過去問題目次
12歳の男児。右側頰部の腫脹を主訴として来院した。
右側咬筋前縁に弾性軟の腫瘤を触知する。
初診時のCT(別冊No.27A)とMRI脂肪抑制T2強調像(別冊No.27B)を別に示す。
最も疑われるのはどれか。1つ選べ。
a 軟骨腫
b 脂肪腫
c 血管腫
d 神経鞘腫
e リンパ管腫
70歳の女性。下顎右側大臼歯部の違和感を主訴として来院した。
2年前にN*の抜歯後、疼痛なく経過したが、半年前から同部に骨様の突起物が生じたという。
初診時のエックス線写真(別冊No.29A)、CT(別冊No.29B)及びMRI T1強調像とΤ2強調像(脂肪抑制なし)(別冊No.29C)を別に示す。
最も考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 歯牙腫
b 骨肉腫
c 下顎骨骨髄炎
d 骨性異形成症
e セメント芽細胞腫
31歳の女性。左側顎関節の疼痛を主訴として来院した。
3日前に転倒し、オトガイ部を強打したという。
初診時に左側顎関節部の開口時痛を認めた。
MRIで左側顎関節部の骨髄に異常は認めず、関節腔に病的な浸出液を認めなかった。
初診時のエックス線写真(別冊No.35A)と左側顎関節部の閉口時MRI(別冊No. 35B)を別に示す。
左側顎関節部で考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 関節突起骨折
b 変形性顎関節症
c 感染性顎関節炎
d 外傷性顎関節炎
e 関節円板転位を伴った顎関節症
38歳の女性。口底部の腫脹を主訴として来院した。
舌下部に無痛性で弾性軟の腫脹を認める。
初診時のMRI T1強調像と脂肪抑制T2強調像(別冊No.36)を別に示す。
最も疑われるのはどれか。1つ選べ。
a 鰓囊胞
b 萌出囊胞
c 粘液囊胞
d 類皮囊胞
e 鼻歯槽囊胞
81歳の女性。鼻腔周囲の違和感を主訴として来院した。
1年前から鼻閉感を感じていたが放置していたという。
初診時のエックス線写真(別冊No.38A)とCT(別冊No.38B)を別に示す。
疾患が存在するのはどれか。1つ選べ。
a 前頭洞
b 篩骨洞
c 上顎洞
d 蝶形骨洞
e 海綿静脈洞
70歳の男性。顔面の腫脹を主訴として来院した。
2日前に転倒し顔面を強打したという。
初診時のエックス線写真(別冊No.39A)とCT(別冊No.39B)を別に示す。
下顎骨骨折の部位はどれか。2つ選べ。
a オトガイ
b 両側小臼歯
c 両側下顎骨
d 両側下顎枝
e 両側関節突起
問題番号 | カテゴリ | 問題 | 正答率 |
---|---|---|---|
問題番号:108D-27 | 12歳の男児。右側頰部の腫脹を主訴として来院した。 初診時のCT(別冊No.27A)とMRI脂肪抑制T2強調像(別冊No.27B)を別に示す。 a 軟骨腫
正解:C |
正答率:89.4% | |
問題番号:108D-29 | 70歳の女性。下顎右側大臼歯部の違和感を主訴として来院した。 初診時のエックス線写真(別冊No.29A)、CT(別冊No.29B)及びMRI T1強調像とΤ2強調像(脂肪抑制なし)(別冊No.29C)を別に示す。 a 歯牙腫
正解:C |
正答率:79.0% | |
問題番号:108D-35 | 31歳の女性。左側顎関節の疼痛を主訴として来院した。 初診時のエックス線写真(別冊No.35A)と左側顎関節部の閉口時MRI(別冊No. 35B)を別に示す。 a 関節突起骨折
正解:D |
正答率:46.0% | |
問題番号:108D-36 | 38歳の女性。口底部の腫脹を主訴として来院した。 初診時のMRI T1強調像と脂肪抑制T2強調像(別冊No.36)を別に示す。 a 鰓囊胞
正解:D |
正答率:43.3% | |
問題番号:108D-38 | 81歳の女性。鼻腔周囲の違和感を主訴として来院した。 初診時のエックス線写真(別冊No.38A)とCT(別冊No.38B)を別に示す。 a 前頭洞
正解:C |
正答率:99.5% | |
問題番号:108D-39 | 70歳の男性。顔面の腫脹を主訴として来院した。 初診時のエックス線写真(別冊No.39A)とCT(別冊No.39B)を別に示す。 a オトガイ
正解:AE |
正答率:72.7% |