歯科医師国家試験 過去問題

歯科医師国家試験 小児歯科学

過去問題目次

  1. 問題番号
    問題
    正答率
  2. 108D-8

    7歳の女児。上下顎右側中切歯の咬み合せと下顎右側中切歯の歯肉退縮を主訴として来院した。
    下顎右側中切歯の動揺度は1度で、歯周ポケットは唇面中央部で3 mmであった。
    打診痛はない。
    エックス線検査で、埋伏過剰歯などの顎骨内の異常は認められなかった。

    初診時の口腔内写真(別冊No.8)を別に示す。
    適切な対応はどれか。2つ選べ。

    a 抗菌薬の局所投与
    b 床装置による咬合挙上
    c 下顎右側中切歯の抜髄
    d 上顎右側中切歯の唇側移動
    e 下顎前歯部のワイヤーとレジンによる固定

    口腔内写真(別冊No.8)

    94.7%
  3. 108D-9

    4歳の男児。下顎左側第一乳臼歯の冷水痛を主訴として来院した。
    -yに生活歯髄切断を行った。

    初診時の口腔内写真(別冊No.9A)とエックス線写真(別冊No.9B)を別に示す。
    最終修復処置として適切なのはどれか。1つ選べ。

    a インレー修復
    b アマルガム修復
    c 既製乳歯用金属冠
    d コンポジットレジン修復
    e グラスアイオノマーセメント修復

    口腔内写真(別冊No.9A)とエックス線写真(別冊No.9B)

    60.9%
  4. 108D-12

    4歳の女児。下顎乳切歯のすり減りが気になり来院した。
    下顎右側乳中切歯に冷水痛がみられるという。

    初診時の口腔内写真(別冊No.12)を別に示す。
    適切な対応はどれか。2つ選べ。

    a 臼歯部の咬合挙上
    b スプリントの装着
    c 下顎右側乳中切歯の抜髄
    d 上顎右側乳中切歯の口蓋面の削合
    e 下顎右側乳中切歯のコンポジットレジン修復

    初診時の口腔内写真(別冊No.12)

    73.5%
  5. 108D-14

    8歳の女児。上顎右側中切歯の萌出遅延を主訴として来院した。

    初診時のエックス線写真(別冊No.14)を別に示す。
    上顎右側中切歯に対する対応で適切なのはどれか。1つ選べ。

    a 経過観察
    b 義歯装着
    c 開窓
    d 再植
    e 抜歯

    初診時のエックス線写真(別冊No.14)

    84.1%
  6. 108D-18

    2歳1か月の男児。外傷により歯が折れたことを主訴として来院した。
    1時間前に居間で転倒したという。
    患児はDown症候群で心疾患はなく、アレルギーの既往もないという。

    初診時の口腔内写真(別冊No.18A)とエックス線写真(別冊No.18B)を別に示す。
    治療の際、行うべきなのはどれか。1つ選べ。

    a 頸部の過後屈防止
    b 抗菌薬の術前投与
    c 反射抑制体位の応用
    d タイムアウト法の使用
    e 血管収縮薬無添加局所麻酔薬の使用

    初診時の口腔内写真(別冊No.18A)とエックス線写真(別冊No.18B)

    68.7%
  7. 108D-22

    7歳の女児。上顎前歯部の外傷を主訴として来院した。
    上顎両側中切歯は口蓋側へ偏位し、上下顎右側中切歯間には早期接触がみられる。
    エックス線検査の結果、骨折はみられなかった。
    処置として上口唇内面の縫合と上顎両側中切歯の整復後、副子を装着した。

    初診時と処置後の口腔内写真(別冊No.22)を別に示す。
    この副子を用いた理由はどれか。2つ選べ。

    a 保隙効果を期待する。
    b 生理的動揺を防止する。
    c 十分な固定源を確保する。
    d 発音機能の回復を期待する。
    e 対合歯からの刺激を緩和する。

    初診時と処置後の口腔内写真(別冊No.22)

    66.8%
  8. 108D-33

    4歳の女児。歯の変色が気になり来院した。
    2週前に転倒し顔面を強打したという。
    上顎左側乳中切歯に自発痛はなく、動揺度は生理的範囲内である。

    初診時の口腔内写真(別冊No.33A)とエックス線写真(別冊No.33B)を別に示す。
    適切な対応はどれか。1つ選べ。

    a 経過観察
    b 歯冠修復
    c 生活断髄法
    d 抜髄法
    e 抜歯

    初診時の口腔内写真(別冊No.33A)とエックス線写真(別冊No.33B)

    55.1%
  9. 108D-34

    生後1週の新生児。母乳が飲めないことを主訴として産婦人科から紹介され来院した。
    全身疾患はない。出生直後から授乳を嫌がるという。
    エックス線検査から、萌出歯は下顎左側乳中切歯であった。

    初診時の口腔内写真(別冊No.34)を別に示す。
    処置として適切なのはどれか。2つ選べ。

    a 鎮痛薬の投与
    b 舌創部の縫合
    c 萌出歯の抜去
    d 萌出歯切縁の形態修正
    e 萌出歯切縁のレジン被覆

    初診時の口腔内写真(別冊No.34)

    82.6%
  10. 108D-45

    8歳の男児。口唇の乾燥を主訴として来院した。
    1年前から気付いていたが、日常生活に支障がないため放置していたという。
    安静時の顔貌写真(別冊No.45)を別に示す。
    誘因と考えられるのはどれか。1つ選べ。

    a 鼻閉
    b 咬唇癖
    c 咬爪癖
    d 歯ぎしり
    e 上口唇過緊張

    安静時の顔貌写真(別冊No.45)

