過去問題目次
82歳の女性。義歯の不安定さを主訴として来院した。
1年前に義歯を製作したが、咀嚼中に義歯が外れやすいという。
義歯の維持を増強する目的で矢印で示す装置(別冊No.7)を組み込んだ。
この装置の特徴はどれか。2つ選べ。
a 支持力が小さい。
b 着脱方向に指向性がある。
c MRI撮像時には注意が必要である。
d 支台歯を過大な側方力から防御できる。
e 繰り返し着脱することにより維持力が低下する。
72歳の女性。左側上顎悪性腫瘍切除後の義歯製作を希望して来院した。
初診時の口腔内写真(別冊No.11A)と精密印象採得に使用する個人トレーの写真(別冊No.11B)を別に示す。
この装置で正しいのはどれか。1つ選べ。
a 左右の印象は別々に採得する。
b 誤嚥を避けるために使用する。
c 左右2つの作業模型を製作する。
d 重度の開口障害がある場合に有用である。
e 左右のトレーは口腔内挿入前に接合する。
59歳の女性。下顎義歯の不適合による咀嚼困難を主訴として来院した。
使用中の義歯は5年前に製作し、1か月前から義歯床下に食渣が入りやすくなったという。
診査の結果、フレームワークの適合に問題はないが人工歯部を手指で押すと義歯床の沈下が確認された。
初診時の口腔内写真(別冊No.51A)と治療中の写真(別冊No.51B)を別に示す。
この治療手技で正しいのはどれか。1つ選べ。
a 患者に咬合させて完全硬化させる。
b 患者に咬合させて硬化前に取り出す。
c 術者が人工歯部を加圧して完全硬化させる。
d 術者が人工歯部を加圧して硬化前に取り出す。
e 術者がレストを定位に保持して完全硬化させる。
f 術者がレストを定位に保持して硬化前に取り出す。
問題番号 | カテゴリ | 問題 | 正答率 |
---|---|---|---|
問題番号:108B-7 | 82歳の女性。義歯の不安定さを主訴として来院した。 この装置の特徴はどれか。2つ選べ。 a 支持力が小さい。
正解:CD |
正答率:54.0% | |
問題番号:108B-11 | 72歳の女性。左側上顎悪性腫瘍切除後の義歯製作を希望して来院した。 初診時の口腔内写真(別冊No.11A)と精密印象採得に使用する個人トレーの写真(別冊No.11B)を別に示す。 a 左右の印象は別々に採得する。
正解:(解答なし) |
正答率:0.0% | |
問題番号:108B-52 | 59歳の女性。下顎義歯の不適合による咀嚼困難を主訴として来院した。 初診時の口腔内写真(別冊No.51A)と治療中の写真(別冊No.51B)を別に示す。 a 患者に咬合させて完全硬化させる。
正解:F |
正答率:26.4% |