歯科医師国家試験 過去問題

歯科医師国家試験 口腔外科学

過去問題目次

  1. 問題番号
    問題
    正答率
  2. 117D-25

    症候と疾患の組合せで正しいのはどれか。4つ選べ。

    a 黄疽――――――肝硬変
    b 痙笑――――――破傷風
    c 片麻痺―――――筋ジストロフィー
    d 眼球突出――――Basedow病
    e 満月様顔貌―――Cushing症候群

    84.4%
  3. 117D-26

    Ⅳ型アレルギーの検査方法はどれか。2つ選べ。

    a SWテスト
    b 皮内テスト
    c Allenテスト
    d パッチテスト
    e プリックテスト

    32.3%
  4. 117D-37

    口腔癌のTNM分類で、頸部リンパ節における節外浸潤<節外進展>を示すのはどれか。1つ選べ。

    a T4a
    b T4b
    c N3a
    d N3b
    e M1

    76.3%
  5. 117D-42

    70歳の女性。左側舌縁部の知覚鈍麻を主訴として来院した。

    3か月前から徐々に増悪してきたという。初診時の口腔内写真(別冊No.10A)、MRI(別冊No.10B)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.10C)を別に示す。

    病変の発生部位と病理診断の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。

    a 顎下腺――――――多形腺腫
    b 顎下腺――――――腺様囊胞癌
    c 舌下腺――――――粘表皮癌
    d 舌下腺――――――腺房細胞癌
    e 舌下腺――――――腺様囊胞癌

    口腔内写真

    MRI

    生検時のΗ-E染色病理組織像

    90.8%
  6. 117D-43

    典型的三叉神経痛の原因はどれか。1つ選べ。

    a 脳腫瘍
    b 頭蓋内出血
    c ウイルス感染
    d 末梢神経外傷
    e 頭蓋内血管による圧迫

    80.0%
  7. 117D-61

    4歳の男児。構音の異常を主訴として来院した。

    診察の結果、外科手術を行うこととした。術中の口腔内写真(別冊No.17A)、切開線の写真(別冊No.17B)及び縫合終了時の写真(別冊No.17C)を別に示す。

    この手術法で正しいのはどれか。3つ選べ。

    a 咽頭弁を利用する。
    b 大口蓋動脈を利用する。
    c 口蓋帆挙筋を再建できる。
    d 上顎の発育を抑制しにくい。
    e 軟口蓋を後方に延長できる。

    術中の口腔内写真、切開線の写真

    縫合終了時の写真

    38.6%
  8. 117D-63

    28歳の女性。右側舌縁部の接触痛を主訴として再来院した。

    3年前に同様の症状があり、生検とON¨舌側咬頭の削合を行った。その後、痛みが消失したため通院が途絶えていたが、1年前から再び同部に疼痛を自覚しているという。
    初診時の口腔内写真(別冊No.18A)、生検時(矢印)のΗ-E染色病理組織像(別冊No.18B)、再来院時の口腔内写真(別冊No.18C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊 No.18D)を別に示す。

    初診時と再来院時の診断名の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。

       初診時                         再来院時
    a 乳頭腫――――――――扁平上皮癌
    b 白板症――――――――褥瘡性潰瘍
    c 褥瘡性潰瘍――――――扁平上皮癌
    d 口腔扁平苔癬―――――カンジダ性口内炎
    e カンジダ性口内炎――― 白板症

    口腔内写真

    生検時(矢印)のΗ-E染色病理組織像

    再来院時の口腔内写真及び生検時のΗ-E染色病理組織像

    95.2%
  9. 117D-77

    20歳の女性。下顎前突を主訴として来院した。

    中学生のころから自覚しているという。外科的矯正治療の適応と診断した。
    下顎枝矢状分割術後に行う手術の切開線を示した口腔内写真(別冊No.27A)と術中写真(別冊No.27B、C、D)を別に示す。

    この手術の合併症で注意が必要なのはどれか。3つ選べ。

    a 開口障害
    b 口笛不能
    c 呼吸困難
    d 歯根の損傷
    e 下唇の知覚鈍麻

    下顎枝矢状分割術後に行う手術の切開線を示した口腔内写真

    下顎枝矢状分割術後に行う手術の切開線を示した術中写真

    44.0%
  10. 117D-84

    血液透析療法導入の指標となるのはどれか。1つ選べ。

    a 葉酸
    b アミラーゼ
    c サイログロブリン
    d クレアチニン<Cr>
    e トリグリセリド<TG>

    96.7%
  11. 117D-85

    皮膚科から歯科での検査を勧められた女性の鼻のシミの画像(別冊No.31A)、エックス線画像(別冊No.31B)及びCT(別冊No.31C)を別に示す。

    顎骨内の病変で疑われるのはどれか。1つ選べ。

    a 歯原性線維腫
    b 粘液貯留囊胞
    c 歯原性角化囊胞
    d 線維性異形成症
    e 石灰化歯原性囊胞

    女性の鼻のシミの画像

    エックス線画像

    CT

    65.0%
問題番号カテゴリ問題正答率
問題番号:117D-25

症候と疾患の組合せで正しいのはどれか。4つ選べ。

a 黄疽――――――肝硬変
b 痙笑――――――破傷風
c 片麻痺―――――筋ジストロフィー
d 眼球突出――――Basedow病
e 満月様顔貌―――Cushing症候群

