【要注意】歯科医師国家試験直前期の過ごし方・やるべきこと・注意点を解説
- 公開日:2024.11.01
- 更新日:2024.11.01
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あなたは、
- 歯科医師国家試験の直前期の過ごし方や、やるべきことが知りたい
- 直前期の過ごし方を工夫して、本番で最大限実力を発揮したい
などの悩みをお持ちではありませんか?
実は、歯科医師国家試験の直前期の過ごし方はとても大事ですが、それまでと同じように過ごして失敗する方が少なくありません。
そのため、直前期は、受験勉強のやり方を工夫するのはもちろんのこと、日常生活の過ごし方までよく考えて実践することが大事です。
そこでこの記事では、
- 直前期に受験勉強でやるべきこと
- 直前期に受験勉強以外でやるべきこと
- 直前期にやらない方がいいこと
について詳しく解説します。
この記事を参考に、直前期の過ごし方を見直してみてください。
目次
1章:歯科医師国家試験の直前期にやるべきこと
繰り返しになりますが、歯科医師国家試験の直前期の過ごし方はとても大事です。
直前期になると、
- 不安や焦りから何をやるべきか迷い、追い込みすぎる
- 自分を含め、周囲で緊張する人、焦る人が増えて周囲の雰囲気に影響されやすくなる
- 「直前期対策」の講座などが増え、あれもこれも手を出したくなる
といったことが日常になります。
そのため、自分で過ごし方を決めておかないと周囲に流され、勉強でもメンタルでも振り回されることになります。
そこでまずは、歯科医師国家試験の直前期にやるべきことを、受験勉強とそれ以外に分けて解説します。
1-1:受験勉強でやるべきこと
直前期に受験勉強でやるべきなのは、主に下記のことです。
- 過去問を解き直す
- 模試を受けて実力をチェックする
- 模試の解き直し、復習
- 暗記の再確認
- 勉強内容にフィードバックをもらう
順番に解説します。
1-1-1:過去問を解き直す
歯科医師国家試験は範囲が膨大であるため、国試対策の勉強時間は2000時間必要とされています。
そのため、遅くとも夏ごろには本格的な勉強を始めて、テキストや過去問をある程度解いておくのが前提になります。
もし、それ以前の基礎知識レベルで不足がある場合は、もっと早くから対策を始める必要があります。
これらができていることを前提に、直前期に行うべきなのが、徹底したアウトプットを繰り返すことです。
そのアウトプットの勉強の1つが過去問を解くことです。
過去問を繰り返し解くことで、
- 苦手な問題の最終チェック
- 身につけた知識を使ってスピーディーに解く練習
- 本番を意識した勉強
が可能です。
過去問を解くことで、身につけた知識をアウトプットして実際に使えるようになっていきますので、直前期には必ず過去問を解くようにしましょう。
1-1-2:模試を受けて実力をチェックする
直前期には、模試を受けて実力をチェックすることも大事です。
6年生の夏以降は本格的に全国模試が行われますので、積極的に受験して自分の実力をチェックしましょう。
緊張感のある場で受験する経験を積むことで、本番の練習にもなります。
ただし、模試は受けたら必ず、その後の学習に活かすことが大事です。
たとえば模試の結果がよかった場合でも、
- 本当にこの問題は解けていたのか?
- 消去法でたまたま合っていたなど、運や偶然で点数がよかっただけではないか?
などをしっかりと自問自答してみましょう。
また、
- 領域別・科目別の全国平均と自分の成績との比較
- 全国平均正答率が80%以上の問題の復習
- ケアレスミスの発生箇所・原因の特定
- 模試解説書を読み込む
といった対策も行いましょう。
1-1-3:模試の解き直し、復習
模試を受けて、自分のレベルや不正解だった問題をチェックしたら、さらに解き直しや復習も行うようにしましょう。
解き直しすることで、チェックした模試の問題を再度アウトプットする形で身につけられますし、それでも間違えた問題は、また復習すれば記憶に定着していきます。
繰り返しになりますが、模試を解きっぱなしにしては実力のチェックにしかなりません。
そのため、学んだことをしっかり身につけるために、解き直しや復習までセットで行うようにしてください。
模試の活用法について、以下の記事も参考にしてみてください。
歯科医師国家試験の勉強はいつから始めるべき?時期別の勉強方法とは?
