歯科医師国家試験 過去問題

歯科医師国家試験 衛生

過去問題目次

  1. 問題番号
    問題
    正答率
  2. 117D-30

    78歳の男性。食事に時間がかかることを主訴として施設から歯科訪問診療の依頼があった。

    2か月前に脳梗塞の診断を受けたが、現在も普通食を自力摂取しており、液体にはとろみをつけていないがむせは認められないという。誤嚥性肺炎の既往はない。
    口腔衛生指導後に行った口腔機能検査の結果、口腔機能低下症には該当しなかったが、オーラルディアドコキネシスで「パ」音のみ5回(基準値6回)であった。
    初診時の安静時顔面写真(別冊No.4A)と口腔内写真(別冊No.4B)を別に示す。

    主訴の改善のために次に行うのはどれか。1つ選べ。

    a 味覚検査
    b 嚥下造影検査
    c 嚥下内視鏡検査
    d ミールラウンド
    e 改訂水飲みテスト

    安静時顔面写真と口腔内写真

    93.5%
  3. 117D-39

    フレイルの多面性を示す3要素はどれか。3つ選べ。

    a 健康的
    b 社会的
    c 身体的
    d 代償的
    e 精神・心理的

    78.0%
  4. 117D-47

    学校歯科健康診断でCOとGOの両方に判定された児童への事後措置で適切なのはどれか。3つ選べ。

    a 齲蝕の治療勧告を行う。
    b 歯肉所見部位を認識させる。
    c 学校にて口腔清掃指導を行う。
    d 臨時の歯科健康診断を実施する。
    e シュウ酸カリウム配合歯磨剤の利用を勧める。

    63.7%
  5. 117D-52

    個人識別における年齢推定に有用な歯科所見はどれか。3つ選べ。

    a 咬耗
    b 盲孔
    c 歯根数
    d 歯髄腔狭窄
    e 歯槽骨吸収

    91.1%
  6. 117D-55

    児童へのフッ化物応用法とフッ化物の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

    a 歯磨剤―――――――0.2%フッ化ナトリウム
    b 歯磨剤―――――――2.0%フッ化第一スズ
    c 歯面塗布法―――――2.0%フッ化ナトリウム
    d 洗口法(毎日法) ―――0.2%フッ化ナトリウム
    e 洗口法(週1回法) ―― 1.0%フッ化ナトリウム

    60.4%
  7. 117D-58

    日本人の食事摂取基準(2020年版)で栄養素の摂取不足の回避を目的とする指標はどれか。3つ選べ。

    a 推奨量
    b 目安量
    c 目標量
    d 耐容上限量
    e 推定平均必要量

    66.8%
  8. 117D-59

    O’LearyのPCRについて正しいのはどれか。2つ選べ。

    a 代表歯を評価する。
    b 分母は歯数とする。
    c 歯垢染め出し液を用いる。
    d プラークの厚さを評価する。
    e 歯頸部のプラークを評価する。

    90.7%
  9. 117D-60

    ある患者の手の写真(別冊No.16)を別に示す。

    口腔清掃の自立度判定基準<BDR指標>結果を表に示す。

    口腔清掃の自立度判定基準(BDR指標)結果表

    セルフケアの指導で適切なのはどれか。3つ選べ。

    a 軽いコップの使用
    b 含嗽時の頸部後屈
    c 少量の水による含嗽
    d 柄の太い歯ブラシの使用
    e 患者自身による義歯の着脱

    ある患者の手の写真

    94.6%
  10. 117D-69

    76歳の男性。飲み込みづらいことを主訴として来院した。

    3年前に脳梗塞を発症し、回復期病院でリハビリテーションを行ったが、現在も片麻痺が残存しているという。
    食形態はミキサー食であり、液体にはとろみをつけていないがむせることなく全量を摂取しているという。
    初診時に行った口腔機能検査では異常値が認められなかったため、嚥下造影検査を行うこととした。液体嚥下時の嚥下造影検査の画像(別冊No.21)を別に示す。

    嚥下時に推奨される代償的アプローチはどれか。1つ選べ。

    a 頸部回旋
    b 頸部伸展
    c うなずき嚥下
    d 体幹角度調整
    e 液体のとろみ付与

    液体嚥下時の嚥下造影検査の画像

    80.6%
  11. 117D-82

    心身機能の加齢変化の図を示す。

    心身機能の加齢変化の図

    ①の診断基準となる項目はどれか。2つ選べ。

    a 筋肉量
    b 睡眠時間
    c 体重減少
    d 主観的疲労感
    e 食品摂取の多様性

    53.3%
  12. 117D-83

    人口統計で「X歳における生存者がX歳以降に生存する年数の平均値」で説明されるのはどれか。1つ選べ。

    a 健康寿命
    b 粗死亡率
    c 定常人口
    d 平均余命
    e 老年化指数

    92.0%
問題番号カテゴリ問題正答率
問題番号:117D-30

78歳の男性。食事に時間がかかることを主訴として施設から歯科訪問診療の依頼があった。

2か月前に脳梗塞の診断を受けたが、現在も普通食を自力摂取しており、液体にはとろみをつけていないがむせは認められないという。誤嚥性肺炎の既往はない。
口腔衛生指導後に行った口腔機能検査の結果、口腔機能低下症には該当しなかったが、オーラルディアドコキネシスで「パ」音のみ5回(基準値6回)であった。
初診時の安静時顔面写真(別冊No.4A)と口腔内写真(別冊No.4B)を別に示す。