正解:ABDE
正答率:84.4%
問題番号:117D-26

Ⅳ型アレルギーの検査方法はどれか。2つ選べ。

a SWテスト
b 皮内テスト
c Allenテスト
d パッチテスト
e プリックテスト

正解:BD
正答率:32.3%
問題番号:117D-37

口腔癌のTNM分類で、頸部リンパ節における節外浸潤<節外進展>を示すのはどれか。1つ選べ。

a T4a
b T4b
c N3a
d N3b
e M1

正解:D
正答率:76.3%
問題番号:117D-42

70歳の女性。左側舌縁部の知覚鈍麻を主訴として来院した。

3か月前から徐々に増悪してきたという。初診時の口腔内写真(別冊No.10A)、MRI(別冊No.10B)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.10C)を別に示す。

病変の発生部位と病理診断の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。

a 顎下腺――――――多形腺腫
b 顎下腺――――――腺様囊胞癌
c 舌下腺――――――粘表皮癌
d 舌下腺――――――腺房細胞癌
e 舌下腺――――――腺様囊胞癌

口腔内写真

MRI

生検時のΗ-E染色病理組織像

正解:E
正答率:90.8%
問題番号:117D-43

典型的三叉神経痛の原因はどれか。1つ選べ。

a 脳腫瘍
b 頭蓋内出血
c ウイルス感染
d 末梢神経外傷
e 頭蓋内血管による圧迫

正解:E
正答率:80.0%
問題番号:117D-61

4歳の男児。構音の異常を主訴として来院した。

診察の結果、外科手術を行うこととした。術中の口腔内写真(別冊No.17A)、切開線の写真(別冊No.17B)及び縫合終了時の写真(別冊No.17C)を別に示す。

この手術法で正しいのはどれか。3つ選べ。

a 咽頭弁を利用する。
b 大口蓋動脈を利用する。
c 口蓋帆挙筋を再建できる。
d 上顎の発育を抑制しにくい。
e 軟口蓋を後方に延長できる。

術中の口腔内写真、切開線の写真

縫合終了時の写真

正解:CDE
正答率:38.6%
問題番号:117D-63

28歳の女性。右側舌縁部の接触痛を主訴として再来院した。

3年前に同様の症状があり、生検とON¨舌側咬頭の削合を行った。その後、痛みが消失したため通院が途絶えていたが、1年前から再び同部に疼痛を自覚しているという。
初診時の口腔内写真(別冊No.18A)、生検時(矢印)のΗ-E染色病理組織像(別冊No.18B)、再来院時の口腔内写真(別冊No.18C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊 No.18D)を別に示す。

初診時と再来院時の診断名の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。

   初診時                         再来院時
a 乳頭腫――――――――扁平上皮癌
b 白板症――――――――褥瘡性潰瘍
c 褥瘡性潰瘍――――――扁平上皮癌
d 口腔扁平苔癬―――――カンジダ性口内炎
e カンジダ性口内炎――― 白板症

口腔内写真

生検時(矢印)のΗ-E染色病理組織像

再来院時の口腔内写真及び生検時のΗ-E染色病理組織像

正解:C
正答率:95.2%
問題番号:117D-77

20歳の女性。下顎前突を主訴として来院した。

中学生のころから自覚しているという。外科的矯正治療の適応と診断した。
下顎枝矢状分割術後に行う手術の切開線を示した口腔内写真(別冊No.27A)と術中写真(別冊No.27B、C、D)を別に示す。

この手術の合併症で注意が必要なのはどれか。3つ選べ。

a 開口障害
b 口笛不能
c 呼吸困難
d 歯根の損傷
e 下唇の知覚鈍麻

下顎枝矢状分割術後に行う手術の切開線を示した口腔内写真

下顎枝矢状分割術後に行う手術の切開線を示した術中写真

正解:CDE
正答率:44.0%
問題番号:117D-84

血液透析療法導入の指標となるのはどれか。1つ選べ。

a 葉酸
b アミラーゼ
c サイログロブリン
d クレアチニン<Cr>
e トリグリセリド<TG>

正解:D
正答率:96.7%
問題番号:117D-85

皮膚科から歯科での検査を勧められた女性の鼻のシミの画像(別冊No.31A)、エックス線画像(別冊No.31B)及びCT(別冊No.31C)を別に示す。

顎骨内の病変で疑われるのはどれか。1つ選べ。

a 歯原性線維腫
b 粘液貯留囊胞
c 歯原性角化囊胞
d 線維性異形成症
e 石灰化歯原性囊胞

女性の鼻のシミの画像

エックス線画像

CT

正解:C
正答率:65.0%

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