歯科医師国家試験 過去問題

歯科医師国家試験 小児歯科学

過去問題目次

  1. 問題番号
    問題
    正答率
  2. 108B-4

    7歳の男児。歯の萌出遅延と形の異常を主訴として来院した。
    3か月前に上顎左側前歯が生え代わったが、歯の大きさを心配している。

    初診時の口腔内写真(別冊No.4A)とエックス線写真(別冊No.4B)を別に示す。
    上顎前歯部にみられる所見はどれか。2つ選べ。

    a 過剰歯
    b 左側側切歯の欠如
    c 右側中切歯の埋伏
    d 左側中切歯の早期萌出
    e 右側中切歯、側切歯の癒合

    口腔内写真(別冊No.4A)

    エックス線写真(別冊No.4B)

    95.3%
  3. 108B-21

    8歳の女児。下顎右側第一大臼歯の齲蝕を主訴として来院した。
    一時的に冷たいものにしみる感じはあったが他に自覚症状はなかったという。
    電気抵抗値は17kΩであった。

    初診時の口腔内写真(別冊No.21A)、エックス線写真(別冊No.21B)及び充塡物除去後の口腔内写真(別冊No.21C)を別に示す。
    治療として暫間的間接覆髄法を選択した。

    その根拠で正しいのはどれか。2つ選べ。

    a 幼若永久歯である。
    b 歯髄感染が軽度である。
    c 歯髄の生活反応が低い。
    d 齲窩と歯髄が近接している。
    e 深在性齲蝕が広い範囲にみられる。

    口腔内写真(別冊No.21A)、エックス線写真(別冊No.21B)及び充塡物除去後の口腔内写真(別冊No.21C)

    46.2%
  4. 108B-32

    8歳の男児。下顎右側第一大臼歯が生えてこないことを主訴として来院した。
    学校の歯科健診で指摘されたという。

    初診時の口腔内写真(別冊No.32A)とエックス線写真(別冊No.32B)を別に示す。
    適切な対応はどれか。1つ選べ。

    a 下顎右側第二乳臼歯の形態修正
    b 下顎右側第二乳臼歯の抜去
    c 下顎右側第一大臼歯の開窓牽引
    d 下顎右側第一大臼歯の再植
    e 下顎右側第一大臼歯の抜去

    口腔内写真(別冊No.32A)

    エックス線写真(別冊No.32B)

    75.2%
  5. 108B-33

    13歳の女子。根管治療後の経過観察のために受診した。
    3年前に下顎右側第二小臼歯の中心結節破折による根尖性歯周炎に対する治療を行った。
    治療後、不快事項はなく、第二小臼歯は安定した状態である。

    3年前の口腔内写真(別冊No.33A)と3年前と現在のエックス線写真(別冊No.33B)を別に示す。
    適切な対応はどれか。1つ選べ。

    a 歯冠形態修正
    b 水酸化カルシウム製剤の根管貼薬
    c ガッタパーチャポイントによる根管充塡
    d 歯根端切除
    e 抜歯

    口腔内写真(別冊No.33A)と3年前と現在のエックス線写真(別冊No.33B)

    91.7%
  6. 108B-36

    5歳の男児。咬み合わせの異常を主訴として来院した。
    初診時の習癖中の写真(別冊No.36A)と左手の写真(別冊No.36B)を別に示す。

    正常値より大きい値を示すと考えられるのはどれか。2つ選べ。

    a 上顎歯列弓幅径
    b 上顎歯列弓長径
    c 下顎歯列弓長径
    d オーバーバイト
    e オーバージェット

    習癖中の写真(別冊No.36A)と左手の写真(別冊No.36B)

    93.2%
  7. 108B-37

    12歳の女児。前歯部の白濁を主訴として来院した。

    初診時の口腔内写真(別冊No.37)を別に示す。
    行うべき対応はどれか。2つ選べ。

    a 歯面研磨
    b 歯冠形態修正
    c ブラッシング指導
    d フッ化物歯面塗布
    e グラスアイオノマーセメント修復

    口腔内写真(別冊No.37)