主訴の改善のために次に行うのはどれか。1つ選べ。

a 味覚検査
b 嚥下造影検査
c 嚥下内視鏡検査
d ミールラウンド
e 改訂水飲みテスト

安静時顔面写真と口腔内写真

正解:D
正答率:93.5%
問題番号:117D-39

フレイルの多面性を示す3要素はどれか。3つ選べ。

a 健康的
b 社会的
c 身体的
d 代償的
e 精神・心理的

正解:BCE
正答率:78.0%
問題番号:117D-47

学校歯科健康診断でCOとGOの両方に判定された児童への事後措置で適切なのはどれか。3つ選べ。

a 齲蝕の治療勧告を行う。
b 歯肉所見部位を認識させる。
c 学校にて口腔清掃指導を行う。
d 臨時の歯科健康診断を実施する。
e シュウ酸カリウム配合歯磨剤の利用を勧める。

正解:BCD
正答率:63.7%
問題番号:117D-52

個人識別における年齢推定に有用な歯科所見はどれか。3つ選べ。

a 咬耗
b 盲孔
c 歯根数
d 歯髄腔狭窄
e 歯槽骨吸収

正解:ADE
正答率:91.1%
問題番号:117D-55

児童へのフッ化物応用法とフッ化物の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

a 歯磨剤―――――――0.2%フッ化ナトリウム
b 歯磨剤―――――――2.0%フッ化第一スズ
c 歯面塗布法―――――2.0%フッ化ナトリウム
d 洗口法(毎日法) ―――0.2%フッ化ナトリウム
e 洗口法(週1回法) ―― 1.0%フッ化ナトリウム

正解:AC
正答率:60.4%
問題番号:117D-58

日本人の食事摂取基準(2020年版)で栄養素の摂取不足の回避を目的とする指標はどれか。3つ選べ。

a 推奨量
b 目安量
c 目標量
d 耐容上限量
e 推定平均必要量

正解:ABE
正答率:66.8%
問題番号:117D-59

O’LearyのPCRについて正しいのはどれか。2つ選べ。

a 代表歯を評価する。
b 分母は歯数とする。
c 歯垢染め出し液を用いる。
d プラークの厚さを評価する。
e 歯頸部のプラークを評価する。

正解:CE
正答率:90.7%
問題番号:117D-60

ある患者の手の写真(別冊No.16)を別に示す。

口腔清掃の自立度判定基準<BDR指標>結果を表に示す。

口腔清掃の自立度判定基準(BDR指標)結果表

セルフケアの指導で適切なのはどれか。3つ選べ。

a 軽いコップの使用
b 含嗽時の頸部後屈
c 少量の水による含嗽
d 柄の太い歯ブラシの使用
e 患者自身による義歯の着脱

ある患者の手の写真

正解:ACD
正答率:94.6%
問題番号:117D-69

76歳の男性。飲み込みづらいことを主訴として来院した。

3年前に脳梗塞を発症し、回復期病院でリハビリテーションを行ったが、現在も片麻痺が残存しているという。
食形態はミキサー食であり、液体にはとろみをつけていないがむせることなく全量を摂取しているという。
初診時に行った口腔機能検査では異常値が認められなかったため、嚥下造影検査を行うこととした。液体嚥下時の嚥下造影検査の画像(別冊No.21)を別に示す。

嚥下時に推奨される代償的アプローチはどれか。1つ選べ。

a 頸部回旋
b 頸部伸展
c うなずき嚥下
d 体幹角度調整
e 液体のとろみ付与

液体嚥下時の嚥下造影検査の画像

正解:A
正答率:80.6%
問題番号:117D-82

心身機能の加齢変化の図を示す。

心身機能の加齢変化の図

①の診断基準となる項目はどれか。2つ選べ。

a 筋肉量
b 睡眠時間
c 体重減少
d 主観的疲労感
e 食品摂取の多様性

正解:CD
正答率:53.3%
問題番号:117D-83

人口統計で「X歳における生存者がX歳以降に生存する年数の平均値」で説明されるのはどれか。1つ選べ。

a 健康寿命
b 粗死亡率
c 定常人口
d 平均余命
e 老年化指数

正解:D
正答率:92.0%

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