過去問題目次
79歳の女性。上顎義歯の不安定による咀嚼困難を主訴として来院した。
義歯は15年前に装着したが、数年前から義歯の動揺を認めるようになったという。
診察の結果、上顎義歯を製作することとした。
初診時の口腔内写真(別冊No.13A)と個人トレーの写真(別冊No.13B、C)を別に示す。
矢印が示す構造の目的はどれか。1つ選べ。
a 動的印象の採得
b 印象材の硬化促進
c 印象材の変形防止
d 顎堤粘膜の変形防止
e 個人トレーの位置決め
正常な構音が可能な無歯顎患者における、全部床義歯製作過程のある検査の標準的な結果の写真(別冊No.16)を別に示す。
発音したのはどれか。1つ選べ。
a /k/
b /p/
c /s/
d /t/
e /v/
印象採得時における嘔吐反射への対応はどれか。3つ選べ。
a 口呼吸
b 表面麻酔
c 不安軽減
d 静脈内鎮静
e 頭部後傾姿勢
80歳の男性。下顎義歯の維持安定不良を主訴として来院した。
診察の結果、下顎義歯を再製作することとした。
加熱重合レジンを用いて新義歯を製作したが、矢印のような表面状態が観察された。
下顎全部床義歯の写真(別冊No.36A)と矢印の部分を拡大した写真(別冊No.36B)を別に示す。
矢印で示す状態に至った原因はどれか。2つ選べ。
a 70℃で徐々にフラスクを加熱した。
b レジンの粉と液の混和時に振動させた。
c レジンを一塊としてフラスクに塡入した。
d レジンが餅状になる前にフラスクに塡入した。
e フラスクへのレジン塡入時、十分に加圧しなかった。
顎関節と上顎歯列の位置関係を咬合器に再現する目的で用いるのはどれか。1つ選べ。
a FGPテーブル
b パントグラフ
c フェイスボウ
d チェックバイト
e ゴシックアーチトレーサー
問題番号 | カテゴリ | 問題 | 正答率 |
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問題番号:116B-38 |
79歳の女性。上顎義歯の不安定による咀嚼困難を主訴として来院した。 矢印が示す構造の目的はどれか。1つ選べ。 a 動的印象の採得
正解:D
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正答率:94.2%
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問題番号:116B-44 |
正常な構音が可能な無歯顎患者における、全部床義歯製作過程のある検査の標準的な結果の写真(別冊No.16)を別に示す。 発音したのはどれか。1つ選べ。 a /k/
正解:A
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正答率:91.6%
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問題番号:116B-54 |
印象採得時における嘔吐反射への対応はどれか。3つ選べ。 a 口呼吸
正解:BCD
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正答率:93.2%
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問題番号:116B-84 |
80歳の男性。下顎義歯の維持安定不良を主訴として来院した。 矢印で示す状態に至った原因はどれか。2つ選べ。 a 70℃で徐々にフラスクを加熱した。
正解:DE
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正答率:53.2%
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問題番号:116B-87 |
顎関節と上顎歯列の位置関係を咬合器に再現する目的で用いるのはどれか。1つ選べ。 a FGPテーブル
正解:C
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正答率:90.5%
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