歯科医師国家試験 過去問題

歯科医師国家試験 歯周病学

過去問題目次

  1. 問題番号
    問題
    正答率
  2. 108D-6

    42歳の女性。下顎左側臼歯部歯肉の違和感を主訴として来院した。
    -M歯間部への食片圧入があるという。
    慢性歯周炎と診断し、口腔清掃指導を行った。

    初診時の口腔内写真(別冊No.6A)とエックス線写真(別冊No.6B)を別に示す。
    歯周組織検査結果の一部を表に示す。

    歯周組織検査結果の一部
    *       :歯周ポケットの深さ(mm)
    〇印:プロービング時の出血

    -Mに行う処置はどれか。2つ選べ。

    a 咬合調整
    b 暫間被覆冠の装着
    c 抗菌薬の局所投与
    d 金属冠マージンの修正
    e スケーリング・ルートプレーニング

    口腔内写真(別冊No.6A)とエックス線写真(別冊No.6B)

    31.3%
  3. 108D-7

    40歳の女性。下顎右側側切歯と犬歯の歯肉退縮を主訴として来院した。
    これまでに夜間の歯ぎしりを指摘されたことがあったが、矯正治療や歯周治療を受けたことはなかったという。

    初診時の口腔内写真(別冊No.7A)とエックス線写真(別冊No.7B)を別に示す。
    歯周組織検査結果の一部を表に示す。

    歯周組織検査結果の一部
    * :歯周ポケットの深さ(mm)

    歯肉退縮の原因として考えられるのはどれか。2つ選べ。

    a 歯肉炎
    b 外傷性咬合
    c 口腔前庭狭小
    d 小帯の付着位置異常
    e 不適切な歯ブラシの使用

    口腔内写真(別冊No.7A)とエックス線写真(別冊No.7B)

    72.3%
  4. 108D-21

    56歳の女性。上顎前歯部の審美不良を主訴として来院した。
    15年前に装着した補綴装置を除去し、ある前処置を行った。

    初診時、前処置時および陶材焼付金属冠による補綴処置後の口腔内写真(別冊No.21)を別に示す。
    この前処置によって変化するのはどれか。2つ選べ。

    a 咬合高径
    b 咬頭嵌合位
    c 臨床的歯冠長
    d 前装部のシェード
    e フィニッシュラインの位置

    補綴処置後の口腔内写真(別冊No.21)

    91.7%
  5. 108D-31

    48歳の女性。上顎両側側切歯の冷水痛を主訴として来院した。
    2年前から自覚していたが放置していたという。
    現在、高血圧症の治療を受けている。

    初診時の口腔内写真(別冊No.31A)とエックス線写真(別冊No.31B)を別に示す。
    歯周組織検査結果の一部を表に示す。

    歯周組織検査結果の一部
    *       :歯周ポケットの深さ(mm)
    〇印:プロービング時の出血

    考えられる原因はどれか。2つ選べ。

    a 口呼吸
    b 歯周炎
    c 降圧薬の服用
    d 小帯の位置異常
    e 不適切なブラッシング

    初診時の口腔内写真(別冊No.31A)とエックス線写真(別冊No.31B)

    88.3%
  6. 108D-43

    43歳の女性。上顎前歯部の軽度の冷水痛を訴えて来院した。
    歯周基本治療後、2型糖尿病で血糖コントロール不良のため、SPT(supportive periodontal therapy)を実施していた。
    3日前のリコール来院時にスケーリング・ルートプレーニングを行ったところ、冷たいものがしみるようになったという。

    SPT開始時の口腔内写真(別冊No.43A)とエックス線写真(別冊No.43B)を別に示す。
    歯周組織検査結果の一部を表に示す。

    歯周組織検査結果の一部
    * :歯周ポケットの深さ(mm)

    適切な対応はどれか。2つ選べ。

    a 咬合調整
    b 歯周ポケット搔爬
    c 抗菌薬の局所投与
    d プラークコントロール
    e 露出根面へのフッ化物の塗布

    SPT開始時の口腔内写真(別冊No.43A)とエックス線写真(別冊No.43B)

    64.1%
  7. 108D-48

    55歳の男性。歯の擦り減りを主訴として来院した。
    歯ぎしり音を睡眠同伴者に指摘されるという。
    睡眠時ブラキシズムと診断し、歯科的治療を行った。
    残存歯のポケット深さはすべて3mm以下、動揺度は0であった。

    初診時の口腔内写真(別冊No.48A)と睡眠時の使用を指示した装置装着時の口腔内写真(別冊No.48B)を別に示す。
    この装置の主な目的はどれか。1つ選べ。

    a 歯周疾患の予防
    b 咀嚼機能の改善
    c 呼吸機能の改善
    d 歯と歯冠修復物の保護
    e 覚醒時の非機能的運動の是正

    初診時の口腔内写真(別冊No.48A)

    装置装着時の口腔内写真(別冊No.48B)

    97.0%
  8. 108D-51

    55歳の男性。下顎右側臼歯部のブラッシング時の痛みを主訴として来院した。
    同部位の補綴装置を除去し、精査したところ根尖部に異常はなく、プロービング深さは2mmである。
    歯周外科治療を行うこととした。

    外科治療前、外科治療中および外科治療後6か月の口腔内写真(別冊No.50)を別に示す。
    行った治療はどれか。1つ選べ。

    a 小帯切除術
    b 遊離歯肉移植術
    c 両側乳頭弁移動術
    d 歯肉弁側方移動術
    e 歯肉結合組織移植術
    f 歯肉弁歯冠側移動術
    g 歯肉弁根尖側移動術
    h 半月弁歯冠側移動術