1-1-4:暗記の再確認
歯科医師国家試験は範囲が膨大ですので、暗記は大学の試験や共用試験などの中で、時間をかけて進めていくことが大事です。
その上で、直前期には、苦手なところ、大事なところの再確認を行うようにしましょう。
ただし、歯科医師国家試験における暗記する量は最低限に抑えることが大事です。
なぜなら、必修問題を除く一般問題・臨床実地問題では「最低限必要な知識を使って、いかに答えを導き出すか」が最も労力の少ない回答方法であるからです。
それこそが出題者の意図と呼ばれるものです。
歯科医師国家試験の問題数の60%ほどは暗記だけでも対応可能な問題ですが、全てを完璧に暗記できるような受験生はいません。
そのため、暗記で満点を目指すのは正しい戦略とは言えません。
したがって、残り40%の「最低限の知識を使って答えを導き出す」問題の正答率をいかに高めていくかに注力した方がよっぽど全体の得点効率が上がるのです。
そのため、特に直前期はやみくもに暗記に時間を使わず、最低限の知識だけ確認するようにしましょう。
1-1-5:勉強内容にフィードバックをもらう
歯科医師国家試験の直前期には、勉強内容に対して先輩や先生などからフィードバックをもらうことも大事です。
これまで自分なりにしっかり勉強してきたつもりでも、
- 自分に足りないところが自分では分かっていない
- 勉強法の効率が悪い
といったことがあります。
そのため、身近な大学の先生や先輩、予備校の講師などの第三者に、今行っている勉強内容や国試の悩みなどを相談してみることをおすすめします。
相談することで、自分でも思ってもなかったような視点が得られることがあります。
当サイトを運営する「60日合格塾」は、歯科医師国家試験に特化したオンライン塾で、国試受験生の無料相談をLINEで行っています。
国試に悩みや不安がある場合や、勉強法での迷いがある場合などは、ぜひお気軽にご相談ください。
1-2:勉強以外でやるべきこと
歯科医師国家試験の本番で、最大限の実力を発揮するためには、勉強以外でもやるべきことがあります。
具体的には下記の通りです。
- モチベーションを保つ
- 体調を崩さないように生活を整える
- 適度にリフレッシュする
順番に解説します。
1-2-1:モチベーションを保つ
直前期では、モチベーションを高く保つことがとても大事です。
国試の直前になると、
- これまでの勉強の疲れ
- 国試への不安や緊張
- 「もうある程度頑張ったから大丈夫だろう」という楽観的な考え
などから、モチベーションが下がってくることも多いです。
そして、さまざまな言い訳を考えて休みたくなることも多くなると思います。
しかし、直前期に休みすぎたり、勉強の手を緩めてしまうと、最悪の場合国試に不合格になります。
そのため、本番に向けてモチベーションを上げ、当日に最高の状態で受験できるように、気持ちのコントロールをすることが大事です。
そのためには、
- 勉強と休憩を時間で決めて、集中して勉強する
- 勉強仲間と励ましあい、やる気を高める
- これまでにやった勉強の内容や模試を見返し「頑張ってきたことを無駄にしない」気持ちを持つ
といったことをやってみてください。
ただ自分を追い込むのではなく、自分の気持ちを高めながら勉強するようにしましょう。
1-2-2:体調を崩さないように生活を整える
直前期は、これまでの疲れや不規則な生活によって、体調を崩しやすい時期です。
しかし、体調を崩すと、
- 勉強計画が狂う
- 体調が悪いまま本番を迎えることになる
などさまざまな問題につながります。
そのため、体調を崩さないように普段から生活習慣を整えることが大事です。
特別なことをする必要はありませんが、下記のような普通の生活習慣を維持することが大事です。
- 毎日最低6時間以上は睡眠をとる
- 就寝時間、起床時間を決めて一定にする
- バランスのいい食事をとる
- 軽い運動を習慣にする
- メンタルが落ち込まないように、人と会って話す、外出することなどを心がける
生活習慣を健康的に保つことは、毎日の勉強の質を上げることにもつながりますので、ぜひ心がけてください。
1-2-3:適度にリフレッシュする
歯科医師国家試験の直前期でも、適度にリフレッシュすることは大事です。
リフレッシュすることで、
