1%
問題番号:115D-26

59歳の女性。右側での咀嚼困難を主訴として来院した。
診察の結果、下顎右側にインプラント義歯による補綴装置を製作することとした。
ON*相当部にインプラントを植立後、上部構造製作のための精密印象採得を行うこととした。
印象採得前の口腔内写真(別冊No.3)を別に示す。

準備する器材はどれか。2つ選べ。

a 個歯トレー
b 歯肉圧排糸
c オープントレー
d 印象用コーピング
e カバースクリュー

印象採得前の口腔内写真

正解:CD
正答率:89.3%
問題番号:115D-60

2種類のインプラント体の写真(別冊No.18)を別に示す。

アと比較したイの構造の特徴はどれか。1つ選べ。

a 微小漏洩が少ない。
b 回転に対する抵抗力が強い。
c 側方力に対する抵抗力が強い。
d インプラント体に亀裂が入りにくい。
e アバットメントスクリューが緩みにくい。

2種類のインプラント体の写真

正解:D
正答率:29.7%
問題番号:116A-58

診断用ワックスアップについて正しいのはどれか。3つ選べ。

a 作業用模型上で行う。
b 支台歯形成前に行う。
c 歯科技工士との情報共有に用いる。
d 最終補綴装置の歯冠色の確認を行う。
e プロビジョナルレストレーション製作に反映できる。

正解:BCE
正答率:49.6%
問題番号:116B-82

56歳の女性。咀嚼困難を主訴として来院した。
上顎左側と下顎右側欠損部にインプラント義歯による治療を行うこととした。
上顎左側に製作した上部構造と模型の写真(別冊No.34A)、下顎右側に製作した上部構造と模型の写真(別冊No.34B)を別に示す。

Aに比べてBの構造が有利なのはどれか。2つ選べ。

a 審美性
b 被圧変位性
c 咬合接触状態
d 着脱時の粘膜刺激
e インプラント体の保護

上部構造と模型の写真

正解:DE
正答率:63.1%
問題番号:116C-42

65歳の男性。咀嚼困難を主訴として来院した。
診察の結果、上顎右側第一大臼歯相当部にインプラントを埋入することとした。
埋入予定部位の再構成CT冠状断像(別冊No.14A)と各種インプラント体の写真(別冊No.14B)を別に示す。
なお、A、Bともスケールの目盛りは1mmである。

埋入するのに最も適したインプラント体はどれか。1つ選べ。

a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ

CT冠状断像と各種インプラント体の写真

正解:E
正答率:49.0%
問題番号:116C-75

インプラントの印象採得において、オープントレー法がクローズドトレー法に比ベて有利なのはどれか。2つ選べ。

a 術式の簡便さ
b 印象材の寸法安定性
c 開口量が少ない場合への適用
d 印象用コーピングの装着しやすさ
e インプラント体の傾斜に対する許容

正解:BE
正答率:52.3%
問題番号:116D-44

58歳の男性。咀嚼困難を主訴として来院した。
診察の結果、上顎左側欠損部にインプラント義歯を製作することとした。
インプラント埋入手術のために製作した装置(別冊No.12A)と装置を用いた処置時の写真(別冊No.12B)を別に示す。

この装置の使用目的はどれか。2つ選べ。

a 開口の保持
b 熱傷の防止
c トルク値の設定
d 埋入位置の規定
e 上顎洞穿孔の防止

製作した装置と装置を用いた処置時の写真

正解:DE
正答率:89.6%
問題番号:116D-81

48歳の女性。上顎前歯部の審美不良を主訴として来院した。
診察の結果、固定性インプラント義歯による治療を行うこととした。
上部構造を装着する前(別冊No.31A、B)と装着後の口腔内写真(別冊No.31C)を別に示す。

矢印の処置の目的はどれか。1つ選べ。

a 適合調整
b 接着力の強化
c 平行性の確保
d アバットメントの強化
e 装着セメント迷入の防止

装着する前(別冊No.31A、B)と装着後の口腔内写真

正解:E
正答率:86.5%
問題番号:117A-30

64歳の男性。上顎右側第一小臼歯の欠損による咀嚼困難を主訴として来院した。

診察の結果、インプラント義歯による補綴歯科治療を行うこととした。
上部構造の精密印象採得を行う直前の口腔内写真(別冊No.8A)と試適後の個人トレー(別冊 No.8B)を別に示す。

次に示す5つのステップで、3番目に行うのはどれか。1つ選べ。

a 印象材の注入
b 印象体の撤去
c 接着材の塗布
d 固定用スクリューの撤去
e インプラントアナログの連結

口腔内写真と試適後の個人トレー

正解:D
正答率:72.5%
問題番号:117A-65

78歳の男性。歯の喪失による咀嚼困難と審美不良を主訴として来院した。

診察の結果、インプラント義歯による補綴歯科治療を行うこととした。
初診時のエックス線画像(別冊No.24A)とある装置の写真(別冊No.24B)を別に示す。

この装置の目的はどれか。2つ選べ。

a CTの撮影
b 審美障害の改善
c 咀嚼機能の回復
d 治療計画の立案
e 発音機能の改善

初診時のエックス線画像

ある装置の写真

正解:AD
正答率:93.0%
問題番号:117B-72

上顎前歯部のインプラント埋入におけるインプラントショルダーの位置で正しいのはどれか。4つ選べ。

a 隣在歯とは1.5〜2.0mmの距離をとる。
b 頰舌側に1.0mm以上の骨の厚みをとる。
c インプラント体間は3.0mm以上の距離をとる。
d 水平的に隣在歯の唇側から1.0mm以上口蓋側に設定する。
e 垂直的に隣在歯のセメント-エナメル境から1.0mm根尖側に設定する。

正解:ABCD
正答率:44.1%
問題番号:117D-71

インプラント窩の形成時に熱傷を生じやすい骨のCT値(HU)は ( ① ) 以上である。

①に入るのはどれか。1つ選べ。

a 1,100
b 850
c 600
d 350
e 100

正解:B
正答率:24.3%