    89.0%
  8. 108B-38

    3歳の男児。定期診査を希望して来院した。
    3か月前に上顎右側乳中切歯の齲蝕治療を実施しており、予後観察のためエックス線撮影を行った。
    定期診査時のエックス線写真(別冊No.38)を別に示す。

    実施された処置はどれか。1つ選べ。

    a 暫間的間接覆髄法
    b 直接覆髄法
    c 生活歯髄切断法
    d 麻酔抜髄法
    e 感染根管治療法

    エックス線写真(別冊No.38)

    87.5%
  9. 108B-42

    5歳の男児。歯の動揺を主訴として来院した。
    2年前から下顎乳中切歯が動揺して自然脱落し、1年前には下顎乳側切歯が、半年前には上顎右側乳中切歯が脱落したという。
    上顎乳切歯には明らかな動揺がみられる。

    初診時の口腔内写真(別冊No.42A)とエックス線写真(別冊No.42B)を別に示す。
    疑われる疾患はどれか。1つ選べ。

    a Down症候群
    b 先天性表皮水疱症
    c 先天性好中球減少症
    d 低フォスファターゼ症
    e 無汗型外胚葉異形成症

    口腔内写真(別冊No.42A)とエックス線写真(別冊No.42B)

    88.5%
  10. 108B-43

    5歳の女児。下顎右側第一乳臼歯の自発痛を主訴として来院した。
    3週前から軽度の冷水痛を訴えたが放置していたという。
    垂直および水平打診に反応を示す。
    インピーダンス測定の結果は12.5kΩであった。

    初診時の口腔内写真(別冊No.43A)とエックス線写真(別冊No.43B)を別に示す。
    適切な治療はどれか。1つ選べ。

    a コンポジットレジン修復
    b 直接覆髄法
    c 抜髄法
    d 感染根管治療
    e 抜歯

    口腔内写真(別冊No.43A)とエックス線写真(別冊No.43B)

    88.9%
問題番号カテゴリ問題正答率
問題番号:108B-4

7歳の男児。歯の萌出遅延と形の異常を主訴として来院した。
3か月前に上顎左側前歯が生え代わったが、歯の大きさを心配している。

初診時の口腔内写真(別冊No.4A)とエックス線写真(別冊No.4B)を別に示す。
上顎前歯部にみられる所見はどれか。2つ選べ。

a 過剰歯
b 左側側切歯の欠如
c 右側中切歯の埋伏
d 左側中切歯の早期萌出
e 右側中切歯、側切歯の癒合

口腔内写真(別冊No.4A)

エックス線写真(別冊No.4B)

正解:AC
正答率:95.3%
問題番号:108B-21

8歳の女児。下顎右側第一大臼歯の齲蝕を主訴として来院した。
一時的に冷たいものにしみる感じはあったが他に自覚症状はなかったという。
電気抵抗値は17kΩであった。

初診時の口腔内写真(別冊No.21A)、エックス線写真(別冊No.21B)及び充塡物除去後の口腔内写真(別冊No.21C)を別に示す。
治療として暫間的間接覆髄法を選択した。

その根拠で正しいのはどれか。2つ選べ。

a 幼若永久歯である。
b 歯髄感染が軽度である。
c 歯髄の生活反応が低い。
d 齲窩と歯髄が近接している。
e 深在性齲蝕が広い範囲にみられる。

口腔内写真(別冊No.21A)、エックス線写真(別冊No.21B)及び充塡物除去後の口腔内写真(別冊No.21C)

正解:AD
正答率:46.2%
問題番号:108B-32

8歳の男児。下顎右側第一大臼歯が生えてこないことを主訴として来院した。
学校の歯科健診で指摘されたという。

初診時の口腔内写真(別冊No.32A)とエックス線写真(別冊No.32B)を別に示す。
適切な対応はどれか。1つ選べ。

a 下顎右側第二乳臼歯の形態修正
b 下顎右側第二乳臼歯の抜去
c 下顎右側第一大臼歯の開窓牽引
d 下顎右側第一大臼歯の再植
e 下顎右側第一大臼歯の抜去

口腔内写真(別冊No.32A)