    85.4%
問題番号 カテゴリ 問題 正答率
問題番号:108D-8

7歳の女児。上下顎右側中切歯の咬み合せと下顎右側中切歯の歯肉退縮を主訴として来院した。
下顎右側中切歯の動揺度は1度で、歯周ポケットは唇面中央部で3 mmであった。
打診痛はない。
エックス線検査で、埋伏過剰歯などの顎骨内の異常は認められなかった。

初診時の口腔内写真(別冊No.8)を別に示す。
適切な対応はどれか。2つ選べ。

a 抗菌薬の局所投与
b 床装置による咬合挙上
c 下顎右側中切歯の抜髄
d 上顎右側中切歯の唇側移動
e 下顎前歯部のワイヤーとレジンによる固定

口腔内写真(別冊No.8)

正解:BD
正答率:94.7%
問題番号:108D-9

4歳の男児。下顎左側第一乳臼歯の冷水痛を主訴として来院した。
-yに生活歯髄切断を行った。

初診時の口腔内写真(別冊No.9A)とエックス線写真(別冊No.9B)を別に示す。
最終修復処置として適切なのはどれか。1つ選べ。

a インレー修復
b アマルガム修復
c 既製乳歯用金属冠
d コンポジットレジン修復
e グラスアイオノマーセメント修復

口腔内写真(別冊No.9A)とエックス線写真(別冊No.9B)

正解:C
正答率:60.9%
問題番号:108D-12

4歳の女児。下顎乳切歯のすり減りが気になり来院した。
下顎右側乳中切歯に冷水痛がみられるという。

初診時の口腔内写真(別冊No.12)を別に示す。
適切な対応はどれか。2つ選べ。

a 臼歯部の咬合挙上
b スプリントの装着
c 下顎右側乳中切歯の抜髄
d 上顎右側乳中切歯の口蓋面の削合
e 下顎右側乳中切歯のコンポジットレジン修復

初診時の口腔内写真(別冊No.12)

正解:DE
正答率:73.5%
問題番号:108D-14

8歳の女児。上顎右側中切歯の萌出遅延を主訴として来院した。

初診時のエックス線写真(別冊No.14)を別に示す。
上顎右側中切歯に対する対応で適切なのはどれか。1つ選べ。

a 経過観察
b 義歯装着
c 開窓
d 再植
e 抜歯

初診時のエックス線写真(別冊No.14)

正解:C
正答率:84.1%
問題番号:108D-18

2歳1か月の男児。外傷により歯が折れたことを主訴として来院した。
1時間前に居間で転倒したという。
患児はDown症候群で心疾患はなく、アレルギーの既往もないという。

初診時の口腔内写真(別冊No.18A)とエックス線写真(別冊No.18B)を別に示す。
治療の際、行うべきなのはどれか。1つ選べ。

a 頸部の過後屈防止
b 抗菌薬の術前投与
c 反射抑制体位の応用
d タイムアウト法の使用
e 血管収縮薬無添加局所麻酔薬の使用

初診時の口腔内写真(別冊No.18A)とエックス線写真(別冊No.18B)

正解:A
正答率:68.7%
問題番号:108D-22

7歳の女児。上顎前歯部の外傷を主訴として来院した。
上顎両側中切歯は口蓋側へ偏位し、上下顎右側中切歯間には早期接触がみられる。
エックス線検査の結果、骨折はみられなかった。
処置として上口唇内面の縫合と上顎両側中切歯の整復後、副子を装着した。

初診時と処置後の口腔内写真(別冊No.22)を別に示す。
この副子を用いた理由はどれか。2つ選べ。

a 保隙効果を期待する。
b 生理的動揺を防止する。
c 十分な固定源を確保する。
d 発音機能の回復を期待する。
e 対合歯からの刺激を緩和する。

初診時と処置後の口腔内写真(別冊No.22)

正解:CE
正答率:66.8%
問題番号:108D-33

4歳の女児。歯の変色が気になり来院した。
2週前に転倒し顔面を強打したという。
上顎左側乳中切歯に自発痛はなく、動揺度は生理的範囲内である。

初診時の口腔内写真(別冊No.33A)とエックス線写真(別冊No.33B)を別に示す。
適切な対応はどれか。1つ選べ。

a 経過観察
b 歯冠修復
c 生活断髄法
d 抜髄法
e 抜歯

初診時の口腔内写真(別冊No.33A)とエックス線写真(別冊No.33B)

正解:A
正答率:55.1%
問題番号:108D-34

生後1週の新生児。母乳が飲めないことを主訴として産婦人科から紹介され来院した。
全身疾患はない。出生直後から授乳を嫌がるという。
エックス線検査から、萌出歯は下顎左側乳中切歯であった。

初診時の口腔内写真(別冊No.34)を別に示す。
処置として適切なのはどれか。2つ選べ。

a 鎮痛薬の投与
b 舌創部の縫合
c 萌出歯の抜去
d 萌出歯切縁の形態修正
e 萌出歯切縁のレジン被覆

初診時の口腔内写真(別冊No.34)

正解:DE
正答率:82.6%
問題番号:108D-45

8歳の男児。口唇の乾燥を主訴として来院した。
1年前から気付いていたが、日常生活に支障がないため放置していたという。
安静時の顔貌写真(別冊No.45)を別に示す。
誘因と考えられるのはどれか。1つ選べ。

a 鼻閉
b 咬唇癖
c 咬爪癖
d 歯ぎしり
e 上口唇過緊張

安静時の顔貌写真(別冊No.45)

正解:A
正答率:85.4%

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