歯科医師国家試験 過去問題

歯科医師国家試験 歯周病学

過去問題目次

  1. 問題番号
    問題
    正答率
  2. 117C-28

    38歳の女性。下顎左側第一小臼歯の咬合痛と違和感を主訴として来院した。

    10か月前から自覚していたがそのままにしていたという。
    歯周基本治療後の再評価の結果、FGF-2製剤を応用した歯周組織再生療法を行うこととした。
    初診時の口腔内写真(別冊No.7A)とエックス線画像(別冊No.7B)を別に示す。

    初診時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。

    初診時の歯周組織検査結果の一部の表
    *      :プロービング深さ(mm)
    〇印:プロービング時の出血
    **    :Millerの判定基準

    歯周組織再生療法に先立って行う処置はどれか。1つ選べ。

    a 暫間固定
    b 小帯切除術
    c 感染根管治療
    d オドントプラスティ
    e 局所薬物配送システム<LDDS>

    初診時の口腔内写真とエックス線画像

    79.7%
  3. 117C-42

    歯周組織再生療法でGTR膜の所要条件はどれか。3つ選べ。

    a 骨形成能
    b 細胞遮断性
    c 生体親和性
    d 幹細胞の増殖促進
    e 歯肉線維との結合

    48.7%
  4. 117C-49

    下顎右側中切歯の自発痛と歯肉の腫脹で来院した患者の口腔内写真(別冊No.17A)とエックス線画像(別冊No.17B)を別に示す。プロービング深さは遠心唇側で5mmであった。

    適切な対応はどれか。1つ選べ。

    a PMTC
    b 歯肉切除
    c 新付着術
    d 歯周ポケット搔爬術
    e 局所薬物配送システム<LDDS>

    下顎右側中切歯の自発痛と歯肉の腫脹で来院した患者の口腔内写真とエックス線画像

    75.4%
  5. 117C-55

    76歳の女性。上顎前歯部のブラッシング時の出血を主訴として家族と来院した。

    半年前から気付いていたが痛みがないためそのままにしていたという。
    2年前にAlzheimer型認知症と診断され近医を受診しているという。

    2週前に受診した際の検査結果は、認知症高齢者の日常生活自立度でⅡbであった。
    歯周組織検査の結果、慢性歯周炎と診断し、歯周基本治療を行った。

    歯周基本治療後の再評価時の口腔内写真(別冊No.22A)とエックス線画像(別冊No.22B)を別に示す。歯周基本治療後の再評価結果の一部を表に示す。

    歯周基本治療後の再評価結果の一部の表
    *      :プロービング深さ(mm)
    〇印:プロービング時の出血
    **    :Millerの判定基準

    適切な対応はどれか。3つ選べ。

    a PTC
    b フラップ手術
    c FGF-2製剤の応用
    d 同居家族への口腔清掃指導
    e スケーリング・ルートプレーニング

    歯周基本治療後の再評価時の口腔内写真

    歯周基本治療後の再評価時のエックス線画像

    77.5%
  6. 117C-65

    67歳の男性。下顎右側第一大臼歯の歯肉腫脹を主訴として来院した。

    3日前に激しい痛みを認めたが、昨日から軽減してきたという。
    軽度の打診痛があるが自発痛はない。
    初診時の口腔内写真(別冊No.25A)とエックス線画像(別冊No.25B)を別に示す。初診時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。

    初診時の歯周組織検査結果の一部の表

    *      :プロービング深さ(mm)
    〇印:プロービング時の出血
    **     :Millerの判定基準

    に行うのはどれか。2つ選べ。

    a 歯根分割
    b 歯肉切除
    c 感染根管治療
    d 歯根尖切除法
    e ヘミセクション

    口腔内写真とエックス線画像

    83.5%
  7. 117C-67

    54歳の女性。上顎右側側切歯のブラッシング時の痛みと審美不良を主訴として来院した。

    2年前から自覚していたがそのままにしていたという。
    歯周基本治療後の再評価の結果、プロービング深さはすべて3mm以下であったが、症状が改善されなかったため、歯周外科治療を行うこととした。
    初診時の口腔内写真(別冊No.27A)と術中の口腔内写真(別冊No.27B)を別に示す。