エックス線写真(別冊No.32B)

正解:C
正答率:75.2%
問題番号:108B-33

13歳の女子。根管治療後の経過観察のために受診した。
3年前に下顎右側第二小臼歯の中心結節破折による根尖性歯周炎に対する治療を行った。
治療後、不快事項はなく、第二小臼歯は安定した状態である。

3年前の口腔内写真(別冊No.33A)と3年前と現在のエックス線写真(別冊No.33B)を別に示す。
適切な対応はどれか。1つ選べ。

a 歯冠形態修正
b 水酸化カルシウム製剤の根管貼薬
c ガッタパーチャポイントによる根管充塡
d 歯根端切除
e 抜歯

口腔内写真(別冊No.33A)と3年前と現在のエックス線写真(別冊No.33B)

正解:C
正答率:91.7%
問題番号:108B-36

5歳の男児。咬み合わせの異常を主訴として来院した。
初診時の習癖中の写真(別冊No.36A)と左手の写真(別冊No.36B)を別に示す。

正常値より大きい値を示すと考えられるのはどれか。2つ選べ。

a 上顎歯列弓幅径
b 上顎歯列弓長径
c 下顎歯列弓長径
d オーバーバイト
e オーバージェット

習癖中の写真(別冊No.36A)と左手の写真(別冊No.36B)

正解:BE
正答率:93.2%
問題番号:108B-37

12歳の女児。前歯部の白濁を主訴として来院した。

初診時の口腔内写真(別冊No.37)を別に示す。
行うべき対応はどれか。2つ選べ。

a 歯面研磨
b 歯冠形態修正
c ブラッシング指導
d フッ化物歯面塗布
e グラスアイオノマーセメント修復

口腔内写真(別冊No.37)

正解:CD
正答率:89.0%
問題番号:108B-38

3歳の男児。定期診査を希望して来院した。
3か月前に上顎右側乳中切歯の齲蝕治療を実施しており、予後観察のためエックス線撮影を行った。
定期診査時のエックス線写真(別冊No.38)を別に示す。

実施された処置はどれか。1つ選べ。

a 暫間的間接覆髄法
b 直接覆髄法
c 生活歯髄切断法
d 麻酔抜髄法
e 感染根管治療法

エックス線写真(別冊No.38)

正解:C
正答率:87.5%
問題番号:108B-42

5歳の男児。歯の動揺を主訴として来院した。
2年前から下顎乳中切歯が動揺して自然脱落し、1年前には下顎乳側切歯が、半年前には上顎右側乳中切歯が脱落したという。
上顎乳切歯には明らかな動揺がみられる。

初診時の口腔内写真(別冊No.42A)とエックス線写真(別冊No.42B)を別に示す。
疑われる疾患はどれか。1つ選べ。

a Down症候群
b 先天性表皮水疱症
c 先天性好中球減少症
d 低フォスファターゼ症
e 無汗型外胚葉異形成症

口腔内写真(別冊No.42A)とエックス線写真(別冊No.42B)

正解:D
正答率:88.5%
問題番号:108B-43

5歳の女児。下顎右側第一乳臼歯の自発痛を主訴として来院した。
3週前から軽度の冷水痛を訴えたが放置していたという。
垂直および水平打診に反応を示す。
インピーダンス測定の結果は12.5kΩであった。

初診時の口腔内写真(別冊No.43A)とエックス線写真(別冊No.43B)を別に示す。
適切な治療はどれか。1つ選べ。

a コンポジットレジン修復
b 直接覆髄法
c 抜髄法
d 感染根管治療
e 抜歯

口腔内写真(別冊No.43A)とエックス線写真(別冊No.43B)

正解:C
正答率:88.9%

Recommend
- この過去問を閲覧した方は、こちらの過去問も閲覧されてます -