    外科治療前、外科治療中および外科治療後6か月の口腔内写真(別冊No.50)

    68.2%
問題番号カテゴリ問題正答率
問題番号:108D-6

42歳の女性。下顎左側臼歯部歯肉の違和感を主訴として来院した。
-M歯間部への食片圧入があるという。
慢性歯周炎と診断し、口腔清掃指導を行った。

初診時の口腔内写真(別冊No.6A)とエックス線写真(別冊No.6B)を別に示す。
歯周組織検査結果の一部を表に示す。

歯周組織検査結果の一部
*       :歯周ポケットの深さ(mm)
〇印:プロービング時の出血

-Mに行う処置はどれか。2つ選べ。

a 咬合調整
b 暫間被覆冠の装着
c 抗菌薬の局所投与
d 金属冠マージンの修正
e スケーリング・ルートプレーニング

口腔内写真(別冊No.6A)とエックス線写真(別冊No.6B)

正解:BE
正答率:31.3%
問題番号:108D-7

40歳の女性。下顎右側側切歯と犬歯の歯肉退縮を主訴として来院した。
これまでに夜間の歯ぎしりを指摘されたことがあったが、矯正治療や歯周治療を受けたことはなかったという。

初診時の口腔内写真(別冊No.7A)とエックス線写真(別冊No.7B)を別に示す。
歯周組織検査結果の一部を表に示す。

歯周組織検査結果の一部
* :歯周ポケットの深さ(mm)

歯肉退縮の原因として考えられるのはどれか。2つ選べ。

a 歯肉炎
b 外傷性咬合
c 口腔前庭狭小
d 小帯の付着位置異常
e 不適切な歯ブラシの使用

口腔内写真(別冊No.7A)とエックス線写真(別冊No.7B)

正解:BE
正答率:72.3%
問題番号:108D-21

56歳の女性。上顎前歯部の審美不良を主訴として来院した。
15年前に装着した補綴装置を除去し、ある前処置を行った。

初診時、前処置時および陶材焼付金属冠による補綴処置後の口腔内写真(別冊No.21)を別に示す。
この前処置によって変化するのはどれか。2つ選べ。

a 咬合高径
b 咬頭嵌合位
c 臨床的歯冠長
d 前装部のシェード
e フィニッシュラインの位置

補綴処置後の口腔内写真(別冊No.21)

正解:CE
正答率:91.7%
問題番号:108D-31

48歳の女性。上顎両側側切歯の冷水痛を主訴として来院した。
2年前から自覚していたが放置していたという。
現在、高血圧症の治療を受けている。

初診時の口腔内写真(別冊No.31A)とエックス線写真(別冊No.31B)を別に示す。
歯周組織検査結果の一部を表に示す。

歯周組織検査結果の一部
*       :歯周ポケットの深さ(mm)
〇印:プロービング時の出血

考えられる原因はどれか。2つ選べ。

a 口呼吸
b 歯周炎
c 降圧薬の服用
d 小帯の位置異常
e 不適切なブラッシング

初診時の口腔内写真(別冊No.31A)とエックス線写真(別冊No.31B)

正解:BE
正答率:88.3%
問題番号:108D-43

43歳の女性。上顎前歯部の軽度の冷水痛を訴えて来院した。
歯周基本治療後、2型糖尿病で血糖コントロール不良のため、SPT(supportive periodontal therapy)を実施していた。
3日前のリコール来院時にスケーリング・ルートプレーニングを行ったところ、冷たいものがしみるようになったという。

SPT開始時の口腔内写真(別冊No.43A)とエックス線写真(別冊No.43B)を別に示す。
歯周組織検査結果の一部を表に示す。

歯周組織検査結果の一部
* :歯周ポケットの深さ(mm)

適切な対応はどれか。2つ選べ。

a 咬合調整
b 歯周ポケット搔爬
c 抗菌薬の局所投与
d プラークコントロール
e 露出根面へのフッ化物の塗布

SPT開始時の口腔内写真(別冊No.43A)とエックス線写真(別冊No.43B)

正解:DE
正答率:64.1%
問題番号:108D-48

55歳の男性。歯の擦り減りを主訴として来院した。
歯ぎしり音を睡眠同伴者に指摘されるという。
睡眠時ブラキシズムと診断し、歯科的治療を行った。
残存歯のポケット深さはすべて3mm以下、動揺度は0であった。

初診時の口腔内写真(別冊No.48A)と睡眠時の使用を指示した装置装着時の口腔内写真(別冊No.48B)を別に示す。
この装置の主な目的はどれか。1つ選べ。

a 歯周疾患の予防
b 咀嚼機能の改善
c 呼吸機能の改善
d 歯と歯冠修復物の保護
e 覚醒時の非機能的運動の是正

初診時の口腔内写真(別冊No.48A)

装置装着時の口腔内写真(別冊No.48B)

正解:D
正答率:97.0%
問題番号:108D-51

55歳の男性。下顎右側臼歯部のブラッシング時の痛みを主訴として来院した。
同部位の補綴装置を除去し、精査したところ根尖部に異常はなく、プロービング深さは2mmである。
歯周外科治療を行うこととした。

外科治療前、外科治療中および外科治療後6か月の口腔内写真(別冊No.50)を別に示す。
行った治療はどれか。1つ選べ。

a 小帯切除術
b 遊離歯肉移植術
c 両側乳頭弁移動術
d 歯肉弁側方移動術
e 歯肉結合組織移植術
f 歯肉弁歯冠側移動術
g 歯肉弁根尖側移動術
h 半月弁歯冠側移動術

外科治療前、外科治療中および外科治療後6か月の口腔内写真(別冊No.50)

正解:B
正答率:68.2%

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