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85歳の女性。舌癌に対して頸部郭清術が予定された。プロポフォールで入眠させ、セボフルラン、フェンタニルクエン酸塩およびロクロニウム臭化物を用いて気管挿管を行った。
挿管終了時の血圧は145/89mmHg、心拍数は88/分であったが、皮膚切開時に血圧が189/105mmHg、心拍数が100/分に上昇した。
投与すべき薬剤で適切なのはどれか。1つ選べ。
a アドレナリン
b ニトログリセリン
c ロクロニウム臭化物
d フェンタニルクエン酸塩
e プロプラノロール塩酸塩
60歳の男性。10年前から高血圧症、狭心症、糖尿病および脂質異常症のため加療中である。
アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬、カルシウム拮抗薬および糖尿病治療薬を服用している。
下顎右側第一大臼歯の抜去を行うこととした。処置中、強い胸痛を訴えたので、12誘導心電図を記録した。その時の血圧は152/85 mmHgであった。心電図(別冊No.39)を別に示す。
みられる所見はどれか。1つ選べ。
a ST上昇
b 心室頻拍
c 心房細動
d 洞性頻脈
e 左脚ブロック
問題番号 | カテゴリ | 問題 | 正答率 |
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問題番号:110D-23 | 85歳の女性。舌癌に対して頸部郭清術が予定された。プロポフォールで入眠させ、セボフルラン、フェンタニルクエン酸塩およびロクロニウム臭化物を用いて気管挿管を行った。 a アドレナリン
正解:D |
正答率:46.4% | |
問題番号:110D-40 | 60歳の男性。10年前から高血圧症、狭心症、糖尿病および脂質異常症のため加療中である。 a ST上昇
正解:A |
正答率:85.3% |