    この術式はどれか。1つ選べ。

    a 小帯切除術
    b 結合組織移植術
    c 口腔前庭拡張術
    d 歯肉剝離搔爬術
    e 遊離歯肉移植術

    初診時の口腔内写真と術中の口腔内写真

    87.7%
問題番号 カテゴリ 問題 正答率
問題番号:117C-28

38歳の女性。下顎左側第一小臼歯の咬合痛と違和感を主訴として来院した。

10か月前から自覚していたがそのままにしていたという。
歯周基本治療後の再評価の結果、FGF-2製剤を応用した歯周組織再生療法を行うこととした。
初診時の口腔内写真(別冊No.7A)とエックス線画像(別冊No.7B)を別に示す。

初診時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。

初診時の歯周組織検査結果の一部の表
*      :プロービング深さ(mm)
〇印:プロービング時の出血
**    :Millerの判定基準

歯周組織再生療法に先立って行う処置はどれか。1つ選べ。

a 暫間固定
b 小帯切除術
c 感染根管治療
d オドントプラスティ
e 局所薬物配送システム<LDDS>

初診時の口腔内写真とエックス線画像

正解:C
正答率:79.7%
問題番号:117C-42

歯周組織再生療法でGTR膜の所要条件はどれか。3つ選べ。

a 骨形成能
b 細胞遮断性
c 生体親和性
d 幹細胞の増殖促進
e 歯肉線維との結合

正解:BCE
正答率:48.7%
問題番号:117C-49

下顎右側中切歯の自発痛と歯肉の腫脹で来院した患者の口腔内写真(別冊No.17A)とエックス線画像(別冊No.17B)を別に示す。プロービング深さは遠心唇側で5mmであった。

適切な対応はどれか。1つ選べ。

a PMTC
b 歯肉切除
c 新付着術
d 歯周ポケット搔爬術
e 局所薬物配送システム<LDDS>

下顎右側中切歯の自発痛と歯肉の腫脹で来院した患者の口腔内写真とエックス線画像

正解:E
正答率:75.4%
問題番号:117C-55

76歳の女性。上顎前歯部のブラッシング時の出血を主訴として家族と来院した。

半年前から気付いていたが痛みがないためそのままにしていたという。
2年前にAlzheimer型認知症と診断され近医を受診しているという。

2週前に受診した際の検査結果は、認知症高齢者の日常生活自立度でⅡbであった。
歯周組織検査の結果、慢性歯周炎と診断し、歯周基本治療を行った。

歯周基本治療後の再評価時の口腔内写真(別冊No.22A)とエックス線画像(別冊No.22B)を別に示す。歯周基本治療後の再評価結果の一部を表に示す。

歯周基本治療後の再評価結果の一部の表
*      :プロービング深さ(mm)
〇印:プロービング時の出血
**    :Millerの判定基準

適切な対応はどれか。3つ選べ。

a PTC
b フラップ手術
c FGF-2製剤の応用
d 同居家族への口腔清掃指導
e スケーリング・ルートプレーニング

歯周基本治療後の再評価時の口腔内写真

歯周基本治療後の再評価時のエックス線画像

正解:ADE
正答率:77.5%
問題番号:117C-65

67歳の男性。下顎右側第一大臼歯の歯肉腫脹を主訴として来院した。

3日前に激しい痛みを認めたが、昨日から軽減してきたという。
軽度の打診痛があるが自発痛はない。
初診時の口腔内写真(別冊No.25A)とエックス線画像(別冊No.25B)を別に示す。初診時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。

初診時の歯周組織検査結果の一部の表

*      :プロービング深さ(mm)
〇印:プロービング時の出血
**     :Millerの判定基準

に行うのはどれか。2つ選べ。

a 歯根分割
b 歯肉切除
c 感染根管治療
d 歯根尖切除法
e ヘミセクション

口腔内写真とエックス線画像

正解:CE
正答率:83.5%
問題番号:117C-67

54歳の女性。上顎右側側切歯のブラッシング時の痛みと審美不良を主訴として来院した。

2年前から自覚していたがそのままにしていたという。
歯周基本治療後の再評価の結果、プロービング深さはすべて3mm以下であったが、症状が改善されなかったため、歯周外科治療を行うこととした。
初診時の口腔内写真(別冊No.27A)と術中の口腔内写真(別冊No.27B)を別に示す。

この術式はどれか。1つ選べ。

a 小帯切除術
b 結合組織移植術
c 口腔前庭拡張術
d 歯肉剝離搔爬術
e 遊離歯肉移植術

初診時の口腔内写真と術中の口腔内写真

正解:B
正答率:87.7%

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