- メンタルの落ち込みを予防できる
- 勉強の集中力を維持できる
といった効果があります。
具体的には下記のようなことをやってみてください。
- 勉強仲間と一緒に勉強する
- いつもと違う場所で勉強する
- 外出して散歩する
ただし、リフレッシュに時間を使いすぎると勉強量が減ってしまうため、短時間のリフレッシュをこまめに行うことをおすすめします。
ここまで、歯科医師国家試験の直前期にやるべきことを解説しましたが、逆にやらない方がいいこともありますので、これから解説します。
2章:歯科医師国家試験の直前期にやらない方がいいこと
歯科医師国家試験の直前期には、下記のようなことはやらない方がいいです。
- 過度な追い込み
- 孤独に過ごす
- 休みすぎる
これらをやると、勉強量が落ちたり、心身の健康状態を崩して本番に実力を十分に発揮できなくなる可能性があるからです。
順番に説明します。
2-1:過度な追い込み
歯科医師国家試験の直前期は、適度に追い込んで勉強する必要はあります。
しかし、過度に追い込むことは避けましょう。
過度な追い込みとは、
- 睡眠時間を削って勉強し、睡眠不足が常態化する
- リフレッシュや休憩をなくして、長時間勉強し続ける
- とにかく勉強の量にこだわり、暗記量や解く問題の数をこなすことばかり考えて勉強する
といったことです。
このような追い込みをすれば、勉強の「やった感」は強くなります。
しかし、心身への負担から、続けるほど集中力の低下や、体調不良を起こしやすくなります。
また、勉強時間や勉強の量だけにこだわった勉強では効率が悪く、頑張った量ほどの成果は得られないことも多いです。
そのため、ただ自分を追い込むことを考えるのではなく、効率的に勉強をすること、メリハリをつけることを意識するようにしましょう。
2-2:孤独に過ごす
直前期は、孤独に過ごすことも避けるべきです。
たとえば、
- 自室に引きこもって誰とも会わずに勉強し続ける
- 勉強の進捗や内容を人と共有しない
- 家族とも話さない
といった生活は、かえって勉強の質を落とすことがあります。
そもそも、孤独に過ごすとメンタルの不調を抱えやすいですし、誰とも勉強内容などを共有せずに勉強し続けると、偏った自分流の勉強になってしまうことも多いからです。
そのため、勉強の質を上げ、メンタルを落ち込ませないためにも、勉強仲間と会ったり、家族や友人と会うことが大事です。
2-3:休みすぎる
直前期は、休みすぎることも避けるべきです。
直前になると、学生の中には、
- 「もう十分勉強した」と考える
- 勉強に燃え尽きる
- 余裕を持っている友人に流される
などで、休みすぎる方もいます。
しかし、休めば当然勉強量が減りますし、逆に真剣に勉強している他の受験生は、あなたに対して差をつけてきます。
さらに、この時期に力を抜いたことから「頑張り切った」という自信を持ちにくくなります。
そのため、直前期は休みすぎず「頑張り切った」という自信が持てるくらいの勉強はしましょう。
まとめ:直前期の過ごし方を工夫して最大限の実力を発揮しよう
歯科医師国家試験の直前期の過ごし方について、参考になったでしょうか?
最後に今回の記事の内容をまとめます。
歯科医師国家試験の直前期にやるべきことは、下記のことです。
- 過去問を解き直す
- 模試を受けて実力をチェックする
- 模試の解き直し、復習
- 暗記の再確認
- 勉強内容にフィードバックをもらう
- モチベーションを保つ
- 体調を崩さないように生活を整える
- 適度にリフレッシュする
逆に、直前期にやらない方がいいことは下記のものです。
- 過度な追い込み
- 孤独に過ごす
- 休みすぎる
これらを参考にしつつ、あなたの性格や勉強スタイルにあった方法を編み出してみてください。
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などのお悩みがある場合は、お気軽にご相談ください。
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もしあなたが、歯科医師国家試験に対して不安を抱えている場合、ぜひ当メディアの記事を読んで知識やスキルを身に付け、合格に向けた正しい努力ができることを願っています。